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2016年8月22日号 今週のPOINT 国内株式市場 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - テーマ別分析 話題のレポート スクリーニング分析 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週末イベントや日銀の動向見極めで、動意薄の様相が強まる公算 リバランス中心の動きの中で、バリュー株優位の流れは継続 セック【 JASDAQ 3741 】ほか 経産省やZMPの動きで改めて自動運転関連に注目 リビジョンインデックスが底打ちすれば中期バリュー株相場が到来 割安感・出遅れ感の強いバリュー株に注目 Weekly Market Research Report

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2016年8月22日号

今週のPOINT

国内株式市場

今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -

テーマ別分析

話題のレポート

スクリーニング分析

株式会社フィスコ

本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。

週末イベントや日銀の動向見極めで、動意薄の様相が強まる公算

リバランス中心の動きの中で、バリュー株優位の流れは継続

セック【 JASDAQ 3741 】ほか

経産省やZMPの動きで改めて自動運転関連に注目

リビジョンインデックスが底打ちすれば中期バリュー株相場が到来

割安感・出遅れ感の強いバリュー株に注目

Weekly Market Research Report

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株式会社フィスコ 2

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Vol. 181 Weekly 2016 08 22

週刊相場観測誌

Market展望

1 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 3

新興市場 4

米国株式市場 5

為替市場 米ドル/円予想レンジ 6

債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6

2 マーケットを読む 今週のポイント 7

日経平均株価 8

3 今週の分析銘柄 FISCO Selection 三井松島産業〈1518〉東証一部 9

セック〈3741〉JASDAQ 10

GMO ペイメントゲートウェイ〈3769〉東証1部 11

ドリコム〈3793〉マザーズ 12

sMedio〈3913〉マザーズ 13

サカタインクス〈4633〉東証1部 14

KYB〈7242〉東証1部 15

ラオックス〈8202〉東証2部 16

読者の気になる銘柄 ソフトバンクグループ〈9984〉東証1部 17

SUMCO〈3436〉東証1部 17

テクニカル妙味銘柄 村田製作所〈6981〉東証1部 18

ロゼッタ〈6182〉マザーズ 18

4 カテゴリー考察 テーマ別分析 19

スクリーニング分析 20

先週の話題レポート 21

信用需給動向 22

5 連載コラム 23

目次

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週刊相場観測誌

Market展望

今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観

■薄商いの中、1ドル=100円割れなどで下落

先週の日経平均は下落。為替相場の円高推移がマイナス視さ

れる格好になった。16日にドル・円相場は6月24日以来の1

ドル/100 円割れとなり、その後も100 円レベルを挟んだ動き

が続く状況となっている。週初は寄り付き前に4-6月期のGDP

が発表された。実質GDP成長率は前期比年率+0.2%となり、市

場予想の+0.7%を下回った。日銀の追加緩和期待につながるか

ともみられたが、うるう年効果による押し下げを除けば、成長

率は同+1.3%程度となるため、こうした期待感が高まることは

なかった。米FOMC議事録でも、追加利上げのタイミングは見

極めにくく、ドルの上値を抑えたものとみられる。

日銀のETF買い入れに対する思惑から、為替の円高にもかか

わらず下げは限定的にとどまっていたが、18 日には、「TOPIX

の前場終値が前日比0.2%以上の下落なら日銀がETFを買い入

れ」といった経験則が覆される形となり、やや下げ幅を広げる

動きにもなった。売り優勢のスタートなら押し目買いといった

動きも手控えられる形に。なお、夏休みムードも広がり市場参

加者が減少、売買ボリュームなどが盛り上る状況にはならず。

■ジャクソンホール会合が最大の焦点に

今週、最大の焦点となるのは、8 月 26 日にジャクソンホー

ルで予定されているFRB議長の講演となろう。8月25日から

27 日にかけて、ジャクソンホールでは各国中央銀行関係者が

集まる金融・経済シンポジウムが開催される予定となってい

る。FRB議長が早期利上げに前向きな発言をするのか、利上げ

先送りを示唆するのか、現時点でも注目度が高まる格好になっ

ている。実際は、方向性が定められるような発言はなされない

可能性が高いものの、少なくても、イベント前には様子見ムー

ドが強まっていくことになろう。

米国では、新築住宅販売件数(23日)、中古住宅販売件数(24

日)、耐久財受注(25日)などの経済指標が発表される。ジャ

クソンホール会合前だけに、従来以上に反応が強まる可能性も

あろう。また、欧州では独Ifo 景況感指数(25 日)が発表予

定、こうした海外の経済指標が為替の動きを通して東京株式市

場にも影響を与えることになっていこう。

■日銀のETF買い入れスタンスを探る動きも強まる公算

今週は国内では大きなイベントが予定されていない。足元で

は連動性が薄れてきているとはいえ、引き続き為替動向が最大

のカタリストとなろう。また、日銀のETF買い入れ動向にも注

目が一段と高まる方向にある。どの程度までの下落であれば買

い出勤するのか、どこかの段階では、日銀のスタンスを探ろう

といった売り仕掛け的な動きも強まろう。ただ、いずれにせよ、

薄商いの中では日銀のETF買い入れインパクトは大きく、買い

方は押し目買いに徹する可能性がある。上値追いの減少、押し

目買いの増加で、大きな方向性は定まらない公算だ。

原油市況の上昇、米国株式市場の堅調な動きが、世界的にも

金融相場にポジティブな影響を与えている。この両輪のトレン

ドは同一方向とみられるが、差し迫ったリスク要因も世界的に

減少しつつある中、米国金融政策の変化が顕在化してくるま

で、当面はリスクオンの流れを演出していく公算が大きい。

■景気敏感株の底上げ継続には不透明感、中小型株への資金シ

フトも想定

先週の物色動向で目立ったのは、景気敏感株買い、内需ディ

フェンシブ売りといったリターンリバーサルの流れである。原

油市況の上昇などは支援材料といえるが、為替の円高が進行し

ている状況下、輸出関連株上昇の持続性には懸念も残る。決算

発表後のアナリストの業績見直しの動きなどが、売り込まれた

景気敏感株見直しのきっかけにもつながっていると考えられ

るが、今後はこうした動きも一巡してこよう。なお、半導体製

造装置各社も足元で堅調な動きになっているが、今週は北米半

導体製造装置BBレシオ(23日)などが関連株のさらなる評価

材料につながるか注目。

新興市場には資金流入の減少が継続しているが、日経平均動

意薄の状況が継続すれば、さすがに出遅れ感に対する意識も強

まってこよう。足元ではテーマ物色の動きも散見されつつあ

り、個人投資家のマインド改善を期待したい。とりわけ、23

日には「第1回FinTechフォーラム」が開催され、黒田日銀総

裁の講演も予定されている。フィンテック関連などの動意にも

注目したいところ。

週末イベントや日銀の動向見極めで、動意薄の様相が強まる公算

国内株式市場

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Market展望

今週の市場見通し

国内株式市場 新興市場

■マザーズ売買代金は依然低迷、資金の逃げ足の速さも

今週の新興市場は、引き続き地合い睨みの展開が見込ま

れ、マザーズ指数は現行水準でのもみ合いとなりそうだ。週

末のジャクソンホール会合を前に相場全体では様子見ムー

ドが強まるとみられており、新興市場に幕間つなぎ的な物色

が向かう場面もあるだろう。しかし、マザーズ売買代金は依

然低迷しており、資金の逃げ足の速さが目立つ点にも注意す

る必要がある。

さえない展開が続くなかではあるが、9月からの臨時国会

などを睨み、政策関連の銘柄を見直しておきたい。週末の報

道では、経済産業省が新技術の普及に備え、規制改革の工程

表を年度内に作ると伝わっている。アイサンテクノロジー

<4667>などの自動運転関連、sMedio<3913>などのIoT(モノ

のインターネット)関連、その他人工知能(AI)関連やロボ

ット関連などで追い風となりそうだ。また、自動運転関連で

は8月31日から9月2日まで開催される「ZMPフォーラム」も注

目イベントとなるだろう。

■デファクトスタンダードはブックビルディング順調観測

IPO関連では、8月16日から22日までデファクトスタンダー

ド<3545>とベイカレント・コンサルティング<6532>のブック

ビルディング期間となっている。デファクトスタンダードは

約1ヶ月ぶりのIPOであることや「ブランディア」の知名度の

高さなどを背景に、投資家から関心を集めているようだ。ベ

イカレント・コンサルティングは実態面を評価する声もある

が、公開規模が非常に大きく需給懸念が強いもよう。

マザーズ指数はもみ合いか、地合い睨みの展開続く

アイサンテクノロジー<4667>

sMedio<3913>

マザーズ指数

新興市場

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Market展望 今週の市場見通し 米国株式市場

■先週の動き

週初は原油相場の上昇を受け、買いが先行。8月NAHB住宅

市場指数が好感されたほか、ハイテク株にも買いが広がり、

堅調推移。ダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数が過去最

高値を更新した。しかしながら、ダドリーNY連銀総裁が年後

半の経済成長に自信を示し、年内の追加利上げに前向きな発

言を行ったことで、週半ばにかけて下落する展開となった。

その後は、FOMC議事録の発表を見極めたいとの思惑から下げ

幅を縮小した。議事録では一部のメンバーが早期の利上げを

支持した一方で、経済成長、雇用やインフレ率の改善を引き

続き見極める必要があるとの合意に達したことが明らかと

なり小動きとなった。週末にかけて、サンフランシスコ連銀

総裁が利上げを支持する発言を行ったことや、利上げ時期に

ついて見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。結

局、週を通じてS&P500、ダウは下落、ナスダック総合指数は

上昇した。

ディスカウントストアのダラー・ゼネラルと家電量販店の

ベストバイはジェフリーズによる投資判断引き下げを受け

下落。自動車用品小売のアドバンス・オート・パーツやディ

