PowerPoint Add-in for D-Case D-Case ステンシル) 操作...
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PowerPoint Add-in for D-Case
(D-Case ステンシル)
操作マニュアル
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目次
1. 本マニュアルについて..................................................................................... 3
2. D-Case ステンシルの導入 ............................................................................... 3
2.1. 概要 ................................................................................................................ 3
2.2. インストール .................................................................................................. 3
3. D-Case 編集 .................................................................................................... 4
3.1. D-Case メニュー ............................................................................................. 4
3.2.1. ノード .......................................................................................................... 5
3.2.2. リンク .......................................................................................................... 6
4. D-Case Editor データ連携 .............................................................................. 7
4.1. 概要 ................................................................................................................ 7
4.2. dcase ファイルに出力されない情報 ................................................................ 7
4.3. エクスポート .................................................................................................. 7
4.3.1. 現在のスライドのエクスポート ................................................................... 7
4.3.2. 全スライドの一括エクスポート ................................................................... 8
4.3.3. エクスポートできない場合 .......................................................................... 8
4.4. D-Case Editor にインポートする ................................................................. 10
4.4.1 dcase ファイルのインポート ...................................................................... 10
4.4.2 dcase_modelファイルの生成 ..................................................................... 10
4.4.3. dcase_diagram ファイルの生成 ................................................................. 13
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1. 本マニュアルについて
本マニュアルでは、Microsoft Office PowerPoint 上で D-Caseの描画を可能にするアドイ
ン「D-Caseステンシル」について説明します。
2. D-Case ステンシルの導入
2.1. 概要
D-Caseステンシルは次の機能を実現します。
D-Caseの配置:D-Caseの図形を PowerPointの図形として他の図形と同様に配置し編
集することができます。
D-Caseツールとの連携:配置した PowerPointのスライドから D-Caseの図形を XML形
式の「D-Caseモデル情報ファイル(dcaseファイル)」形式でエクスポートすることができま
す。dcaseファイルは D-Case Editorでインポートすることができます。
2.2. インストール
D-CaseステンシルはMS-Windows上の MS-Office PowerPointで動作するアドインです。
アドインを追加すると D-Caseのノード・リンクの配置および dcaseファイルのエクスポート
の操作のためのメニューが追加されます。
インストールに必要な条件、ソフトウェア、およびインストールの手順については
「PowerPoint Add-in for D-Case インストールマニュアル」を参照してください。
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3. D-Case 編集
3.1. D-Case メニュー
D-Case メニューを選択すると、ノードの配置、リンクの配置、エクスポートのためのメニュ
ー項目がアイコンとともに表示されます。
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3.2. D-Case 図形の配置
メニューからノードあるいはリンクを選択し、スライド上でクリックあるいはドラッグすることで
配置されます。
ノードとリンクは他の通常の PowerPointの図形と同様に配置、操作することができます。
位置、サイズ、配色の変更なども編集できますが、後述のエクスポート機能ではこれらの
情報は出力されません。
3.2.1. ノード
ノードのテキスト領域には、D-Caseのタイプ、Nameプロパティ、Descプロパティを記述
することができます。ここで記述した情報はエクスポート機能で出力されます。
この場合、1行目がタイプと Nameプロパティ(コロンで区切ります)として、2行目以降が
