009 D7H1 - Panasonic · 2019. 7. 11. · 感震装置 d7h- 1 装備場所 各部の名称...

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感震装置� D7H- 1 D7Hは地震動を検出して作動する感震装置で、一定震度以上の 地震があった時(震度5以上)、内部のスイッチが自動的にオフに なり電気回路を遮断します。感震部は地震動感知方法として一 般に認められている鋼球方式を採用しておりますので、構造が 簡単、経年変化が少ない、取扱いが容易、誤動作が少ない、水 平軸360°いずれの方向でも感震作動する等、数々の利点をもっ ています。� D7Hは東京消防庁の性能試験に合格しています。� 仕  様� D7H-A1タイプ D7H-B1タイプ 形番構成 :D7H-A1……保護ケースあり� D7H-B1……保護ケースなし� 動作方式 :鋼球方式� 設定加速度 : 100~170ガル(周期0.3 ~0.7 秒)� 電気定格 :AC250V、10A(cos φ=0.5) (電源 AC100/200V共通)� 耐電圧 :AC1500V、50/60Hz、1分間[充電金属部-非充電金属部]� 絶縁抵抗 : 50M Ω以上[充電金属部-非充電金属部](DC500V 絶縁抵抗計にて測定)� 耐久振動 :複振幅1.5mm、 振動数10~55Hz� X、 Y、 Z 方向各2時間[計6時間](鋼球ロック状態にて)� 耐久衝撃 : 294m/s 2 (30G)� 使用周囲温度 : -10~+70℃(ただし、 結露・氷結しないこと)� 使用周囲湿度 : 45~85%RH� 質 量 :D7H-A1……約0.33kg� D7H-B1……約0.15kg� ※東京消防庁型式認定番号……96E-1772�

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Page 1: 009 D7H1 - Panasonic · 2019. 7. 11. · 感震装置 d7h- 1 装備場所 各部の名称 1.保守、管理および点検の容易な場所に設置してください。 ・鋼球の動き、感震灯の点灯が通常の位置から容易に確認できる場所。

感震装置�D7H-□1

D7Hは地震動を検出して作動する感震装置で、一定震度以上の

地震があった時(震度5以上)、内部のスイッチが自動的にオフに

なり電気回路を遮断します。感震部は地震動感知方法として一

般に認められている鋼球方式を採用しておりますので、構造が

簡単、経年変化が少ない、取扱いが容易、誤動作が少ない、水

平軸360°いずれの方向でも感震作動する等、数々の利点をもっ

ています。�

D7Hは東京消防庁の性能試験に合格しています。�

仕  様�

D7H-A1タイプ D7H-B1タイプ

形番構成 : D7H-A1……保護ケースあり� D7H-B1……保護ケースなし�動作方式 : 鋼球方式�設定加速度 : 100~170ガル(周期0.3 ~0.7 秒)�電気定格 : AC250V、10A(cosφ=0.5) � (電源AC100/200V共通)�耐電圧 : AC1500V、50/60Hz、1分間[充電金属部-非充電金属部]�絶縁抵抗 : 50MΩ以上[充電金属部-非充電金属部](DC500V絶縁抵抗計にて測定)�耐久振動 : 複振幅1.5mm、振動数10~55Hz� X、Y、Z方向各2時間[計6時間](鋼球ロック状態にて)�耐久衝撃 : 294m/s2(30G)�使用周囲温度 : -10~+70℃(ただし、結露・氷結しないこと)�使用周囲湿度 : 45~85%RH�質 量 : D7H-A1……約0.33kg� D7H-B1……約0.15kg�※東京消防庁型式認定番号……96E-1772�

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感震装置� D7H-□1

外形寸法図(単位:mm)�

■D7H-A1タイプ�

■D7H-B1タイプ�

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感震装置� D7H-□1

装備場所� 各部の名称�

1.保守、管理および点検の容易な場所に設置してください。�

・鋼球の動き、感震灯の点灯が通常の位置から容易に確認できる場所。�

・テストボタンの操作が容易な場所�

・第3者通行の障害にならない場所。�

2.次のような場所には設置しないでください。正しく動作しなかったり、

故障の原因となります。�

・扉の開閉、自動車の通過、その他機械等による振動、衝撃の影響

を受けやすい所。�

・建築物の主要構造部等の共震を容易に伴う所。�

・高温・多湿および水滴のたまる可能性のある所。�

・急激に温度が変化したり、直射日光のあたる所や火気のそば。�

・粉塵や腐食性ガス・引火性ガスを発生する所。�

・磁気の影響を受けやすい所。�

注)・本製品は地震を感知して警報を出力し、2次災害を低減するこ

とを目的とするものであり、本製品を設置した各種設備の故障

や破損などの異常を防止するものではありません。�

・設置対象物の基礎が十分でなかった場合などでは、想定した小

さな揺れで作動することもありますので、ご注意ください。�

1.D7H-A1タイプ�

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感震装置� D7H-□1

取付・調整方法�

2.D7H-B1タイプ� ■使用方法�

・ロックの解除�

1)カバーの締付ネジを緩め、カバーを取り外します。�

〔D7H-A1タイプのみ〕�

2)テストボタンを反時計方向に回転させると、ボタンが上方に

飛び出して鋼球のロックを解除します。�

3)運搬時は必ずテストボタンで鋼球を固定してください。ボタ

ンを押しながら、時計方向に180°回転させることにより固定

できます。�

・セット方法�

ロックの解除を確認した後、リセットレバーを上方にゆっくりいっ

ぱいまで上げると、鋼球は中央の軸に静止しセット状態となります。�

・テスト方法�

セットされた状態でテストボタンを押すと、鋼球が落下し地震動

を検出した状態をつくることができます。�

1.できるだけ垂直および平面度のでている取付面を選び、3ヶ所を軽

くネジ止めして取り付けます。�

2.次にX、Y方向の調整を行い、クサリと下方の環で構成された水

準器で、クサリが下方の環の中央に位置するようにします。�

・X方向調整�

本製品の下方2点の取付穴が長穴になっていますので、上方1点の

ネジを中心にして動かしX方向の調整を行います。(図1)�

・Y方向調整�

調整ネジを右あるいは左に回転することにより、Y方向に移動し調

整を行います。(図2)�

3.3ヶ所のネジを本締めします。�

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感震装置� D7H-□1

・各部の適性締付トルク�

0.6~0.8N・m�(6~8kgf・cm)�

1.4~1.6N・m�(14~168kgf・cm)�

各部名称� 適性締付トルク� ネジ�

端子ネジ�

本体取付�

添付ネジ�

図3参照��

・各部の適性締付トルク�

0.5~0.7N・m�(5~7kgf・cm)�

各部名称� 適性締付トルク� ネジ�

本体取付� M4ネジ�

■取付調整�

1)D7H-A1タイプ�

2)D7H-B1タイプ�

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感震装置� D7H-□1

結  線�

1感震灯用端子�

2共通端子�

3負荷端子�

4補助端子�

Eアース端子�

セット時�

感震時�

配線は下記の結線図を参考にして正しく行ってください。�

a)D7H-A1タイプの場合�

・電線は600V耐熱ビニル絶縁電線またはこれと同等以上の耐熱

性を有するものをご使用ください。�

ただし温度上昇が50℃以下の場所では、600Vビニル絶縁電線

もしくはこれと同等以上の絶縁性を有するものを使用すること

ができます。�

・電線の太さは直径1.6mmの軟銅線もしくはこれと同等以上の

強さおよび太さのものをご使用ください。�

・配線が終わったら、テストボタンを押して感震灯の点灯を確認

してください。�

■内部配線図�

■外部配線図�

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感震装置 D7H-□1感震装置 D7H-□1

結  線

1感震灯用端子

2共通端子

3負荷端子

4補助端子

Eアース端子

セット時

感震時

保守・点検

セット時

マイクロスイッチ

感震時

配線は下記の結線図を参考にして正しく行ってください。

a)D7H-A1タイプの場合

・電線は600V耐熱ビニル絶縁電線またはこれと同等以上の耐熱

性を有するものをご使用ください。

ただし温度上昇が50℃以下の場所では、600Vビニル絶縁電線

もしくはこれと同等以上の絶縁性を有するものを使用すること

ができます。

・電線の太さは直径1.6mmの軟銅線もしくはこれと同等以上の

強さおよび太さのものをご使用ください。

・配線が終わったら、テストボタンを押して感震灯の点灯を確認し

てください。

■内部配線図

■外部配線図 b)D7H-B1タイプの場合

・内蔵のマイクロスイッチの端子部はハンダ付 /タブ共用端子#

187です。

ハンダ付作業は40W5秒以内で速やかに行ってください。ハン

ダ付けした端子へ力が加わらないよう、リード線を固定してくだ

さい。

・ハンダ付けした後の端子間の絶縁に注意してください。

・配線が終わったら、テストボタンを押して動作確認を行ってくだ

さい。

■内部配線図

■外部配線図

1.設置直後および使用中(1年に1回以上)はテストボタンにて動作確

認を行ってください。

2.確認後および所定の地震動によって本製品が動作した後は、設置

対象物その他装置の点検後、リセットレバーを操作してください。

https://panasonic.co.jp/ls/plseg/

商品改良のため、仕様・外観は予告なしに変更することがありますのでご了承ください。

お問い合わせ・ご相談窓口:東京本部 ビルシステム事業統括部 ビルシステム事業推進部 03-5564-6213