スカウントストアのTJXは決算内容が嫌気され軟調推移。小

売最大手のウォルマートはウォーレン・バフェット氏率いる

投資会社のバークシャー・ハサウェイによる一部売却が明ら

かとなり売られた。ネットワーク機器メーカーのシスコ・シ

ステムズは9000 人から14000 人規模の人員削減計画を発表

し売られた。一方で、製薬のバリアント・ファーマシューテ

ィカルズはみずほ証券やモルガン・スタンレーによる投資判

断引き上げを受け上昇。アパレル小売のアーバンアウトフィ

ッターズは決算内容が好感され大幅上昇。旅行予約サイトの

プライスラインは一部アナリストによる投資判断引き上げ

を受け買われた。

■今週の見通し

先週は、複数の連銀総裁が年内の追加利上げに前向きな意

見を表明したものの、FOMC 議事録でメンバーの中で経済成

長、雇用やインフレ率の改善を慎重に見極める必要があると

の認識で合意しており、利上げ時期は不透明なままだ。今週

は25日から27日にかけて、ジャクソンホールで金融・経済

シンポジウムが開催され、26日にイエレンFRB議長が講演を

行う予定だ。同氏の発言から9月の利上げ可能性について何

らかの示唆が得られるか注目が集まるだろう。

経済指標では、7月新築住宅販売(23日)、7月中古住宅販

売件数(24日)、7月耐久財受注(25日)、4-6月期GDP改定

値(26日)などの発表が予定されている。4-6月期GDP改定

値の市場予想は前期比 1.1%増(年率)と、速報値の 1.2%増

から僅かに下方修正される見通しとなっている。また先週発

表された住宅関連指標が堅調であったことから、今週も住宅

関連指標には期待が高まっている。

個別企業では、住宅メーカーのトール・ブラザーズ(23日)、

家電量販店のベストバイ(23 日)、PC メーカーのHP インク

(24 日)、宝飾品のティファニー(25 日)、ディスカウント

ストアのダラー・ツリーとダラー・ゼネラル(25日)などの

決算発表が予定されている。HP インクは PC・プリンター需

要の後退を受けて経費削減を進める意向を示しており、6 月

には5-7月期の1株利益見通しを引き上げている。新たに参

入した3Dプリンター事業にも注目したい。

小売業界では、来月からの新学期を前に各社が「バック・

トゥ・スクール」のセールを展開している。全米小売業協会

(NRF) による消費者への聞き取り調査によると今年、一家計

当たりが同セールにかける予算は758ドルと、昨年の680ド

ルから増加している。米国の雇用情勢は着実に改善してお

り、4-6月期GDP速報値では個人消費が堅調に推移している

ことも示されたことから、年末商戦での業績拡大にも期待が

集まるだろう。一方で、オンラインによる購買活動が昨年比

で大幅に増加しており、4-6月期決算でも明暗が別れるなど、

店舗型小売店がアマゾンによって淘汰される懸念が強まっ

ている。

イエレン議長の講演に注目

米国株式市場

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Market展望

米ドル・円 予想レンジ 98.00 円 ~ 102.00 円

債券先物予想レンジ 151.20 円 ~ 151.70 円

長期国債利回り予想レンジ -0.12 % ~ -0.07 %

今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場

今週のドルは上値がやや重いままとなりそうだ。米連邦準備

制度理事会(FRB)による利上げ時期をめぐり、26日に予定され

るイエレン議長のジャクソンホールでの講演や 4-6 月期米国

内総生産(GDP)改定値が注目される。連邦公開市場委員会

(FOMC)メンバーの間でも見解の違いがみられることから、ド

ル・円相場が一方向に大きく動く可能性は低いとみられる。

6月と7月の米非農業部雇用者数は予想を大きく上回ってお

り、早ければ9月に利上げとの期待が高まったが、その後発表

された7月消費者物価指数や7月小売売上高などは低調な内容

だった。早期利上げ期待は大きく後退し、ドル売りがやや優勢

となっている。4-6月期GDP改定値が下方修正された場合、年

内利上げ観測は後退し、ドルの上値はさらに重くなりそうだ。

今週最大の注目はジャクソンホールで行われるイエレンFRB

議長の講演か。利上げにやや前向きなスタンスを示してきた同

議長がハト派的な発言をすれば、早期利上げ観測は大幅に後退

し、ドル売り材料となりそうだ。一方、主要国の株価は引き続

きドルの値動きに影響を与える見通し。特に米国株が底堅い動

きを続けた場合、ドルのサポート要因となりそうだ。

【カンザスシティ地区連銀主催の経済シンポジウム】(25-27

日開催予定)

今年のテーマは、将来に備えて弾力性のある金融政策の枠組

みをどう設計するのか、あるいは金融政策のあり方について議

論される見込み。26 日に予定されるイエレン FRB 議長による

講演に対する関心が相対的に高い。イエレンFRB議長以外の金

融当局者や米国以外の金融当局者の講演も行われるもようで

あり、金融政策や経済などについての見解を確認できる良い機

会となる。米国の利上げ時期や諸外国の金融政策についての見

解は主要通貨の値動きに大きな影響を与える可能性がある。

【米・4-6月期国内総生産(GDP)改定値】(26日発表予定)

4-6月期米国内総生産(GDP)改定値は前期比年率+1.2%から

+1.1%への下方修正が予想されている。最近発表された米経済

指標は予想を下振れるものがやや多いことから、GDP改定値が

下方修正された場合、年内利上げ観測は後退し、ドルの上値は

重くなりそうだ。

合で、現在の金融緩和策を総括的に検証するが、国債買い入れ

の増額を含む追加緩和措置を講じる可能性がある。為替相場が

円高方向に振れていることや米 9 月利上げの可能性は低下し

ていることは、追加緩和を促す要因となる。20 年国債入札が

無難な結果となった場合、長期債と超長期債の需給関係はやや

改善し、利回りの上昇は当面抑制されるとみられる。

債券先物9月限は151円50銭前後で推移か。円高進行が一

服しても長期債などの需要が減少する可能性は低いとみられ

る。20 年国債入札が無事終了すれば、長期債などの利回り水

準は安定的に推移し、債券先物は151円台後半まで上昇する可

能性がある。

■先週の動き

債券先物9月限は週初に151円65銭まで買われたが、その

後は伸び悩んだ。為替相場が円高方向に振れる局面でも債券先

物は上げ渋った。ただ、18 日に行われた 5 年国債入札は順調

な結果となり、長期債などに対する一定規模の需要が確認され

たことから、債券先物は151円18銭で下げ止まり、151円45

銭でこの週の取引を終えた。

■今週の見通し

23 日に行われる 20 年国債の入札結果を見極める展開とな

る。9日に行われた30年国債入札と18日に行われた5年国債

入札は順調な結果となった。日本銀行は来月の金融政策決定会

債券市場

為替市場

為替/債権市場

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週刊相場観測誌

Market展望

マーケットを読む 今週のポイント

先週の日経平均は上値の重い動きとなる。為替市場で 1 ドル

=100 円割れと円高ドル安が進行したことが重しに。4-6 月期

GDP は市場予想未達となったが、特に日銀の追加緩和期待な

どが高まる状況にはならなかった。また、18 日には予想に反し

て入らなかった、日銀の ETF 買い入れに対する不透明感の強

まりなども手控え要因とされる。原油市況の上昇を背景に、資源

関連株の強い動きが目立ったほか、全般的に景気敏感株が優

位な流れになった。一方で、内需のディフェンシブ系銘柄では

売り込まれるものも目立ち、ファンドのリバランスの動きが強まっ

ているとの見方にもつながった。

個別では、ソフトバンクグの動向が関心を集めた。週初はアリ

ババの株価上昇を手掛かりに大幅高となったが、週後半にかけ

ては、大規模な自社株買い終了のアナウンスで需給期待が低

下する格好に。また、原油市況の上昇を材料に、国際帝石のほ

かプラント各社なども買われた。シリコンウエハ業界の世界的な

再編を受けて関連株も上昇したほか、建機大手の一角に対する

格上げの動きから、建設機械関連なども上昇。アナリストの評価

引き上げの動きでは、ほかにも、日写印、ケネディクス、新日鐵

住金、富士通、三井化学なども買われた。東レは炭素繊維の長

期供給合意報道が好感されたが、首都圏マンション販売動向か

ら不動産の一角が軟化。決算関連では、フュージョンが急伸の

一方、シチズンなどがさえない。V テクも出尽し感が優勢に。

今週の株式市場は様子見ムードの強まる展開が想定される。

週末にジャクソンホールで FRB 議長の講演を控えており、早期

利上げの有無を見極めようとする動きが強まろう。実際に方向感

が生じるような内容となる可能性は低いとも考えられるが、このイ

ベントを通過するまでは動意しにくい状況になると考える。な

お、ジャクソンホール会合が接近する中では、米国の経済指標

に対する反応が一層強まることも想定される。

先週は、景気敏感株買い、ディフェンシブ売りといった二極化

の流れが強まったものの、日銀の金融政策に対する不透明感

や為替の円高推移から考えて、金融関連株や輸出関連株が一

段と買い上げられるような地合いにはないとみられる。物色の方

向性が定めにくくなっていることも買い手控えムードを強めさせ

よう。中小型株成長株への資金回帰など期待したいところだが。

今週は日本で大きなイベントがなく、ジャクソンホール会合以

外では、北米半導体製造装置BBレシオ、ヒューレッド・パッカー

ドの決算発表などが国内企業に影響を及ぼす材料か。ほか、先

週に続いて、決算内容を受けてのアナリストの評価変更の動き

なども個別銘柄の動向を左右しよう。化学業界や総合商社など

ここまで評価が高まってきているセクターに関心。テーマでは、

週末の報道で、新技術普及へ規制改革などと伝わっていること

から、AI、ロボット、自動運転、ドローンなど注目。また、日銀の

FinTech フォーラム開催でフィンテック関連にも関心。

ジャクソンホール会合控えて様子見、物色の方向感も定めにくく

先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)

今週のポイント

上昇率上位銘柄 下落率上位銘柄 業種別騰落率

コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) 上位セクター 騰落率(%)

3658 イーブック 1,101.0 30.14 7618 PCDEPOT 1,016.0 -29.93 鉱業 9.26

6630 ヤーマン 2,236.0 20.67 3686 DLE 580.0 -26.49 鉄鋼 3.16

4845 フュージョン 683.0 19.82 2120 ネクスト 774.0 -21.74 石油・石炭製品 2.63

1954 日工営 367.0 18.77 7294 ヨロズ 1,258.0 -20.43 銀行業 0.87

7915 日写印 2,669.0 17.37 6082 ライドオンEX 945.0 -18.53 繊維業 0.80

6315 TOWA 1,272.0 14.70 6619 WSCOPE 1,452.0 -18.29 非鉄金属 0.63

6958 CMK 484.0 14.42 5998 アドバネクス 1,052.0 -17.30 ゴム製品 0.30

6702 富士通 512.0 14.29 4301 アミューズ 1,747.0 -16.93 下位セクター 騰落率(%)

