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科目コード 連番 専修・科目 講義形態 6630 002 日本史学 特殊講義 2 4 通年 水1 横田 冬彦 3 6630 003 日本史学 特殊講義 2 4 通年 火3 吉川 真司 4 6630 004 日本史学 特殊講義 2 4 通年 金2 上島 5 6631 005 日本史学 特殊講義 2 2 後期 金4 谷川 6 6630 006 日本史学 特殊講義 2 4 通年 木2 西山 良平 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 7 6630 007 日本史学 特殊講義 2 4 通年 木3 元木 泰雄 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 8 6630 008 日本史学 特殊講義 2 4 通年 火4 岩城 卓二 9 6630 009 日本史学 特殊講義 2 4 通年 月3 岩崎 奈緒子 10 6631 010 日本史学 特殊講義 2 2 前期 木4 鈴木 栄樹 現代史学 013 11 6631 011 日本史学 特殊講義 2 2 前期 金4 飯塚 一幸 現代史学 012 12 6631 012 日本史学 特殊講義 2 2 後期 水5 安国 良一 13 6631 013 日本史学 特殊講義 2 2 後期 金5 倉本 一宏 14 6631 014 日本史学 特殊講義 30 2 前期 集中 川岡 16 6631 015 日本史学 特殊講義 2 2 後期 月1 松田 利彦 ◎現代史学 008 二十世紀学 010 17 6630 016 日本史学 特殊講義 2 4 通年 水2 高木 博志 ◎現代史学 006 19 6631 017 日本史学 特殊講義 2 2 後期 金3 高橋 照彦 ◎考古学 010 20 6632 033 日本史学 特殊講義 15 1 前期 集中 新生 世界展開力 21 M292 001 日本史学 演習 2 4 通年 月4 横田 冬彦 22 M292 002 日本史学 演習 2 4 通年 水3 吉川 真司 23 M292 003 日本史学 演習 2 4 通年 火5 上島 24 M292 004 日本史学 演習 2 4 通年 月5 谷川 25 M990 021 修士論文(日本史学) 通年 横田 冬彦 D021 001 日本史学 博士論文指導 通年 木5 横田・吉川・上島・谷川 26 6730 002 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 月5 杉山 正明 27 6730 003 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 金4 吉本 道雅 28 6731 028 東洋史学 特殊講義 2 2 前期 月3 中砂 明徳 29 6731 029 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 月3 中砂 明徳 30 6730 005 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 火1 高嶋 31 6730 006 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 金1 松浦 ◎総合人間学部 ◎人間・環境学研究科(前期) 32 6730 007 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 火3 浅原 達郎 33 6730 008 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 水1 岩井 茂樹 34 6730 009 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 金5 冨谷 35 6730 010 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 月2 石川 禎浩 ◎現代史学 005 二十世紀学 004 36 6730 011 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 木1 矢木 37 6730 012 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 木2 正博 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 39 6731 013 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 水3 貴志 俊彦 ◎中国語学中国文学 013 二十世紀学 017 41 6731 014 東洋史学 特殊講義 2 2 前期 金2 木田 知生 43 6731 015 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 金2 木田 知生 44 6731 016 東洋史学 特殊講義 2 2 前期 木5 松浦 典弘 45 6731 017 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 木5 松浦 典弘 46 6731 018 東洋史学 特殊講義 30 2 前期 集中 謙一郎 47 6740 019 東洋史学 演習I 2 4 通年 月2 杉山 正明 48 6742 020 東洋史学 演習II 2 4 通年 火2 吉本 道雅 中国哲学史 008 49 6744 021 東洋史学 演習III 2 4 通年 火5 中砂 明徳 50 6746 022 東洋史学 演習IV 2 4 通年 火3 高嶋 51 6748 023 東洋史学 演習 2 4 通年 水2 水野 直樹 ◎現代史学 020 二十世紀学 016 52 6748 024 東洋史学 演習 2 4 通年 木2 村上 ◎現代史学 019 二十世紀学 022 53 M302 001 東洋史学 演習 2 4 通年 水4 杉山 正明 54 M302 002 東洋史学 演習 2 4 通年 火4 吉本 道雅 55 M990 022 修士論文(東洋史学) 通年 杉山 正明 D022 001 東洋史学 博士論文指導 通年 杉山 正明 56 6830 002 西南アジア史学 特殊講義 2 4 通年 水5 稲葉 57 【歴史文化学】 講義コード 曜時限 他専修・他学部(研究科)共通 1

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科目コード 連番 専修・科目 講義形態

6630 002 日本史学 特殊講義 2 4 通年 水1 横田 冬彦 3

6630 003 日本史学 特殊講義 2 4 通年 火3 吉川 真司 4

6630 004 日本史学 特殊講義 2 4 通年 金2 上島 享 5

6631 005 日本史学 特殊講義 2 2 後期 金4 谷川 穣 6

6630 006 日本史学 特殊講義 2 4 通年 木2 西山 良平 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 7

6630 007 日本史学 特殊講義 2 4 通年 木3 元木 泰雄 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 8

6630 008 日本史学 特殊講義 2 4 通年 火4 岩城 卓二 9

6630 009 日本史学 特殊講義 2 4 通年 月3 岩崎 奈緒子 10

6631 010 日本史学 特殊講義 2 2 前期 木4 鈴木 栄樹 現代史学 013 11

6631 011 日本史学 特殊講義 2 2 前期 金4 飯塚 一幸 現代史学 012 12

6631 012 日本史学 特殊講義 2 2 後期 水5 安国 良一 13

6631 013 日本史学 特殊講義 2 2 後期 金5 倉本 一宏 14

6631 014 日本史学 特殊講義 30 2 前期 集中 川岡 勉 16

6631 015 日本史学 特殊講義 2 2 後期 月1 松田 利彦 ◎現代史学 008 二十世紀学 010 17

6630 016 日本史学 特殊講義 2 4 通年 水2 高木 博志 ◎現代史学 006 19

6631 017 日本史学 特殊講義 2 2 後期 金3 高橋 照彦 ◎考古学 010 20

6632 033 日本史学 特殊講義 15 1 前期 集中 王 新生 世界展開力 21

M292 001 日本史学 演習 2 4 通年 月4 横田 冬彦 22

M292 002 日本史学 演習 2 4 通年 水3 吉川 真司 23

M292 003 日本史学 演習 2 4 通年 火5 上島 享 24

M292 004 日本史学 演習 2 4 通年 月5 谷川 穣 25

M990 021 修士論文(日本史学) 通年 横田 冬彦 他

D021 001 日本史学 博士論文指導 通年 木5 横田・吉川・上島・谷川 26

6730 002 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 月5 杉山 正明 27

6730 003 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 金4 吉本 道雅 28

6731 028 東洋史学 特殊講義 2 2 前期 月3 中砂 明徳 29

6731 029 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 月3 中砂 明徳 30

6730 005 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 火1 高嶋 航 31

6730 006 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 金1 松浦 茂 ◎総合人間学部 ◎人間・環境学研究科(前期) 32

6730 007 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 火3 浅原 達郎 33

6730 008 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 水1 岩井 茂樹 34

6730 009 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 金5 冨谷 至 35

6730 010 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 月2 石川 禎浩 ◎現代史学 005 二十世紀学 004 36

6730 011 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 木1 矢木 毅 37

6730 012 東洋史学 特殊講義 2 4 通年 木2 辻 正博 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 39

6731 013 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 水3 貴志 俊彦 ◎中国語学中国文学 013 二十世紀学 017 41

6731 014 東洋史学 特殊講義 2 2 前期 金2 木田 知生 43

6731 015 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 金2 木田 知生 44

6731 016 東洋史学 特殊講義 2 2 前期 木5 松浦 典弘 45

6731 017 東洋史学 特殊講義 2 2 後期 木5 松浦 典弘 46

6731 018 東洋史学 特殊講義 30 2 前期 集中 林 謙一郎 47

6740 019 東洋史学 演習I 2 4 通年 月2 杉山 正明 48

6742 020 東洋史学 演習II 2 4 通年 火2 吉本 道雅 中国哲学史 008 49

6744 021 東洋史学 演習III 2 4 通年 火5 中砂 明徳 50

6746 022 東洋史学 演習IV 2 4 通年 火3 高嶋 航 51

6748 023 東洋史学 演習 2 4 通年 水2 水野 直樹 ◎現代史学 020 二十世紀学 016 52

6748 024 東洋史学 演習 2 4 通年 木2 村上 衛 ◎現代史学 019 二十世紀学 022 53

M302 001 東洋史学 演習 2 4 通年 水4 杉山 正明 54

M302 002 東洋史学 演習 2 4 通年 火4 吉本 道雅 55

M990 022 修士論文(東洋史学) 通年 杉山 正明 他

D022 001 東洋史学 博士論文指導 通年 杉山 正明 他 56

6830 002 西南アジア史学 特殊講義 2 4 通年 水5 稲葉 穣 57

【歴史文化学】

講義コード 週時間

単位

開講期

曜時限 担  当  者 備  考 他専修・他学部(研究科)共通科 目 名

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科目コード 連番 専修・科目 講義形態

講義コード 週時間

単位

開講期

曜時限 担  当  者 備  考 他専修・他学部(研究科)共通科 目 名

6831 003 西南アジア史学 特殊講義 2 2 前期 水5 磯貝 健一 58

6831 004 西南アジア史学 特殊講義 2 2 後期 水5 磯貝 健一 59

6831 005 西南アジア史学 特殊講義 2 2 前期 金4 真下 裕之 60

6831 006 西南アジア史学 特殊講義 2 2 後期 火5 渡邊 千香子 61

6831 007 西南アジア史学 特殊講義 30 2 前期 集中 新井 政美 現代史学 014 62

6842 009 西南アジア史学 演習II 2 4 通年 月4 井谷 鋼造 63

6842 010 西南アジア史学 演習II 2 4 通年 月3 久保 一之 64

6844 011 西南アジア史学 演習II 2 2 前期 木5 谷口 淳一 65

6844 012 西南アジア史学 演習II 2 2 後期 木5 谷口 淳一 66

6844 013 西南アジア史学 演習II 2 2 前期 木1 吉田 豊 ◎言語学 023 67

6844 014 西南アジア史学 演習II 2 2 後期 木1 吉田 豊 ◎言語学 024 68

6850 015 西南アジア史学 講読 2 4 通年 金2 井谷 鋼造 69

6850 016 西南アジア史学 講読 2 4 通年 火5 久保 一之 70

6850 017 西南アジア史学 講読 2 4 通年 月5 東長 靖 ◎アジア・アフリカ地域研究研究科 71

8080 129 西南アジア史学 語学 2 2 通年 木2 西尾 哲夫 アラブ語(初級) 大学院共通科目 72

8070 126 西南アジア史学 語学 2 2 通年 水4 森 茂男 イラン語(初級) 大学院共通科目 73

8036 108 西南アジア史学 語学 2 2 通年 金1 森 若葉 シュメール語(初級) 大学院共通科目 言語学 108 74

8102 124 西南アジア史学 語学 2 1 前期 火3 手島 勲矢 ヘブライ語(初級) 大学院共通科目 キリスト教学 124 75

8103 125 西南アジア史学 語学 2 1 後期 火3 手島 勲矢 ヘブライ語(中級) 大学院共通科目 キリスト教学 125 76

8104 135 西南アジア史学 語学 2 2 通年 金5 小松 久恵 ヒンディー(初級) 大学院共通科目アジア・アフリカ地域研究研究科

インド古典学 13577

8062 121 西南アジア史学 語学 2 2 通年 木4 置田 清和 サンスクリット(2時間コース) 大学院共通科目 仏教学 121 78

M990 023 修士論文(西南アジア史学) 通年 久保 一之 他

D023 001 西南アジア史学 博士論文指導 通年 井谷・久保 79

6930 002 西洋史学 特殊講義 2 4 通年 水5 南川 高志 80

6930 003 西洋史学 特殊講義 2 4 通年 火5 金澤 周作 81

6930 004 西洋史学 特殊講義 2 4 通年 木2 伊藤 順二 現代史学 010 82

6930 005 西洋史学 特殊講義 2 4 通年 金2 王寺 賢太 ◎フランス語学フランス文学 012 83

6931 006 西洋史学 特殊講義 2 2 前期 月1 渡邊 伸 85

6930 007 西洋史学 特殊講義 2 4 通年 水4 小関 隆 現代史学 011 二十世紀学 013 86

6931 008 西洋史学 特殊講義 2 2 前期 木4 中谷 功治 87

6931 009 西洋史学 特殊講義 30 2 前期 集中 深沢 克己 88

6931 010 西洋史学 特殊講義 2 2 後期 火2 山下 修一 ◎西洋古典学 009 89

6931 011 西洋史学 特殊講義 2 2 後期 木4 佐藤 昇 90

6940 012 西洋史学 演習I 2 4 通年 金5 南川 高志 91

6942 013 西洋史学 演習II 2 4 通年 金5 服部 良久 92

6944 014 西洋史学 演習III 2 4 通年 金5 小山 哲 93

6946 015 西洋史学 演習IV 2 4 通年 金5 金澤 周作 94

M322 001 西洋史学 演習 2 4 通年 金3 南川・服部・小山・金澤 95

M990 024 修士論文(西洋史学) 通年 南川 高志 他

D024 001 西洋史学 博士論文指導 通年 金4 南川・服部・小山・金澤 96

7030 002 考古学 特殊講義 2 4 通年 月4 上原 真人 97

7030 003 考古学 特殊講義 2 4 通年 火2 吉井 秀夫 98

7030 004 考古学 特殊講義 2 4 通年 月2 岡村 秀典 99

7031 007 考古学 特殊講義 2 2 前期 金4 杉山 淳司 100

7031 008 考古学 特殊講義 2 2 後期 金4 矢野 健一 101

7031 009 考古学 特殊講義 2 2 後期 火4 小方 登 ◎人間・環境学研究科 ◎総合人間学部 102

7031 010 考古学 特殊講義 2 2 後期 金3 高橋 照彦 日本史学 017 103

7031 011 考古学 特殊講義 30 2 前期 集中 小林 正史 104

7042 013 考古学 演習II 2 4 通年 金2 吉井 秀夫 105

M334 001 考古学 演習IV 2 4 通年 火5 上原・吉井 106

M990 025 修士論文(考古学) 通年 上原 真人 他

D025 001 考古学 博士論文指導 通年 金1 上原・吉井 107

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《歴史文化学専攻》〈日本史学専修〉

授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 横田 冬彦

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水1 授業形態 特殊講義

題目 近世書物文化史の研究 (2)

