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情報処理技法(リテラシ)II
第6回 参考文献をどのように集積し、取捨選択するか
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前回の復習 文書における構造とアウトラインプロセッサの利用
レポートにふさわしい文書構造❖ レポートは「序論」「本論」「結論」で書く
❖ 自分の主張を伝えるための構造❖ 論の展開はシンプルに、首尾一貫していること
❖ 序論(2割程度の分量)❖ 問題提起と仮説、議論の前提となる情報の提示
❖ 本論(7割程度の分量)❖ 証拠を積み上げる形での説明と検討
❖ 結論(1割程度の分量)❖ 答えと主張、本論の要約からの結論
書き出す前にアウトラインを作成する
❖ 簡潔に構造を書き記す❖ 文書の設計図❖ 見出しだけで良い❖ 書き出す前に論理がねじれていないか、不必要な要素は無いかを慎重に検討する
❖ アウトラインを構築するにはツールを使うと良い❖ アウトラインプロセッサ❖ XMindなどを使ってビジュアルに把握すると容易
パラグラフライティングで書く❖ 一つのパラグラフでは言いたいことは一つだけにする
❖ そのパラグラフでの結論を最初に書く❖ その結論に至った理由をパラグラフ内で説明する
❖ 主題と関係ないパラグラフは入れない
❖ 話題の展開は以下のようにまとめられる❖ 並列に展開❖ 時系列に展開❖ 論理的結合で展開
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資料を探す前にキーワードを知ろう
まずはその分野について大まかに知る
❖ 十分な知識を持っていない分野についてレポートを書く場合には、「キーとなる用語」を調べる必要がある
❖ キーとなる用語❖ 人物名❖ 専門用語
❖ そのキーワードを元に最近何か新しい報道はされているかを調べておくと実例をつかむのに役立つ
キーワードを知るための情報源
❖ Web上の百科事典❖ Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)
❖ コトバンク(http://kotobank.jp/)
❖ 各種データベースも役立つ❖ 図書館の提供する新聞記事アーカイブ(ex.日経テレコン21)など
❖ 報道を知るにはニュースサイトアーカイブが役立つ❖ Googleニュース日本語版(http://news.google.co.jp/news)
キーワード検索課題❖ テーマの決定
❖ 今後のレポート等の課題
❖ 自分の学科に関連するアカデミックな内容について他学科の学生に対して紹介する
❖ テーマを一つ選ぶ
❖ テーマに関する検索ワードを探す
❖ 関連情報
❖ 専門家の名前
❖ 最近のニュース
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参考となる情報を収集しよう
いったい情報はどこにあるのか?
Webの活用と情報検索
❖ 自分が必要な情報は何かを考える❖ 信頼できる情報❖ 自分の論説を補強する内容
❖ 目的となる情報を収集する手段を身につける❖ 書籍からの情報❖ オンラインからの情報
使用する資料は信頼できる情報を
❖ 信頼できる情報とは?❖ 公的情報❖ 白書などの報告書❖ 公開された論文など
❖ これらを一次情報と呼ぶ
情報の分類(一次情報~三次情報)
❖ 一次情報は論文などの「オリジナルな情報」❖ 論文・特許情報・研究報告書
❖ 二次情報は一次情報にたどり着くために作られた情報(または一次情報を利用して作られた情報)
❖ 前者としては抄録誌・検索誌・データベースなど❖ 後者としては解説書・紹介記事・一般的な雑誌の記事など
❖ 三次情報は二次情報を用いて作られた、出所が分からない情報❖ 主にネットの噂など
❖ 論文・レポートでは一次資料にあたるのが原則
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書籍の情報を入手しよう
図書館を活用しよう
情報はどこにあるのか? 書籍編
❖ 図書館❖ 大学図書館
❖ 実書店
❖ オンライン書店❖ Amazon❖ 紀伊國屋書店ウェブストア
図書館で資料を探そう
❖ 大学図書館は情報の宝庫
❖ 基本は大学図書館を使いこなすこと
❖ 情報検索システム(OPAC)の使い方に習熟すること
図書館の活用方法
❖ 必ず一度は検索のためのガイダンスを受けること
❖ この大学に資料が収蔵されていなくても所在が分かれば資料を入手することが可能❖ 文献複写❖ 現物貸借
図書館でのデータベース活用
❖ 各種データベースも充実しているので活用すること
❖ 新聞記事や専門的な記事はデータベースを参照すると効率的に調べることが可能
オンライン書店を利用する
❖ 実店舗での書籍の吟味も重要❖ 都内に住んでいるなら世界的に品揃えのよい書店に寄ることが可能
❖ 地方ではそもそも品揃えの良い書店自体が少ない(無い訳ではない)
❖ 迅速資料を入手するためにはオンライン書店を利用する事が便利
オンライン書店の例
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Webで情報を手に入れよう
検索エンジンの利用と論文専用検索エンジンの利用
Webで信頼性の高い情報を得るには
❖ 使用するツール❖ 検索エンジンによるドメイン指定検索❖ 論文検索エンジン
❖ GoogleScholar❖ CiNii(Google Scholarからも間接的に検索される)
検索オプションの利用
❖ OR検索NOT検索の利用
❖ フレーズ検索も活用する
❖ 検索オプションの利用でドメインを指定して検索することができる
論文検索エンジンの利用
❖ Google Scholarを利用❖ http://scholar.google.co.jp
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書誌情報の記録と整理
Wordで文献を管理する
Wordに書誌情報を入力する
Wordに書誌情報を入力する
❖ 学術雑誌などは「雑誌/定期刊行物」にすること
Wordに書誌情報を入力する
❖ Webページはアクセスした日も入力する
情報はExcel書類にもまとめる
❖ 次回はWord以外の管理方法(Zotero)も学ぶため、データを移行できるようにまとめておく
❖ Excelでなくても良い(例えばGoogle Spreadsheet)
❖ ただし個別のデータを移行しやすくすること
! 書籍3件
! 学術論文3件
! 新聞記事2件
! Webページ3件
! 次回までに完成させる
Zoteroの起動
❖ WordのアドオンとしてZoteroを利用する
❖ すでにアプリケーションフォルダにある
❖ 起動して様子を確認する
❖ 詳しい利用法は次回
次回までの宿題❖ 調査した内容を確認しておく
❖ 書籍❖ 精読する必要はない。目次を読み、本文にざっと目を通し、内容を把握する
❖ 学術論文❖ 要旨の部分があるので、そこに目を通しておく❖ 図表は確認し、内容を把握しておく
❖ Webページと新聞記事❖ 目を通しておく