3436 SUMCO 911.0 13.17 1916 日成ビルト 448.0 -16.88 医薬品 -7.88

7246 プレス工 431.0 13.12 3276 日本管理 1,142.0 -16.82 建設業 -5.80

2384 SBSHD 824.0 11.80 4516 日新薬 4,595.0 -16.15 不動産業 -5.68

3938 LINE 4,695.0 10.86 9743 丹青社 705.0 -15.16 陸運業 -5.27

5101 浜ゴム 1,603.0 10.86 6951 日電子 365.0 -14.72 パルプ・紙 -5.20

1605 国際帝石 931.5 10.49 2183 リニカル 1,308.0 -14.45 空運業 -5.14

4971 メック 926.0 9.98 8107 キムラタン 6.0 -14.29 倉庫・運輸関連業 -4.59

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週刊相場観測誌

Market展望 マーケットを読む 日経平均株価

■薄商いで上値の重い展開に

ドル建て日経平均はアベノミクス相場の高値を窺う格好に

前週の日経平均株価は、週間ベースで374.10円の下落となっ

た。お盆入りで参加者が少ないなか、日銀による ETF 買入実施

の水準が不透明となったことからさえない展開に。為替市場で

は、公表された7月の米FOMC議事要旨の内容が、市場予想より

もハト派となったことで早期の利上げ観測は後退し、ドル売り

が加速。99円54銭まで円高ドル安が進むなど、ドル・円は100

円前後の推移が定着した。円高推移にも関わらず、ハイテク関

連が買われた一方、医薬、陸運などディフェンシブセクターが

売られる格好に。海外勢と見られるリバランスが引続き入って

いるとの観測。東証一部の売買代金は、15日に1.5兆円まで減

少するなど連日2.0兆円ほどとお盆らしい商いとなっている。

日足の一目均衡表では、基準線がサポートラインとして意識

された格好だが、気迷いを示唆する十字線が示現するなど方向

感には乏しい。週足チャートでは、右肩上がりに転じた26週移

動平均線を上回っている。陰線を残していることから反発は決

して強いとは言えないが、中期的な反発基調は継続。ただ、ネ

ックラインが 17800 円に位置していることから、2 月安値と 6

月安値のダブルボトム形成の判断はまだできない。今後、緩や

かな上昇に転じた26週移動平均線がサポートラインとして機能

するかに注目。

7月29日の日銀会合以降、市場では「日経平均ボラティリテ

ィ・インデックス(VI)の低下」「NT倍率の拡大」「ドル建て日

経平均の高値更新」が進行している。これらの事象には、日銀

によるETF買入幅の拡大が根底にある。日銀は、4日と10日に

は707 億円のETF 買入を実施した(設備投資および人材投資向

けのETF買入12億円は毎日入るので無視)。日銀が下落局面で

ETF を大量に購入するためリスク・プレミアムが低下(日経 VI

の低下)し、日経平均インパクトが大きい銘柄が先行して上昇

(NT倍率の拡大)。そして、円高進行にも関わらず官製相場によ

る作られた株高となっている(ドル建て日経平均の高値更新)。

とりわけドル建て日経平均は、アベノミクス相場の高値圏で推

移している。日経平均が 17000 円レベルをなかなか回復できな

い背景として、こうした理由もあろう。今週も週末のジャクソ

ンホール会合を控えていることで上値は重くなろう。16300円か

ら16900円を想定する。

一目均衡表(日経平均)

■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)

テクニカル分析

円 14800

15200

15600

16000

16400

16800

17200

17600

18000

18400

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Vol. 181 Weekly 2016 08 22

週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -1-

売買単位 1000 株

8/19 終値 104 円

目標株価 130 円

業種 鉱業

■NY原油価格は7日続伸

NY 原油価格が 7 日続伸するなど強い動きが目立っていること

から、関連銘柄の同社に注目する。先週末は、三菱商事や三井

物産など商社株や、石油資源開発など鉱業株が強含むなど、原

油価格の上昇を意識した物色が見られた。同社も動意付いてい

るが、ようやく 7 月戻り高値を上抜いたレベルと出遅れ感は強

い。売買単位は 1000 株だが、100 円ほどの株価のため、制限値

幅は 50 円と大きい。今週の東京市場は、ジャクソンホールで年

次シンポジウムが週末に開催されることから様子見ムードが強ま

ろう。先週同様、大型株を中心に動意薄の展開となれば、原油関

連で低位銘柄の同社に投資資金が向かう可能性はある。

■中期的にも戻りを試す格好に

日足チャートでは、年始から上値抵抗として意識されていた 25

日移動平均線を上抜いたほか、75 日移動平均線も突破しており

反発基調が強まっている。週足チャートでは、13 週移動平均線

を上抜き、26 週移動平均線が位置する 108 円レベル突破を窺う

格好に。商いがやや増加していることから、原油価格の上昇を材

料に上向きの展開に期待。年初来高値手前の 130 円をターゲッ

トとする。

★リスク要因

原油価格の上げ一服。

1518:日足

75 日線を上抜き反発基調が強まる格

好に。

出遅れ感が強い資源関連として注目

三井松島産業〈1518〉東証一部

今週の分析銘柄

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連 84,009 -14.3% 3,820 4,108 -37.5% 1,699 12.26

2014/3連 77,300 -8.0% 1,891 2,524 -38.6% 1,532 11.05

2015/3連 67,956 -12.1% -271 600 -76.2% 584 4.22

2016/3連 58,564 -13.8% 1,007 1,379 129.8% 1,512 10.91

2017/3連予 51,000 -12.9% 100 200 -85.5% 100 0.72

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -2-

売買単位 100 株

8/19 終値 2830 円

目標株価 3068 円

業種 情報・通信

■車両自動走行の研究開発案件を手掛ける

「リアルタイム技術」をコアにしたソフトウェア開発を展開する IT

企業。ロボットや自動運転車の制御システム、電子マネー、イン

フラ基盤システム、官公庁システム、ロケットなど宇宙科学分野の

システムを手掛ける。足元で自動運転に関する複数の材料が出

ていることから関連銘柄の一角として同社に物色が波及する展

開を予想した。同社は、宇宙先端システム事業領域において車

両自動走行の研究案件でシステム開発を手掛けるなど、自動運

転関連銘柄として知られる。

■自動運転の研究開発案件増が増収に寄与

足元の業績も旺盛な人材需要を背景に堅調である。8日に発表

された 2016 年3 月期第1 四半期(2016 年4 月-2016 年6 月)の

業績は、自動運転の研究開発案件が増えた宇宙先端システム事

業領域などが奏功し前年同期比6.8%増収となった。利益面では

外注費増加が影響して同 12.9%営業減益となっている。株価は

足元で 2700 円~3000 円のボックス相場を形成しているが、自動

運転関連としての位置づけで再動意となる展開を想定。目標株

価は 75 日線が位置する水準の 3068 円に設定する。

★リスク要因

足元の出来高は低水準。

3741:日足

25 日移動平均線が上値抵抗として意

識される。

自動運転関連の一角として再動意へ

セック〈3741〉JASDAQ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3単 3,818 23.8% 648 674 54.9% 407 159.14

2014/3単 4,250 11.3% 651 707 4.9% 428 167.30

2015/3単 4,100 -3.5% 656 706 -0.1% 450 175.96

2016/3単 4,615 12.6% 641 660 -6.5% 446 174.39

2017/3単予 4,600 -0.3% 600 620 -6.1% 420 164.08

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -3-

売買単位 100 株

8/19 終値 4900 円

目標株価 5490 円

業種 情報・通信

■フィンテック関連への関心高まる公算

今週は週末にジャクソンホール会合を控え、主力株には様子

見ムードの強まる展開となろう。先週は金融関連株や輸出関連な

ど景気敏感株の上昇が目立ったが、マイナス金利の副作用や為

替の円高が意識される中、一段の上値追いには不透明感も残

る。短期的に出遅れ感の強い中小型株やテーマ関連株に物色

の関心が向かっていくと考えたい。こうしたなか、23 日には「第 1

回 FinTech フォーラム」が開催され、黒田日銀総裁の講演も予定

されているもよう。フィンテック関連銘柄などの動意に注目したい

ところだ。先週は、仮想通貨の売買が活況を呈していると報じら

れたり、ゆうちょ銀行が送金手数料を復活させるとも伝わり、フィ

ンテック関連銘柄への関心の高まりへとつながっていこう。

■フィンテック関連分野の広がりに注目

フィンテック関連の中では同社に注目。インターネット業者向け

の決済サービスを手掛けており、業績は順調に拡大している。顧

客業者の決済データなどが蓄積できることで、フィンテック分野

においては、融資事業などへの展開でも優位に立てる。足元で

は日本郵便がネット決済事業をGMOグループに譲渡などとも伝

わっており、業容の拡大が期待されよう。先週の高値水準 5490

円までの短期リバウンドに注目。

★リスク要因

信用買い方の手仕舞い売り圧力。

3769:日足

直近安値からのリバウンドは 25 日線

がいったん上値を抑える格好に。

フィンテック関連銘柄の中心格として注目

GMOペイメントゲートウェイ〈3769〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/9連 4,708 21.8% 1,753 1,764 23.3% 960 56.02

2013/9連 5,764 22.4% 2,048 2,047 16.0% 1,217 70.76

2014/9連 7,205 25.0% 2,476 2,527 23.4% 1,515 87.84

2015/9連 9,030 25.3% 2,977 3,000 18.7% 1,853 52.60

2016/9連予 11,413 26.4% 3,741 3,750 25.0% 2,335 62.86

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Market展望今週の分析銘柄 -4-

売買単位 100 株

8/19 終値 1435 円

目標株価 1544 円

業種 情報・通信

■1Q営業損益は黒字に転換

モバイル向けコンテンツやインターネット広告などのサービス

の企画・開発を手掛ける。シリーズ累計本数 900 万本以上を誇る

競走馬育成シミュレーション「ダービースタリオン」初のスマホゲ

ームをリリース予定。ソーシャルラーニング事業を早期に成長軌

道に乗せ、事業拡大を目指す。2017年3月期第1四半期決算は

売上高が前年同期比7.1%増の 17.50 億円、営業損益が 2.33 億

円(前年同期は 2.05 億円の赤字)の黒字に転換。引き続き、新規

タイトルの開発に集中、順次リリースを目指す。

■調整一巡感で押し目拾いのタイミング

株価は上昇する 25 日線を支持線とした上昇トレンドを形成。足

元では16日の高値1544円形成後は調整をみせているが、支持

線として意識される 25 日線に接近してきており、押し目拾いのタ

イミングとなろう。また、週間形状では上昇する 13 週線を支持線

とした強いトレンドを形成している。決算通過で手掛かり材料に

欠けるなか、主力大型株から個人主体による材料株物色が中心

になりそうだ。目標株価は年初来高値の 1544 円とする。

★リスク要因

短期資金の逃げ足の速さ。

3793:日足

足元では5 日線を挟んだ攻防。25 日

線が下値支持として意識される。

初のスマホゲームをリリース予定

ドリコム〈3793〉マザーズ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3単 8,490 18.1% 474 465 -65.5% 127 934.71

2014/3単 6,989 -17.7% -503 -522 - -508 -

2015/3連 7,298 - 301 278 - 17 1.31

2016/3連 6,534 -10.5% -206 -217 - -537 -

2017/3連予 - - - - - - -

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -5-

売買単位 100 株

8/19 終値 1563 円

目標株価 2000 円

業種 情報・通信

■新技術普及の工程表策定との報道でIoTに政策期待

経済産業省が新技術の普及に備え、規制改革の工程表を年度

内に作ると一部メディアで報じられている。ものづくりや暮らしの

現場におけるIoT(モノのインターネット)の普及も対象となってい

るようだ。ソフトバンクグループ<9984>による英アーム・ホールデ

ィングスの買収などで注目を集めた IoT だが、政策の追い風期

待も再び高まるだろう。sMedioはマルチメディア系のソフトウエア

開発を中心に事業展開しているが、IoT 関連事業など新たな領

域にも拡大している。

■タオソフトウエア子会社化のほか成長戦略に期待

16 年12 月期の上期(1-6 月期)決算は為替差損の計上で最終

赤字となったが、海外向けの好調や新規分野での受注獲得など

で売上高と営業利益は期初計画を上回り、増収・営業増益を確保

した。9 月にはセキュリティ関連のソフトウエア開発に定評があ

り、VR(仮想現実)関連技術も有するタオソフトウエアの完全子会

社化が控えているほか、8 月 18 日に公表した「成長戦略」でも大

手ICT企業との提携や現在立案中の中期計画などが期待材料と

なりそうだ。当面の目標株価は節目の 2000 円とする。

★リスク要因

研究開発費の増加等による一時的な利益水準の低迷。

3913:日足

7 月26 日に一時2176 円まで急伸す

る場面があったが、その後は 1000 円

台半ばでのもみ合い。

政策期待の高まるIoT関連として注目

sMedio〈3913〉マザーズ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/12連 554 -32.9% -86 -61 - -145 -

