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1 Jumper T16 設定ガイド (BETAFPV Beta75X 対応版) Ver1.1 作成:2019/06/14 更新:2019/06/28 Powered by まっく

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Jumper T16 設定ガイド

(BETAFPV Beta75X 対応版)

Ver1.1

作成:2019/06/14

更新:2019/06/28

Powered by まっく

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1. はじめに

本内容は、それぞれの項目別の設定がユーザ自身の所有するクワッドコプターの機体、および送信機の

設定に必ずしも一致しない場合がございます。また本内容をよりご理解いただけるよう、それら個々の設

定における分析・判断および参考のために 2019 年 5 月現在 Web にて掲載されている Jumper T16 関連

ドキュメント、ブログ、ならびにサイトを URL リンクしております。また、リンク先サイトに関してはす

べてに対して許可、承諾を得たものではありませんのでご了承ください。下記内容およびリンク先サイト

の情報についてはあくまで個人利用を想定し記載しています為、商用目的で使用、二次配布される場合、

それぞれのサイトに対し使用許諾を個別に確認・実施いただきますよう宜しくお願い致します。

Jumper T16 の送信機設定に関し、ご自身の所有する送信機や機体と必ずしも一致しない場合において

も、これらの関係するリンクをたどり、素晴らしいフライトコントローラ OS や送信機、送信機 OS を開発

した関係者の皆様のコラムやコメントから処々学び取っていただくことを強くお勧め致します。

この設定ガイドは、Jumper T16 (Mode2)を基本として記載しています。今後、それ以降のリリース内

容については、この設定ガイドで記載した内容と類似しているかと思われますが、大きく不足しているも

のや記載内容の誤り、問題等がある場合には、Facebook【Betaflight 日本語化プロジェクト】グループへ

コメントをお送りください。その際は、問題のある部分を修正し、改めて再配布するものと致します。

2. Jumper T16 初期設定 (BETAFPV Beta75X 対応版)

今回の設定ガイドは、BETAFPV Beta75X を例とした設定内容を記載致します。他メーカのブラシモー

ターTinyWhoop、ブラシレスモーターTinyWhoop、2~5 インチクラスのクワッドコプターに関しては類

似設定にはなるものの、途中の説明で記載するパラメータは一致しない場合がありますのでご注意くださ

い。また、完全な設定を施すには、送信機と受信機を通信(バインド)させ、その信号値が正しく受信できて

いるかを画面確認しながら微調整を行います。ですが作業効率化の為、また各パラメータに初期状態から

対応させる為、今後説明します下記要領にて初期設定を施すことをお奨め致します。

下記リンクは、Jumper 社が公式に展開している取扱説明書です。こちらも併せてご確認ください。

https://drive.google.com/open?id=1er3QyV8o2tyAF2WM-N6u1yPzCu1GZfyi

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2-1.送信機のボタン、スイッチレイアウトは下記となります。

2-2.Jumper T16 に 18650 バッテリー、もしくは 2S タイプバッテリーを装着し、中央の電源ボタン

を長押しして起動します。スイッチが正しい配置、初期配置でない場合には、各種 WARNIGN 画面が表

示されます。詳しくはマニュアル 10 ページ以降をご覧ください。

メイン画面

正しく起動した場合は下記のように表示されます。

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2-3.送信機本体の設定を行います。送信機本体中央左【SYS】ボタンを長押しし、下記画面『RADIO

SETUP』ページを表示してください。(パラメータは下記の通りです。)

送信機設定 (RADIO SETUP)

Date/Time: 日時の設定

Battery meter range: バッテリー電圧の範囲。範囲が正しく設定されていないと、メインインターフェイスの

バッテリーアイコンの表示に影響します。(6.7-8.3V のままとする)

Sound

Mode

All: ボタンを押したときに音が鳴り、ビープ音も鳴ります。

NoKey: ビープ音は鳴りますが、ボタンを押したときは音が鳴りません。

Alarm: ビープ音は、バッテリー電圧アラームなどのアラームが発生したときにのみ鳴ります。

Quiet: サイレントモードです。アラーム音も鳴らなくなります。

(このモードに設定すると、電源を入れるたびにアラームオフ警告が表示されます)

Volume: 全体ボリューム

Beep volume: ビープ音量

【SYS】ボタン

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Beep length: ビープ音の長さ

Beep pitch: ビープ本のトーン (レンジ幅は 0~300Hz の範囲)