[授業の概要・目的]昨年度に引き続き、近世の書物文化を、作者・出版の側からだけでなく、読者の側から考察する。主として17世紀末~18世紀初の元禄・享保期を対象とする。今年度は医学書・仏教書・儒学書などの分野で考える。

[授業計画と内容]以下の点を、数回づつ講義する予定。1、問題の所在2、医療社会史における書物知3、宗教社会史における書物知4、儒者と書物5、世界認識と書物知

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点とレポート。

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。3

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉川 真司

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火3 授業形態 特殊講義

題目 日本朝廷文書の研究

[授業の概要・目的]日本(倭)における文書の利用は律令体制とともに本格化した。大宝令・養老令には公式令という篇目が設けられ、唐の公文書制度を継受・改変した「公式様文書」が機能していた。また、律令体制の解体により「公家様文書」「武家用文書」が生まれ、役割を拡大していったと見るのも、日本古文書学の古くからの通説である。しかし、律令体制下の文書は公式令に規定されたものにとどまらず、書状や記録との境界領域にあるものを含めて、きわめて幅広い様式と機能を備えていた。「公家様文書」と呼ばれるものの多くは8~9世紀にその起源を求めることができ、「武家用文書」なるものもそのバリエーションに過ぎない。また、律令体制下の文書は儀礼化(吉書化)しつつ平安時代以降にも生き残り、伝統的な「日本朝廷文書」体系の中核に位置することになった。本講義では、以上のような観点から、日本朝廷文書の歴史を述べることにする。論の中心となるのは公式令・延喜式・儀式書などに見える文書の体系であるが、それとともに文書を扱う作法にも注目し、前近代日本の文書システムに関する理解を深めたい。

[授業計画と内容]下記テーマについて、それぞれ3~4回の授業を行なう予定である。  (1)日本古文書学の課題  (2)公式令の文書体系  (3)正倉院文書と文書木簡  (4)延喜式の文書体系  (5)儀式と文書(1) 叙位除目  (6)儀式と文書(2) 財政  (7)儀式と文書(3) 外交 これに加えて、律令体制に関する理解を深めるため、前期・後期に1回ずつ、遺跡見学・踏査を実施する。

[履修要件]見学・踏査のため、学生教育研究災害傷害保険への加入が必要

[成績評価の方法・基準]年度末レポートによる

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。4

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 文学研究科 上島 享

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金2 授業形態 特殊講義

題目 日本中世宗教史像の再構築

[授業の概要・目的]【授業の概要】 これまでの日本中世史研究の主要な論点を確認したうえで、新たな視角より日本中世宗教史像の構築を目指したい。宗教史、特に鎌倉仏教論を主たるテーマとするが、目指すのは狭義の分野史ではなく、政治史・社会経済史・思想史などを取り込んだ、広い意味での全体史、あるいは文化史である。

【授業の目的】 自説を展開しうる論文を書くことができる能力を養成することで、批判的能力、論理的構成力の涵養を目指す。

[授業計画と内容]① 日本中世史研究の現状と課題② 中世仏教形成論の再考③ 鎌倉仏教論の再考④ 中世後期・近世仏教への展望⑤ 神仏習合論の再考⑥ まとめ ―中世宗教史像の再構築―

 各課題4~5週の授業をする予定。なお、授業計画は12年12月の段階での構想である。自らの研究の進捗状況にあわせて、最新の研究成果を講義するように努めたい。したがって、講義の予定は最初の授業で詳述することにする。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準] 学期末のレポートと授業のさいに実施予定の小レポート。

 レポートにおいて、自らの見解を論理的あるいは実証的に論じることができているのかを評価基準とする。

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)上島 享 『日本中世社会の形成と王権』(名古屋大学出版会)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 文学研究科 谷川 穣

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 金4 授業形態 特殊講義

題目 近代の学校教育と地域社会

[授業の概要・目的]近代社会の形成史において、学校の設置はきわめて重要な意味をもった。それは「国民」形成の装置・「文明」鼓吹の場という皮相的な位置づけにとどまらない。本講義では、明治・大正期の教育史を概観するとともに、小学校が地域社会にもたらした経済的・文化的な影響と摩擦/中等教育機関の設置をめぐる地方政治/西洋の教育思想が地域へ流入する様相などを、とくに大阪・北摂の一地域をとりあげて、具体的に探っていきたい。

[授業計画と内容]地域の未刊行史料を紹介しながら、以下のテーマについて論じる予定。 文明開化と学制・教育令/教育費の「負担」論と地域の協議/夜学の近代/御真影と教育勅語の下付/府・郡の教育会と校長会/大阪府における尋常中学校の設置/幼稚園と子守/高等女学校の設置と女子のライフコース/地域の青年リーダーと実業補修学校/大正自由教育の波及/水泳教育の隆盛

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]期末のレポートによる。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人間・環境学研究科 西山 良平

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 木2 授業形態 特殊講義

題目 右大臣藤原良相・西三条第の政治と文化

[授業の概要・目的]日本古代・中世の時代的特色に焦点を当て、その時代性・歴史性を理解することを目的とする。日本古代・中世の都市と農村の関係や王権と文化の問題を、平安時代を中心に検討する。日記や古文書・説話などの諸史料を解読しつつ、課題に取り組む。

[授業計画と内容] 本年度は9世紀の都市貴族の邸宅を舞台とする家政のあり方、文化の情況をテーマに、その内容を詳細に検討する。 2011年度にJR二条駅の西側で発掘調査が行われ、多量の木簡・墨書土器が発見された。その中には「三条院」の墨書が見られ、この邸宅が右大臣藤原良相の西三条第とする根拠となった。また、平仮名と評価できる墨書が多数認められ、一般にも広く報道された。しかし、この文字群は平仮名だけが問題なのではなく、漢字の墨書にも注目すべき価値があり、平仮名の墨書は漢字の墨書を解明して初めて位置づけられる。このような観点から西三条第の墨書土器・木簡を検討する。

  はじめに(1~2週)  1 平安京右京三条一坊六町の発掘調査(3~4週)  2 西三条第の家政(3~4週)  3 西三条第の文化的現象(3~4週)  4 平仮名墨書(3~4週)  5 藤原良相の教養・文化(3~4週)  6 まとめ―9世紀の文化(1~2週)

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点と、主に年度末のレポートで評価する。

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業参加には、充分な予習が必要である。オフィスアワーは木曜の午後3時から(教授会の日を除く)。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。7

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人間・環境学研究科 元木 泰雄

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 木3 授業形態 特殊講義

題目 武士政権の成立

[授業の概要・目的] 最初の武士政権である平氏政権、激しい源平争乱を通して成立した鎌倉幕府。この両者が成立する過程、武士政権としての特色を検討する。  これによって、当該期の政治情勢に関する認識を深めるとともに、政治史分析の方法と意味を提示したい。  あわせて関連史料(主に日記・古記録)を配布し、史料読解力を高める。

[授業計画と内容]主として以下のテーマについて論じる予定。 1.院政と武士 2.保元の乱 3.平治の乱 4.後白河と平氏 5.平氏政権の成立 6.平氏政権の矛盾 7.源平争乱 8.義経の没落 9.王権と自力救済 10.鎌倉幕府将軍権力 以上について、2,3回に分けて論じる。

[履修要件]ある程度の漢文読解力を前提とする。

[成績評価の方法・基準]試験、平常点も加味する。

[教科書]毎回プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。8

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 岩城 卓二

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火4 授業形態 特殊講義

題目 日本近世請負社会論

[授業の概要・目的]日本近世における幕藩領主支配が、百姓・町人を活用する請負という特質を持っていたことについて講義する。採り上げるのは、石見国幕府領の掛屋・郷宿・用達で、とくに幕府領の公金出納に関わった掛屋に注目し、請負という視点から日本近世社会について考えていく。

[授業計画と内容]1.幕府領支配と御用請負人 2.掛屋の仕事 3.掛屋と地域社会-対立から融和へ- 4.浜田藩所替-掛屋の人脈(1)- 5.大坂屋貞次郎-掛屋の人脈(2)- 6.信頼のネットワーク

 各テーマについて、4~6週の講義をする。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]学年末のレポート。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する特になし。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。9

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 総合博物館 岩崎 奈緒子

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月3 授業形態 特殊講義

題目 近世後期日本における世界認識の転換

[授業の概要・目的]天明期から寛政期にかけての時期は、近世日本の世界認識が大きく変わる時期にあたる。ロシアの出現を契機に世界の見方がどのように変化していくのか、幕末のウェスタンインパクトとそれへの対応を視野に入れながら考察する。

[授業計画と内容]以下の各テーマについて、4~6週の授業をする予定。1 導入:ロシアの衝撃の内実2 近世における世界観の変容~新井白石と山村才助の間  (1)新井白石『采覧異言』  (2)西川如見『華夷通商考』  (2)山村才助『増訳訂正采覧異言』3 世界認識の深まり  (1)本多利明『西域物語』  (2)近藤重蔵『辺要分界図考』 

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる(論述の内容について、総合的に判断する)。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 京都薬科大学 薬学部 教授 鈴木 栄樹

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 木4 授業形態 特殊講義

題目 「明治社会」のなかの旧幕系知識人たち

[授業の概要・目的]王政復古・戊辰戦争を頂点とする幕末維新の動乱を経て形成されていった「明治社会」のなかで、敗残者としての旧幕系の人々(幕臣および佐幕諸藩関係者)はどのような役割を果たしたのか。とくに島田三郎・田口卯吉とその周辺に集った旧幕系知識人たちの軌跡を通して、「明治社会」の歴史的特徴に対する理解を深められるようにしたい。

[授業計画と内容]以下のテーマを、2~3週かけて講義する。 1 明治維新と旧幕臣たちの去就 2 明治政府の官庁内洋学教育機関と旧幕系知識人たち 3 元老院の法律調査・憲法起草と旧幕系知識人たち 4 自由民権運動と旧幕系知識人たち 5 維新史観と旧幕系知識人たち 6 旧幕系知識人たちの歴史的アイデンティティ 7 「明治社会」の批判者としての旧幕系知識人たち 8 「明治社会」の変容と旧幕系知識人たち

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]基本的にはレポートによる評価とするが、講義に対する積極的姿勢如何を加味する。レポートのテーマは、講義内容に関わるもので、各自が任意に設定するものとする。発想のオリジナリティ、関係文献の調査、資料の解釈などを総合的に評価する。

[教科書]プリントまたは電子データとして配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業終了後に直接に、またはメールによって質問と回答のやりとりをする。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。11

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 大阪大学       

大学院文学研究科 教授 飯塚 一幸

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 金4 授業形態 特殊講義

題目 議会開設をめぐる諸問題

[授業の概要・目的]1889年に大日本帝国憲法が発布され、翌年議会が開設されたことで、日本は立憲国家となった。本講義では、大同団結運動から初期議会を対象として、議会開設により日本の政治がどう変わったのか、議会政治がどのような過程を経て日本社会に定着していくのか、これまでの長い研究史を踏まえて多角的に考察する。こうした作業を通して、近代日本の政治史・社会史に関する基礎的知識を養うと同時に、研究史への批判的態度を身につけることをめざす。

[授業計画と内容]1.井上・大隈条約改正交渉と大同団結運動2.超然主義と藩閥政府内の対立3.貴族院の成立4.第一回衆議院議員総選挙の実態5.政党の主張と構造6.第一議会の争点7.議会の成立と請願8.第二議会と選挙干渉9.名望家政党への転換10.地方制度と地方利益11.条約改正と「対外硬派」12.朝鮮問題の浮上以上のテーマについて講義を行う予定である。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる。具体的には授業で指示する。

[教科書]教科書は使用せず、毎回プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)坂野潤治 『明治憲法体制の確立』(東京大学出版会)明治維新史学会編 『講座明治維新第5巻 立憲制と帝国への道』(有志舎)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。12

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名住友史料館 副館長 安国 良一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 水5 授業形態 特殊講義