2013/12連 769 38.8% 9 58 - 49 8.46

2014/12連 979 27.3% 198 303 422.4% 203 158.82

2015/12連 1,196 22.2% 153 144 -52.5% 79 45.71

2016/12連予 1,219 1.9% 53 44 -69.4% 14 7.11

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Market展望今週の分析銘柄 -6-

売買単位 100 株

8/19 終値 1127 円

目標株価 1250 円

業種 化学

■2Q営業利益は19.9%増

印刷用インキで国内3位、北米3位、世界4位。新聞用、グラビ

ア用など印刷用インキ、印刷用製販やグラビア用機材のほか、ト

ナーなど機能性材料も展開する。2016 年 12 月期第 2 四半期業

績は、売上高が 753.05 億円、営業利益が 49.52 億円だった。決

算期変更を考慮した調整後の前年同期比増減率は、売上高が

1.4%減、営業利益が 19.9%増となる。アジア・北米は為替換算

の影響を受けたものの販売数量の増加やコスト削減が寄与し

た。

■リオ五輪でのインキ需要期待

リオデジャネイロ五輪では、バドミントン女子ダブルスで「タカマ

ツ」ペアが、大逆転で金メダルを獲得。バドミントンでの日本の金

メダルは初。柔道では過去最多となる男女合わせて 12 個のメダ

ルを獲得など日本の活躍が目立っている。当然、新聞等にはカ

ラー記事が掲載されることになり、これによるインキ需要の増加

が業績に寄与することになるだろう。株価は安値圏で推移してい

るが、7月安値とのボトム形成を意識。目標株価は25日線が位置

する 1250 円とする。

★リスク要因

安値更新による戻り待ちの売り圧力。

4633:日足

足元でダブルボトムが意識された

1130 円水準を割り込むも底打ちへ。

リオ五輪、日本メダル獲得ラッシュでインキ需要増

サカタインクス〈4633〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連 123,098 2.9% 5,789 6,809 37.5% 5,588 92.35

2014/3連 139,911 13.7% 8,255 9,443 38.7% 5,964 98.57

2015/3連 146,569 4.8% 7,953 9,372 -0.8% 4,338 71.71

2015/12連 136,581 - 8,534 10,068 - 7,745 128.01

2016/12連予 150,600 - 9,700 11,700 - 8,000 132.21

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Market展望今週の分析銘柄 -7-

売買単位 1000 株

8/19 終値 414 円

目標株価 470 円

業種 輸送用機器

■建設機械関連株が強い動きに

先週は中盤から後半にかけて大手建設機械各社の強い動きが

目立った。きっかけは、野村證券がコマツと住友重機の投資判断

を買い推奨に格上げしたこと。ともに、中国市場の底打ち、新興

国市場の回復を見込んで、来期以降の業績回復を想定している

もよう。依然として株価の出遅れ感が残る建設機械関連各社だ

が、今後のモメンタムの好転を手掛かりにして、リバウンドの動き

が期待される状況となったようだ。景気敏感株のなかでのリード

役として今後も期待したいところ。先週末は米国のディアが決算

発表後に急伸したことも支援材料となろう。こうしたなか、建機油

圧シリンダーではトップの同社にも注目したい。

■足元の業績動向には相対的な安心感

第 1 四半期は減収減益決算となったものの、上半期営業利益

は 55 億円から 63 億円に上方修正するなど、足元の業績面での

安心感は強い。建設機械需要の回復が期待される来年度の業績

も好望視できよう。PBR 水準は 0.7 倍台で株価の割安感は強く、

決算発表後に株価は上昇も依然として水準訂正余地は残るとい

えよう。先週末にかけての高値もみ合い上放れに伴って、目先

は売り方の買戻しの動きなども株高要因につながりそうだ。6 月3

日高値389円から安値までの倍返し水準470円を目標値とする。

★リスク要因

全般的な景気敏感株リバウンドの一巡。

7242:日足

6月高値水準突破で上昇に弾みがつ

く格好に。

建設機械株見直しの動きから水準訂正期待

KYB〈7242〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連 305,752 -9.3% 10,473 13,561 -40.4% 7,789 35.24

2014/3連 352,710 15.4% 18,170 20,390 50.4% 12,761 55.26

2015/3連I 370,327 - 14,461 14,892 - 8,036 31.45

2016/3連I 355,320 -4.1% 4,327 2,825 -81.0% -3,161 -

2017/3連I予 346,000 -2.6% 13,800 12,900 356.6% 9,200 36.01

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Market展望今週の分析銘柄 -8-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/12連 22,948 128.0% -1,430 -1,389 - -1,356 -

2013/12連 33,150 44.5% -1,664 -1,656 - -3,245 -

2014/12連 50,196 51.4% 1,736 1,778 - 1,242 2.28

2015/12連 92,693 84.7% 8,586 8,637 385.8% 8,079 12.78

2016/12連予 65,000 -29.9% 1,250 1,250 -85.5% - -

売買単位 100 株

8/19 終値 745 円

目標株価 820 円

業種 小売り

■婦人靴事業の買収で免税店強化

訪日外国人向けの免税品販売に強みを持つ企業。越境 EC に

も注力。19日に「リズ」などの婦人靴ブランドを展開する(株)シンエ

イの婦人靴企画・卸売り販売事業、新興製靴工業(株)の靴製造販

売事業を同社子会社が買収すると発表したことから注目。インバ

ウンド消費の減速も聞かれるが、訪日外国人からの日本製衣服、

靴の人気に関しては依然として衰えておらず、同社が展開する

免税店の売上増に寄与するものと期待される。

■業績予想の下方修正も織り込み済み

同社は12日、16年12月期の連結業績予想を大幅に下方修正

した。しかしながら、既にインバウンド消費の低迷による業績悪化

は織り込み済みとなっている。先週は円高進行の向かい風の中、

あく抜け感で株価はリバウンド基調を継続し、抵抗線として意識さ

れていた 25 日線を突破している。今回の婦人靴事業の買収が株

価上昇の支援材料となろう。目標株価は 8 月19 日の終値から約

10%上昇した水準の 820 円とする。

★リスク要因

戻り待ちの売り圧力と為替動向。

8202:日足

リバウンド継続で上値を抑えられてい

た 25 日線を突破。

インバウンド消費低迷による業績悪化は織り込み済み

ラオックス〈8202〉東証2部

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週刊相場観測誌

Market展望読者の気になる銘柄

(株)

ソフトバンクグループ 東証 1 部〈9984〉/目先は押し目買い優勢の動きも想定

先週は週初に大幅上昇、アリババ

の株価急騰が材料視された。ただ、週

後半にかけては一転して売り優勢に。

5000 億円を上限とした自社株買いの

取得終了を発表したことで、需給期待

が一巡することとなった。8月に入っ

てから一気に上限の半分の水準を買

い付けた形に。8 月に入ってから 17

日高値までの上昇率は 23%、自社株

買いによる押し上げ効果が大きかっ

たとの見方にもつながった。

過度な需給期待は一巡したもの

の、積極的な株主還元姿勢は評価すべ

きであろう。大型買収の効果の行方を

見極めたいとの見方もあるが、スプリ

ントの回復感が強まるにつれて、今回

の買収案件に関しても、期待感へと変

化していこう。アリババも高値圏で底

堅い動きを続け、先週末には格上げの

動きもみられることから、目先は押し

目買いの動きが優勢になっていく可

能性は高いと考える。

SUMCO 東証 1 部〈3436〉/ショートカバー一巡後の反動などにも警戒

先週は週末にかけて急伸する展開

になった。シリコンウエハー世界6位

のGlobalWafersが同4位のSunEdison

を買収すると伝わった。再編に伴って

大手メーカーの数が減少、業界全体で

今後のシリコンウエハーの需給バラ

ンス改善や市況上昇などが期待され

る状況となったもよう。業界2番手の

同社にもメリット享受期待が先行す

るほか、一段の再編思惑なども高まる

方向になった。

先週末の急伸に関しては、売り方の

買戻しといった需給要因が大きなウ

ェイトを占めたともみられる。ショー

トカバー一巡後の反動も警戒したい。

市場では大型再編が価格の是正につ

ながるとの見方になっているが、再編

企業が規模の拡大による価格競争に

打って出る可能性なども残り、競争激

化を警戒する動きも目先は強まりそ

うだ。目先は上昇一服と判断したい。

読者の気になる

(株)

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Market展望今週のテクニカル妙味銘柄

村田製作所 東証1 部 〈6981〉

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

A

A

日足チャートでは、25 日移動平均線

レベルでのもみ合いが続いている。一目

均衡表では、週明け以降、雲上限が一気

に切り下がること(点線・四角A)から

自然体で雲上放れとなろう。基準線をサ

ポートに7月戻り高値13295円の突破を

意識した格好に。遅行スパンも好転して

いること(点線・丸B)から、上へのバ

イアスが強まると見る。

ロゼッタ 東証マザーズ 〈6182〉

6月24日に直近の安値2677円をつけ

た後は、安値圏でのもみ合いが続いてい

た。5月以降、戻り高値をクリアできな

い状況が続いていたが、出来高はまだ少

ないながらも、週末に8月2日の高値を

上抜いている。日足の一目均衡表では、

雲への突入を果たしている(点線・四角

A)。遅行スパンが好転していること(点

線・丸B)から、反発基調は続くと見る。

B

B

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

今週のテクニカ

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Market展望 カテゴリー考察 テーマ別分析

■主な自動運転関連銘柄

■政府は 2020 年にも自動運転を地域限定で解禁する方針

足元で自動運転車に関する材料が複数出ていることで、今週は自動運転関連銘柄を分析したい。米配車サービス大手ウーバー・

テクノロジーズとスウェーデンの自動車大手ボルボ・カーズは18日、自動走行できるスポーツタイプ多目的車(SUV)の開発を巡

り3億ドル(約300億円)相当の契約に調印したと発表した。タクシーとしての利用と消費者への販売の両方を想定しているとい

う。また、8月31日~9月2日には、ロボットベンチャーのZMPが第8回となる「ZMPフォーラム2016」を開催する。ZMPの自動

運転に関する取り組みのほか、新製品の発表や新技術の紹介などが行われる見込み。ほか、経済産業省は「自動車」「健康」「もの

づくり」「暮らし」の 4 分野における新技術の普及に備えて、規制改革の工程表を今年度内に作成するとも報じられている。自動

車分野では道路交通法など関連法改正により国際競争力を底上げすると。2030年までに自動運転を普及させることで現状700万人

とされる移動弱者をゼロにすることや、災害時の物資輸送を3日以内に完了できるようにすることを目標とするもよう。政府は2020

年にも自動運転車を地域限定で解禁するとも伝わっている。自動運転、および自動運転を支える次世代通信規格 5G やセキュリテ

ィなどの関連銘柄に対して改めて関心が向かう展開が想定されよう。

経産省や ZMP の動きで改めて自動運転関連に注目

出所:フィスコ作成

テーマ別分析

コード 銘柄 コメント 市場8/19終値

(円)時価総額(億円)

