Microsoftdownload.microsoft.com/.../SQL2012_Licensing_Guide… · Web viewSQL Server 2012 Developer...

Click here to load reader

Transcript of Microsoftdownload.microsoft.com/.../SQL2012_Licensing_Guide… · Web viewSQL Server 2012 Developer...

SQL Server 2012

ライセンス リファレンス ガイド

Ver.1.3

目次

概要2

SQL Server 2012 のエディション3

SQL Server 2012 のライセンス モデル4

コア ベースのライセンス4

コア ベース ライセンス モデルを使った SQL Server 2012 のライセンス5

コア ベースのライセンス モデルが最適なケース5

サーバー/CAL ライセンス6

ユーザーCALおよびデバイスCALの選択方法6

サーバー/CAL ライセンス モデルによる SQL Server 2012 のライセンス6

サーバー/CAL ライセンス モデルが最適なケース7

仮想環境における SQL Server 2012 のライセンス8

個々の仮想マシンのライセンス8

コア ベースのライセンス モデルを使用した個々の仮想マシンのライセンス方法8

サーバー/CAL ライセンス モデルを使用した個々の仮想マシンのライセンス方法9

Enterprise エディションの特典9

高度なライセンス供与の手順および詳細例11

高可用性構成における SQL Server のライセンス11

フェールオーバーの基本11

AlwaysOn Availability Groups (可用性グループ)12

開発者用 (非本番使用) SQL Server のライセンス12

MSDN サブスクリプション12

多重化されたアプリケーション環境での SQL Server のライセンス13

アプリケーション モビリティのための SQL Server のライセンス13

SQL Server アプライアンスのライセンス15

追加製品情報15

アップグレード、ダウングレード、およびセットアップ15

ソフトウェア アシュアランスのお客様のための SQL Server 2012 移行オプション16

SA 付き SQL Server プロセッサのライセンス16

制限事項の適用17

追加制限事項18

サーバー/CAL モデルでライセンスを取得したSQL Server Enterprise エディション のお客様18

ソフトウェア アシュアランスの特典19

製品の追加ライセンス リソース19

概要

このライセンス クイック リファレンス ガイドは、Microsoft ボリューム ライセンス プログラムにおけるMicrosoft® SQL Server® 2012 のライセンスの基本的な考え方を説明した資料です。本ガイドは、SQL Server 2012 の使用権を含むいかなる法的文書に優先する、もしくは代用できるものではありません。製品特有のライセンスに関する条件は、製品のソフトウェアライセンス条項に定義されています。マイクロソフトボリューム ライセンス プログラムにおいてでソフトウェアを取得した場合は、マイクロソフトボリュームライセンス契約および製品使用権説明書 (PUR) 、もしくはいずれか一方に定義されています。本ライセンスガイドは使用権に関する法的な文書ではありません。プログラム仕様および、またはおよびビジネスルールは変更することがあります。

 

このバージョンの SQL Server 2012 ライセンス クイック リファレンス ガイドは、SQL Server 2012 の一般利用開始 (GA) より前にリリースされています。アップデート版のガイドは GA でリリースされます。本ガイドは変更されることがあります。本ガイドの最新バージョンは以下のサイト: http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/default.aspx のライセンス説明ページでダウンロードすることが可能です。

また本ドキュメントへのご意見・ご要望は [email protected] までご連絡ください。なお、こちらのアドレスは返信を保証するものではございません。ライセンスに関する質問は下記窓口までお願い致します。

マイクロソフト ボリューム ライセンス コール センター (VLCC)

エンド ユーザー様向けに、ボリューム ライセンスの購入方法やボリューム ライセンス管理ツールなどの使い方にかかわるご質問をお受けいたします。窓口混雑状況も合わせてご確認ください。

0120-737-565 (9:30 ~ 12:00、13:00 ~ 19:00 土日祝日、弊社指定休業日を除きます)

マイクロソフト パートナー コール センター

マイクロソフトのパートナー様専用の窓口で、製品/ボリューム ライセンス、マイクロソフト パートナー ネットワーク、ボリューム ライセンス関連ツールに関するお問い合わせをお受けいたします。窓口混雑状況も合わせてご確認ください。

0120-70-8105 (9:30 ~ 12:00、13:00 ~ 19:00 土日祝日、弊社指定休業日を除きます)

更新履歴

· Ver.1.0 2012年5月10日 公開

· Ver.1.1 2012年6月8日  公開 複数の文言の修正

· Ver.1.2 2012年8月3日 公開  P16,P22 SA特典サーバーファームの文言変更

· Ver.1.3 2012年10月25日 公開 P11 フェールオーバー構成時のライセンスポリシーの文言変更

© 2012 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.

本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。マイクロソフトは、この資料を情報提供およびマーケティングの目的のためにのみ提供します。マイクロソフトボリュームイセンスプログラムの下での権利および義務を完全に理解するには、お客様ご自身で該当する契約書を参照してください。マイクロソフトのソフトウェアはライセンス許諾されるものであり、販売されるものではありません。マイクロソフトのソフトウェアおよびサービスの使用によって得られる価値および利点はお客様によって異なる場合があります。本ガイドと契約内容の相違においてご質問があるお客様は販売代理店またはマイクロソフトアカウントマネージャーにお問い合わせください。マイクロソフト代理店によって取得したライセンス価格はマイクロソフト代理店によって決められるものです。最終価格および支払条件は、お客様とマイクロソフト代理店との契約によって決定されます。ソフトウェア アシュアランスの特典は、内容や地域によって条件が異なり、変更することがあります。ボリュームライセンス契約の条項や条件、および特定のソフトウェア アシュアランス特典によって提供された条項や条件は、本ガイドで提供された情報となんらかの競合がある場合、本ガイドより優先されるものとします。資格基準や現在の特典プログラム規則については、マイクロソフト製品表を参照してください。

SQL Server 2012 のエディション

SQL Server 2012 は利用用途に応じ、主要エディションとして次の 3 つのエディションが提供されます。

· Enterprise エディション: ミッション クリティカルおよび データ ウェアハウスに最適

· Business Intelligence エディション (NEW): 社員向けセルフサービス BI に最適

· Standard エディション:部門用データベースとして必要なデータベース エンジン、レポーティング、分析用の基本機能が含まれます。

Business Intelligence エディションには、Standard エディションの全機能が含まれ、Enterprise エディションには Business Intelligence エディションの全機能が含まれます。