題目 近世都市と貨幣経済 ―危機を焦点に―

[授業の概要・目的]貨幣経済下において近世都市はどのような状況にあり、変容していくのかについて、その方法論を含め検討する。具体的には、飢饉・打ちこわし・災害など都市の危機を取り上げ、この分野の従来の研究を貨幣史的視点から再構成し、近世都市の特質について理解を深める。

[授業計画と内容]以下のようなテーマで各2、3回程度講義する。1、都市と貨幣の基礎知識2、寛永飢饉と宿駅3、大坂の大火と都市の変容4、天明期の災害と都市経済5、幕末期の通貨事情と都市問題

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点と期末のレポート。

[教科書]史料をプリントで配布

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 国際日本文化研究センター

研究部 教授       倉本 一宏

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 金5 授業形態 特殊講義

題目 大王の朝廷と推古朝

[授業の概要・目的]五世紀末の雄略大王の死後、ヤマト政権は王統の断絶という大きな危機を迎えた。六世紀初頭に越前の男大迹王がヤマト政権に迎えられて即位したが(継体)、それでもなお、列島全体は動揺していた。その動揺は、六世紀前半に、蘇我氏の勢力を背景にした欽明の即位によって収束した。欽明大王と蘇我稲目の下に結集した支配者層は、新たな段階の権力集中を行なうことによって、ヤマト政権の支配体制を整備していった。この講義では、律令国家の基礎となることになる六世紀の支配体制、また朝鮮半島との関係を考えると共に、蘇我系・非蘇我系を軸とした大王位継承を考えていきたい。また、推古朝の改革を、東アジアの国際関係とからめて考え、それが来たるべき「大化改新」にどのような影響を与えたのかを考えていく。

[授業計画と内容]以下のような課題について、1課題あたり1週の授業をする予定である。

はじめに 倭の五王の時代 一 王権の危機と克服  1 継体王朝の成立と王権の危機  2 欽明朝の中央支配体制  3 蘇我氏の成立 二 大王の朝廷  1 六世紀の大王位継承  2 対朝鮮関係  3 古墳文化の変質と終焉  4 仏教の受容 三 推古朝の達成と限界  1 推古朝の国際関係  2 推古朝の「改革」 おわりに 「大化改新」に向けて

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]出席が20%、質問カードの内容が30%、学期末のレポートが50%というのを目安とする。

日本史学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓

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日本史学(特殊講義)(2)

[教科書]レジュメをコピーして配布する。

[参考書等] (参考書)家永三郎他編 『岩波講座日本歴史 古代』(岩波書店)(1967年、いわゆる旧講座)朝尾直弘他編 『岩波講座日本歴史 古代』(岩波書店)(1975年、いわゆる新講座)朝尾直弘他編 『岩波講座日本通史 古代』(岩波書店)(1993年)宮地正人他編 『新体系日本史 国家史』(山川出版社)(2006年)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))その日の講義において疑問に思ったことや、各自の意見を、カードに書いて提出し、次回の講義のはじめに回答する。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 愛媛大学 教育学部 教授 川岡 勉

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期集中 曜時限 集中講義 授業形態 特殊講義

題目 室町幕府―守護体制論と戦国期研究

[授業の概要・目的]戦国期研究の歩みを整理した上で、戦国期権力の形成過程や構造的特質を室町幕府―守護体制と関連づけながら分析する。戦国期社会のもつ地域的多様性と流動性について理解を深めるとともに、この時代の特質や歴史的位置づけをどのような観点で把握すべきかを考える力を養う。

[授業計画と内容] 以下のような課題について、1課題あたり1・2コマの授業をする予定である。1.戦国期研究の変遷と下剋上のイメージ2.室町幕府―守護体制の構造と変容3.応仁の乱の歴史的位置4.山城国一揆の意味するもの                     5.戦国期権力に関する諸学説6.戦国期守護論の提起とその批判7.家格の上昇と国成敗権の継承8.戦国期の天下成敗権と国成敗権

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準] レポートおよび出席状況により評価する。

[教科書]使用しない 授業中に、レジュメ及び史料等を掲載したプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)川岡 勉 『室町幕府と守護権力』(吉川弘文館)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)) 配布するプリントをよく読み、授業後は内容確認を行うこと

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。16

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 国際日本文化研究センター

研究部 准教授      松田 利彦

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 月1 授業形態 特殊講義

題目 日本の朝鮮植民地支配をめぐる論点と課題

[授業の概要・目的] 日本による大韓帝国の保護国化(1905年)から朝鮮植民地支配の終焉(1945年)までを主に政治史的側面から講義する。予備知識を持たない受講者のために朝鮮近代史の基本的な流れについても概説するが、主眼は、日本・韓国の研究者がこれまで個々の事実を踏まえてどのような歴史像を作り上げようとしてきたか、について検討する点にある。朝鮮近代史への様々なアプローチを学ぶことで、日本と韓国(あるいは東アジア全体)のいわゆる歴史認識問題を含むこの時代への洞察を深めて欲しい。

[授業計画と内容] 日露戦争期から日本敗戦・朝鮮解放までを4期に分け、各時期とも概説を行った後に以下のような論点を取り上げる。1課題当たり1~2週の授業をする予定である。

1 日露戦争後の朝鮮植民地化  1-1)韓国併合の背景と契機  2-2)韓国併合 合法/非合法論争 2 1910年代の「武断政治」  2-1)「陸軍の牙城」としての朝鮮  2-2)1910年代における植民地支配体制改革の胎動 3 1920年代の「文化政治」および1930年代初期  3-1)「文化政治」論  3-2)「植民地近代性」論  3-3)地域社会論  3-4)戦時体制への転換期 4 戦争と動員の時代  4-1)「総力戦」論と「植民地ファシズム」論  4-2)「親日派」問題  4-3)「帝国史」  4-4)日本の「脱植民地化」

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]出席点(3回程度の小テスト)と期末レポートの成績を総合的に評価する。

日本史学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓

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日本史学(特殊講義)(2)

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(関連URL)http://www.nichibun.ac.jp/research/faculty/staff1/matsuda.html(担当教員の研究についてはこちらを見よ)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 高木 博志

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水2 授業形態 特殊講義

題目 近代の帝都と古都の「伝統文化」

[授業の概要・目的]

帝都東京とともに、古都として「歴史」「伝統」を体現する奈良・京都の歩みを、近代天皇制との関わりにおいて考察する。

[授業計画と内容]奈良・京都といった古都の近代と、東京遷都後の帝都東京における新たな皇室をめぐる文化についてを考えたい。皇室の宗教や文化における近世との連続性や断絶性、皇室をめぐる「文明開化」のあらわれ方、古都と帝都の祭礼や皇室儀礼・年中行事の変容、帝室博物館や文化財が持つ政治性、陵墓や正倉院御物のもつ天皇家の「財」としての機能、修学旅行や観光における古都や帝都がはたす役割、古都と帝都の皇居・御所・御用邸や名所・史蹟の意味、といった問題群を考察したい。近代天皇制をたんなる政治過程ではなく文化や社会から考察し、日本近代の普遍性や固有性を考えたい。前期と後期に、公家社会の痕跡を見る京都御苑、京都の周縁(六波羅・豊臣史跡・花街など)としての東山、古典文学と史跡復興の場としての嵯峨野、黒谷掃苔などの巡見も行いたい。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]講義にかかわる自由研究のレポートによる。注のある形式。授業で指示。平常点も加味する。

[教科書]使用しないプリント等を配布する。

[参考書等] (参考書)高木博志 『近代天皇制と古都』(岩波書店、2006年)高木博志 『陵墓と文化財の近代』(山川出版社、2010年)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))レポートの内容について個別相談に応じる。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。19

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 大阪大学        

大学院文学研究科 准教授 高橋 照彦

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 金3 授業形態 特殊講義

題目 日本古代窯業生産の諸問題

[授業の概要・目的] 考古学において、出土遺物のなかでも量的に主体を占める土器類(焼物)の研究は、基礎的な研究分野のひとつである。土器類は、考古学的には年代判定などの上で重要な遺物として、これまでから長く研究されてきており、年代以外にも様々な側面から考古学研究が進展している。  この講義では、奈良・平安時代の焼物、とりわけその時期の高級窯業生産物であった三彩・緑釉陶器にかかわる諸問題を取り上げる。それらを通して、奈良・平安時代の考古学における基礎知識の習得を目指すとともに、土器などの考古資料に基づく考古学的分析方法についての理解が深まるようにしたい。

[授業計画と内容] 奈良時代の三彩陶器や平安時代の緑釉陶器を主な検討材料として、以下のようなテーマで研究史を振り返り、既往の研究の再検討などを試みるとともに、今後の課題を論じたい。1課題あたり1~2週の授業をする予定である。 ・製作技術論的分析 ・科学分析による研究 ・形態・文様論的分析 ・編年研究 ・生産地の変遷過程の研究 ・生産体制論 ・流通・消費構造論 ・器名考証的研究 ・機能論・文化論的検討 ・都市論・時代相解明にかかわる諸研究 ・東アジア史的な比較研究、など。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]学期末にレポートを課す。それとともに、授業で適宜、小テストや小レポートなども課すので、それらにより総合的に評価する。

[教科書]授業中に適宜プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))質問などを受け付ける予定なので、いろいろな意見や疑問点などを積極的に出してほしい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。20

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授業科目名 <英訳>

日本史学(特殊講義)Japanese History (Special Lectures) 担当者氏名 北京大学 歴史学系 教授 王 新生

配当学年 全回生 単位数 1 開講期 前期集中 曜時限 集中講義 授業形態 特殊講義

題目 日本近現代史から戦後の東アジア地域における政治発展を見る

[授業の概要・目的]いま、東アジア地域(東南アジアと北東アジアを含める)において、経済の分野だけではなく、政治・社会の分野でも目覚しい変化が起こり続けている。近代化を実現した唯一の欧米国ではない国家として、日本が明治維新以来歩んだ道は、おそらく東アジアの国々の未来発展の方向であろう。そこで、近現代における日本の政治発展をモデルとして、戦後の東アジア地域における政治発展について検討する。それによって、目下、東アジアの各国がどのような政治発展の段階にあるか、また未来の発展方向はどのようなものであるかを考え、相互理解をふまえて、東アジア共同体の形成を目標として努力したい。

[授業計画と内容]4日間にわたる授業で以下のようなテーマを扱う。  A)植民地時代からの政治遺産  B)民族国家を目指す権威主義的政治  C)経済開発を推進する発展主義的政治  D)多元的な政党のエリート主義政治

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(演習)Japanese History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 横田 冬彦

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月4 授業形態 演習

題目 元禄・享保期の史料を読む (2)

[授業の概要・目的]昨年度に引き続き「河内屋可正旧記」を読む。史料を正確に読むだけでなく、関連史料を探す能力、問題を見いだす能力が問われる。

[授業計画と内容]受講者は、それぞれ担当分を読解して、報告する。昨年度は巻一を読み終えたので、今年度は巻二・三を読む。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]個人報告と年度末レポート。

[教科書]史料の写真・稿本は、授業時に配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(演習)Japanese History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉川 真司

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水3 授業形態 演習

題目 貞観格の研究

[授業の概要・目的]『類聚三代格』に収められた貞観格を年代順に精読し、奈良平安時代史への理解を深めるとともに、古代史研究法について考える。

[授業計画と内容]貞観格は貞観十一年(869)に撰進された法令集で、弘仁十一年(820)から貞観十年までの詔勅・論奏・太政官符を官司別に編成し、これに雑格・臨時格を付して全十二巻とする。律令体制の変容を考える上で重要な史料であり、現在は大部分が『類聚三代格』に内容別に分類されて伝わっている。本演習では、貞観格の法令を年代順に精読する。毎週一通を基本とし、担当者は研究史を把握し、関係史料を網羅した上で、適切な解釈と評価をなすことが求められる。他の出席者も必ず予習・発言しなければならず、沈黙に終始する者は参加資格を失う。今年度は、天長四年正月廿三日太政官符から始める。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点による

[教科書] 『新訂増補国史大系 類聚三代格』(吉川弘文館)(  必ず購入すること)

[参考書等] (参考書)特になし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。23

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授業科目名 <英訳>

日本史学(演習)Japanese History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 上島 享

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火5 授業形態 演習

題目 日本中世寺社史料の研究

[授業の概要・目的] 日本中世の寺社史料を精読し、史料読解力を習得するとともに、中世史研究の進め方を学ぶ。

[授業計画と内容] 中世寺社の史料群を読み解く中で、政治・社会経済・宗教・文化など多角的な視角から日本中世社会の特質を考える。 出席者はそれぞれの担当箇所を翻刻し、内容を精査したうえで、発表し、それにもとづき全員で議論をする。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点による。

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(演習)Japanese History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 谷川 穣

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月5 授業形態 演習

題目 『松方正義関係文書』を読む

[授業の概要・目的]『松方正義関係文書』の輪読とそれに関わる研究発表をつうじて、近代日本の形成と展開の諸相を考察・討議すること、単なる言説分析や制度形成のトレースにとどまらず、探索した関連史料とあわせて論点を深く掘り下げていくこと、これらを主たる目的とする。