Wav volume: WAV ファイル再生での音量

Background Volume: BGM の音量

Variometer Volume: バリオ(昇降)メーター音量

Pitch at zero: ピッチがゼロ値の場合

Pitch at max: ピッチが最大値の場合

Repeat at zero: ゼロ値でリピート

Haptic: バイブレーション機能設定

Mode: アラーム音の設定と同一

Length: アラーム音の設定と同一

Strength: バイブレーションの強さの設定

Alarms:

Battery low: バッテリーアラームを発報させる電圧値

Inactivity: 指定した時間までアラーム音は鳴らず、0 に設定するとアラームは OFF になります。

Sound off: 消音状態

Check RSSI on Shutdown: このアラームは enable にチェックしてください。

機体の電源を切らずに送信機の電源を切るとアラームが作動します。

Backlight Mode:

ON: バックライトを常時点灯

Both: 送信機が作動中はバックライトを点灯

Controls: 送信機が作動中はバックライトが点灯するが、ボタンを押した時等は点灯しない

Keys: ボタンを押すとバックライトが点灯

OFF: 送信機が作動中はバックライトを点灯させない

Duration: バックライト継続時間

ON brightness: ディスプレイが ON の時の明るさの調整

OFF brightness: ディスプレイが OFF の時の明るさの調整

Alarm: アラームが作動するとバックライトが点滅

GPS:

Time zone: UTC に従い時間を調整。UTC は-12 ~ +12 の間で設定可能

(日本は+9 とする)

Adjust RTC: 有効にすると送信機の時間はモデルの GPS 時間を使って同期

Coordinate format: 座標フォーマット(DMS= 度・分、Seconds=度・分・秒)

Country code:アメリカ、ヨーロッパ、日本に住んでいる場合は、送信機が地域の電波法等の

使用要件に対応させるために、その自国を選択する必要があります。

Voice language: アラーム音声の言語選択

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Units:この設定の値に応じてメートル法またはインペリアル法で表示されます。

(Metric メートル、Imperial インチ)

FAI Mode: RSSI および RxBt を除くすべての表示を FAI 公式大会の規定に準拠させるために

無効とします。(OpenTX Companion でのチェック機能が必要)

Play delay:この遅延は、3POS スイッチの中間に達したときに、スイッチの中間点であることを

報告しない遅延設定です。(デフォルト値は 150ms)

USB Mode: USB 接続のデフォルトモードを設定できます。ジョイスティックモードとストレージモードが

選択できます。Ask に設定すると、USB を接続したときの使用モードを選択するポップアップ

メニューが表示されます。

Default Channel Order: 4 つの基本チャンネルの順番を設定します。(設定が完了すると、新規の

機体モデル作成より有効となります。) デフォルトは TAER(Spektrum / JR)、AETR は Futaba

/ Hitec 向けのチャンネルマップです。

Mode: 送信機のスティックモードを設定します。

(Mode1 は日本ユーザ、Mode2 は諸外国ユーザが多く用います。)

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3. スティックキャリブレーション設定

機体モデルの設定をする前に、送信機側のハードウェア準備として【スティックキャリブレーション】

を必ず行う必要があります。

『HARDWARE』セットアップページ内の『Calibration』にカーソルを合わせ【ENT】ボタンを押します。

下記画面に切り替わるとスティックおよびダイヤルスイッチ(Pots 等)のキャリブレーション準備に入りま

す。(一旦、この時点で全てのスティック、およびダイヤルスイッチは中央にしておきましょう。)

再度【ENT】ボタンを押してすべてのスティックとダイヤルスイッチを末端から中央(物理的な中心点)に

動かし、【ENT】を押してキャリブレーションを終了します。(6 段スイッチも 1~6 まで順番に押していく

必要があります。)

注: スティックキャリブレーションを行っている際は、スティック動作を末端にかけて力を入れすぎない

ように操作してください。動作量の最大値・最小値に影響します。

※動作に違和感がある場合、ダイヤルスイッチが正しく動作せず、信号がジャンプするような場合には、

再度このキャリブレーションを実行してください。

カーソルを合わせ【ENT】

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4. 機体モデルの設定

スクロールホイールキーを長押しすると、下記画面が表示されます。

※以降、スクロールホイールキーを押す事を『【ENT】ボタンを押す』と表現する場合がありますがご了承

ください。

その後、『Model Select』を選択します。

モデルセレクト (Model Select)