SQL Server 2012 の機能

SQL Server 2012 エディション

Standard

Business Intelligence

Enterprise

ライセンス モデル

コア ベース or

サーバー/CAL

サーバー/CAL

コア ベース

Windows Server Core エディションのサポート

基本的な高可用性

基本的な OLTP

基本的なレポーティングおよび分析

プログラム機能および開発者ツール (T-SQL、CLR、データ型、FileTable)

管理機能 (Management Studio、ポリシーベースの管理)

エンタープライズ データ管理機能(Data Quality Services、Master Data Services)

セルフサービス BI (Power View、PowerPivot for SharePoint Server)

全社員向けBI (Semantic model、高度な分析)

アドバンスド セキュリティ

(高度な監査、透過的なデータ暗号化)

データウェアハウス

(カラムストア インデックス、圧縮、パーティショニング)

AlwaysOn高可用性

StreamInsight

Basic

Basic

Advanced

SQL Server 2012 の各エディションの主な機能

· Web エディションは Microsoft Services Provider License Agreement (SPLA) でのみ提供

· Datacenter エディションは廃止されます。このエディションの全機能は SQL Server 2012 Enterprise エディションで利用できます。

· Workgroup および Small Business の各エディションも廃止されます。Developer、Express、Compact の各エディションは引き続き提供されます。

· SQL Server 2008 R2 Parallel Data Warehouseも引き続き提供されます。

· SQL Server 2012 の各エディションの一般情報については http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/default.aspxを参照してください。

· SQL Server 2012 の各エディションの詳細な製品仕様やすべての機能別比較についてはhttp://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc645993(v=SQL.110).aspxを参照してください。

SQL Server 2012 のライセンス モデル

SQL Server 2008 R2 を含む旧バージョンでは、プロセッサライセンス(SQL Server が動作するハードウェア上の物理プロセッサ毎にライセンスをカウント)およびサーバー/CALライセンス(SQL Server が動作するサーバー数分のライセンスおよび当該サーバーに接続するユーザーまたはデバイス数をカウント)する2種類のラインセンスモデルを用意し、用途に応じて自由に選択をすることが可能でした。

プロセッサ

SQL Server 2012 では、従来のプロセッサライセンスをComputing Power に基づき物理プロセッサ単位ではなくコア単位でカウントする方法に変更します。コア ベースのライセンスにより、オンプレミス、プライベート クラウド、パブリック クラウドといったハイブリッドな環境に柔軟に対応することが可能になりました。

主要な 3 エディション

ライセンス モデル

サーバー/CAL

コア ベース

備考

Enterprise

サーバー/CALモデル廃止

Business Intelligence

新規エディション。サーバー/CAL

モデルのみ提供。

Standard

SQL Server 2012 各エディションのライセンス体系

コア ベースのライセンス

コア ベースによる新しいライセンス モデルでは、SQL Server 2012 ソフトウェアまたはそのコンポーネント (Reporting Services や Integration Services など) のいずれかを実行する各サーバーに対し、SQL Server 2012 のコア ライセンス数を適切に割り当てなければなりません。必要なコア ライセンス数は、お客様が物理サーバー、または個々の仮想OS環境(以下OSE)、いずれかにライセンスを適用しているかによって異なります。

コア ベースによるモデルでは、サーバー/CAL ライセンス モデルとは異なり、ユーザーまたはデバイスは該当SQL Serverに無制限にアクセスすることが可能です。コア ベースによるモデルではクライアント アクセス ライセンス (CAL) の購入は不要です。

物理コア

物理プロセッサ

物理サーバー

6 つの物理コアを収容する 2 つの物理プロセッサを搭載する物理サーバー

物理サーバー

サーバーとはサーバー ソフトウェアを実行することが可能な物理的なハードウェア システム。ハードウェアのパーティションやブレードは別の物理ハードウェア システムとして考える。

物理プロセッサ

プロセッサは一般的にハードウェア区画の物理ソケットに存在する物理的なチップであり、1 つまたは複数のコアを含む。

物理コア

各物理プロセッサには物理コアと呼ばれるさらに小さい処理単位が含まれる。プロセッサには 2 個、4 個、6 個、8 個などのコアが含まれる。上図に各 6 コアから構成される2 つの物理プロセッサを示す。

ハードウェア スレッド

ハードウェア スレッドは物理プロセッサの物理コアか、またはハイパー スレッドのいずれかである。

物理オペレーティング

システム インスタンス

物理オペレーティング システム インスタンス (OSE) は物理ハードウェア システム上で直接実行するように構成され、オペレーティング システム インスタンスのすべてか、または一部である。SQL Server のインスタンスは物理 OS にインストールして実行できる。

コア ベース ライセンス モデルを使った SQL Server 2012 のライセンス

物理オペレーティング システム インスタンス (OSE) で実行している場合は、サーバー上のすべての物理コアにライセンスが必要です。コア ライセンス数を決定するには以下の方法があります。

1. サーバーの各プロセッサに搭載された物理コアの合計をカウントします。

· 但し、1物理プロセッサあたりの最小カウント数は4コアとします。たとえばプロセッサがシングルコアおよびデュアルコアの場合でも1プロセッサあたり4コアとカウントします。

2. コア数と該当するコア係数を掛けて各プロセッサに必要なライセンス数を決定します。使用するコア係数は搭載しているプロセッサの種類によって異なります。

3. サーバーの各プロセッサに対し、必要なコア ライセンス数を購入します。

4. コア ライセンスは 2 コア単位で販売されます。次の例では合計12コアのライセンスが必要なため、6つのライセンスを購入する必要があります。

2 × Intel Xeon 6-core processors

必要なコア ライセンス数

6 つの "2-Pack" SKU コア ライセンス

(SKU は 2 コア単位 (2 コア パック) で提供)

12

1

12

(サーバー上の全コア数)

(下記表からのコア係数)

(必要なコア ライセンス)

)

×

Microsoft SQL Server 2012 コア係数表*

プロセッサ種類

コア係数

下記に記載のないプロセッサ

1

AMDプロセッサ

(31XX、32XX、41XX、42XX、61XX、6コア以上の62XXシリーズプロセッサ)

0.75

* 上記は、コア ライセンスの必要条件とコア係数表による算出方法の例です。コア係数表は変更することがあります。

コア ベースのライセンス モデルが最適なケース

· SQL Server 2012 Enterprise エディションを導入する場合

· ウェブアプリケーションなどインターネットを介して不特定多数のユーザー/デバイスがアクセスする場合、またはユーザーやデバイスの正確なカウント困難な場合

· 数多くのユーザー/デバイスが直接的および間接的にアクセスする基幹システム

· 全体のライセンス コストがサーバー/CAL ライセンス モデルによるコストより安い場合

· サーバー/CAL ライセンス モデルの場合は利用するサーバー数およびクライアント数に比例して価格が上昇するため、CALの数が多い場合はコアライセンスの方が低コストで導入できる場合があります。価格については弊社販売パートナーにお問い合わせください。