[授業計画と内容]第1回はガイダンスと担当の決定、第2回からは参加者による報告。今年度は大蔵省文庫「松方家文書」(『松方正義関係文書』17・18巻に一部が収録されている)の中から主に明治20年代までの諸史料をとりあげる予定。発表者は担当史料やその背景、論点に関わる先行研究を十分に把握、紹介したうえで、担当史料の精読にもとづく研究発表を行う。発表者および出席者の十分な予習と積極的な発言、議論により進めてゆく。担当教員はあくまで補助的な役割を担うにすぎない。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点(毎回の発表と議論への積極的参加)とレポート。

[教科書] 『松方正義関係文書』(大東文化大学東洋研究所)

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する。ただし報告予定者は、自身の報告の一週間前に必ず適切な参考文献(予習用の必読文献)を複数指定すること。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

日本史学(博士論文指導)Japanise History (Dissertation Guidance) 担当者氏名

教授 文学研究科 横田 冬彦教授 文学研究科 吉川 真司准教授 文学研究科 上島 享准教授 文学研究科 谷川 穣

配当学年 博士 単位数 0 開講期 通年 曜時限 木5 授業形態

題目 博士論文指導

[授業の概要・目的]博士論文執筆者に対し、論文の進行状況に応じて適宜指導するとともに、論文完成に向けて様々な助言をおこなう。

[授業計画と内容]博士論文執筆者と相談しながら、実施する。

[履修要件]博士論文執筆者

[成績評価の方法・基準]発表および討論を聞き、その内容をもとに評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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〈東洋史学専修〉

授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 杉山 正明

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月5 授業形態 特殊講義

題目 『集史』「チンギス・ハン紀」の根本的検討

[授業の概要・目的]13-14世紀のモンゴル世界帝国の時代に出現したペルシア語史書の『集史』 Jami' al-Tavarikhは文字通りの世界史であり、各地に蔵される複数の写本を利用しつつ、他の多言語史料とつきあわせて精読する。

[授業計画と内容]モンゴル世界帝国を構成する四大部分のひとつ、西アジアに展開したフレグ・ウルスでは、第七代君主ガザンと宰相ラシードゥッディーンのもと、かつてない世界史の編纂がおこなわれ、カザン没後も弟オルジェイトゥにひきつがれ、1310-11年に成った。その結果、ひとくちに『集史』とはいうものの、ガザン主導の「幸いなるガザンのモンゴル史」という前半と、それを踏まえつつ改訂・増補して「世界諸族志」もくわえたいわゆる『集史』という二段階の合成物となった。そこには、かなりの改文・修正が見られる。トプカプ・サライ蔵本を底本に、タシュケント蔵本、大英図書館蔵Or.2927、Or.7628などを参照しつつ、幾つかの東方史料ともひきくらべ検討する。

[履修要件]できれば、初歩でもよいのでペルシア語を学習しておいてほしい。

[成績評価の方法・基準]平常点とその時々のレポート

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)特になし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。27

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉本 道雅

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金4 授業形態 特殊講義

題目 中国伝統史学の成立

[授業の概要・目的]唐の劉知幾は、史書を『尚書』『春秋』『左伝』『国語』『史記』『漢書』の六家に分かつ。この議論を枕に、中国古代の歴史記述の推移を概観する。文献・出土文字資料に関する史料学的研究の最新成果を理解する。

[授業計画と内容]以下の内容を逐次講ずる。(1)序論;劉知幾の六家説。(2)『尚書』-帝王の発言;金文と『詩』『書』、帝王・諸侯・貴族の家譜としての歴史。(3)『春秋』-帝王の行為;史官の記録、各国年代記の成立、『春秋』の成立。(4)『左伝』-『尚書』『春秋』の結合;編年体による全体史の完成、『左伝』の成立過程、初期儒家による普遍的歴史認識、春秋学の成立。(5)『国語』-戦国期における歴史記述の展開、戦国楚簡、『竹書紀年』、雲夢睡虎地出土『編年記』、秦記と趙記、長沙馬王堆および阜陽双古堆出土『春秋事語』、諸子の説話、『呂氏春秋』『韓非子』『戦国策』。(6)『史記』-紀伝体の成立;『史記』の原資料、系譜資料と王名表、阜陽双古堆出土『年表』、史書の独自性、諸学の統合。(7)『漢書』-断代史の成立;史学と経学、大義名分論。(8)結論;章学誠の伝統史学批判。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる(受講生は授業の感想を中心とした小レポートを毎回提出する。期末レポートと小レポートを総合的に評価する)。

[教科書]講義資料は担当者が準備する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 文学研究科 中砂 明徳

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 月3 授業形態 特殊講義

題目 バタヴィア上空からアジアを俯瞰する

[授業の概要・目的] 前年度の続き。オランダ東インド会社の記録は、当時のアジア各地の情勢を知る上で貴重な情報を提供してくれるだけでなく、アジア全体をカバーしているという点で他に類をみないものである。この授業ではバタヴィア総督府から本社に送られた「一般報告」のうち1646年から50年のものを取り上げてこれに解説を加え、アジアを俯瞰的に見る視座を提供したい。

[授業計画と内容]まず、当時のオランダ人がアジア各地に進出していった状況を概観し、ついでオランダ東インド会社の史料の性格と研究状況を紹介したあと(1~3回)、各報告について解説を加えてゆく(4回以降)。昨年は総花的な解説に終わったが、今年はアジア全体を眺めながらも、とくに台湾、中国、トンキン(ベトナム北部)、日本の記述に焦点をあて、問題をより絞り込んだ形で解説する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる評価。レポートはこの授業で取り上げられた題材(史料)を使い、紹介する関連研究を参考にしながら作成すること。

[教科書]使用しないプリントを配布

[参考書等] (参考書)なし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 文学研究科 中砂 明徳

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 月3 授業形態 特殊講義

題目 マニラ上空からアジア東部を俯瞰する

[授業の概要・目的]スペイン・ハプスブルク帝国の西の橋頭堡であるフィリピンのマニラから、17世紀前半のアジア東部(日本、台湾、中国、東南アジア)を俯瞰する。マニラから各地に派遣された宣教師の報告が主たる材料になるが、関心はキリスト教の布教そのものにあるのではなく、スペイン側では布教を支えるファクター、現地側では布教がひきおこした反作用にある。

[授業計画と内容]まず、17世紀のスペイン・ハプスブルク帝国におけるメキシコの位置を確認し(1回)、その「西方」にあるフィリピンとアジアの関係史(2回)、ならびにその研究史を概観(3回)したあと、イエズス会のコリンやドミニコ会のアドゥアルテの著述(スペイン語)を主にとりあげ、とくに禁教下の日本、一時期スペイン人が占拠した台湾北部、そこを足場にして進出した中国において、布教が引き起こした様々な問題を具体的に追究してゆく(4回以降)。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートで評価する。レポートはこの授業で提供する題材(史料)を用いて、紹介する関連研究を参考にして作成すること。

[教科書]使用しないプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)なし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 文学研究科 高嶋 航

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火1 授業形態 特殊講義

題目 軍隊とスポーツの比較社会史

[授業の概要・目的]軍隊とスポーツの関係を、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、中国、フィリピンの事例を比較しつつ明らかにする。

[授業計画と内容]アジア・太平洋戦争中、日本国内で軍部は「外来スポーツ」を弾圧したといわれている。しかし一方で、日本軍内部では広くスポーツが行われていた。この矛盾をどう考えればよいのか。いちはやく軍隊にスポーツを採り入れたイギリスやアメリカを中心に、他のヨーロッパ諸国や中国、フィリピンの軍隊におけるスポーツのあり方と比較するなかで、この問題に迫ってみたい。軍隊の性質、スポーツのあり方、男性性の観念などが軍隊スポーツを規定した要因として問題となるであろう。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポート

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)高嶋航 『帝国日本とスポーツ』(塙書房)特になし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。31

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人間・環境学研究科 松浦 茂

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金1 授業形態 特殊講義

題目 キャフタ条約交渉の研究

[授業の概要・目的] 1727年にロシアと清朝が締結したキャフタ条約は、その後100年以上にわたり両国の関係を安定させた。本年の講義では、ヨーロッパ・キリスト教主義外交と中華主義外交の対立という観点から両国の外交交渉を説明して、さらにキャフタ条約の締結によってロシアが目指したものを明らかにする。

[授業計画と内容]以下の内容について講義する。

  1727・28年のモンゴル国境における両国の交渉とその問題点(7~8週)    1731・1732年に清朝が派遣した外交使節(7~8週)   18世紀ロシアの対清貿易(7~8週)   ウダ川地方の領有権をめぐって(7~8週)   

                  

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによって判定する。

[教科書]使用しない必要な資料は、プリントして配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))とくになし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。32

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 浅原 達郎

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火3 授業形態 特殊講義

題目 戦国竹書

[授業の概要・目的]戦国時代の竹簡に書かれた書物を読む。

[授業計画と内容]ここ数年、戦国時代の竹簡に書かれた書物がつぎつぎと公表され、研究者の注目を集めている。郭店楚墓出土竹書、上海博物館蔵竹書、清華大学蔵竹書などがおもなものである。関連する論文はさながら洪水のようで、学ぶものを途方にくれさせる。この講義では、論文の洪水をうまく避けつつ、竹簡の文章そのものをていねいに読んでいこうと思う。なにを読むかは、受講者とも相談して決めたい。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)なし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。33

Page 34: F·F·* F·F·* Ú S G Ú Û4 H%Ê'2&ÉH ¹3û...1n*O g  6630 002 ¥ Û "I f1n*O 2 4 3û º È>Ý #ãF· ä j 3 6630 003 ¥ Û "I f1n*O 2 4 3û º ... 013 ¥ Û "I f1n*O 2 2 5 >á

授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 岩井 茂樹

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水1 授業形態 特殊講義

題目 中国近世文書/档案学導論

[授業の概要・目的]近世の中国においては,官の側からと社会の側からとの相互作用によって秩序と制度が形成された。こうした過程を示す一次資料として文書および档案は重要である。この講義では,文書/档案についての基本的な知識を獲得すると同時に,その読み方についても手ほどきをおこなう。古文書学演習にとどまらず,文書や档案の資料的検討から課題を発見し,それを解決する研究の手法を理解してもらうことを目指す。

[授業計画と内容]1. 保存公文書(案巻)と条格・元典章 2. 奏議・公牘の読み方 3. 案卷・档案・文書 4. 外交において形成された文書 5. 明代黄册關係文書 6. 内閣档案の流出と档案研究の隆盛 7. 戸部档案の行方 8. 清朝と「傳國の璽」 9.清代の地方档案 10. 徽州の公文書から

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる

[教科書]なし。資料を配付する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(関連URL)http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/membersers/private/iwai_list.htm(岩井の研究業績一覧です)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。34

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 冨谷 至

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金5 授業形態 特殊講義

題目 唐律疏議の研究

[授業の概要・目的]『唐律疏議』を読むことで、前近代の中国法を理解するとともに、日本の律令への影響、さらには東アジア世界の法、刑罰、犯罪について考える。

[授業計画と内容]『唐律疏議』の名例律から読み始める。漢律、唐令、日本律令の該当条文の参考にして、複数年で502条すべての読了をめざす。資料はこちらで準備する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]演習方式をとり、成績評価は平常点による。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。35

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 石川 禎浩

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月2 授業形態 特殊講義

題目 中国革命史・中国共産党史の諸問題

[授業の概要・目的] 中国革命史をもって中国近現代史に代えるような歴史観は、すでにそれ自体が過去の遺物になっている。しかし、だからといって、中国革命や中国共産党の歩みが歴史的分析の対象から除かれるということはあり得ない。本授業においては、昨年度に引き続き、なお未解明の史実の多い中国革命史や中国共産党史の重要問題を、歴史学的手法により再検討する。そのさい、第一次資料を重視し、歴史の現場に立ち返ることを重視するのもさることながら、革命叙述や歴史の通説が如何にして形成されてきたのか、という点にも充分な検討を加える。

[授業計画と内容] 以下のような課題について、1課題あたり3-4週の授業をする予定である。

1.中国共産党の農村根拠地における活動 2.延安整風運動と毛沢東の権力掌握、そして歴史叙述の書き換え 3.中国共産党における歴史文献・政治文献の編纂 4.政治と文学のせめぎ合い(小説『劉志丹』事件を例に) 5.「建国以来の党の若干の歴史問題についての決議」の問題点

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]年度末のレポート

[教科書]関連資料・プリントを授業にあわせて適宜配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 矢木 毅

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 木1 授業形態 特殊講義

題目 朝鮮後期政治外交史の研究(19世紀)

[授業の概要・目的]朝鮮後期(17~19世紀)における政治史・外交史を概観し、近世朝鮮社会の特質について考察する。漢文史料の読解能力を高めるとともに、東アジア世界との連関のなかにおいて朝鮮社会への理解を深めることを目的とする。

[授業計画と内容]【前期】前期は純祖・憲宗・哲宗朝における「勢道政治」の展開と、それに反発して起こった「民乱」の諸相について考察する。主な話題は次のとおり(各テーマについて3~4週の授業をする予定)。

(純祖朝)・辛酉教難(1801)・辛未洪景来の乱(1811)(憲宗朝)・己亥教難(1839)(哲宗朝)・壬戌三南の民乱(1862)