売買代金25日平均(百万円)

2303 ドーン  地理情報システムを手掛けており思惑も JASDAQ 2,284.0 81.31 385.13

2359 コア   組み込みシステム開発、自動運転で商機拡大期待 東証1部 916.0 135.88 18.39

2432 DeNA 自動運転タクシーの公道実験を実施 東証1部 2,890.0 4,358.40 7,628.09

3652 DMP  画像処理半導体が車載機器向け製品に採用 マザーズ 2,732.0 74.11 400.68

3663 アートスパーク HMIオーサリングツールを開発 東証2部 2,095.0 141.94 484.06

3676 HUG  自動車業界向けデバッグサービス 東証1部 3,600.0 430.03 454.91

3692 FFRI サイバーセキュリティ マザーズ 3,400.0 275.44 328.62

3741 セック  自動運転関連の研究開発案件が増加で業績拡大中 JASDAQ 2,830.0 72.44 18.19

3857 ラック  情報セキュリティ JASDAQ 945.0 252.15 80.25

3918 PCI-HD 自動車間通信モジュールのソフト開発で応用期待 マザーズ 2,240.0 75.61 111.08

4667 アイサンテクノ 愛知県で無人自動運転車の実験を開始 JASDAQ 4,735.0 222.52 239.03

4748 構造計画 5Gモバイル推進フォーラム(5GMF)に参加 JASDAQ 2,020.0 123.34 81.36

4813 ACCESS 車載向けブラウザ開発、自動走行システム事業採択 マザーズ 588.0 231.04 138.45

6632 JVC-KW デジタルコックピットを開発 東証1部 242.0 336.38 345.95

6645 オムロン 自動運転車のセンサーを手掛ける 東証1部 3,470.0 7,424.34 4,207.33

6758 ソニー  画像センサー、ZMPに出資 東証1部 3,273.0 41,325.50 21,154.50

6769 ザイン ZMPフォーラムでカメラ映像の超高速伝送技術を紹介 JASDAQ 1,130.0 139.44 103.00

6773 パイオニア 自動運転車用の地図システムを開発 東証1部 239.0 889.61 1,442.59

6902 デンソー 自動車部品大手 東証1部 4,116.0 36,388.26 8,533.97

7201 日産自動車 8月に高速道で一部自動走行可能な車を発売予定 東証1部 968.4 42,519.68 16,391.36

7203 トヨタ自動車 2020年をメドに高速道で車線変更可能な車を発売 東証1部 6,026.0 201,147.72 61,292.91

7270 富士重工 2020年に高速道で車線変更可能な車を発売 東証1部 3,832.0 29,999.42 14,182.32

9437 NTTドコモ 自動運転技術の開発に乗り出す 東証1部 2,653.0 105,020.14 14,003.37

9984 ソフトバンクG 自動運転開発を手がける「SBドライブ」を設立 東証1部 6,481.0 77,814.79 82,064.48

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Market展望

■割安・出遅れのバリュー株

コード 銘柄 業種8/19株価

(円)株価位置

(%)時価総額(億円)

200日線乖離

(%)

PBR(倍)

信用買残(株)

信用売残(株)

信用倍率(倍)

9375 近鉄エクス 倉庫運輸 1,182 1.2 851 -28.85 0.68 321,500 266,100 1.21

6417 SANKYO 機械 3,570 1.3 3,199 -15.79 0.83 61,200 82,200 0.74

7222 産車体 輸送用機器 902 1.7 1,418 -22.08 0.79 57,100 116,500 0.49

9505 北陸電 電気・ガス 1,154 2.1 2,427 -24.56 0.74 311,300 326,900 0.95

3291 飯田GHD 不動産 1,782 2.9 5,247 -17.32 0.87 176,300 167,800 1.05

9502 中部電 電気・ガス 1,296 4.9 9,820 -15.90 0.61 739,600 457,100 1.62

8129 東邦HD 卸売 2,074 5.0 1,623 -19.57 0.82 24,900 108,000 0.23

9832 オートバクス 卸売 1,416 5.6 1,190 -23.48 0.90 310,700 299,200 1.04

7274 ショーワ 輸送用機器 581 6.1 442 -35.33 0.47 305,000 289,600 1.05

8566 リコーリース その他金融 2,584 6.3 807 -19.39 0.56 80,700 169,800 0.48

7211 三菱自 輸送用機器 473 9.7 4,653 -38.12 0.69 7,999,800 7,852,400 1.02

7312 タカタ 輸送用機器 412 15.8 343 -27.24 0.28 1,637,800 1,770,800 0.92

7313 TSテック 輸送用機器 2,390 16.0 1,625 -14.02 0.82 59,100 198,600 0.30

8905 イオンモール 不動産 1,355 16.1 3,088 -18.61 0.91 360,300 182,300 1.98

5301 東海カ ガラス土石 254 17.1 571 -14.36 0.44 1,044,000 957,000 1.09

6282 オイレス工 機械 1,625 17.9 590 -10.53 0.92 8,800 156,400 0.06

7459 メディパル 卸売 1,628 18.5 3,981 -12.52 0.89 48,300 225,900 0.21

7014 名村造 輸送用機器 614 22.9 424 -22.43 0.39 380,100 537,000 0.71

5384 フジミインコ ガラス土石 1,262 23.9 362 -17.50 0.71 114,300 104,500 1.09

8015 豊通商 卸売 2,258 24.3 7,995 -10.54 0.89 164,400 338,600 0.49

6474 不二越 機械 334 25.4 832 -19.18 0.86 1,742,000 1,313,000 1.33

6395 タダノ 機械 974 27.4 1,261 -13.66 0.92 298,900 390,500 0.77

5011 ニチレキ 石油石炭 707 28.3 224 -11.99 0.47 136,800 177,300 0.77

5949 ユニプレス 輸送用機器 1,842 28.8 879 -14.85 0.69 126,200 72,100 1.75

7240 NOK 輸送用機器 1,957 29.8 3,388 -10.58 0.85 110,500 245,600 0.45

5017 富士石油 石油石炭 296 31.6 231 -11.78 0.48 851,900 596,400 1.43

1662 石油資源 鉱業 2,373 31.6 1,356 -11.24 0.32 293,200 240,100 1.22

6103 オークマ 機械 756 37.3 1,276 -11.06 0.94 1,405,000 1,256,000 1.12

6135 牧野フ 機械 656 38.4 787 -10.53 0.62 1,322,000 704,000 1.88

6472 NTN 機械 356 40.6 1,896 -10.67 0.81 3,375,000 2,178,000 1.55

6278 ユニオンツール 機械 2,636 40.8 548 -10.12 0.99 12,100 76,900 0.16

カテゴリー考察 スクリーニング分析

割安感・出遅れ感の強いバリュー株に注目

■リバランス中心の動きの中で、バリュー株優位の流れは継続

今週は週末にジャクソンホール会合を控えて方向感の乏しい展開になると想定される。リバランスの動きが中心になると見られ

るが、足元では、バリューとグロースでの明暗が大きく分かれており、こうした流れに追随する動きが継続する可能性は高いと判

断される。ただ、世界的な景気動向に対しては不透明感が残り、為替の円高傾向も続く中では、景気敏感株の一段の上値追いには

慎重姿勢も強まる公算。バリュー株(出遅れセクター)のなかでも、出遅れ感や割安感が強い銘柄に関心を高めたいところだ。

なお、スクリーニング要件としては、1.2012年末からの騰落率がTOPIXをアンダーパフォームしている業種(金融を除く15業

種)、2.200日移動平均線とのマイナス乖離が10%以上、3、信用倍率が2倍以下(信用売残×株価が1億円以上)、4、PBRが1倍

未満としている。

スクリーニング

注:株価位置は(現値-年初来安値)/(年初来高値-年初来安値)

出所:フィスコアプリなどより作成

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Market展望

カテゴリー考察 先週の話題レポート

リビジョンインデックスが底打ちすれば中期バリュー株相場が到来

■目先のファクターとしてバリューファクターに注目

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績下方修正の底打ちによる中期的なバリュー株相場の到来は近いとみて、バリュー

ファクターに注目している。足下のコンセンサス予想リビジョンは、今決算発表が本格化した7月下旬からボトムアウトの兆しが

見られると指摘。特に、リビジョンインデックスを外需と内需で分けた場合、外需企業に強い反転の動きが見られると。リビジョ

ンインデックスがボトムアウトとなれば、株式市場全体としてもバリュー株相場継続の条件がそろうことになると指摘。今回の中

期的なバリュー株相場では長期間割安に放置されている銘柄よりも短期割安銘柄に着目しているもよう。

■直近の割安銘柄(MUMSS)

注:TOPIX500 ユニバース。予想EPR が上位3 分の 1 かつ BPR が上位3 分の 1 の銘柄からフィスコが抜粋。PBR で 24 ヵ月以上割安の銘柄を