· コア ベースのモデルを使った仮想 OSE のライセンス方法の詳細については、本ガイドの仮想環境における SQL Server 2012 のライセンスを参照してください。

サーバー/CAL ライセンス

サーバー/CAL モデルの場合、SQL Serverが動作するすべてのサーバーのサーバー ライセンスを購入し、さらに SQL Server や SQL Server のコンポーネントにアクセスする各デバイス (デバイス CAL) または各ユーザー (ユーザー CAL) (または両方) のクライアント アクセス ライセンス (CAL) を購入します。CAL はソフトウェアではなく、SQL Server にアクセスするユーザーやデバイスに与えられるライセンスです。

サーバー ライセンス

SQL Server またはそのコンポーネントのいずれかを実行するサーバーに与えるライセンス

デバイス CALSQL Server またはそのコンポーネントにアクセスする、またはそれらを利用するデバイスに与えるライセンス

ユーザー CALSQL Server またはそのコンポーネントにアクセスする、またはそれらを利用するユーザーに与えるライセンス

OR

サーバー/CAL ライセンス モデルによるライセンス

· ユーザーCALおよびデバイスCALの選択方法

ユーザーCALおよびデバイスCALは利用用途に応じて自由に選択することが可能です。また2種類を混在して利用することも可能です。

· 1つの端末を複数のユーザーで共有する場合:デバイスCAL

· 1人のユーザーが複数の端末でアクセスする場合:ユーザーCAL

サーバー/CAL ライセンス モデルによる SQL Server 2012 のライセンス

サーバー/CAL ライセンス モデルでは、SQL Server 2012 ソフトウェアまたはそのいずれかのコンポーネントを実行しているOS環境 (OSE) ごとに、OSE をホスティングする物理サーバーにサーバー ライセンスを割り当てる必要があります。サーバー ライセンスにより、物理または仮想に関係なくいくつでも SQL Server インスタンスを実行できます。

注意:物理 OSE で SQL Server を実行する場合、各ハードウェア パーティションやブレードは、ライセンス適用において別のサーバーと考えます。各ユーザーまたは各デバイス CAL は、サーバー ライセンスと同じバージョンか、またはそれより新しいバージョンの CAL が必要です。例えば、SQL Server 2012 を実行しているサーバーにアクセスするには、SQL Server 2012 の CAL が必要です。

注意:人間が操作しないデバイスにおいてもデバイス CAL が必要です。デバイスはPCやモバイル端末には限定されず、SQL Server書き込まれるデータの起点となるすべてのデバイスもしくはSQL Serverのデータを参照するデバイスすべてにCALは必要です。SQL Server に間接的に接続する場合においても同様です。PC やモバイル端末のような人間が操作するデバイスについては、ユーザー CAL またはデバイス CAL が使用できます。

SQL Server CAL はバージョン固有のものですが、SQL Server 2012 の CAL により、Server ライセンス取得済みのインスタンスには、下位エディション (SQL Server Workgroup や SQL Server for Small Business)や旧バージョン、およびプラットフォーム (32ビット、64ビット、IA64) を問わず、アクセスすることができます。

注意:マルチプレキシングやプーリング (直接アクセスあるいは利用するデバイスの数を減らすことを目的としたシステム構成) によって、必要な CAL 数が減ることはありません。マルチプレキシング (多重化) 環境での SQL Server のライセンスの詳細については、本ガイドの高度なライセンス供与の手順を参照してください。

サーバー/CAL ライセンス モデルが最適なケース

· SQL Server Business Intelligence エディション を導入する場合

· ユーザー/デバイスを容易にカウントできるような環境でSQL Server Standard エディション を導入する場合。全体のライセンス コストがコア ベースのライセンス モデルより安くなる場合があります。コアライセンスの価格と比較してご判断ください。

· 複数の SQL Server へのアクセスやシステム拡張 (SQL Server のスケールアウト) が想定されている場合。一度必要な CAL を購入すれば、新規のサーバー の導入に対し、低コストのサーバー ライセンスを購入するだけで済みます。

· サーバー/CAL ライセンス モデルで旧来の Enterprise エディションにアクセスする場合。詳細については、本ガイドの補足情報を参照してください。

仮想環境における SQL Server 2012 のライセンス

仮想化技術を利用すると、1 台の物理サーバー上に複数の独立した仮想 OS 環境を構築し、各仮想 OS 上で SQL Server 2012 を実行することができます。仮想環境 (VM) におけるライセンスの考え方も物理環境におけるライセンスと同一の考え方となり、原則として、1 仮想環境 (VM) に対して 1 ライセンスが必要となります。この考え方により、クラウド利用の際にもライセンスのカウント方法が分かりやすくなります。また、物理サーバーに対するライセンスによって仮想環境 (VM) を無制限数利用できる方法もあり、サーバー間、あるいはホスティング環境、クラウドでの相互移行を柔軟に行えます。

仮想コアを持つ仮想 OS 環境

それぞれ 2 つの仮想コアを持つ 2 つの仮想 OS 環境

個々の仮想マシンのライセンス

SQL Server が仮想環境上で稼働しており、物理サーバーの Computing Power の全てを利用しているわけではない場合、仮想環境分のライセンスを購入することができます。

コア ベースのライセンス モデルを使用した個々の仮想マシンのライセンス方法

仮想環境 (VM) に対してコア ベース モデルで購入する場合、原則として各仮想 OS 環境に割り当てられている仮想コア数分のライセンスが必要です。但し、1 仮想 OS 環境に対して、最少で 4 コア ライセンスが必要となります。なお個々の VM にライセンスを供与する場合、コア係数は適用されません(物理プロセッサがAMDの場合)。

Enterpriseエディションの特典

· Enterpriseエディションの場合は、SQL Serverが動作するサーバーの物理環境のすべてのコアライセンスを購入すれば、購入したコアライセンス数分の仮想環境を稼動させることも可能です。

例:合計16コアの物理コア分のライセンスを購入した場合、16個の仮想環境を構築可能

· 物理環境に対して、Enterpriseエディションをソフトウェアアシュアランス(SA)と購入した場合は、そのサーバー上に任意の数(無制限)の仮想環境を構築することが可能です。