『Model Select』画面にて、再度『ENT』ボタンを長押しします。

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『Create model』を選択します。

今回はウィザード形式で機体モデルを作成しないので、そのまま『RTN』ボタンを押してください。

初期状態では『Model01』が存在していますが、上記ウィザードから戻ると『Model02』が作成されて

います。そのまま【ENT】ボタンを長押しし、『Select model』を選択し編集対象となる Model02 や Model03

等を選んで機体モデルを切り替えてください。

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モデル設定 (Model Setup)

本体左側の縦ボタン群の一番上【MDL】ボタンを長押しして『MODEL SETUP』ページに入ります。

(操作方法に関しては取扱説明書 32 ページをご覧ください。)

Model name: 機体モデル名 (最大 15 文字)

Model image: 機体モデルアイコンの選択 (形式:155×100 RGB JPG or PNG 形式)

Timers: カウントアップ・カウントダウン設定が可能なタイマー (最大3つ)

Source: タイマーの起動方法を設定。『ON』は常時カウント、『THs』はスロットル最低で

停止、『THt』はスロットルアップで計測開始。(スロットル最下位の場合は非可動)

『H%』はスロットル開度に基づき、スイッチ、スティック、またはフライトモード

を使用して作動するよう設定も可能。

Name: タイマー名称の設定

Persistent: 送信機OFF時、または機体モデルが変更されたときにタイマーの値をメモリに保

存し、次に再ロードを可能とする。(詳しくは取扱説明書を参照のこと)

Minute call: 分単位でビープ音もしくは音声を発報

Countdown: Silent(消音)、Beeps(ビープ音)、Voice(音声)、またはHaptic(バイブレーシ

ョン)に設定可能

Extended limits: チェック チャンネル動作量を100→150%に拡大

Extended trims: チェックなし

トリム調整範囲が125→500まで拡大。(メーカ非推奨) ※トリム値を大きくずらす

と、ある範囲を越えた場合、信号が正しく認識しなくなる場合がある為。

Display Trims: Yes

『No(非表示)』、『Change(変更後1秒表示)』、『Yes(常時表示)』に設定可能。

トリムバー内に可変した数値が表示される

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Trim Step: Extra Fine トリムステップ値を設定。『Exponential』1 2 3 4 6 8 11 14 18 23…、

『Extra Fine』1ステップ毎、『Fine』2ステップ毎、『Medium』4ステップ毎、

『Coarse』8ステップ毎でステップ値が可変

Throttle:

Reverse: チェックなし スロットルをリバース(逆転)にする

Source: Thr 通常はスロットルに設定

Trim Idle Only: チェックなし IC エンジンモードの時に有効

Preflight Checks: 送信機の電源が入ったとき、または機体モデルがモデルリストから読み込まれたと

きに有効になる一連のセキュリティ機能

Display checklist: チェックなし

機体モデルと同じ名称のテキストファイルが SD カードの『MODELS』フォルダにあ

る場合、モデルチェックリストとして機能する。チェックすると、ファイルは自動的

に表示。

Throttle State: チェック スロットルスティックがアイドル状態かの確認

Switch Positions: 起動時におけるスイッチ位置のチェック有無

Pots&Sliders: OFF

有効にすると『Auto』『Man』の選択が可能。『Auto』に設定すると、電源を切ったと

きや他の機体モデルがロードされたときにダイヤルスイッチ(ポテンショメータ)とス

ライダーの位置が自動的に保存される

Center beep: 中央点を通過する際に鳴るビープ音

Use Global Functions: チェック グローバルファンクションの使用有無

Internal RF: ※現在販売されている Jumper T16 では内蔵 RF モジュールは存在しません。その為基

本は『OFF』を選択してください。

Mode: OFF: 内蔵 RF モジュールをオフにする

External RF: ※添付されているマルチプロトコルモジュールを使用するため『MULT』を選択してく

ださい。

Mode: MULT: ※Beta75X 購入時の受信機プロトコルを選択してください。

FrSky D16 or DSMX or Flysky or S-FHSS

これより以下の説明は例として FrSky D16 にて説明します。

Module Status: 外部モジュールのバージョン番号とその他情報を表示

Channel Range: CH1-CH16

チャンネル範囲を設定。(D16モードでは9ミリ秒毎にデータ送信

し、一度に8チャネル、16チャネルは18ミリ秒毎に1回送信する必要があ

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るため、不要なチャンネルがある場合は削除すると遅延を減らすことがで