【後期】後期は高宗朝における開化政策の展開とその挫折について考察する。主な話題は次のとおり(各テーマについて3~4週の授業をする予定)。

(高宗朝)・丙寅の教難と洋擾(1866)・辛未洋擾(1871)・壬午軍乱(1882)・甲午更張(1894)

なお、毎回の講義において典拠史料を例示し、講読・演習の要素を加味する。『朝鮮王朝実録』や『壬戌録』などの官撰史料、および『梅泉野録』、『騎驢随筆』などの野史史料が対象となる。

[履修要件]中国古典文(漢文)の基礎的な読解能力を身につけていることが望ましい。

[成績評価の方法・基準]成績評価は平常点によって行う。平常点は出席状況、漢文講読、および授業内容の理解度(質疑応答)などによって総合的に評価する。

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東洋史学(特殊講義)(2)

[教科書]講読史料、レジュメ等のプリントを事前に配布する(一週間前の授業時に配布)。

[参考書等] (参考書)武田幸男 『朝鮮史』(山川出版社)ISBN:9784634413207李成茂 『朝鮮王朝史 上』(日本評論社)ISBN:9784535582989李成茂 『朝鮮王朝史 下』(日本評論社)ISBN:9784535582996

(関連URL)http://sillok.history.go.kr/(朝鮮王朝実録(電子版))

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人間・環境学研究科 辻 正博

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 木2 授業形態 特殊講義

題目 中国中世~近世の法制と社会

[授業の概要・目的]本年度の講義は、前期の「隋唐時代の法制と社会」、後期の「唐宋時代の法制と社会」の2部構成で行う。 〔前期の概要・目的〕  隋唐王朝の政治制度、とりわけ法制は、わが国の国家形成に大きな影響を与えた。この講義では、隋唐王朝の法制の概要を理解することを目的とする。制度が前提としていた社会のあり方についても考察することで、より一層理解が深まることと思う。中国中世史のみならず、日本古代史に関心を持つ学生にとっても意義ある講義としたい。 〔後期の概要・目的〕  安史の乱を境に、中国社会は大きな変貌を遂げる。「唐宋変革」とよばれる中国史上の一大変革期には、法制も大きく変化した。この講義では、当時の社会との関わりをも視野に入れつつ、唐宋変革を法制の面から理解することを目的とする。いわゆる「律令法」が唐後半期から宋代にかけてどのように変貌してゆくかを知ることによって、日本古代国家が導入を試みた法制が如何なるものであったかを感得できることと思う。

[授業計画と内容] 以下のテーマについて、1テーマあたりおおむね2~4週を目途に講義を進める。  なお、初回の授業において、授業計画および講義で必要とされる事項について説明を行う。 〔前期〕 0)ガイダンス  1)主要史料解題  2)隋王朝の律令   a)開皇律令   b)大業律令  3)隋代の法制と社会  4)唐王朝の律令   a)武徳律令   b)貞観律令   c)開元年間の律令  5)唐代前期の法制と社会 〔後期〕  1)主要史料解題  2)唐後半期の法制と社会  3)五代の法制と社会  4)宋代の法制と社会

[履修要件]特になし

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東洋史学(特殊講義)(2)

[成績評価の方法・基準]期末レポートによる評価。(前期末と後期末、2度の提出を求めます。)

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)滋賀 秀三 『中国法制史論集 法典と刑罰』(創文社、2003年)仁井田 陞 『唐令拾遺』(東京大学出版会)(とくに「序説」の部分)梅原 郁 『宋代司法制度研究』(創文社、2006年)その他については、講義時に適宜指示する。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))オフィス・アワーについては、特に曜日・時間を定めていません。授業時以外に直接話をしたい学生は、 [email protected]まで連絡して日時を調整すること。(学生番号、氏名を明記してメールしてください。)

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 地域研究統合情報センター 貴志 俊彦

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 水3 授業形態 特殊講義

題目 非文字資料から読む日中関係史

[授業の概要・目的]東アジア域内では、歴史認識問題や領土問題を契機として、相互イメージが悪化し、さまざまな面で緊張した局面が発生している。この種の政治的、社会的な対立が激化する一方で、各地では協調、融和的な社会を築こうとする意識が働きつつあることも忘れてはならない。本授業では、近100年に日本と中国との間で起こった歴史的事件、あるいは時代の画期となるトピックをとりあげ、それぞれの局面で登場した非文字資料がはたした役割と、その受容者の解釈を検討することを目的とする。日中関係を対象とした非文資料を取り上げることで、日中間の紛争を地域、世論、社会集団、個人などから捉える視座と、それらを比較対照する方法を習得する。

[授業計画と内容]1.授業の目的と方法2.「日本」「中国」とは何か?3.日中関係の捉え方についての諸説4.[1900年代]日露戦争の影響5.[1910年代]五四運動と対日観の変化6.[1920年代] 対華21か条条約と日貨排斥運動7.[1930年代] 満洲国問題と日中戦争8.[1940年代] 太平洋戦争の終結と中華人民共和国の成立9.[1950年代]サンフランシスコ講和条約と日華条約10.[1960年代] LT(MT)貿易と文化大革命11.[1970年代]日中国交正常化と日台断交12.[1980年代]天安門事件と歴史教科書問題13.[1990年代]日中共同宣言14.[21世紀]現在の日中関係15.総合討論

[履修要件]・日本語の会話に不自由でないこと。・中国語を学んでいることが望ましい。

[成績評価の方法・基準]評価ポイントは、以下のとおり。1.出席状況2.非文字資料を用いた小発表(授業中)3.授業中の議論への参加姿勢(質疑応答)4.レポートの量と質

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東洋史学(特殊講義)(2)

[教科書]毛里和子 『日中関係:戦後から新時代へ』(岩波新書)ISBN:9784004310211(購入が望ましい。 )

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))・毎回3名程度の小発表がある。授業で取り扱う問題に関する記事、写真、映像などの非文字資料を事前に提出し、その選択基準、資料の内容、資料に対する見解を公表する。・時間が許す範囲で、授業参加者によるフリートークの時間を設ける。 オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください 。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 龍谷大学 文学部 教授 木田 知生

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 金2 授業形態 特殊講義

題目 宋代史史料学Ⅰ

[授業の概要・目的]中国宋代史の史料学を講じる。前年度の講義対象であった宋代史の重要史籍の内容を踏まえ,同時代の編年・紀伝・政書等を題材に,その内容の詳細と史料(版本)の現状について解説する。

[授業計画と内容]1.宋代史史料文献の解説,及び約20種の史料文献の講読を行う。概説と導入を含め前期15回。2.宋代史の史料文献の内容について論述する。また関連する史料文献や工具書についても解説し,史料運用能力を高める。3.とくに近10年程の史料文献の整理出版状況とデータベース化の動向に留意し,その解説を行うほか,関連資料文献を講読し,史料文献の現状を把握するように努める。4.講義形式を導入とするものの,その後は関連史料文献等の講読が主軸となる。

[履修要件]本特殊講義では史料文献の講読を伴う予定。その際には現代漢語による講読がもとめられる。

[成績評価の方法・基準]平常点評価

[教科書]授業中に指示する教材は当方で用意し配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 龍谷大学 文学部 教授 木田 知生

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 金2 授業形態 特殊講義

題目 宋代史史料学Ⅱ

[授業の概要・目的]前期に引き続き宋代史の史料学を講じる。ほぼ同時代の遼・西夏・金三国の史料状況を確認しながら,方志等の歴史地理関連文献,及び文集・類書・筆記,及び官箴書等を題材に,その内容の詳細と史料(版本)の現状について解説する。

[授業計画と内容]1.宋代史史料文献の解説,及び史料文献の講読を行う。概説と導入を含め後期15回。2.宋代史の史料文献の内容について論述する。また関連する史料文献や工具書についても解説し,史料運用能力を高める。3.とくに近10年程の史料文献の整理出版状況とデータベース化の動向に留意し,その解説を行うほか,関連資料文献を講読し,史料文献の現状を把握するように努める。4.講義形式を導入とするものの,その後は関連史料文献等の講読が主軸となる。

[履修要件]本特殊講義では史料文献の講読を伴う予定。その際には現代漢語による講読がもとめられる。

[成績評価の方法・基準]平常点評価

[教科書]授業中に指示する教材は当方で用意し配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 大谷大学 文学部 准教授 松浦 典弘

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 木5 授業形態 特殊講義

題目 隋唐時代の仏教と国家・社会

[授業の概要・目的]隋唐時代の仏教史研究の史料について紹介した上で、それら史料を読解しつつ、仏教と国家や社会との関係について考察する。

[授業計画と内容]隋唐時代の仏教史研究の史料について、編纂文献史料と文物史料それぞれの概要を解説する(3回程度)。その上で、具体的に史料を取り上げ読解しながら、国家や社会との関係について検討する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点

[教科書]プリントして配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 大谷大学 文学部 准教授 松浦 典弘

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 木5 授業形態 特殊講義

題目 隋唐時代の仏教と国家・社会

[授業の概要・目的]隋唐時代の仏教史研究の史料について紹介した上で、それら史料を読解しつつ、仏教と国家や社会との関係について講義する。

[授業計画と内容]前期に引き続き、仏教史関係の史料を読解しつつ、国家や社会との関係について考察する。後期は石刻史料を題材に、華北の地域社会と仏教に関して検討する予定である。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点

[教科書]プリントして配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(特殊講義)Oriental History (Special Lectures) 担当者氏名 名古屋大学       

大学院文学研究科 准教授 林 謙一郎

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期集中 曜時限 集中講義 授業形態 特殊講義

題目 中国西南の民族と歴史

[授業の概要・目的]中国西南,とくに雲南地方に分布する民族の近代以前における政治統合・民族意識の発生について概観する。また,中国における西南民族(史)研究の歴史・西南民族研究で用いられる史料などについてもとりあげる。

[授業計画と内容]1. 中国西南とその民族の概況 2. 秦漢時代の西南民族(BC3c~AD3c) 3. 三国・両晋時代の西南民族(AD3~4c) 4. 六朝末~隋唐初の西南民族(AD5~7c) 5. 南詔国による雲南統一(8c後半~9c) 6. 南詔国後半期の対外遠征(9世紀後半) 7. 南詔国の衰亡と大理国の成立(9世紀末~10世紀) 8. 大理国後期の国家体制と大理国の衰亡(~13世紀前半) 9. モンゴル王朝と大理段氏(13c前半~14c前半)10. 明朝の雲南統治(14世紀後半~)

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートによる。

[教科書]授業開始時にプリント配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習I)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 杉山 正明

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月2 授業形態 演習

題目 アジア諸地域における碑刻・刻文の歴史文献学的研究

[授業の概要・目的]アジア諸地域では、古代イラン・インド、漢代以後の中国などにおいて磨崖刻文や王柱・碑碣類が出現し、以後は中央ユーラシアや韓半島・日本でも見られる。研究室所蔵の拓本も含め、広く利用・解読をめざす。

[授業計画と内容]以下の各テーマのもとに、それぞれ1~3週の割合で、演習方式を採りつつ進める。①石に文を刻すという行為の意味とその発生。②ヨーロッパを含めた碑刻・刻文・墓誌などの多様な展開と各地域・各時代の特性。③東洋史学所蔵拓本の紹介・把握と実際の扱い方や利用・保存。④関係する内外各機関とその所蔵拓本ないし拓影、および厖大な石刻目録類や石刻書研究史。⑤中華地域における漢文でしるされた碑碣の類別と展開、とくに神道碑・墓誌銘などの違いや文集。⑥代表的な漢文碑刻のうち、未解読ないし検討不十分のものについての解読・討論。⑦チンギス・カン碑石をはじめ、モンゴル語および蒙漢合刻・複数語合刻碑の読解と習熟。⑧いわゆるモンゴル命令文とその碑刻について。⑨ペルシア語・シリア語・パスパ字碑刻の検討。

[履修要件]未修の言語があるからといって、怖れる必要はありません。

[成績評価の方法・基準]平常点とその時々のレポート

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習II)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉本 道雅

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火2 授業形態 演習

題目 『春秋左伝正義』

[授業の概要・目的]十三経注疏の一つである『春秋左伝正義』を精読する。漢文資料を文法的に正確に読解する能力を身につけるとともに、経学(中国古典注釈学)の基礎的な方法論・春秋時代史の研究資料としての活用法を理解する。

[授業計画と内容]昨年度の続き。魯の年代記の形式を採る『春秋』と、その注釈書の形式を採る『左伝』は春秋時代を研究するための基本的な資料である。『春秋』『左伝』の成立過程については今なお活発な議論が進行中である。『左伝』には、西晋・杜預の『春秋経伝集解』、唐・孔頴達の『正義』が附されている。本演習では『正義』を精読することで、漢文を文法的に正確に読解する能力を養うとともに、『正義』の引用する唐代以前の諸文献を調査し、また『正義』の論理構成に習熟することによって、経学の基本的な方法論を理解する。また、先秦期の文献・出土資料を全面的に参照することによって、『春秋』『左伝』の成立過程についても考察し、先秦史研究の資料学的素養を身につける。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点による(発表の良否、出席状況などを総合的に評価する)。

[教科書]テキストは担当者が準備する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))発表の有無に関わらず、2葉程度は予習しておくことが必須である。文法的な読解とともに、引用文献(出典)の調査が不可欠である。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。49

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習III)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 中砂 明徳