例:合計16コアの物理コア分のライセンス+SAを購入した場合、17個以上の仮想環境を構築可能(但し、当該サーバー上に限る)尚、この特典は SA の適用が失効した際に無効になります。

その他、SQL Server 2012 では、ソフトウェア アシュアランスの特典として、サーバー ファーム内や、クラウド サービス 環境間を自由に移動させられるライセンス モビリティ権限を持ちます。詳細については、本ガイドの高度なライセンス供与の手順を参照してください。

各仮想マシン上の仮想コアにライセンスを供与する

 

各仮想マシンにつき最少で 4 コア ライセンスが必要です。

2つの仮想コアを持つ仮想マシン

4コア ライセンスが必要

4つの仮想コアを持つ仮想マシン

4コア ライセンスが必要

6つの仮想コアを持つ仮想マシン

6コア ライセンスが必要

コア ベース モデルにおける 3 つの仮想マシンのライセンス要件

SQL Server 2012 Enterprise エディションコア ライセンスと SA を保持したサーバーにライセンスを完全供与する。

無制限の仮想マシンを導入する

ライセンスを取得する対象

サーバーの全物理コア

購入するもの

12 SQL Server 2012 Enterprise エディション

コア ライセンス + SA

利用可能な仮想環境

無制限の VM

Enterprise エディション コア ライセンス + SA(コア係数を 1と仮定)で、利用できる無制限の VM 例

注意: ハイパー スレッディングについて現行プロセッサの多くはハイパー スレッディング (HT) が利用可能です。HT を有効にした場合、1 つの物理コアは 2 つの論理プロセッサとなります。物理環境では物理コアの数をカウントしますので、論理プロセッサの数をカウントする必要はありません。仮想環境の場合でも、割当てられた論理プロセッサが物理コアかどうかを判別できないため、単純に仮想環境に割当てた論理プロセッサをライセンスとしてカウントします。

サーバー/CAL ライセンス モデルを使用した個々の仮想マシンのライセンス方法

個々の仮想マシン (VM) にサーバー/CAL モデルのライセンスを供与する (SQL Server 2012 Standard と Business Intelligence の両エディションのみ利用可能) には、 VM に割り当てられた仮想プロセッサの数に関係なく SQL Server を実行している各 VM に対してそれぞれサーバー ライセンスを供与することができます。

注意:サーバー ライセンスの場合、Server 2012 にアクセスするユーザーやデバイスは、仮想または物理に関係なく、SQL Server 2012 の CAL が必要です。

Enterprise エディションの特典

SQL Server 2012 Enterprise エディション の物理サーバー ライセンスを購入した場合、ライセンスされたサーバー上で最大 4 個の仮想環境を利用可能です。(SQL Server 2012 Enterprise エディションのサーバー/CALライセンスは2012年6月30日まで特別に購入可能です)

· SQL Server Enterprise エディション のサーバー ライセンスは、SA 適用の有無に関係なく、無制限の仮想環境利用権はありません。

· 必要に応じて、追加サーバー ライセンス (SQL Server Enterprise エディション) を物理サーバーに割り当ててそのサーバー上の別の VM にライセンスを供与することができます。注意:4 個の仮想環境を利用可能です。この場合、4 個の仮想環境で利用できる論理プロセッサの合計は、ライセンス許諾上 20 個に制限されます。注意:1 サーバー ライセンスあたり、20 コア (20 論理プロセッサ) に制限されています。

· ライセンス モビリティ権利は、SQL Server 2012 Enterprise エディション のサーバー ライセンスに SA が適用されている場合にのみ使用できます。注意:サーバー ライセンスを再割り当てする際に、そのサーバー ライセンスに関連付けられた全 VM (1 ライセンスにつき最大 4VM) も一緒に別のサーバーへ移動しなければなりません。

各仮想マシンにサーバー ライセンスを供与する

ユーザーやデバイスに CAL を提供する

3 クライアント アクセス ライセンスが必要

SQL Server 2012

Business Intelligence エディション

1 サーバーライセンスが必要

SQL Server 2012

Business Intelligence エディション

1 サーバーライセンスが必要

サーバー/CAL ライセンス モデルにおける仮想マシンのライセンス例

高度なライセンス供与の手順および詳細例

このセクションでは、SQL Server 2012 において高可用性構成や開発環境など、特定の状況におけるライセンスの考え方を説明します。本ドキュメントに記載のない特定の導入環境に適用されるライセンス条件の詳細については、マイクロソフト ボリューム ライセンス製品使用権説明書 (PUR) を参照するか、またはマイクロソフトの販売パートナーにお問い合わせください。

高可用性構成における SQL Server のライセンス

SQL Server では、1 台のサーバーに障害が発生しても、別のサーバーから処理を回復し、システムが停止しないよう構成することができます。SQL Server 2012 のすべてのエディションは、バックアップ ログシッピング、データベースのミラーリング、2 ノード フェールオーバー クラスターなどの基本的な高可用性機能を提供しています。SQL Server 2012 Enterprise エディション では高度な高可用性機能 (AlwaysOn) により、複数のアクティブ セカンダリ サーバーのサポートを拡大し、複数サイトのフェールオーバー クラスタリングをサポートしています。

12 コア ライセンスが必要

12 コア ライセンスが必要

12 コア ライセンス必要

追加のライセンスは必要ありません

トータル 24 コア ライセンス必要

アクティブ/パッシブの場合のセカンダリ SQL Server 2012 (コア係数 1) のライセンス供与例

フェールオーバーの基本

正しくライセンス供与された各 SQL Server インスタンスについては、一時的なサポートのために個々の OSE でパッシブ インスタンスを実行することができます。パッシブな SQL Server インスタンスとは、SQL Server データをクライアントに提供していないインスタンス、またはアクティブな SQL Server ワークロードを実行していないインスタンスのことです。このパッシブ フェールオーバー インスタンスはライセンスされたサーバー以外でも実行することができます。

· フェールオーバー サポートに使用されているセカンダリ サーバーは、純粋にパッシブである限り SQL Server と別にライセンスを取得する必要はありません。この権利はSQL Server フェール オーバー テクノロジー (*1) とサード パーティのフェール テクノロジー (*2) を利用した構成に適用されます。なお、この場合、フェールオーバー先 (待機系サーバー) はあくまでも障害対策のために一時的に稼働する目的に限定されます。通常稼働時の待機系サーバーは、クライアントからの接続が一切ない状態である必要があります。また、ワークロードのオフロードなどの読み取り処理や、テストや開発およびローカルでのバックアップ処理を行うことはできません。