除外。『PER 最割安/PBR最割安』は予想EPR/実績PBR が第5 分位(5 分位の分位別ポートフォリオの最割安分位)の銘柄に○。『リビジョン』は

カバー3 人以上の銘柄でポジが今期予想経常利益リビジョン(4 週間前移動平均経常利益との変化率)がプラス、ネガが同マイナス。

出所:日経NEEDS-BULK/FDS、アイ・エヌ情報センター、AstraManager、Bloomberg、FactSet より MUMSS 作成。

コード 銘柄名 東証17種株価

(8/12,円)時価総額

(8/12,百万円)予想PER

(X)実績PBR

(X)PER

最割安PBR

最割安リビジョン

1944 きんでん 建設・資材 1,116 243,445 9.6 0.65 ネガ

1951 協和エクシオ 建設・資材 1,370 161,403 9.8 0.87

3105 日清紡ホールディングス 電機・精密 1,007 180,051 9.8 0.68

3231 野村不動産ホールディングス 不動産 1,809 346,812 7.6 0.78 ○ ネガ

3289 東急不動産ホールディングス 不動産 591 378,731 10.5 0.86 ネガ

3861 王子ホールディングス 素材・化学 414 419,954 9.8 0.69 ネガ

3941 レンゴー 素材・化学 641 173,747 10.5 0.73

4044 セントラル硝子 素材・化学 426 91,539 8.8 0.56 ○

4061 デンカ 素材・化学 404 188,245 8.2 0.85 ○

4182 三菱瓦斯化学 素材・化学 624 301,691 11.1 0.73 ポジ

4205 日本ゼオン 素材・化学 789 187,053 8.1 0.83 ○

4208 宇部興産 素材・化学 175 185,850 8.1 0.69 ○ ネガ

5019 出光興産 エネルギー資源 1,866 298,560 5.1 0.60 ○ ネガ

5021 コスモエネルギーホールディング エネルギー資源 1,082 91,722 3.0 0.84 ○

5101 横浜ゴム 自動車・輸送機 1,446 245,168 7.0 0.68 ○ ネガ

5401 新日鐵住金 鉄鋼・非鉄 2,006 1,906,345 9.9 0.65 ネガ

5406 神戸製鋼所 鉄鋼・非鉄 89 324,284 9.3 0.47 ○ ネガ

5411 ジェイ エフ イー ホールディング 鉄鋼・非鉄 1,468 901,996 9.9 0.47 ○ ネガ

5413 日新製鋼 鉄鋼・非鉄 1,258 138,184 8.1 0.65 ○

5711 三菱マテリアル 鉄鋼・非鉄 272 357,652 10.2 0.64 ネガ

5802 住友電気工業 鉄鋼・非鉄 1,406 1,116,280 10.2 0.82 ネガ

5803 フジクラ 鉄鋼・非鉄 563 166,571 10.4 0.85 ポジ

5949 ユニプレス 自動車・輸送機 1,696 80,976 6.3 0.63 ○ ネガ

5991 日本発條 建設・資材 913 222,832 9.3 0.86 ネガ

6141 DMG森精機 機械 1,104 146,770 8.2 0.85 ○ ネガ

6201 豊田自動織機 自動車・輸送機 4,590 1,495,609 11.3 0.71 ネガ

6302 住友重機械工業 機械 486 298,660 10.2 0.79 ネガ

6472 NTN 機械 354 188,492 8.9 0.81 ポジ

6501 日立製作所 電機・精密 488 2,359,697 8.6 0.86 ネガ

6701 日本電気 電機・精密 256 666,812 9.6 0.84

6995 東海理化電機製作所 自動車・輸送機 1,919 180,835 8.5 0.83 ネガ

7003 三井造船 自動車・輸送機 144 119,662 9.3 0.50 ○ ネガ

7004 日立造船 機械 520 88,512 9.7 0.77

7011 三菱重工業 機械 442 1,491,152 9.6 0.88 ネガ

7201 日産自動車 自動車・輸送機 1,004 4,408,278 6.7 0.89 ○ ポジ

7240 NOK 自動車・輸送機 1,989 344,373 10.8 0.87 ネガ

7267 本田技研工業 自動車・輸送機 2,955 5,352,771 9.8 0.79 ポジ

7313 テイ・エス テック 自動車・輸送機 2,444 166,192 7.5 0.84 ○ ネガ

7762 シチズンホールディングス 電機・精密 559 184,668 9.9 0.78 ネガ

7966 リンテック 情報通信・サービスその他 2,008 153,741 10.1 0.85

8001 伊藤忠商事 商社・卸売 1,213 2,016,254 5.4 0.87 ○ ポジ

8002 丸紅 商社・卸売 494 859,064 5.4 0.65 ○ ネガ

先週の話題レポー

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Market展望

12日申し込み時点に2市場信用残高は、買い残高が802

億円減の2 兆 9608 億円、売り残高が516 億円増の6572

億円だった。買い残高が 2 週ぶりに減少、売り残高が 4

週ぶりに増加した。買い方の信用評価損益率は-15.59%

から-14.34%に改善。売り方の評価損益率は+1.56%から

-1.99%とマイナス圏に下がっている。売り方の評価損益

率がマイナスに転じるのは 4 月 22 日時点(-0.23%)以

来、約 4 カ月ぶりとなる。信用倍率(買い残高÷売り残

高)は3.70倍から3.29倍に取り組みが改善している。

この週(8-12日)の日経平均株価は前週末比665.47円

高の16919.92円だった。前週の予想を上回る雇用統計の

結果を受けた米国株高の流れを受けて、買い優勢の展開

で始まった。その後は佳境を迎える決算発表のなかで参

加者が限られたものの、日銀の ETF 買い入れが需給を下

支える格好となった。

個別ではブラザー<6448>の信用倍率が0.44倍から0.11

倍となった。17 年3月期業績予想の上方修正が好感され

ており、マドを空けての急騰となるなか、買い方の利益

確定に対して、反動安を狙った新規売りが積み上がって

いるようだ。三菱電機<6503>は 1.52 倍から 0.54 倍と売

り長の需給状況となった。出資するダイナミックマップ

は、年内にも一部高速道の地図を作成し、自動運転車の

開発に利用と報じられている。リバウンド局面の中で買

い方の利食いに対して、新規売りが積み上がっている。

カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data

売り方の評価損益率は 4 カ月ぶりにマイナス圏に

取組みが改善した銘柄

信用倍率(倍)

信用残高 金額ベース 単位:百万円

信用需給動向

コード 市場 銘柄8/19終値

(円)

信用買残

(8/12:株)

信用売残

(8/12:株)

信用倍率

(8/12:倍)

信用買残

(8/5:株)

信用売残

(8/5:株)

信用倍率

(8/5:倍)

6448 東証1部 ブラザー 1,607.0 112,000 1,066,000 0.11 254,000 572,200 0.44

6503 東証1部 三菱電 1,320.0 911,000 1,679,000 0.54 1,646,000 1,084,000 1.52

6098 東証1部 リクルートHD 4,080.0 77,500 555,700 0.14 113,900 319,000 0.36

2432 東証1部 DeNA 2,890.0 2,944,500 1,398,800 2.11 3,256,700 606,600 5.37

8830 東証1部 住友不 2,679.0 1,771,000 428,000 4.14 2,171,000 208,000 10.44

9984 東証1部 ソフトバンクG 6,481.0 4,403,200 2,198,500 2.00 6,489,900 1,347,900 4.81

6367 東証1部 ダイキン 9,224.0 268,900 252,000 1.07 450,300 183,500 2.45

6305 東証1部 日立建 1,904.0 209,600 1,105,500 0.19 302,300 774,500 0.39

8035 東証1部 東エレク 8,956.0 301,100 286,900 1.05 464,600 230,700 2.01

7550 東証1部 ゼンショーHD 1,750.0 134,200 557,800 0.24 163,100 363,300 0.45

8276 東証1部 平和堂 1,866.0 80,200 1,251,100 0.06 71,700 644,400 0.11

6762 東証1部 TDK 7,010.0 368,200 228,100 1.61 471,400 160,600 2.94

7272 東証1部 ヤマハ発 1,956.0 987,900 1,015,500 0.97 1,547,600 887,200 1.74

7915 東証1部 日写印 2,669.0 131,300 617,600 0.21 193,200 517,300 0.37

9501 東証1部 東電力HD 348.0 31,081,900 3,788,000 8.21 29,626,300 2,116,700 14.00

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Market展望 連載コラム

コラム:「蓮舫代表」に望むこと

9月15日投開票の民進党代表選まで1カ月を切りました。本

命候補の蓮舫氏が代表に就任した場合には、安倍晋三首相と

は性別から世代、生い立ち、言葉の選び方に至るまで、すべ

てが対照的な野党第1 党の新しい顔となるので、与党との「違

い」は否応なく意識されるでしょう。加えて、与党とは視点の異

なる経済政策を打ち出すことができれば、他党との協調にも

道が開け、日本の政治を突き崩す原動力になるのではないで

しょうか。

民進党は、前身の民主党が 2012 年12 月の総選挙で野党に

転落後、海江田万里氏と岡田克也氏が代表として再建を進め

てきました。しかし、この 3 年半あまりを振り返ると、党名変更

をはじめとするもたつきが災いし、自公政権に痛手を負わせ

るどころか、むしろ勢いづかせています。支持率低迷の最大

の原因は、与党との明確な「違い」を打ち出せないことです。

かつての英国の例を引き合いに出すと、与党・保守党に対抗

するべく野党・労働党は党首に当時 41 歳だったブレア氏を選

出。長期政権でよどんだ政界に新風を巻き起こし、その後政

権を奪還した経緯があります。

民主党は1998年4月の結党以来、与党への対案を掲げるこ

とを旨としてきました。2003 年に自前で作成した政府予算の対

案は、その年の秋に行われた総選挙でお目見えした「マニフ

ェスト」のベースになりました。選挙公約という対案を示すこと

で、有権者に政権選択を迫るようになったのです。当時の小

泉純一郎首相は国会答弁で「公約を守らないことなんて大した

ことではない」とうそぶいていましたが、自公両党も民主党に

ならってマニフェストを準備し、日本はようやく先進国らしい選

挙になりました。蓮舫氏が今月 8 日に記者会見で打ち出した

「対案主義」は、民主党時代の原点回帰といえるでしょう。

筆者が特に望みたいのは、財政再建を柱とする経済政策で

す。基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標

は、小泉政権時代は2010年代初頭だったはずなのに、達成さ

れないままいつの間にか2020年に先送りされています。思惑

通り2020年に黒字化できたとしても、それは公的債務1200兆

円の削減のスタート地点にすぎません。ゴールは何光年も先

の気が遠くなるような話です。安倍政権は成長を先行させ財

政を立て直す方針のようですが、途上国ならまだしも日本の

ように成熟した国の緩やかな経済成長ペースでは、この莫大

な債務の削減はほとんど不可能です。

財政再建といっても消費税引き上げではなく、民主党政権下

で進められた事業仕分けが基本です。2009 年 11 月の仕分け

では効果が 1.7 兆円と報じられました。消費税1%分が 2 兆円

とされることを考えれば、目標は大幅に下回ったものの、画期

的な試みだったと今でも思います。仕分けの結果「廃止」とさ

れた事業がその後事業名を変えて復活するなどの抜け道を

つぶしていけば、さらに効果はあがるはずです。この事業仕

分けを柱とした財政再建を新生民進党の看板政策に掲げるこ

とによって、停滞が指摘される「アベノミクス」との違いを明確

にできるでしょう。

それによって、他党との協調に化学反応をもたらす可能性も

あります。今回の参院選では共産党などとの共闘が話題を呼

びました。ただ、一人区では成果がみられたものの、野党とし

て勢力を拡大するほど支持を得るまでには至りませんでし

た。民進党単独での政権奪還は難しいため他党との連携は不

可欠ですが、財政再建はそのための1つの軸になると思われ

ます。事業仕分けを政策として最初に取り上げた公明党を切り

崩す選択肢もあるのではないでしょうか。「蓮舫代表」には野

党ならではのダイナミズムを大いに発揮することを期待しま

す。

連載コラム

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Market展望 資料編 今週のMarket Data

1 スケジュール 経済カレンダー 2-4

決算カレンダー 5

2 レーティング 格上げ・買い推奨 6

格下げ・売り推奨 7

3 投資主体別売買動向 総括コメント 8

市場別データ 9

4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 10

5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1部) 11

雲下抜け銘柄(東証1部) 12-13

今週のマーケットデータ

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週刊相場観測誌

Market展望 経済カレンダー - 1

Market Data

8月22日~8月27日 ※全て日本時間で表示

経済カレンダー

日付 曜日 時間 内容

8月22日 月 11:00 経産省の長期地球温暖化対策の国内投資拡大タスクフォース会合

14:00 全国スーパー売上高(7月)