Descプロパティとして扱われます。
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3.2.2. リンク
リンクはノードの接続点に接続することができます。
エクスポート機能を利用する場合には、すべてのリンクがいずれかのノードに接続されて
いる必要があります。
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4. D-Case Editor データ連携
4.1. 概要
D-Case Editor とのデータ連携は次のような手順でおこないます。
D-Caseステンシルのエクスポート機能で dcaseファイルを生成します
D-Case Editorで dcaseファイルをインポートします
D-Case Editor上で dcaseファイルを変換し、dcase_modelファイルと
dcase_diagramファイルを生成します
複数のスライドに D-Caseが配置されている場合、スライド毎にそれぞれ dcaseファイル
が生成されます。
4.2. dcase ファイルに出力されない情報
次の情報はエクスポート機能では dcaseファイルに出力されません。
図形の位置、サイズ、色などの装飾情報
ノード内のテキストのサイズ、色などの装飾情報
D-Case以外の図形やテキストなどの情報
4.3. エクスポート
4.3.1. 現在のスライドのエクスポート
現在編集中のスライドをエクスポートします。エクスポートしたいスライドを編集
画面で開いた状態で D-Case メニューの「export (current)」をクリックします。
ファイル保存ダイアログが表示されるので出力先のフォルダを選択し、ファイル名を入力
して「保存」ボタンを押してください。このとき拡張子の「.dcase」は自動的に付加されます。
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4.3.2. 全スライドの一括エクスポート
現在編集中のプレゼンテーションのなかの D-Caseが配置されているスライドを
一括してエクスポートします。D-Case メニューの「export (all)」をクリックします。
ファイル保存ダイアログが表示されるので出力先のフォルダを選択し、ファイル名を入力
して「保存」ボタンを押してください。このとき拡張子の「.dcase」は自動的に付加されます。
ファイル名にはスライドの番号に対応する番号が付加されます。たとえば1番目のスライド
と3番目のスライドに D-Caseが配置されている場合、例えばファイル名に「all」あるいは
「all.dcase」と指定すると、「all_001.dcase」「all_003.dcase」というファイルが生成されます。
4.3.3. エクスポートできない場合
次のような場合、エクスポートすることができません。警告が表示されますので、その内容
に従い修正をしてください(警告のダイアログは表示したままで編集を進めることができま
す。また、警告の内容のテキストは選択してコピーすることができます)。
接続されていないリンクがある
リンクの始点あるいは終点がノードに接続されていません。該当するリンクについて、リ
ンクの種類、スライドの番号、始点終点のどちらかがノードに接続されている場合はそ
のノードの名前が表示されます。これらの情報をもとにリンクの接続を修正してください。
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リンクが D-Case以外の図形に接続されている
リンクの始点あるいは終点が D-Case以外の図形に接続されています。該当するリンク
について、リンクの種類、スライドの番号、始点終点のどちらかがノードに接続されてい
る場合はそのノードの名前が表示されます。これらの情報をもとにリンクの接続を修正
してください。
リンクが同一のグループにないノードに接続されている
グループ化されているリンクが、そのグループに含まれないノードに接続されています。
グループを解除するか、接続されているノードがリンクと同じグループになるように変更
してください。
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編集中のスライドに D-Caseが配置されていない場合に D-Case メニューの
「export (current)」をクリックした
編集中のプレゼンテーションに D-Caseが配置されたスライドがない場合に D-
Case メニューの「export (all)」をクリックした
4.4. D-Case Editor にインポートする
以降ではエクスポート機能で生成された dcaseファイルを D-Case Editorでインポートす
る手順を説明します。
4.4.1 dcaseファイルのインポート
Eclipseの機能を使ってプロジェクトに dcaseファイルを追加します。
4.4.2 dcase_model ファイルの生成
dcaseファイルから dcase_modelファイルを生成します。
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Project Explorer内の dcaseファイルを選択します。
dcaseファイルを選択した状態で「D-Case」メニューから「フォーマットの変換 / Convert
File Type」「D-Caseから GMFへの変換 / From D-Case To GMF Model」を選択します。
dcaseファイルと GMFファイルのファイル名を入力するダイアログが表示されます。dcase
ファイルを選択していれば、dcaseファイルの欄に選択している dcaseファイルのファイル
名が、GMFファイルの欄に拡張子が.dcase_modelに変更されたファイル名が、初期値と
して入力されています。
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入力ファイル、出力ファイルを確認してダイアログの「Finish」ボタンを押します。
指定した出力先に.dcase_modelファイルが生成されます。
正しく生成された場合、変換された D-Caseの図形の情報を Project Explorerで確認す
ることができます。
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4.4.3. dcase_diagram ファイルの生成
次に dcase_modelファイルから dcase_diagram ファイルを生成します。
Project Explorer内の dcase_modelファイルを右クリックします。
表示されたポップアップメニューから「D-Caseダイアグラムの初期化 / Initialize
dcase_diagram diagram file」を選択します。
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出力ファイルの出力先とファイル名を入力するダイアログが表示されます。拡張子
が.dcase_diagramに変更されたファイル名が、初期値として入力されています
出力先とファイル名を確認してダイアログの「Finish」ボタンを押します
指定された出力先に dcase_diagram ファイルが生成されます。
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正しく生成された場合、dcase_diagramファイルの内容が図形として表示されます。