*1 AlwaysOn, SQL Server Failover Cluster, Database Mirroring, Log Shipping

*2 NEC CLUSTERPRO, VMware vSphere HA 等のテクノロジー

· プライマリ サーバーのライセンスがサポートするのは 1 台のセカンダリ サーバーのみです。セカンダリ サーバーをさらに追加する場合、SQL Server ライセンスが必要です。注意:一時サポート用に SQL Server のパッシブ インスタンスを実行する権利は、複数のパッシブ セカンダリ サーバーから 1 台のプライマリ サーバーへ提供するという目的で、他のライセンスされたサーバーに委譲することはできません。

· SQL Server 2012 コア ベース モデルのライセンスを取得する場合、コア ライセンス数は、より多くのライセンス数を必要とするサーバーに基づいていて決定する必要があります。このようにしてフェールオーバー サーバーが引き継ぐ際にも適切にライセンスが供与されます。SQL Server パッシブ インスタンスの正しいライセンスは、プライマリ システムのコア ライセンス数より多くすることはできません。

12 コア ライセンスが必要

パッシブ セカンダリ インスタンス

追加ライセンスは必要なし

追加パッシブ セカンダリ インスタンス

12 コア ライセンスが必要

札幌 (セカンダリ)

関西 (セカンダリ)

複数のパッシブ セカンダリ データベース(コア係数1)を使用した場合の SQL Server 2012 ライセンス供与例

AlwaysOn Availability Groups (可用性グループ)

SQL Server 2012 Enterprise エディション の新しい機能 AlwaysOn Availability Groups (可用性グループ) により、最大 4 台のアクティブ セカンダリ サーバーと 2 台の同期セカンダリ サーバーがサポートされ、ユニットとしてフェールオーバーする複数データベースを構築することができます。セカンダリ サーバーの活用により、インスタンス間のワークロード バランスが向上し、プライマリ、レポーティング、バックアップ ワークロードの性能や、ハードウェアの収益率が向上します。

注意:セカンダリ サーバーをアクティブに使用してこれらの内容をサポートするためには、フェールオーバーに使われるサーバーは純粋にパッシブではないため、完全にライセンスを供与する必要があります。

開発者用 (非本番使用) SQL Server のライセンス

SQL Server 2012 Developer エディション は SQL Server の全機能が含まれた開発者専用の検証用エディションです。Enterprise エディションのすべての性能や機能が Developer Tools モデルとして提供され、ユーザー単位でライセンス供与されます。ソフトウェアにアクセスする、またはソフトウェアを使用する各ユーザーにつきそれぞれライセンスが必要になります。

SQL Server を開発、テスト、デモ用に使用する場合、ユーザーのみライセンスが必要で、SQL Server を実行する実際のサーバー ライセンスは必要ありません。

ライセンスを受けたユーザーだけがソフトウェアにアクセスする限り、開発、テスト、デモンストレーションの用途にのみ使用されるという条件で、任意数のサーバーでソフトウェアのコピーを無制限にインストールすることができます。非本番の各サーバーにはライセンスを供与する必要がなく、(テスト用などに) 複数のデバイスでソフトウェアを実行できるため非常に便利です。

· Developer Tools モデルで SQL Server を使用する前に、ソフトウェアにアクセスする各ユーザーにそれぞれ 1 ライセンスを割り当てる必要があります。

· ライセンスが供与されたら SQL Server 2012 Developer エディション ソフトウェアをインストールできます。また、ライセンスされたすべてのユーザーはコピーを使ってプログラムの設計、開発、テスト、デモンストレーションを行うことができます。本番環境でこのソフトウェアを使用することはできません。設計、開発、またはテスト目的で使用された本番データはすべて本番使用のソフトウェアを配備する前に取り消す必要があります。

MSDN サブスクリプション

非本番使用のために、Visual Studio の Professional、Premium、Ultimate などの MSDN サブスクリプションを通じて SQL Server のライセンスを供与することもできます。スタンドアロンな SQL Server Developer エディションと同様に、MSDN サブスクリプションのライセンスは基本的にユーザー単位で、本番環境では使用することができません。

· SQL Server を含む MSDN サブスクリプションの詳細については、http://msdn.microsoft.com/ja-jpを参照してください。

多重化されたアプリケーション環境での SQL Server のライセンス

マルチプレキシング (多重化) とは、ハードウェアやソフトウェアを使って接続をプールしたり、情報経路を変更したりすることにより、SQL Server に直接アクセス、または利用するデバイスやユーザーの数を減らしたりすることを意味します。また、SQL Server が直接管理するデバイスやユーザーの数を減らすことも含みます。

サーバー/CAL ライセンス モデルにおいては、マルチプレキシング (多重化) によって、SQL Server に間接的にアクセスする場合であっても、ユーザーおよびデバイスは、SQL Server CAL が必要です。

· マルチプレキシングによって必要なマイクロソフト ライセンスの数が減るわけではありません。ユーザーは SQL Server への直接的または間接的なアクセスに関係なく、該当するライセンスが必要になります。

· サーバーが提供する自動プロセスによって利用できるようになったサーバー、ファイル、データ、またはコンテンツにアクセスするユーザーまたはデバイスはすべて SQL Server CAL が必要です。

· SQL Server とユーザー/デバイス間において最終的にデータ、サービス、機能を使用するハードウェアやソフトウェアの階層数は、必要な CAL の数に影響しません。

· 社員から社員への手動によるデータ転送については、受信側の CAL は必要ありません。例えば、ある社員がMicrosoft Office Excel®バージョンのレポートを別の社員に送信した場合、受信した社員の CAL は (レポートが何らかの方法で SQL Server を実行しているサーバーにアクセスしない限り) 必要ありません。

サーバー/CAL モデルの

ライセンスを利用

マルチプレキシングなし

マルチプレキシングあり

SQL Server に直接アクセスする

ユーザー

別のアプリケーション経由で

SQL Server にアクセスするユーザー

ユーザー CAL が必要

マルチプレキシングによるサーバー/CAL ライセンス モデルを使ったライセンス

SQL Server データベースの入力、クエリー、閲覧を直接行うユーザーまたはデバイスは SQL Server CAL が必要です。同様に、SQL Server データベースの入力、クエリー、閲覧を (上記の図の CRM Server のような) プーリング デバイスを経由して行う場合も SQL Server CAL が必要です。Web ベースのアプリケーションを介してデータを閲覧するユーザーや、中間製品を通じてデータベースに情報を入力するユーザーも含まれます。