きる)

Receiver No: 10

FrSky D16プロトコル時の設定項目。デフォルトは機体モデルの受信番号

だが、手動で変更することも可能、モデルを移動またはコピーしても変更

はされない。手動設定またはコピー/移動の操作によって同一番号の受信

機に2つ以上のモデルを設定した場合には、警告ウィンドウがポップアッ

プされ。変更するか否かは自己責任にて調整の事。

Failsafe mode: No pulses

制御不能になったときの保護設定。(D16/LR12 プロトコルのみ) 今回は

FC 側(Betaflight)フェイルセーフ機能を優先する為『No pulses』を選択。

RF Freq. fine tune: ※任意の数値

送信機および受信機の個体差により、最適な Bind 周波数が異なる為、この

値を前後し、最適な値を設定する。まずマイナス側に数値を振りバインド

が切れる値を確認する。その後プラス側に数値を振り、バインドが切れる

値を確認する。(バインドが切れる値を確認する場合には、Betaflight

Configurator 受信機タブを開き、スティック、スイッチ等の信号が切断さ

れる時の値を確認する。最小値:-20、最大値:⁺30 だった場合の最適値は【⁺

5】という計算となる。)

Bind on powerup: チェック

電源ONと共にバインド (一部のプロトコルのみ対応)

Low power mode: チェックなし

一部のプロトコルオプションにて有効。ローパワーモードの送信出力範囲

は、ハイパワーモードと比較し約1/12。ローパワーモードは屋内、マイ

クロ機、その他の近接飛行用とする。

Trainer:

Mode: Master/Jack トレーナー(コーチング)マスターモードとして設定

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入力(Input)設定

本体左の【PAGE】ボタンを押し、左から 4 つ目の【INPUTS】を選択します。そうすると下記のよう

に『INPUTS』ページに切り替わります。

既に機体モデルがいくつか作成しており、改めて新規に作成する場合には、既に Ail、Ele、Thr、Rud は

基本設定にて設定を行ったチャンネルマップの順番通りに指定されています。初期に存在している

Model01 などを編集する場合には、上記のような順番になっている事がありますのでご注意ください。

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設定を変更したい行にカーソルを合わせ【ENT】ボタンを長押しすると下記画面のようにポップアップ

表示されますので、【Edit】を選択してください。

Input name: 入力チャンネルの名称を記載。通常目的や CH 値等を記載(SA~SH)

Line name: 同一チャンネルを別値にするような場合に見分けが付けられるような別名を設定

Source: AETR 以外に CHA~H、チャンネルポート、スイッチポート等を設定

Weight: 100% -100~⁺100 まで。値を逆にするとリバース設定になる。

Offset: 0% グラフの値を左右にオフセットする事が出来る。

Curve: Diff 0% 詳しくは取扱説明書を参照。今回はそのままとする。

Modes: 詳しくは取扱説明書を参照。今回フライトモードは使用しない為そのままとする。

Switch: ---スイッチポジションにより有効/無効が可能に。今回はそのままとする。

Side: --- Source 値の片側だけ違う効果を設定可能とする。詳しくは取扱説明書を参照。

Trim: Ail、Ele、Thr、Rud や他スイッチに対してトリム設定を可能とする。通常はこの 4 つに

のみ Trim を ON とし、スイッチ等は OFF とする。

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ミキサー(Mixer)設定

本体左の【PAGE】ボタンを押し、左から 5 つ目の【MIXER】を選択します。そうすると下記のよう

に『MIXER』ページに切り替わります。

既に Ail、Ele、Thr、Rud はチャンネル(CH)の割り当てがされている場合がありますが、自身の設定

に合わせて割り当てられているかは今一度ご確認ください。(チャンネルマップが AETR の場合は

CH1:Ail、CH2:Ele、CH3:Thr、CH4:Rud となります。)