16:00 コンビニエンスストア売上高(7月)

20:25 ブ・週次景気動向調査

8月23日 火 10:45 中・MNI企業景況感指数(8月)

13:00 黒田日銀総裁がFinTechフォーラムであいさつ

15:00 スイス・貿易収支(7月)

16:30 独・製造業PMI(8月)

16:30 独・サービス業PMI(8月)

16:30 独・総合PMI(8月)

17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高

17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額

20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表

22:30 ブ・経常収支(7月)

22:30 ブ・海外直接投資(7月)

22:45 米・製造業PMI(8月)

23:00 米・新築住宅販売件数(7月)

23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数速報値(8月)

米・決算発表 ベスト・バイ

亜・決算発表 ペトロチャイナ

8月24日 水 07:45 NZ・貿易収支(7月)

14:00 気象庁3カ月予報

15:00 独・GDP改定値(4-6月)

17:00 南ア・消費者物価指数(7月)

17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI速報値(8月)

17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI速報値(8月)

17:00 欧・ユーロ圏総合PMI速報値(8月)

20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(8月)

22:00 米・FHFA住宅価格指数(6月)

23:00 米・中古住宅販売件数(7月)

欧・決算発表 グレンコア

米・決算発表 HPインク

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Market展望 経済カレンダー - 2

Market Data

8月22日~8月27日 ※全て日本時間で表示

日付 曜日 時間 内容

8月25日 木 08:50 対外対内証券売買(先週)

08:50 企業向けサービス価格指数(7月)

16:00 スペイン・GDP改定値(4-6月)

17:00 独・IFO景況感指数(8月)

21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)

21:30 米・耐久財受注(7月)

21:30 米・製造業受注(7月)

22:30 ブ・個人ローン・デフォルト率(7月)

22:30 ブ・融資残高(7月)

22:45 米・消費者信頼感指数(先週)

米・カンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで年次シンポジウム開催(27日まで)

米・決算発表 ティファニー

亜・決算発表 中国人寿保険、中国建設銀行

8月26日 金 08:30 消費者物価コア指数(7月)

14:00 基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)

17:00 欧・ユーロ圏マネーサプライ(7月)

17:30 英・GDP改定値(4-6月)

21:30 米・GDP改定値(4-6月)

米・イエレンFRB議長がワイオミング州ジャクソンホールで開かれるカンザスシティー連銀の年次シンポジウムで講演

亜・決算発表 中国農業銀行、中国石油化工、BYD、タタ・モーターズ

8月27日 土 10:30 中・工業利益(7月)

アフリカ・第6回アフリカ開発会議(TICAD)開催(ナイロビ、28日まで)

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週刊相場観測誌

Market展望 スケジュール 日米主要経済指標のポイント

■(米)7 月新築住宅販売件数

23 日(火)午後11 時発表予定

(予想は57.5万戸) 参考となる6月実績は、年率換算で前月比+3.5%、59.2万戸となった。販売件数は2008年2月以来の

高い水準を記録した。住宅ローン金利が低位で推移していることや雇用環境の改善が販売件数を押し上げた。7月については販

売価格の上昇を意識して反動減の可能性があるが、米北東部や南部の販売件数が増えた場合、6月実績に近い水準となる可能性

がある。

--------------------------------------------------------------------

■(米)7 月中古住宅販売件数

24 日(水)午後11 時発表予定

(予想は555万戸) 全米不動産協会(NAR)によると6月の中古住宅販売件数は、年率換算で557万戸。販売件数は市場予想

をやや上回っており、4カ月連続で増加した。7月については、新築住宅価格が上昇していることから、中古住宅の需要増が予

想されており、6月実績並みの水準となる可能性がある。低水準の住宅ローン金利も購入増加を促す一因となっているようだ。

--------------------------------------------------------------------

■(米)7 月耐久財受注

25 日(木)午後9 時30 分発表予定

(予想は前月比+3.5%) 参考となる6月実績は前月比-3.9%。輸送機器は大幅に減少した。民間航空機・航空機部品の受注減

が要因。7月については輸送機器関連の受注がある程度持ち直すとみられており、6月に減少した反動で増加する見込み。市場

予想は妥当な水準か。

--------------------------------------------------------------------

■(日)7 月全国消費者物価コア指数

26 日(金)午前8 時30 分発表予定

(予想は前年比-0.4%) 参考となる6月実績は前年同月比-0.4%で下落率は市場予想を上回った。7月についてはエネルギー

価格の下落率が縮小することから、全体の下落率もやや縮小する見込み。ただし、テレビ、PC の価格は低下傾向にあることか

ら、市場予想は妥当か。

--------------------------------------------------------------------

■(米)4-6 月期国内総生産改定値

26 日(金)午後9 時30 分発表予定

(予想は前期比年率+1.1%) 参考となる4-6月期の速報値は前期比年率+1.2%。個人消費は堅調だったが、設備投資や在庫投

資は弱含みとなった。改定値では個人消費は変わらずとなりそうだが、設備投資と在庫投資はやや上方修正される可能性がある。

市場予想は前期比年率+1.1%だが、速報値から上方修正される可能性は残されている。

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日米主要経済指標のポイント

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Market展望

日付 コード 銘柄 上場部名 時刻 日付 コード 銘柄 上場部名 時刻

8月22日 7590 タカショー ジャスダックS

8月23日 7488 ヤガミ 名証2部

8月23日 8963 INV 東証REIT 16:00

8月24日 8985 JHR 東証REIT 15:00

8月26日 3031 ラクーン 東証1部

8月26日 9603 エイチ・アイエス 東証1部

決算カレンダー

Market Data

※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。

決算カレンダー

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Market展望

レーティング 格上げ・買い推奨

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

レーティング

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

8月15日 みずほ 4571 ナノキャリア 中立→買い格上げ 1670→1240

8月16日 CS 7915 日写印 NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 2100→3200

UBS 9843 ニトリHD BUY新規 15000

8月17日 CS 1721 コムシスHD OUTPERFORM新規 2400

いちよし 2196 エスクリ B→A格上げ -

岩井コスモ 3034 クオール B+→A格上げ -

4572 カルナバイオ A新規 -

三菱UFJ 7915 日写印 HOLD→BUY格上げ 1960→3280

野村 6301 コマツ NEUTRAL→BUY格上げ 1750→2600

6302 住友重 NEUTRAL→BUY格上げ 570→600

8月19日 JPモルガン 6702 富士通 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ -

ゴールドマン 2175 SMS 買い新規 3300

2181 テンプHD 買い新規 2300

みずほ 8031 三井物 UNDERPERFORM→中立格上げ 1150→1400

モルガン 4684 オービック UNDERWEIGHT→EQUALWEIGHT格上げ 4500→5200

大和 7988 ニフコ 2新規 6000

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Market展望

レーティング 格下げ・売り推奨

格下げ・売り推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

8月15日 モルガン 3048 ビックカメラ OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ 1520→1050

8月16日 SMBC日興 9107 川崎船 2→3格下げ 200

いちよし 2780 コメ兵 B→C格下げ -

ゴールドマン 6464 ツバキナカシマ 買い→中立格下げ 1400→1450

大和 1979 大気社 2→3格下げ 2900→2600

5012 東ゼネ石 2→3格下げ 1030→920

8月17日 JPモルガン 7201 日産自 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ -

いちよし 7820 ニホンフラッシュ A→B格下げ -

岩井コスモ 6809 TOA A→B+格下げ -

モルガン 6753 シャープ UNDERWEIGHT新規 90

三菱UFJ 4732 ユー・エス・エス OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 2000→1800

8月18日 CS 6841 横河電 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 1400→1450

岡三 4839 WOWOW 強気→中立格下げ -

8月19日 いちよし 3187 サンワカンパニ A→B格下げ -

メリルリンチ 9831 ヤマダ電 中立→UNDERPERFORM格下げ -

モルガン 4716 日本オラクル EQUALWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ 4700→5000

4768 大塚商 EQUALWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ 4800→4000

8056 日ユニシス OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ 1400

岡三 9201 JAL 強気→中立格下げ 3300

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Market展望

投資主体別売買動向 - 1 総括コメント

8月第2週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で76億円と小幅に売り越し継続となった。現物については買い

越しに転じた。また、個人投資家は2340億円と売り越しに転じた。

その他、投信は28億円、事法は229億円、信託は1221億円と買い越し継続となった。都地銀は124億円と売り越し継続となっ

た。生・損保は172億円と売り越しに転じた。自己は現物、TOPIX先物、225先物買いで1410億円と買い越し継続となった。この

週の裁定残は、ネットベースで609億円増加の4020億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で4.09%の大幅上昇へ。