ユーザーが電子メールやその他のメッセージ技術を使ってアクティブに SQL Server データを送信する場合、受信側のユーザーは SQL Server CAL は必要ありません。マルチプレキシングでもこの規則は変わりません。同様にデータの紙による配布も、紙のレポートの受信者に SQL Server CAL は必要ありません。SQL Server から直接または間接的にデータを受信するユーザーは CAL が必要ですが、ユーザーがこのデータを印刷すれば、配信先のユーザーには SQL Server CAL は必要ありません。

· サーバー/CAL モデルを使った SQL Server 2012 製品におけるマルチプレキシングの影響の詳細については、http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/volume-licensing-briefs.aspxのボリュームライセンス簡易ガイドをダウンロードしてください。

ライセンス モビリティのための SQL Server のライセンス

ライセンス モビリティとはSQL Server 2012 全エディションのソフトウェアライセンスで利用できる使用権のことで、ソフトウェア アシュアランス (SA) の適用内で行います。この SA 特典によって、SQL Server ライセンスを必要に応じてサーバー ファーム内の別のサーバーに再割り当てできるようになりました。また、サードパーティの共有サーバーにもライセンスを再割り当てできます。ライセンス モビリティはコア ベース モデルとサーバー/CAL モデルの両方で利用できます。

· SA が適用されていない SQL Server ライセンスは、90日間ごとに別のサーバーに再割り当てができるだけです。サードパーティのウェブホスターやノンプライベート クラウドへの再割り当てはできません。SQL Server 2008 R2 Enterprise エディションに認められていたアプリケーションモビリティは廃止され、SA特典としてのライセンスモビリティに統一されました。

· SA が適用された SQL Server のすべてのライセンスは、必要に応じてサーバー ファーム内の別のサーバーへ何度でも再割り当てできますが、別のサーバー ファームの別のサーバーへ (サーバーファーム間) の再割り当ては 90日間ごとに行う必要があります。

· サーバー ファームは、互いに 4 時間以内のタイムゾーンに位置する、または欧州連合 (EU) や欧州自由貿易連合 (EFTA) に位置する最大 2 つまでのデータセンターから構成することができます。

· データセンターは 1 つのサーバー ファームにのみ属します。

ライセンス モビリティは、個々の仮想環境 (VM) にライセンスを取得し、ワークロードが動的に移動するため、そのライセンスをサーバー ファーム内で別の VM やクラウド環境の VM に再割り当てしたいお客様にとって非常に有益です。

注意:ライセンス モビリティはライセンスの再割り当てと直接関係し、VM で実行する実際のインスタンスのモビリティとは関係ありません。

SA 付きで随時同じサーバーファーム内でライセンスが再割り当てされる

SA 特典

Server 1

Server 2

ライセンス モビリティを使って同じサーバー ファーム内でコア ライセンスを再割り当てする

SA 付きでライセンスがサードパーティのホスターやクラウドに再割り当てされる

ライセンス モビリティを使ってサードパーティの共有サーバーにコア ライセンスが再割り当てされる

SA 特典

· ライセンス モビリティを使ったお得な SQL Servers のライセンス方法の詳細については、http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/software-assurance/license-mobility.aspxを参照してください。

SQL Server アプライアンスのライセンス

マイクロソフトでは主なハードウェア プロバイダと共同で、事前に構成された調整済みの SQL Server に最適なアプライアンス製品を提供しています。システム構築する代わりにアプライアンス製品を利用することで投資の削減や時間価値を加速させ、IT リソースを他の優先事項に集中させることができます。SQL Server Parallel Data Warehouse やその他の SQL Server エディションに最適なアプライアンス製品には、以下のようなものがあります。

· HP Enterprise Database Consolidation アプライアンス

· HP Enterprise Data Warehouse アプライアンス

· HP Business Decision アプライアンス

· HP Business Data Warehouse アプライアンス

注意:ハードウェア プロバイダが販売する SQL Server アプライアンス製品は、SQL Server がインストールされた状態で出荷されますので、製品を導入する前にマイクロソフト ボリューム ライセンスにて、必要なライセンス取得してください。

SQL Server で利用できるアプライアンス製品群の詳細については、次のページを参照してください。

· http://www.microsoft.com/SQL Server/en/us/solutions-technologies/appliances.aspx (英語)

· http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2008/r2/solution/appliance.aspx

追加製品情報アップグレード、ダウングレード、およびセットアップ

SQL Server 2012 のライセンスを取得する場合、さまざまなアップグレード シナリオをサポートする導入オプションをいくつかご利用できます。

· バージョンアップグレード権は、取得したライセンスの SA 特典として提供されます。これによりコストを追加せずに導入したものをアップグレードする権利を得ることができます。SA が適用されている既存の SQL Server 2008 R2 ソフトウェアはSQL Server 2012 の対応するエディションにアップグレードされます。前のバージョンのエディションが終了している場合は、SQL Server 2012 のアップグレード パスは別の製品エディションに移動します。

SQL Server 2008 R2 のソフトウェア アップグレードパス

SQL Server 2008 R2

Upgrade to SQL Server 2012

Enterprise エディション プロセッサ ライセンス

Datacenter エディション プロセッサ ライセンス

Enterprise エディション コア ライセンス

Enterprise エディション サーバー ライセンス

Enterprise エディション サーバー ライセンス(20コア限定)

Standard エディション プロセッサ ライセンス

Standard エディション コア ライセンス

Standard エディション サーバー ライセンス

Standard エディション サーバー ライセンス

SQL Server ライセンスを持つお客様が利用できるアップグレード オプションです。SQL Server 2012 使用権が適用されます。

· クロス エディション権は現在、特定の SQL Server プロダクトでのみ利用でき、現在ライセンスを取得しているエディションの代わりに別の (通常は下位の) エディションを導入することができます。クロス エディション権は、ボリューム ライセンス契約のもとで全製品に適用されるダウングレード権と組み合わせて使用できます。これにより、現在ライセンスのあるバージョンの代わりに前のバージョンのソフトウェアを導入することができます。場合によっては、現在ライセンスのあるエディションとは別のエディションの前バージョンを配備する権利が許可されることもあります。

注意:ダウングレード権やクロス エディション権を使用する場合、元のライセンスされたバージョンおよびエディションの使用権が適用されます。例えばSQL Server 2008 R2にダウングレードした場合も、SQL Server 2012 のライセンスの考え方(コアライセンスなど)が適用されます。