CH5 以降、各種スイッチをどのように連動させるかはお好みとなります。またこの CH5 以降につい

てはフライトコントローラである Betaflight 上の『受信機』タブ内で表示される AUX 値と連動します。

(AUX1=CH5、AUX2=CH6、AUX3=CH7、AUX4=CH4…) その為、使用する受信機のプロトコルに

よっては、AUX 値が最大 4 つの場合、最大 12 の場合と様々です。その為自分の使用したいスイッチ等

に合わせて設定を行ってください。

※FrSKY D8、Futaba S-FHSS 等は全 8CH(AUX1~4 まで)、FrSKY D16 等は全 16CH(AUX1~12 ま

で)となります。

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上記の例として『FrSKY D16』プロトコル、CH1~15 までを使用を想定とします。(CH16=LS、CH17

=RS としていますが、こちらは最終的に利用しません。)

MIXER 詳細設定

CH5

CH6

CH7

CH8

CH9

CH10

CH11 CH12

CH13

CH15

CH14

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Mix name: MIXER ページでの名称を記載。任意の文字列で設定。

Source: 通常は『INPUTS』ページで設定した値をチャンネル(CH)に割り当てる

Weight: 100 -500~⁺500 まで。INPUT を使わず直接可変の値を変更できる。リバース設定可。

Offset: 0% 値を左右にオフセットする事が出来る。

Trim: Ail、Ele、Thr、Rud や他スイッチに対してトリム設定を可能とする。通常はこの 4 つにのみ Trim

を ON とし、スイッチ等は OFF とする。

Curve: Diff 0% 詳しくは取扱説明書を参照。今回はそのままとする。

Modes: 詳しくは取扱説明書を参照。今回フライトモードは使用しない為そのままとする。

Switch: ---スイッチポジションにより有効/無効が可能に。今回はそのままとする。

Warning: OFF この設定行が有効の場合、警告音(1~3 回までのビープ音)を設定できる。

Multiplex: Add Multiplex 設定は、現在の設定行が同じ CH の他の MIX 設定行とどのように相互作業

するかを定義する。詳しくは取扱説明書を参照。

Delay up/dn: 0.0 出力レスポンスを入力値の可変で遅延させることができる。(秒単位)

Slow up/dn: 0.0 入力の変化によっては出力の応答を遅くさせることができる。詳しくは取扱説明書

を参照。

出力(Output)設定

本体左の【PAGE】ボタンを押し、左から 6 つ目の【OUTPUTS】を選択します。そうすると下記のよ

うに『OUTPUTS』ページに切り替わります

Name: ここで定義された名称は『Channel Monitoring』と『Runaway Protection Settings』ページ

で表示される。

Subtrim: Output 値をオフセットするために使用。一般的な用途はページ下部にある『Trims =>

Subtrims』機能を使用し、Trim 値を Subtrim 値として移管し、オフセット値=Subtrim とす

ることで、ここでサブトリム値を定義後もトリムボタンで再度トリム調整が可能。スティックを

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動かし、Betaflight『受信機』タブで表示される値が【1500】となるように設定する。

Min / Max limits: -100~+100

ハードウェアとしてのスティック末端値である『エンドポイント』となることに注意。『Model

Setup』ページの『Extended-limits』をチェックすることで、±150%まで拡張することができ

る。通常送信機のスティック動作量と Betaflight の【受信機】設定での動作量を一致させるた

めに最小値と最大値を調整する必要がある。AETR のそれぞれの CH の値は-98.0~⁺98.0 程度

が末端となる。

Direction: → サーボまたは Output 方向を逆(リバース)にする

Curve: CV1~CV32(またはリバース(!CV1~!CV32))までの定義したカスタムカーブを選択可能。

PPM Center adjustment: 1500

サブトリム調整と似ているが、ここで行われる中央値の調整が(ハードウェアのリミットを含む)