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火5 授業形態 演習

題目 人物論を読む

[授業の概要・目的]明代後期に福建の建陽で出版された『古今人物論』のうち、『三国志』関係の部分を読む。宋人や清人の文章とは違った明人の屈折した文章、論理展開になじんでもらうことを目的とする。

[授業計画と内容]前期は、先主(劉備)、関羽、諸葛亮について、胡寅(宋)、程敏政、楊慎、顧充、王世貞(明)らが書いた文章を読む。後期は、曹操、荀彧、孫権について、司馬光、蘇轍(宋)、郭子章、汪道昆(明)らが書いた文章を読む。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点で評価する。

[教科書]使用しないプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)なし

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))学部生(受講生がいたとしてのことだが)には比較的やさしい文章を当て、院生には明代の文章を読んでもらうことになるだろう。また、学部生に対して、文章に関連する情報についての紹介指南役も務めてもらうつもりなので、それなりの準備をしてきてほしい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。50

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習IV)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 高嶋 航

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火3 授業形態 演習

題目 梁啓超『新民説』

[授業の概要・目的]梁啓超の初期の代表作である『新民説』を精読する。梁啓超の文体は全体的に平易といえるが、近代的な文体・語彙が確立する過程にあるという時代背景のもと、梁啓超が依拠した日本の文献と比較しながら意味を捉えていく必要がある。まずは正確に意味を把握することを目標とするが、テキストから中国と日本、伝統と近代のせめぎあいをぜひ感じて欲しい。

[授業計画と内容]テキストは広く用いられている『飲冰室合集』を採用するが、初出である『新民叢報』版も参照する。五年目となる今年は、前年度の続きである第18節からはじめる。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点

[教科書]授業で配布する

[参考書等] (参考書)狭間直樹編 『共同研究 梁啓超』(みすず書房)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))毎回二葉分ほど予習をすること。まずは文意を正確にとることを心がけ、さらに進んで言葉や思想の背景に関心を持ち、自ら探って欲しい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。51

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 水野 直樹

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水2 授業形態 演習

題目 朝鮮近現代史関係文献・資料の講読

[授業の概要・目的]朝鮮近現代史を学ぶために必要な文献解読の方法を身につけるとともに、資料の探索・調査・収集のための情報・ツールなど(目録類、インターネットリソース)を解説する。

[授業計画と内容]朝鮮近現代史に関わる朝鮮語文献を選んで講読する。後期は、受講者の関心に応じて朝鮮語新聞の記事(植民地期から現代まで)を選び、それを解読するとともに関連する事柄を調べ発表する形式で進める。

[履修要件]初級程度の朝鮮語を習得していること。

[成績評価の方法・基準]平常点評価

[教科書]プリントなどを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(関連URL)http://wwwsoc.nii.ac.jp/chosenshi/link/(朝鮮史研究のためのインターネット利用手引き(朝鮮史研究会))

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 村上 衛

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 木2 授業形態 演習

題目 在中国イギリス領事報告を読む

[授業の概要・目的]中国近代の社会・経済に関する英文史料を精読する。英文史料を読むことによって、イギリス人などの外からの目を利用しつつ、中国近代社会経済史に対する理解を深める。さらに、英文史料の扱い方、長所・短所などを理解し、中国近代史を研究するにあたって利用する史料の可能性を広げ、また史料操作能力の向上を図る。

[授業計画と内容]イギリス外交文書のうち、在中国イギリス領事の報告(FO228)を精読する。具体的には、商業紛争、海事関係・華人関係の紛争など、社会・経済に関わる紛争を取り上げる。必要に応じてFO228に含まれている英文史料に対応する漢文史料も読む。なお、史料の内容は非常に細かいものが多いため、講義形式の解説を加え、史料を中国近代史の中に位置づけていく。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点

[教科書]テキストはコピーして授業の際に配布

[参考書等] (参考書)坂野正高・田中正俊・衛藤瀋吉編 『近代中国研究入門』(東京大学出版会)岡本隆司 『近代中国と海関』(名古屋大学出版会)本野英一 『伝統中国商業秩序の崩壊――不平等条約体制と「英語を話す中国人」』(名古屋大学出版会)岡本隆司・吉澤誠一郎編 『近代中国研究入門』(東京大学出版会)村上衛 『海の近代中国──福建人の活動とイギリス・清朝』(名古屋大学出版会)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))毎回、テキストの音読、読解を輪番で課すため、手書き文書に慣れるまでは予習に時間を要することになるだろう。ただし、扱う英文は主に部下(領事)から上司(公使)への報告であり、大部分はそれほど難解なものではないから、積極的な参加を期待したい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。53

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 杉山 正明

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水4 授業形態 演習

題目 『元典章』の精読と関連する諸文献

[授業の概要・目的]モンゴル帝国治下の中華地域にかかわる法制・布告・判例集として名高い『元典章』については、日本・中国などで各種の試みがなされているが、この授業ではひたすらに同書を精読し、事実の鮮明化をはかる。

[授業計画と内容]『元典章』に盛り込まれている内容は、その事項や判例ごとに多様であり、モンゴル治下に包摂されるまでの中華各領域での前史や慣行・あり方によって状況はまちまちとならざるをえない。くわえて、モンゴル国家としての分封・分領体制が基本にあり、それぞれの分領所有王侯の立場によっても、事態はさまざまに変転する。華北と江南のみならず、江淮・陝甘・四川雲南・嶺南・遼東といった地域ユニットごとにも事情は複雑に錯綜し、その時々の権力構造を十分に把握していないと、益々理解は困難になる。文字の表面だけを追うのは、きわめて危険である。この授業では、そうしたさまざまな要件を踏まえ、さらに同じモンゴル帝国治下のフレグ・ウルスにおける類似の書であるDastur al-Katibの諸写本も参照しながら徹底精読する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)とくにありません

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))とくにありません

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。54

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(博士論文指導)Oriental History (Dissertation Guidance) 担当者氏名

教授 文学研究科 杉山 正明教授 文学研究科 吉本 道雅准教授 文学研究科 中砂 明徳准教授 文学研究科 高嶋 航

配当学年 博士 単位数 0 開講期 通年集中 曜時限 集中講義 授業形態

題目 博士論文指導

[授業の概要・目的]博士論文の作成を目指し、このための指導をすることを目的とする。博士後期課程第二年次の学生を主な対象とするが、大学院生あるいは博士後期課程修了者をもできるだけ多く参加させ、より広い知識を習得させ、自らの博士論文作成に活かすことを目的とする。

[授業計画と内容]博士後期課程第二年次になった学生に、予定している博士論文の構想を述べさせる。四章あるいは五章立ての博士論文になる場合、それらの章の題目とともに論文内容の要旨を述べさせる。かつ重要と考える史料を読ませる。それらをもとに東洋史学専修の全教員がアドバイスを与え、修正すべき所を修正させる。 授業で発表するのは博士後期課程二年次の学生であるが、大学院生および博士後期課程修了者をもできるだけ多く参加させ、自らの論文作成に役立たせる。学生相互間の討論を促し、相互に啓発させるとともにより幅広い知識を習得させる。

[履修要件]発表者はレジュメを用意する。

[成績評価の方法・基準]発表および討論を聞き、その内容をもとに評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))博士論文作成者は、東洋史学専修全教員の誰にでも自由に連絡を取り、それぞれの研究室に質問のために訪れることを歓迎する。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。55

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授業科目名 <英訳>

東洋史学(演習)Oriental History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉本 道雅

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火4 授業形態 演習

題目 中国古代史史料学

[授業の概要・目的] 楊寛『戦国史料編年輯證』を輪読し、関連史料・研究を批判的に検討することによって、中国古代史研究に関わる文献・出土文字資料・考古学的資料の運用能力を向上させる。

[授業計画と内容] 従来の戦国史(453-221BC)研究は、戦国後期の秦史に偏しており、戦国前・中期や六国については、資料の絶対量の乏しさに加えて、『史記』紀年の混乱が、歴史的推移の時系列的把握を困難にしてきた。1990年代以降の戦国楚簡の出現は、とりわけ思想史的研究を活発化させているが、かえって文献に対する研究の立ち後れを露呈させている。本演習では、楊寛『戦国史料編年輯證』(上海人民出版社、2001/台湾商務印書館、2002)を輪読し、関連史料・研究を批判的に検討することによって、中国古代史研究に関わる文献・出土文字資料・考古学的資料の運用能力を向上させる。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点により評価する。

[教科書] テキストは担当者が準備する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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〈西南アジア史学専修〉

授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(特殊講義)West Asian History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 稲葉 穣

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水5 授業形態 特殊講義

題目 イラン・イスラーム文化の原風景

[授業の概要・目的]イスラームが東方に拡大する過程において、接触し吸収し同化した様々な信仰体系とそれを奉じる人々が初期イスラーム時代の歴史に果たした役割、および後の時代のいわゆるイラン・イスラーム文化の原型としての姿を、ウマイヤ朝期からアッバース朝期にかけて生じた様々な宗教叛乱の分析を通じて明らかにする。

[授業計画と内容]最初に必要な基礎知識を得るべく、従来の研究を紹介しつつ以下の内容を解説する。1 ウンマの拡大2 東方征服と土着勢力3 イスラームの変質4 イラン的イスラームその後、Patricia Croneの近著 Nativist Prophets of Early Islamic Iranを会読しつつ、関連する内容の詳しい検討を行う。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]簡単なレポートおよび平常点にて採点する。

[教科書]授業中に指示する上記のテキストの関連箇所は別途配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する授業時ハンドアウトを配布する。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。57

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(特殊講義)West Asian History (Special Lectures) 担当者氏名追手門学院大学   

国際教養学部 准教授 磯貝 健一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 水5 授業形態 特殊講義

題目 近世中央アジア・イスラーム法廷文書研究

[授業の概要・目的]本講義では、ロシア帝国の領土ないし保護国となった19世紀後半から20世紀初頭にかけての中央アジアのイスラーム法廷において処理されたアラビア文字各種文書の内容を説明する。イスラーム史研究全般において法廷文書研究は既にメジャーなテーマとなっているが、中央アジアの法廷文書研究は、特にオスマン帝国のそれと比較した場合、未開拓とさえ言い得る状態であり、それだけに本講義の内容は研究の最前線を提示するものとなろう。

[授業計画と内容]前期の講義では、各種の証書の内容について説明する。

・売買文書の内容と書式(3回程度)・買戻約款付売買文書の内容と書式(3回程度)・権利放棄文書の内容と書式(3回程度)・中央アジア各地域毎の書式の相違(3回程度)・ロシア帝国トルキスタン地域の文書と保護国の文書の相違(3回程度)

[履修要件]できればアラビア文字を読める者の受講が望ましいが、必須ではない。ただし、アラビア文字を知らない学生にとっては授業内容が退屈になる可能性もあるので、その場合は、比較史の視点から本講義に興味を持てる学生の受講が望ましい。

[成績評価の方法・基準]学期末のレポート(50%)と平常点(50%)を組み合わせて評価する。尚、平常点の評価方法は以下の通りである。

・アラビア文字を読める学生の場合、文書の講読への参加度合いを評価の対象とする。また、初学者の場合は、文書のテキストが十分に読めなくとも、本人の取り組み方により評価を決定する。・アラビア文字を読めない学生の場合、授業内での発言を評価対象とする。

[教科書]授業内で配布するレジュメを教科書として使用する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業は、講義と講読が半々となるが、アラビア文字の学習経験がなく、講読に参加できない学生も、文書に記載される内容や、文書の形式等については活発に発言して欲しい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。58

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(特殊講義)West Asian History (Special Lectures) 担当者氏名追手門学院大学   

国際教養学部 准教授 磯貝 健一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 水5 授業形態 特殊講義

題目 近世中央アジア・イスラーム法廷文書研究

[授業の概要・目的]本講義では、ロシア帝国の領土ないし保護国となった19世紀後半から20世紀初頭にかけての中央アジアのイスラーム法廷において処理されたアラビア文字各種文書の内容を説明する。イスラーム史研究全般において法廷文書研究は既にメジャーなテーマとなっているが、中央アジアの法廷文書研究は、特にオスマン帝国のそれと比較した場合、未開拓とさえ言い得る状態であり、それだけに本講義の内容は研究の最前線を提示するものとなろう。

[授業計画と内容]後期の授業では、裁判関連文書について解説する。

・イスラーム法廷の裁判について(3回程度)・訴状の内容と書式の説明(3回程度)・ロシア帝国トルキスタン地域の判決文台帳の内容と書式(5回程度)・ファトワーの内容と書式(5回程度)

[履修要件]できればアラビア文字を読める者の受講が望ましいが、必須ではない。ただし、アラビア文字を知らない学生にとっては授業内容が退屈になる可能性もあるので、その場合は、比較史の視点から本講義に興味を持てる学生の受講が望ましい。

[成績評価の方法・基準]学期末のレポート(50%)と平常点(50%)を組み合わせて評価する。尚、平常点の評価方法は以下の通りである。

・アラビア文字を読める学生の場合、文書の講読への参加度合いを評価の対象とする。また、初学者の場合は、文書のテキストが十分に読めなくとも、本人の取り組み方により評価を決定する。 ・アラビア文字を読めない学生の場合、授業内での発言を評価対象とする。