SQL Server 2012 のソフトウェア導入オプション

ライセンス対象

導入する選択肢

ソフトウェア エディション

ソフトウェア バージョン

SQL Server 2012 Standard エディション サーバー

SQL Server Standard Server

SQL Server Workgroup

SQL Server for Small Business

2012 or それ以前

2008 R2 or それ以前

2008 R2 or それ以前

SQL Server 2012 Standard エディション コア

SQL Server Standard Core

SQL Server Web (non-SPLA only)

SQL Server Workgroup

2012 or それ以前

2008 R2 or それ以前

2008 R2 or それ以前

SQL Server 2012 Business Intelligence エディション

SQL Server Business Intelligence

SQL Server Standard Server

2012

2012 or それ以前

SQL Server 2012 Enterprise エディション コア

SQL Server Enterprise Core

SQL Server Business Intelligence

SQL Server Standard Core

SQL Server Datacenter

SQL Server Workgroup

SQL Server for Small Business

2012 or それ以前

2012

2012 or それ以前

2008 R2 or それ以前

2008 R2 or それ以前

2008 R2 or それ以前

SQL Server ライセンスを持つお客様が利用できる導入オプション。SQL Server 2012 使用権が適用されます。

· エディション セットアップは、SA の特典として特定のボリューム ライセンス プログラムでのみ提供され、下位の製品エディションから移動できます。SQL Server 2012 Standard エディション サーバー ライセンスを SQL Server 2012 Business Intelligence エディションにセットアップし、SQL Server 2012 Standard エディション コア ライセンスを SQL Server 2012 Enterprise エディション にセットアップすることができます。上位エディションへセットアップする資格を得るには、下位のエディション ライセンスに SA が適用されていなければなりません。ライセンス モデル間のセットアップはできません。

ソフトウェア アシュアランスのお客様のための SQL Server 2012 移行オプション

新しい SQL Server 2012 エディションへの移行やライセンス モデルの変更をスムーズに行うために、マイクロソフトでは、ソフトウェア アシュアランス (SA) の特典を購入されたお客様に対し、現在のソフトウェア投資を保証する移行オプションを提供しています。

· SQL Server 2008 R2 ライセンスを取得し、かつ SA が適用されているお客様のための移行オプションや追加ライセンス許諾の詳細については、ボリューム ライセンスのマイクロソフト製品表http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/product-licensing.aspx#tab=2を参照してください。

SA 付き SQL Server プロセッサのライセンス

SQL Server 2008 R2 はプロセッサ単位のライセンス モデルでライセンス供与された SQL Server の最終バージョンです。SQL Server 2008 R2 プロセッサ ライセンスに SA が適用されているお客様 (2012 年 4 月 1 日の時点で) は、プロセッサ使用権の契約期間内は SQL Server 2012 を実行でき、その後 SA 期間が終了するときにコア ライセンスへ更新することができます。

現在の契約期間中:現在の SA 適用期間中 (2012 年 4 月 1 日またはそれ以前の時点で) にプロセッサ ライセンスを取得しようとしているお客様は、特定の条件の下、現行の SQL Server 2008 R2 プロセッサ ライセンスの使用権のもとで (SQL Server 2008 R2 エディションの代わりに) SQL Server 2012 コア ベース ライセンスと同等のエディションへアップグレードすることができます。SQL Server Datacenter エディションのお客様は、SQL Server 2012 Enterprise エディション をコア ベース ライセンスにて実行することができます。

2012 年 4 月 1 日またはそれ以前の時点で Enterprise 契約のお客様も、契約の終了まで継続して SQL Server 2008 R2 の追加プロセッサ ライセンスを取得でき、またそのライセンスを SQL Server 2012 へアップグレードすることができます。

プロセッサ ライセンスからコア ライセンスへの更新:更新可能なコア ライセンス数は、エディションと SA 終了時に使用していたコア数に基づいて決定されます。

SA 期間終了時のプロセッサ ライセンスからコア ライセンスへの更新

2012年4月1日時点で SA 適用内の更新資格のある永続ライセンス

更新できる最低コア数

SQL Server Datacenter エディション プロセッサ ライセンス

8 SQL Server Enterprise エディション コア ライセンス

SQL Server Enterprise エディション プロセッサ ライセンス

4 SQL Server Enterprise エディション コア ライセンス

SQL Server Standard エディション プロセッサ ライセンス

4 SQL Server Standard エディション コア ライセンス

エディション別 SQL Server ライセンスの更新

プロセッサ ライセンスをコア ライセンスに更新する際、プロセッサ ライセンスは、SA 更新時に、実際に稼働しているマシンに搭載されているコア数分のライセンスに変換されますので、お客様には、SA 更新に際して、稼働中の SQL Server の環境を「棚卸」していただく必要があります。SA 更新時には、棚卸結果に基づいてコア数を申告していただき、このコア数分の SQL Server 2012 のコア ライセンスが付与され、且つ、このコア数が SA の対象となります。申告がない場合は上記の「更新できる最低コア数」の権利が付与されます。

SA 更新時のプロセッサ ライセンス移行パス

1 Enterprise エディション

プロセッサ ライセンス

6 コア プロセッサ

6 コア プロセッサ

SA 付き 6 Enterprise エディション

コア ライセンス

SA 更新時の SQL Server 2008 R2 プロセッサ ライセンスから SQL Server 2012 コア ライセンスへの変換

SA 更新

制限事項の適用

プロセッサ ライセンスをコア ライセンスに更新する際、プロセッサ ライセンスは実際に稼働しているマシンに搭載されているコア数分のライセンスに変換 (更新) されます。

· SQL Server プロセッサ ライセンスとコア ライセンスを変換する際、プロセッサの全物理コアに必要なコア ライセンス数に基づき、SA の更新料が確定します。

· コア ライセンス数への変換において、最低数以上のコア ライセンスを取得するには、稼働中しているマシンの物理プロセッサの総数を超えることはできません。

· お客様のシステム構成を記録するために、Microsoft Assessment and Planning (MAP) Toolkit または同様のソフトウェアを使用することをお勧めします。MAP Toolkit の詳細については、http://technet.microsoft.com/en-us/solutionaccelerators/dd537572を参照してください。

更新をしないお客様:SQL Server 2008 R2 プロセッサ ライセンスで SA を更新しないお客様は、SQL Server 2012 のコア ベース (前バージョンを含む) を継続して実行することができます。但し、次のような制限事項があります。

· 2012年3月以前に購入したSQL Server 2008 R2 を実行する際、SQL Server 2008 R2 の使用権に従います。注意:既存のプロセッサ ライセンスの SA を更新しないお客様は、無制限の仮想化やライセンス モビリティ権のような SA のみの特典を利用できなくなります。これらの特典の詳細については、本ガイドのソフトウェア アシュアランスの特典を参照してください。