サーボの動作範囲全体を変更することとなる。この調整はチャンネルモニタには表示されない。

Subtrim mode: △ デフォルト値の設定の場合は、サブトリム調整をしても中央値のみが可変。こ

の値は FrSky、FlySky、JR 等は『1500』、Futaba は『1520』とする。

※カーブ、グローバル変数、論理スイッチ、スペシャルファンクション、テレメトリー設定に関しては

ここでは割愛します。詳しくは取扱説明書を確認ください。

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5. 機体とのバインド

送信機の基本的な設定をした後、次に購入した機体とのバインドを試みます。今回は BETAFPV Beta75X

を例として機体との接続および飛行までの基本設定を行います。

受信機を取り出す

Beta75X の機体から受信機を取り出します。場合によっては本体に内包したままで受信機のバインドボ

タンを押すことも可能かもしれませんが、確実に実施する為、一度受信機をフレームから外に出して作業

を行ってください。

バッテリーの接続

フレームから取り出した受信機のバインドボタンを、竹串等を用いて押し続けながらバッテリーを接続

します。【素早い赤点滅】の状態となったらバインド準備ができた状態となります。

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Jumper T16 でのバインド操作

Jumper T16 と受信機とをバインドさせる場合において、Jumper T16 側もバインドモードにしておく

必要がありますので、下記の手順を実施ください。

Jumper T16 本体左側の【MDL】ボタンを長押しし、『MODEL SETUP』ページを開きます。そのページ

の下へ、スクロールホイールキーで回して降りていき、【Bind】アイコンにカーソルを合わせ、【ENT】ボ

タンを押してください。

受信機が素早い赤点滅から【緑点灯】状態となったら、バインドは成功です。

Betaflight Configurator への接続

受信機をフレームの中に戻し、改めて機体側の microUSB と PC とを USB ケーブルで接続し、Betaflight

Configurator を起動します。

※機体との接続を行うには、フライトコントローラのパラメータ等を設定するソフトウェアである

Betaflight Configurator のインストールの他、PC 側にデバイスドライバ等の準備が必要となります。

【Betaflight 接続 PC 設定ガイド】を参照ください。

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6. 受信機パラメータの確認

受信機の中央として扱う周波数値(μS)を【1500】を敢えて設定を行います。FrSky、FlySky、JR、

SPEKTRUM、Jumper 等の送信機での標準中央値は 1500 となります。マルチプロトコルを利用して

Futaba S-FHSS プロトコル設定を行う場合は、この値が 1520 となりますのでご注意ください。中央値を

合わせる場合には、PPM Center adjustment、Subtrim を使い調整してください。

エンドポイントの確認

Jumper T16 の場合には、先に説明した『OUTPUTS』ページにて Ail、Ele、Thr、Rud の Min / Max

limits の値を【-98.0 ~ ⁺98.0】に変更しているため、FrSky D8 および D16 設定であればエンドポイ

ントとして 998~2002μS 以内に収まっているかと思います。それを Betaflight Configurator の【受信

機】タブ内でご確認ください。

スティックをそれぞれ末端まで動かし、各チャンネルの値が最小値 998、最大値 2002 前後となってい

るかを確認してください。値が正しく収まっていない場合には、各チャンネルバーを確認しながら微調

整を行ってください。(上記画像は FrSky D8(8 チャンネル)の場合の表示です。D16 の場合は AUX1~

12 まで表示されます。ご自身のジンバルの状態、ならびにスティックキャリブレーション等を行うこと

で、若干数値が異なる場合がありますのでご了承ください。)

Page 22: Jumper T16 設定ガイド114.160.70.83/pdf/JumperT16_Beta75X_Ver1.1.pdf · 2019-07-07 · 今回はウィザード形式で機体モデルを作成しないので、そのまま『RTN』ボタンを押してください。

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スティック長

また、スティック長の値として下記の値となっていることを確認、および変更をしてください。

スティック低:1050~1100 スティック中央:1500 スティック高:1900~1950

(スティック低/高は任意な値となります。この値はあくまでも【しきい値】であり、具体的にはスティッ

クコマンド等での認識しきい値となります。)

サブトリム

プロトコルとして FrSky、FlySky、DSMX 等ではスティック中央値が【1500】、Futaba S-FHSS では

【1520】となります。今回 FrSky プロトコルを意識し、サブトリムを 1500 であることを確認します。

Betaflight へ接続し、中央値が 1500 であることをチェックします。

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デッドバンド

中央値が【1500】の値で落ち着かず、1499~1501 等で信号がばらつくような現象をジッタと呼び

ます。このジッタが起きている場合は、バッテリー等の電力が不安定な場合や、スティックのスプリン

グの強さにばらつきがある場合などが考えられます。まずはバッテリーを満充電したり、スティックテ

ンションのスプリングのバランス取りを行ってみましょう。それでも解決しない場合には、【デッドバ

ンド】設定を行う事で、ジッタの揺らぎの数値を誤差(遊び値)として認識し、機体操作を安定させま

す。

もし Ail、Ele、Thr、Rud の中央値が 1499~1501 程度でジッタが起きる場合には、上記【RC デッド

バンド】【Yaw デッドバンド】の値を 3 程度の数値を入れてください。

以上