外国人投資家は総合で小幅に売り越し継続

投資主体別売買動向

個人 単位:億円 外国人 単位:億円

生・損保 単位:億円 信託銀 単位:億円

投信 単位:億円 事業法人 単位:億円

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Market展望

投資主体別売買動向 - 2

市場別データ

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

16/05/02 ▲890 2,617 ▲3,143 ▲113 322 117 79 578

16/05/09 ▲1,866 ▲137 568 289 648 ▲138 262 237

16/05/16 ▲47 ▲1,301 22 ▲265 1,308 148 ▲122 179

16/05/23 1,229 ▲1,104 ▲705 ▲293 802 ▲118 ▲87 158

16/05/30 ▲116 349 ▲1,462 ▲250 1,150 ▲172 ▲94 512

16/06/06 ▲4,946 295 2,236 ▲205 871 78 ▲9 1,489

16/06/13 ▲1,965 1,934 ▲2,208 563 3,533 15 50 213

16/06/20 ▲1,397 355 ▲1,301 238 261 15 27 1,251

16/06/27 ▲2,536 ▲119 105 606 20 ▲605 ▲167 2,283

16/07/04 ▲1,908 1,692 ▲1,749 ▲372 442 ▲297 ▲76 1,526

16/07/11 2,756 ▲4,990 3,512 ▲463 124 ▲611 ▲161 ▲57

16/07/19 312 387 ▲1,262 ▲147 88 ▲181 ▲71 660

16/07/25 222 ▲988 788 ▲355 76 ▲308 16 506

16/08/01 ▲424 2,238 ▲4,587 ▲27 705 23 ▲12 1,726

16/08/08 434 ▲2,114 484 ▲33 231 ▲164 ▲12 1,205

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

16/05/02 991 ▲64 ▲922 ▲28 ▲0 188 20 ▲175

16/05/09 1,307 108 ▲1,118 ▲189 0 7 ▲37 ▲143

16/05/16 ▲488 ▲8 605 ▲55 3 ▲110 18 52

16/05/23 ▲259 ▲3 65 198 3 48 1 ▲161

16/05/30 690 ▲1 480 ▲370 ▲6 ▲115 ▲19 ▲706

16/06/06 3,789 11 ▲2,728 367 25 ▲560 15 ▲942

16/06/13 2,610 6 ▲1,874 ▲261 ▲0 ▲288 17 ▲300

16/06/20 1,002 24 ▲588 88 77 62 5 ▲601

16/06/27 1,319 87 ▲1,448 ▲174 50 372 11 ▲400

16/07/04 2,480 ▲57 ▲88 ▲922 ▲0 ▲20 ▲25 ▲1,373

16/07/11 ▲2,530 63 2,479 ▲37 3 ▲103 ▲35 101

16/07/19 ▲571 76 509 ▲138 ▲2 ▲53 79 108

16/07/25 ▲262 ▲39 ▲630 61 ▲0 171 409 320

16/08/01 1,808 163 ▲1,421 ▲185 4 60 ▲413 ▲171

16/08/08 130 29 ▲364 202 ▲1 44 ▲97 142

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

16/05/02 585 116 ▲1,621 819 1 0 89 49

16/05/09 1,546 ▲135 ▲2,478 1,244 7 ▲101 ▲218 130

16/05/16 ▲231 11 ▲208 616 ▲16 ▲20 127 ▲285

16/05/23 ▲802 ▲20 1,238 ▲436 ▲19 ▲10 151 ▲44

16/05/30 689 24 ▲433 ▲224 30 ▲10 ▲69 ▲18

16/06/06 1,640 ▲61 ▲1,752 ▲189 ▲17 206 ▲19 232

16/06/13 925 257 ▲1,531 487 11 0 ▲30 ▲163

16/06/20 10 7 2,497 ▲1,583 ▲91 2 ▲214 ▲386

16/06/27 516 ▲447 ▲964 732 ▲74 ▲112 410 141

16/07/04 1,232 507 ▲182 ▲1,001 34 0 ▲385 ▲296

16/07/11 ▲488 ▲663 2,822 ▲998 ▲20 ▲543 175 ▲28

16/07/19 346 0 1,757 ▲1,817 ▲23 ▲79 79 ▲285

16/07/25 965 314 ▲34 ▲1,297 11 ▲13 150 ▲86

16/08/01 ▲42 5 ▲840 708 30 95 70 ▲95

16/08/08 846 ▲255 ▲196 ▲141 ▲1 ▲52 ▲15 ▲126

TOPIX先物

日経平均先物

現物

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銘柄名 コード 市場 上場日仮条件

(円)

公募株数

(株)

売出株数

(株)

公募価格

(円)

初値

(円)主幹事

8/19終値

(円)

デファクトスタンダード 3545 東M 8/31 1,500~1,630 1,100,000 0 - - 大和 -

事業内容: ブランド・ファッションに特化した自社運営サイト「ブランディア」及び他社提携の EC サイトを通じた宅配買取、販売

ベイカレント・コンサルティング 6532 東M 9/2 2,100~2,360 50,000 11,680,400 - - 野村 -

事業内容: (1)戦略・ビジネスコンサルティング、(2)ITコンサルティング、(3)システムインテグレーション、を主たるサービスとした総合コンサルティングファーム

デジタルアイデンティティ 6533 東M 9/14 - 130,000 230,500 - - みずほ -

事業内容:

カナミックネットワーク 3939 東M 9/14 - 54,000 166,000 - - 野村 -

事業内容: 医療・介護分野に特化したクラウドサービス事業及びそれに付随するサービス

串カツ田中 3547 東M 9/14 - 250,000 112,500 - - 大和 -

事業内容: 串カツ居酒屋「串カツ田中」の直営及びFC運営事業

ノムラシステムコーポレーション 3940 JQ S 9/16 - 342,000 134,500 - - みずほ -

事業内容: SAP ERPの導入コンサルティング及び保守サービス等のERPソリューシ ョン事業

運用型広告、SEOコンサルティング、クリエイティブサービスを主要サービスとするデジタルマーケティング事業、アプリの企画・開発・運営を行うライフテクノロジー事業

新規上場銘柄

新規上場銘柄 結果とスケジュール

※ データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。

証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。

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一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1部)

雲上抜け銘柄(東証1部)

一目均衡表 雲抜け銘柄

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

3658 イーブック 1101 639.5 936 4321 ケネディクス 457 429 453

4845 フュージョン 765 541.5 722.5 5852 アーレスティ 903 700.25 878.5

5957 日東精工 324 285.5 315 6305 日立建機 1910 1724.75 1888.5

6630 ヤーマン 2232 1908.25 1787 7729 東精密 2483 2396 2478.5

7915 日写印 2688 2169.5 2309 8934 サンフロンティア 1055 935.5 1032

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Market展望 一目均衡表雲抜け銘柄

雲下抜け銘柄(東証1部)

雲下抜け銘柄(東証1部)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1762 高松G 2308 2327.25 2419.5 1766 東建コーポ 7680 8675 7710

1773 YTL 47 47.75 49.5 1802 大林組 937 1042.75 979.5

1803 清水建 950 961 1018.5 1805 飛島建 173 180.25 201

1835 東鉄工 2794 2922.25 2850 1881 NIPPO 1840 1848 1932

1899 福田組 1019 1063 1050.5 1929 日特建 463 463.75 487

1964 中外炉 198 207.75 239.5 1980 ダイダン 765 796.25 817

2001 日粉 729 826.75 752.5 2109 三井製糖 481 510.5 490

2183 リニカル 1344 1542.25 1350 2206 グリコ 5550 6015 6000

2282 日ハム 2255 2405 2660 2305 スタジオアリス 2028 2087.25 2183

2309 シミックHD 1456 1479.25 1625 2353 日駐 122 125 159

2378 ルネサンス 1220 1225.75 1307.5 2429 ワールドHD 1326 1365.25 1543.5

2580 コカ・コーラE 1883 1886.25 2097.5 2590 DYDO 5070 5335 5217.5

2594 キーコーヒー 1906 1907.5 2033 2784 アルフレッサ 1992 2167.25 2118

2791 大黒天 4315 4470 4635 2910 ロックフィルド 1387 1460.25 1402

2922 なとり 1556 1630.25 1584 3001 片倉 1087 1182.75 1251.5

3003 ヒューリック 998 1013 1158 3064 MRO 2686 2816 2761

3097 物語コーポ 4535 4987.5 4745 3107 ダイワボHD 221 221.75 236

3153 八洲電機 554 558.5 603.5 3166 OCHI・HD 1000 1011 1215

3291 飯田GHD 1868 2090.75 1961.5 3660 アイスタイル 693 870.75 696

3686 DLE 599 773 834.5 3708 特種東海 338 352.25 343

3865 北越紀州 662 693.75 699.5 3950 ザ・パック 2565 2768 2785

4183 三井化学 447 448.5 448.5 4204 積水化 1376 1401.5 1472.5

4212 積水樹脂 1466 1502.75 1528.5 4299 ハイマックス 1116 1121.5 1173.5

4465 ニイタカ 1318 1334.25 1625 4471 三洋化成 849 856.25 872

4503 アステラス薬 1577 1629 1761.5 4548 生化学 1454 1517.5 1744

4684 オービック 5430 5782.5 5667.5 4686 ジャストシステ 832 875.75 845.5

4722 フューチャー 720 737 744.5 4745 東京個別 579 643.75 596.5

4819 Dガレージ 1693 1920 1892 4839 WOWOW 2564 2721 3203.5

4917 マンダム 4175 4525 4715 4919 ミルボン 4245 4415 4275

4922 コーセー 9190 10105 9825 4928 ノエビアHD 2960 3110 2963

4956 コニシ 1160 1195.75 1174 4967 小林製薬 4510 4773.75 4647.5

4973 高純度化 2118 2159 2282.5 4985 アース製薬 4345 4565 4632.5

5192 三星ベ 828 860.5 879.5 5440 共英製鋼 1899 1935.25 2043

5471 大同特鋼 431 449.25 486.5 5706 三井金 199 199.5 262

5821 平河ヒューテ 779 855.25 786 5851 リョービ 442 453.75 459.5

5857 アサヒHD 1672 1687 1892 5943 ノーリツ 1799 1822.25 2033

5947 リンナイ 9610 10077.5 9855 5958 三洋工 162 167.5 187

5988 パイオラックス 5640 6047.5 6132.5 6013 タクマ 888 910.75 888.5

6073 アサンテ 1505 1520 1592.5 6099 エラン 1193 1245 1297

6113 アマダHD 1057 1075.25 1123.5 6151 日東工器 2320 2331.25 2404.5

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雲下抜け銘柄(東証1部)

雲下抜け銘柄(東証1部)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

6272 レオン自機 679 694.75 679.5 6273 SMC 27635 28027.5 31137.5

6309 巴工業 1460 1484.75 1609 6333 帝国電機 757 794 916

6381 アネスト岩田 876 918.5 880 6383 ダイフク 1676 1844.75 1797.5

6436 アマノ 1457 1521.25 1557.5 6454 マックス 1123 1193.25 1287

6506 安川電 1412 1414.5 1472.5 6728 アルバック 2451 2815 2605.5

6806 ヒロセ電 13010 13380 15200 6858 小野測器 789 802 851.5

6869 シスメックス 6300 6835 7035 6905 コーセル 1047 1072.25 1276.5

7102 日車輌 252 267.5 305 7148 FPG 908 922.25 1114

7173 東京TYFG 3160 3222.75 3351.5 7259 アイシン精 4585 4602.5 4842.5

7416 はるやま 726 755.25 745 7419 ノジマ 1295 1308.75 1359.5

7438 コンドーテック 730 732.5 747 7476 アズワン 4085 4300 4210

7510 たけびし 997 1007.5 1038.5 7552 ハピネット 1045 1052.25 1186

7554 幸楽苑HD 1482 1527.5 1512.5 7820 フラッシュ 1053 1118 1347

7885 タカノ 621 644.25 749.5 7914 共同印 312 322.75 340.5

7956 ピジョン 2610 2685 3117 7976 三菱鉛筆 4895 5010 5267.5

8022 ミズノ 498 526.5 561.5 8041 OUGHD 238 240 254

8096 兼松エレク 1861 1939.75 1932 8140 リョーサン 3000 3003.25 3016.5

8142 トーホー 2230 2250.75 2294.5 8151 東陽テクニカ 1011 1026 1041.5

8370 紀陽銀行 1494 1497.25 1572.5 8395 佐賀銀 229 235.5 263.5

8519 ポケットC 499 504.25 531 8703 KABUCOM 338 347.25 382

8715 アニコムHD 2440 2713.5 2555 8804 東建物 1209 1271.5 1506

8928 穴吹興産 239 240.5 245 9006 京急 952 967.5 982

9010 富士急 1158 1177 1169.5 9058 トランコム 6210 6615 6290

9064 ヤマトHD 2391 2405.5 2562.5 9065 山九 552 564 592

9449 GMO 1393 1433.5 1641.5 9602 東宝 2916 3030.75 3035.5

9675 常磐興 148 148.75 153 9743 丹青社 730 807.5 773.5

9757 船井総研 1321 1539.75 1322.5 9759 NSD 1583 1614.75 1606

9793 ダイセキ 1737 1823.75 2070 9831 ヤマダ電機 508 529.25 512.5

9850 グルメ杵屋 984 1000.75 991.5 9934 因幡電産 3450 3592.5 3870

9936 王将フード 3880 3973.75 4060 9974 ベルク 3920 4087.5 3962.5

9993 ヤマザワ 1650 1674 1694

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