· SQL Server 2012 を実行する際、SQL Server 2012 の使用権に従います。さらに下記に示す制限事項があります。注意:上記に示す通り、SQL Server 2008 R2 バージョンを実行するお客様については、SQL Server 2012 プロセッサ ライセンスの SA を更新しない場合、SA 特典が利用できなくなります。

SA 更新しないプロセッサ ライセンスの移行

6 コア プロセッサ

1 Enterprise エディション

プロセッサ ライセンス

6 コア プロセッサ

1 Enterprise エディション

プロセッサ ライセンスが

6 コアライセンスに相当

SA 更新時の SQL Server 2008 R2 プロセッサ ライセンスから SQL Server 2012 コア ライセンスへの交換

SA終了

追加制限事項

· 現在の使用権を算出するために、SQL Server 2012 コア ベースにアップグレードするお客様は、SA が失効するSQL Server 2008 R2 プロセッサ ライセンスに対して永久的なコア相当分の権利を得ます。このコア相当分の価値とは次の通りです。

· 上記のライセンスの更新の項目で定義したコア ライセンスの最低数

· 物理プロセッサの実際のコア数をそのプロセッサ タイプに該当するコア係数で掛けたもの。上記に示す通り、コア ライセンスの必要数を記録するため、使用中の実際のコア数が基準になります。

· 最低コア相当価値を取得することのできるプロセッサ ライセンスの総数が、ライセンスされたサーバーの物理プロセッサの数を超えることはできません。

· SQL Server 2012 を導入する際、既存のプロセッサ ライセンスを、最初にそのライセンスを割り当てたコア相当価値より大きいコア ライセンス条件のサーバーに再割り当てすることはできません。

サーバー/CAL モデルでライセンスを取得したSQL Server Enterprise エディション のお客様

マイクロソフトでは、特別に販売期間を延長していたサーバー/CAL モデルの SQL Server Enterprise エディション の提供を2012 年 6月 30日に終了します。SQL Server 2008 R2 Enterprise エディション サーバー ライセンスに SA を適用しているお客様は、SQL Server 2012 への移行時に以下の点に考慮してください。

· SQL Server 2012 において Enterprise サーバー ライセンス を購入できるのは 2012 年 6 月 30 日までとなります。EA および EAP のお客様で 6 月 30 日に契約がまたがる場合、契約期間が終了するまで継続して新しいライセンスを購入できます。

· 現在の契約の終了後、SQL Server Enterprise サーバー ライセンスの SA のSKUは継続されますので、それを更新および維持することで、ライセンス モビリティ権利や将来のリリースを利用できる SA 特典を継続して使用できます。

· SQL Server 2012 Enterprise エディションのサーバー/CAL モデルでは、コア全数が 20 以下のサーバーに制限されます。

· 現在、SQL Server 2012 Enterprise エディション にはサーバー ベースとコア ベースの 2 種類のライセンスがあります。ライセンスを取得したバージョンを実行してください。

· 2012 Enterprise サーバー ライセンスにおいて物理環境でインスタンスを実行している場合、物理 OSE がアクセスできるのは最大 20 物理コアまでです。

· SQL Server 2012 Enterprise サーバー ライセンスを利用して、仮想環境を実行している場合、1 サーバー ライセンスあたり、4 個の仮想環境を利用可能です。この場合、4 個の仮想環境で利用できる論理プロセッサの合計は、ライセンス許諾上 20 個に制限されます。

· 既存の SQL Server 2012 Enterprise サーバー ライセンスは多大な価値を引き継いでおり、また現行の SA の適用により、サーバー/CAL モデルでライセンスを取得したお客様は、最新の製品拡張機能や Enterprise エディション の高度な機能を継続して使用することができます。従って、コア ライセンスへの計画的な変換は行われません。

ソフトウェア アシュアランスの特典

ボリューム ライセンスのソフトウェア アシュアランス (SA) を利用することにより IT 生産性が向上し、マイクロソフトのソフトウェア製品を最大限に活用することができます。SA 特典では、年中無休 (24h) サポート、導入計画サービス、エンドユーザーの技術トレーニング、および最新バージョンのソフトウェア リリースや独自のテクノロジーなどを 1 つにまとめてコスト効率良く提供しています。これらの特典を利用することで、生産性が向上し、効率的に SQL Server を導入および管理することができます。さらに、SQL Server 2012 の SA には以下の特典があります。

ソフトウェアアシュアランス特典の概要

特典

内容

無制限の仮想化

無制限数の VM で SQL Server 2012 Enterprise エディションのインスタンスを無制限に実行できます。

サーバー ファーム内のライセンス モビリティ

サーバー ファーム内で SQL Server 2012 ライセンスを複数回再割り当てできます。

SA 期間のライセンス モビリティ

SQL Server 2012 ライセンスをサードパーティの共有サーバーへ再割り当てできます。

コールド バックアップ

障害復旧専用のサーバーに一時使用のために SQL Server 2012 のインスタンスをバックアップします。

特別な移行プログラム

SQL Server 2008 R2 から SQL Server 2012 へのプロダクト エディションやライセンス モデルの移行に際し、ライセンス許可を提供し、使用期間を追加します。

EAP 顧客のための追加特典

上記の特典のほかに、Enrollment for Application Platform(EAP)のお客様も、電話による問題解決サポートを無制限で受けることができます。

ソフトウェアアシュアランス特典の概要

追加の条件や条項を含む、SA 付き SQL Server のお客様が利用できる追加ライセンス許諾やこれらの特典の詳細については、製品使用権説明書 (PUR) および製品表を参照してください。

· ボリューム ライセンスで購入した SQL Server を導入、管理、および最大活用するためのソフトウェア アシュアランス特典の一括した内容の詳細については、http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/software-assurance/default.aspx を参照してください。

製品の追加ライセンス リソース

このバージョンの最新情報など、SQL Server 2012 のライセンスに関する詳細については、以下の Web サイトを参照してください。

· 新しいバージョンの機能、エディション比較、ベンチマーク、競合製品との比較など、SQL Server 製品のライセンス情報に関する詳細については、http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/を参照してください。

· ボリューム ライセンス項目の SQL Server の製品使用権、製品表、ライセンス簡易ガイド、その他の情報については、http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/product-licensing.aspx を参照してください。

· ボリューム ライセンス プログラムの契約条件のもとで SQL Server に必要な依存ライセンスの表については、http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/volume-licensing-briefs.aspx  で ライセンス依存関係リファレンスガイドをダウンロードしてください。

17