[教科書]授業内で配布するレジュメを教科書として使用する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業は、講義と講読が半々となるが、アラビア文字の学習経験がなく、講読に参加できない学生も、文書に記載される内容や、文書の形式等については活発に発言して欲しい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。59

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(特殊講義)West Asian History (Special Lectures) 担当者氏名 神戸大学         

大学院人文学研究科 准教授 真下 裕之

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 金4 授業形態 特殊講義

題目 南アジア・イスラーム史研究の諸問題

[授業の概要・目的]南アジアのイスラームおよびムスリム社会の歴史研究における最近の動向を理解する。

[授業計画と内容]政治史ばかりでなく、経済史、文化史上の諸問題について、最新の研究成果によって解説しつつ、これに批評を加えることによって、さらなる研究の論点を探る。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポート

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(特殊講義)West Asian History (Special Lectures) 担当者氏名 大阪学院大学 国際学部 准教授 渡邊 千香子

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 火5 授業形態 特殊講義

題目 美術から見る新アッシリア時代の歴史

[授業の概要・目的]この授業では、主にメソポタミア史における新アッシリア時代(紀元前900~609年頃)を扱う。西アジアの大国としてこの時代に繁栄したアッシリアでは、王の治世に生じた主要な出来事が、年代記等の文献に文字で記録されたばかりでなく、宮殿の壁面を飾った浮彫りにも、多くの歴史的事件が描写された。文字と図像によって記録された出来事は、共通する部分もあれば、互いのデータを補完し合う部分もあり、その内容は必ずしも完全に一致しない。美術と文字資料は、ひとつの事象について、それぞれの視点から出来事をとらえており、史料として貴重な情報を提供する。この講義では、アッシリアの美術を通して歴史の変遷をたどることを目指し、アッシリアの歴史の流れと文化・芸術について理解を深める。

[授業計画と内容]以下の課題について、1課題あたり1~2週の授業を行なう。1.メソポタミア美術の概説2.前9世紀の美術(1):二ムルド北西宮殿(アッシュル・ナツィルパル2世)3.前9世紀の美術(2):二ムルド王妃墓の発見4.前9世紀の美術(3):二ムルド出土の象牙工芸品5.シンボルとしての動物6.前8世紀の美術:コルサバード(サルゴン2世)7.前7世紀の美術(1):ニネヴェ南西宮殿(センナケリブ)8.前7世紀の美術(2):ニネヴェ南西宮殿:戦闘図(アッシュルバニパル)9.前7世紀の美術(3):ニネヴェ北宮殿:狩猟図(アッシュルバニパル)10. 前7世紀の美術(4):ニネヴェ北宮殿:観閲図(アッシュルバニパル)

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点(50%)および期末レポート(50%)により評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)田辺勝美・松島英子編 『世界美術大全集 東洋編 第16巻西アジアの美術』(小学館)前川和也編著 『図説メソポタミア文明』(河出書房新社)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))オフィスアワーは授業前後の時間とし、必要に応じて時間を設定する。面談を希望する者は、事前にメールで担当者に連絡してほしい([email protected])。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。61

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(特殊講義)West Asian History (Special Lectures) 担当者氏名 東京外国語大学       

大学院総合国際学研究院 教授 新井 政美

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期集中 曜時限 集中講義 授業形態 特殊講義

題目 オスマン近代史の諸問題

[授業の概要・目的]オスマン近代史を、Constitution をキーワードとして読み解くことをめざし、イスラム国家から国民国家への変容に関する理解を深める。

[授業計画と内容]以下のような課題について、数時間ずつ講じる。1.オスマン官僚の西洋体験2.国家体制(Constitution)に関する指針3.タンズィマート改革とイスラム4.立憲運動の展開5.憲法(Constitutional Law)の起草6.憲法体制とオスマン国民の可能性7.トルコ共和国に残された課題

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点に、授業の最後に提出してもらうレポートを加味する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(演習II)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 井谷 鋼造

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月4 授業形態 演習

題目 ペルシア語古典史料研究

[授業の概要・目的]モンゴル帝国支配時代のアナトリア(ルーム)で1280年頃に書かれたペルシア語史料である、イブン・ビービーの作品を写本の写真版と冒頭部分から始まる全体の約3分の1の内容を含んだ校訂テクストを精読・検討し、歴史研究の普遍の基礎である文献学的研究をおこない、内容を歴史的に検討する。

[授業計画と内容]Ibn Bibi, al-Awamir al-Ala'iya fi al-Umur al-Ala'iya, Ankara, 1956.ルーム・セルジュク朝の宮廷で書かれた本書は、13世紀を中心としたアナトリアの歴史を研究するための最も重要な史料である。モンゴル支配時代の西アジアの歴史を正確に把握するためにも必ず参照しなければならない文献である。トルコ共和国イスタンブル市内の図書館に所蔵される、現存唯一の写本の写真版が1956年に出版されており、冒頭部分から始まる全体の約3分の1の校訂テクストが1957年に刊行されている。この演習ではこれらの原文を精読していく。韻文やアラビア語資料からの引用も多く、解読には時間がかかるが、同時代の歴史資料を扱って歴史研究を行なう際のモデルとなるように、演習の授業を行ないたい。

[履修要件]近世ペルシア語文法の基礎を習得していること。アラビア語史料、文法についての基礎知識があることが望ましい。

[成績評価の方法・基準]参加者の出席状況と講読担当の内容によって評価する。

[教科書]Ibn Bibi; 『al-Awamir al-Ala'iya fi al-Umur al-Ala'iya』(Ankara, 1956.)

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する必要な情報は授業中に指示する。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。63

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(演習II)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 久保 一之

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月3 授業形態 演習

題目 チャガタイ・トルコ語文献入門

[授業の概要・目的]ティムール朝後期に確立された中央アジアの古典トルコ語、チャガタイ語の文献を扱う技能を高めることを目的とする。トルコ語文献やトルコ語語彙全般に習熟することも目的としている。

[授業計画と内容]まずは、現代トルコ語との違いに注意しながら、文法を解説する(受講生の顔ぶれによっては省略)。ついで著名なチャガタイ・トルコ語作品(バーブル著『バーブル・ナーマ』、ムハンマド・サーリフ著『シャイバーニー・ナーマ』、アブルガーズィー著『トルコ族の系譜』、ナヴァーイーの散文作品など)の読み易い部分を講読する。その際、古典ペルシア語の影響や語句の類似性に注意する。余裕があれば、オスマン・トルコ語文献との比較も行いたい。

[履修要件]現代トルコ語とペルシア語の基礎的知識を持ち合わせていること。

[成績評価の方法・基準]出席状況と平常点による。

[教科書]授業の際にプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)J. Eckmann 『Chagatay Manual』(Indiana University, Bloomington)A. J. E. Bodrogligeti 『A Grammar of Chagatay』(LINCOM GmbH, Muenchen)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。64

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(演習II)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 京都女子大学 文学部 教授 谷口 淳一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 木5 授業形態 演習

題目 アラビア語古典史料演習

[授業の概要・目的] 本演習ではアラビア語史料の読解をおこなう。活字本テキストだけでなく写本(写真版)を活用して史料を読む能力を養う。また、固有名詞や用語、引用について調査し、史料の記述内容を深く理解することを目指す。

[授業計画と内容]Zayn al-Din al-Ma`bari al-Malibari(1583年以降没)著、 Tuhfat al-mujahidin fi akhbar al-Ultghaliyinを読む。本書の内容の中心は、15世紀末のポルトガル人のインドへの到来とその後に生じた事件の1583年に至るアラビア語年代記であるが、マラバル地方へのイスラームの伝播に関する説話やヒンドゥー教徒の慣習についての記録も含まれる。 テキストとしては、1898年にDavid Lopesが出版した校訂本を用い、写本の写真版を参照しながら読み進める。 初回にテキストの解説をおこない、第2回より読解を進めていく。

[履修要件]アラビア語(フスハー)文法を習得していること。

[成績評価の方法・基準]平常点により評価する。

[教科書]Zayn al-Din al-Ma`bari (Ed. David Lopes) 『Historia dos Portugueses no Malabar』(Lisboa: Imprensa nacional) 授業で直接扱う部分については、複写物を配布する。その他の部分については、受講生各自で適宜参照されたい。テキストに指定した文献は、下記のURLで参照することができる。http://www.archive.org/details/historiadosport00lisbgoog

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))予習に際しては、テキストのアラビア語を日本語に訳すだけでなく、そこに含まれる固有名詞や用語、引用の出典についても調べてくること。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。65

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(演習II)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 京都女子大学 文学部 教授 谷口 淳一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 木5 授業形態 演習

題目 アラビア語古典史料演習

[授業の概要・目的]前期に引き続き、本演習ではアラビア語史料の読解をおこなう。活字本校訂テキストだけでなく写本(写真版)を活用して史料を読む能力を養う。また、固有名詞や用語、引用について調査し、史料の記述内容を深く理解することを目指す。

[授業計画と内容]前期に引き続き、Zayn al-Din al-Ma`bari al-Malibari(1583年以降没)著、 Tuhfat al-mujahidin fi akhbar al-Ultghaliyinを読む。本書の内容の中心は、15世紀末のポルトガル人のインドへの到来とその後に生じた事件の1583年に至るアラビア語年代記であるが、マラバル地方へのイスラームの伝播に関する説話やヒンドゥー教徒の慣習についての記録も含まれる。テキストとしては、1898年にDavid Lopesが出版した校訂本を用い、写本の写真版を参照しながら読み進める。

[履修要件]アラビア語(フスハー)文法を習得していること。前期から継続して受講することが望ましい。

[成績評価の方法・基準]平常点により評価する。

[教科書]Zayn al-Din al-Ma`bari (Ed. David Lopes) 『Historia dos Portugueses no Malabar』(Lisboa: Imprensanacional)授業で直接扱う部分については、複写物を配布する。その他の部分については、受講生各自で適宜参照されたい。テキストに指定した文献は、下記のURLで参照することができる。http://www.archive.org/details/historiadosport00lisbgoog

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))予習に際しては、テキストのアラビア語を日本語に訳すだけでなく、そこに含まれる固有名詞や用語、引用の出典についても調べてくること。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。66

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(演習II)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉田 豊

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 木1 授業形態 演習

題目 中世・古代イラン語文献研究

[授業の概要・目的]中世イラン語及び古代イラン語の文献の言語の文法を学びテキストを読解していくとともに,言語面での研究の歴史や問題点について考察する.

[授業計画と内容]今年度は昨年度からの続きとして,ソグド語およびアヴェスター語の文献を読んでいく.希望があれば,それら以外の言語を扱う. 事前に一定量の文献を読んで翻訳を用意してもらい,授業中にその翻訳を検討していく.文献の読解に際しては,内容面についての理解を深めていくために,宗教や歴史に関する参考文献なども参照する.

[履修要件]上記の言語に関する予備知識がない学生は事前に相談すること.

[成績評価の方法・基準]平常点.

[教科書]プリントを配布する.

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業等の相談については,メールや電話によって事前に時間を決めてから受け付ける.&#8195;

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。67

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(演習II)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉田 豊

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 木1 授業形態 演習

題目 中世・古代イラン語文献研究

[授業の概要・目的]中世イラン語及び古代イラン語の文献の言語の文法を学びテキストを読解していくとともに,言語面での研究の歴史や問題点について考察する.

[授業計画と内容]今年度は昨年度からの続きとして,ソグド語およびアヴェスター語の文献を読んでいく.希望があれば,それら以外の言語を扱う. 事前に一定量の文献を読んで翻訳を用意してもらい,授業中にその翻訳を検討していく.文献の読解に際しては,内容面についての理解を深めていくために,宗教や歴史に関する参考文献なども参照する.

[履修要件]上記の言語に関する予備知識がない学生は事前に相談すること.

[成績評価の方法・基準]平常点.

[教科書]プリントを配布する.

