Food Tech チーム - maff.go.jp · 2021. 1. 21. · Food Tech(食×新しい技術)の例....
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2019年12月
活動概要資料
Food Tech チーム
農林水産省政策OpenLab Food Techチーム 無断での複製等は遠慮ください
政策Open Lab
技術・社会の変化に伴い必要となる新しい政策について、
所属部局に関わらず関心のある職員がチームを組み、勤務時間の1~2割を充てて取り組む。
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背景とFoodTechチームの目的
⚫旧態依然としていた食分野にもテクノロジーを活用した新たなサービスが登場
⚫従来の社会では不可能だったレベルの「食のパーソナライズ化」が図られ、食産業や食のあり方自体の変革が予見。
=新たな社会”Society5.0”が食分野へも到来
⚫新たに立ち上がりつつある新市場・新産業の拡大に向け、行政(農林水産省)として対応すべきことを提案
⇒ Food Tech(食×新しい技術)の社会実装を加速化し日本がイニシアチブを握る新市場を育成。
背景
※Society5.0=仮想空間と現実空間が高度に融合し、共有されたあらゆる情報と知識をAIが解析、社会課題の解決と経済成長を両立できる社会
Food Techの影響・可能性、特に「食のパーソナライズ化」に向けてキーデバイスとなる3Dフードプリンタの概観を整理
最初に活用される有望な分野として、3Dフードプリンタ×介護食市場を具体的に深堀り
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Food Tech(食×新しい技術)の例
【細胞培養肉】インテグリカルチャー 【完全食】ベースフード パスタ
【レシピのコード化】OPENSAUCEレシピの世界共通フォーマットを整備
【パーソナライズ】Habit 遺伝子情報に基づき、個々に最適化された弁当を提供
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Food Techの影響(食のデジタル化)
⚫「食×デジタル」によって、これまで難しかった1人1人の消費者へのパーソナライズ化がやりやすくなることで、食産業のあり方を変えていく可能性がある。
⚫これまで拾えなかった生活者のきめ細かな欲求に、事業で応えやすい時代に変わっていく。
「パーソナライズ化」が進む
⚫ サプライチェーンのデジタル化
⚫ 生活、あらゆる行動のデータ化
⚫ 嗜好や味覚の可視化=データ化
⚫ 少量多品種・カスタムメイド食の低コスト化
⚫ データに基づいて個人の健康や嗜好への最適化(パーソナライズ化)
これからの市場ロングテール型市場
市場の変化
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【3D Systems】ChefJetアメリカ 2014年
【 by FLOW】 Focusオランダ 2015年
【 Print2Taste】 Procusiniドイツ
【BeeHex】Chef 3Dアメリカ
3Dフードプリンタ
【Natural Machines】Foodiniスペイン 2014年
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柔軟性
カスタマイズ
オンデマンド
再現性
3Dフードプリンタの特徴
⚫形状(デザイン)、食感、素材について従来の制約に縛られない
⚫データに基づいて、機械が作業するためデータ化した内容を正確に再現
⚫個々人のデータに合わせて、最適な栄養、食感、香り、色に調整
⚫必要なものを必要なときに必要な場所で⚫サプライチェーンに縛られない
健康×
働き手×
健康×
防災×
「介護食」市場
「和洋菓子」市場
「個食化」市場
「災害食」市場
3Dフードプリンタの特徴とその可能性
可能性のある市場の例
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