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業等の相談については,メールや電話によって事前に時間を決めてから受け付ける.&#8195;

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。68

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(講読)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 井谷 鋼造

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金2 授業形態 講読

題目 現代トルコ語文法・講読

[授業の概要・目的]現代トルコ語文法の基礎を学び、その後現代トルコ語、アラビア文字表記のトルコ語文献の講読をおこなう。

[授業計画と内容]トルコ語は西暦8世紀以降現代まで文献言語としての長い歴史を有し、ウイグル語やウズベク語などユーラシアの広範囲で使用されるテュルク系諸語中代表的で、最も話者数の多い言語である。この授業では単に現代トルコ語の文法を学ぶだけでなく、歴史資料としてのオスマン・トルコ語の文献を読解できる能力を身につけられるような講読をおこなう。歴史資料が書かれたオスマン・トルコ語は現代トルコ語とは大きな違いがあり、アラビア語やペルシア語の語彙をふんだんに用い、文法的にもアラビア語とペルシア語から大きな影響を受けている。こうした歴史資料を解読するためには、トルコ語以外の言語の知識が不可欠であり、実際の歴史資料(アラビア文字表記のトルコ語)を材料に現代のトルコ語以外の言語についても知識を深めていきたい。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]参加者の出席状況と講読担当の内容をもとに評価する。

[教科書]勝田茂 『トルコ語文法読本』(大学書林)

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する必要な情報は授業中に指示する。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。69

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(講読)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 久保 一之

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火5 授業形態 講読

題目 ペルシア語講読

[授業の概要・目的]現代ペルシア語文法を終えた者を対象に、中・上級のペルシア語講読能力をやしなう。現代ペルシア語だけでなく、様々な時代の近世ペルシア語テキストを取り上げ、時代による語彙・文体の違いを実感することも、重要な目的である。

[授業計画と内容]現代ペルシア語ならびに近世ペルシア語のテキストを取り上げ、以下の講読を行う。(1)文法の復習をかねた初級現代ペルシア語講読(2)中・上級現代ペルシア語講読(3)近世ペルシア語(古典ペルシア語)選読受講生は毎回予習が必要である。

[履修要件]現代ペルシア語文法の学習を終えていること。

[成績評価の方法・基準]出席状況と平常点による。

[教科書]授業の際にプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)A.K.S. Lambton 『Persian Grammar』(Cambridge University Press)黒柳恒男 『ペルシア語四週間』(大学書林)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。70

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(講読)West Asian History (Seminars) 担当者氏名 教授 アジア・アフリカ地域研究研究科 東長 靖

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月5 授業形態 講読

題目 アラビア語講読

[授業の概要・目的] スーフィズム・タリーカ・聖者信仰研究に必要な資料について、基礎的な知識を得るとともに、それらを読みこなす訓練をする。

[授業計画と内容] 上記の研究のためには、理論書、列伝・徳行伝、参詣書、年代記、系譜書、用語集など、さまざまなスタイルの資料を扱えるようになる必要がある。本講義では、年に1~2点程度の資料を取り上げ、丹念に読み込む訓練を行う。 講読の対象としては、以下のような書目が挙げられる。スラミー『スーフィー列伝』(著名なスーフィーの生涯を述べたもの)ガザーリー『宗教諸学の再興』(代表的なスーフィズム理論書)アブドゥルカーヒル・スフラワルディー『修行者たちの作法』(スフラワルディー教団の修行規則を書いたもの) 1回目の講義において、こういった書籍のなかから何を選んで読むかを、相談して決める。

[履修要件]アラビア語の初級文法を習得していること。

[成績評価の方法・基準]平常点によって評価する。

[教科書]テキストは当方で用意し、教室で配布する。

[参考書等] (参考書)佐藤次高編 『イスラームの歴史1』(山川出版社)ISBN:978-4-634-43141-6((第5章 東長靖「スーフィズムの成立と発展」参照。))小杉泰編 『イスラームの歴史2』(山川出版社)ISBN:978-4-634-43142-3((第3章 東長靖「スーフィー教団の革新と再生」参照。))山内昌之・大塚和夫編 『『イスラームを学ぶ人のために』』(世界思想社、1993年、69-85頁)((I-4 東長靖「スーフィーと教団」参照。絶版なので、図書館で借りて下さい。))ティエリー・ザルコンヌ 『スーフィー-イスラームの神秘主義者たち』(創元社)ISBN:978-4-422-21212-8((豊富な写真が特徴。東長靖監修。))

(関連URL)http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/tonaga/(東長靖のHP)http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kias/(京都大学イスラーム地域研究センターはこちら)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))講義前には、十分な準備が必要である。資料中に出てくるクルアーン、ハディースの引用なども、必ず出典を確認してくること。また、詩が出てくる場合も、韻律を調べること。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。71

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授業科目名 <英訳>

アラブ語(初級)(語学)Arabic 担当者氏名 国立民族学博物館       

研究戦略センター 教授・副館長 西尾 哲夫

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 通年 曜時限 木2 授業形態 語学

題目 アラブ語

[授業の概要・目的]現代アラビア語(アラブ語)の初級程度の文法を習得することを目標にする。また基本的な会話ができることをめざす。

[授業計画と内容]アラビア語の歴史やアラビア語を使用する社会ならびにイスラームとの関係について簡単にふれたのち、アラビア語を学習する上で必携すべき辞書等の参考文献について紹介する。アラビア文字の習得から初級文法について講義する。またアラビアンナイト等のアラブ文学についてもアラブ文化理解の一環として紹介する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]出席状況ならびに平常点による。

[教科書]こちらで配布する。

[参考書等] (参考書)西尾哲夫・師岡カリーマ・エルサムニー 『CD版エクスプレス エジプト・アラビア語』(白水社)

西尾哲夫 『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語(岩波新書)』(岩波書店)西尾哲夫 『世界史の中のアラビアンナイト』(NHK出版)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業時に指示する。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。72

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授業科目名 <英訳>

イラン語(初級)(語学)Iranian 担当者氏名 大阪大学         

大学院言語文化研究科 教授 森 茂男

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 通年 曜時限 水4 授業形態 語学

題目 イラン語(初級)

[授業の概要・目的]イラン諸語の中でもっとも多くの人々によって用いられている現代ペルシア語の文法の基礎を習得する。そのことによって現代および古典ペルシア語文献を読解する基礎力の涵養をはかる場としたい。

[授業計画と内容]授業は,教科書にしたがって授業一回につき一課半ほど進む。10月の半ばには文法を終了し,その後は古典をも含む平易なテキストを使って読解力の基礎を身につける。予定している読解用のテキスト:現代語による説話の再話から二話,『タバリーの歴史(ペルシア語訳)』からイスカンダル(アレキサンダー)の章,アッタール『神秘主義者列伝』の一部。古典ペルシア語文献は語彙,文法のいずれも平易な部分を選読する。なお,以上の授業計画は受講者の理解状況に応じて変更することがある。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]原則として,試験は特に行なわず,出席点と平常点によって評価する。

[教科書]森茂男 『ペルシア語初級文法』(最初の授業時に配布する。)後期途中から始める読解用のテキストは10月のはじめにプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)黒柳恒男 『現代ペルシア語辞典』(大学書林)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。73

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【大学院共通科目】

授業科目名 <英訳>

シュメール語(初級)(語学)Sumer 担当者氏名 国士舘大学         

イラク古代文化研究所 研究員 森 若葉

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 通年 曜時限 金1 授業形態 語学

題目 シュメール語(初中級)

[授業の概要・目的] 古代メソポタミア文明で話されていたシュメール語は、紀元前四千年紀末からおよそ三千年間にわたって数多くの資料を残している。この言語は、楔形文字で記され、複雑な接辞体系で知られている。本授業は、シュメール語文法について概説をおこない、その古代の文献を実際に講読することを目的とする。

[授業計画と内容] 前期は、初回授業で、楔形文字文献全般の概説を行う。2~3回目の授業で、その書記体系である楔形文字の成立としくみについて解説を行う。その後の授業で、シュメール語文法の解説を行い、適宜簡単なシュメール語資料を読む予定である。 後期は、シュメール語資料の講読を中心におこない、資料ごとに文法の解説、問題点の指摘を行う。また死語となってのちに長期間にわたって書き継がれた言語の文法の問題点、系統不明の古代語であるシュメール語の解読がどのようにおこなわれたのかについてもあわせて論じる。授業で扱うシュメール語資料は、王碑文、行政経済文書、裁判文書、文学作品、文法テキスト等である。なお、後期後半に楔形文字実習を1回予定している。

[履修要件]楔形文字実習の際、粘土やカッターナイフ等を各自用意してもらう必要がある。

[成績評価の方法・基準]平常点および学年末レポートを予定。

[教科書]なし。プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))特になし。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。74

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授業科目名 <英訳>

ヘブライ語(初級)(語学)Hebrew 担当者氏名 非常勤講師 手島 勲矢

配当学年 全回生 単位数 1 開講期 前期 曜時限 火3 授業形態 語学

題目 ヘブライ語解釈の基礎 (1)

[授業の概要・目的]ヘブライ語、文字、テキストほかの歴史的概要に加えて、文法の基礎(母音記号、名詞、人称代名詞、形容詞、前置詞、語根、動詞/分詞ほか)の導入。授業では、聖書やイスラエルの幼児向け絵本やラビ・ユダヤ教テキストの例文を用いて、文法情報とテキスト解釈との関係にも注意を払う。ヘブライ語文法の哲学的意義・思想的特徴についても授業では言及する。

目標:ヘブライ語の文字と母音記号を認識して声に出して読めること書けること。名詞と形容詞の変化、人称代名詞と前置詞の人称変化が認識できること。完了・未完了に関わらない動詞(分詞)を含む文章構造を理解し和訳できること、ヘブライ語作文できること。辞書を利用できること。

[授業計画と内容]1.ヘブライ語の歴史(聖書へブライ語と賢者のヘブライ語ほか)、2.母音記号と文字、3.形容詞と名詞(男性形と女性形他)、4.形容詞と名詞(単数形と複数形他)、5.人称代名詞と指示代名詞、6.数詞と前置詞、7.語根と動詞、8.7つの動詞、9.名詞文、10.存在の名詞ほか。*1課題あたり1~2回を当てる。内容や順番は授業の進捗状況で多少変化することもある。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点評価・・・・出席と授業参加(30%)、宿題(30%)、期末テスト(40%)

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業では、文字や母音記号を覚えるためのエクササイズ的な共同作業も取り入れている。文法の習熟のための練習問題、また文法の意義を確認するテキスト解釈作業も含む。初級と中級をあわせての履修が好ましい。最終的には、現代ヘブライ語辞書他を使って独力で、様々な時代の文章を読めるようにすることを目標とする。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。75

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授業科目名 <英訳>

ヘブライ語(中級)(語学)Hebrew 担当者氏名 非常勤講師 手島 勲矢

配当学年 全回生 単位数 1 開講期 後期 曜時限 火3 授業形態 語学

題目 ヘブライ語解釈の基礎(2)

[授業の概要・目的]中級では、ヘブライ語動詞の基礎(完了形・未完了形の基礎)を身に付ける。聖書ヘブライ語と賢者のヘブライ語の差異を紹介する。目標は、動詞/完了・未完了の変化に習熟すること。不規則変化を語根パターンにおいて認識できること。完了・未完了の動詞を含むヘブライ語文章を理解し翻訳できるようになること。聖書ヘブライ語の基本的な特徴を理解すること。

[授業計画と内容]1.完了形(基本)、2.未完了形(基本)、3.不規則変化(III-h/y)、4.不規則変化(II-w/y、I-y)、5.不規則変化(I-n、II&III-Geminated)、6.不規則変化(喉音文字を含む語根)、7.人称接尾辞と不定詞と命令形、8.時制の問題、9.聖書へブライ語と賢者のヘブライ語、10.まとめ。1課題あたり1~2回の授業を要する。進捗状況をみながら内容や順番は多少変化する。

[履修要件]ヘブライ語(初級)を履修済であること。もしくは同程度のヘブライ語知識があること。

[成績評価の方法・基準]平常点評価・・・出席・授業参加(30%)、クイズ・宿題(30%)、期末テスト(40%)

[教科書]授業中に指示する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))中級では実地にヘブライ語テキストを辞書を引きながら読んでいく。テキストは思想・哲学・言語に関する易しい論文の抜粋、また聖書、ミシュナー・タルムード他、からのサンプル的文章等を考えている。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。76

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授業科目名 <英訳>

ヒンディー語(初級)(語学)Hindi 担当者氏名 追手門学院大学       

国際教養学部アジア学科 講師 小松 久恵

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 通年 曜時限 金5 授業形態 語学

題目 ヒンディー語(初級)

[授業の概要・目的]21世紀の世界において重要な役割を果たすと予想される巨大国家インドの公用語ヒンディー語の初頭文法と簡単な会話を学ぶ。また映像・画像などのビジュアルを通して、急激に変化を遂げる現代インド社会に触れる。インド古典文学の専攻者だけでなく、将来商社マン・外交官あるいは技術者として南アジア地域での活動を希望する諸君にも是非受講してもらいたい。

[授業計画と内容]インドでは英語が通じると言われるが、実際には、英語を不自由なくしゃべることのできる話者数は全人口の5パーセントにも満たない。インド人と深い意思疎通をするためには現地語を知ることが不可欠となる。幸い、ヒンディー語は文法が簡単で、日本語に極めてよく似ているので、日本人学習者にとり習得することはそれほど困難ではないであろう。教科書を毎回一課の速度で進んでいき、1年で文法を一通り終えて読み物を読んだり、簡単な会話ができるようになることを目標とする。また適宜、映画を用いて音声でのヒンディー語のみならずインドの社会風俗にも触れる。

[履修要件]授業には継続的に参加すること。

[成績評価の方法・基準]平常点(40%)と筆記試験(期末30、年度末30)によって評価する。

[教科書]町田和彦 『ニューエクスプレス、ヒンディー語』(白水)ISBN:978-4-560-06791-8(同著者の「CDエクスプレス、ヒンディー」とは別の本なので、間違えないこと )

[参考書等] (参考書)辞書については初回の授業で紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

サンスクリット(4時間前期コース)(語学)Sanskrit (4H) 担当者氏名 特定外国語担当教授 文学研究科 VASUDEVA, Somdev

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 月5,木5 授業形態 語学

題目 Sanskrit Grammar

[授業の概要・目的]An introduction to the Sanskrit language for beginners. This class aims to cover the basics of Sanskrit Grammar in one term.

[授業計画と内容]We will focus on covering the material taught in R. Goldman's Devavanipraveshika, reading all of the exercises and actively translating into Sanskrit. Supplementary materials and exercises will be provided as necessary.

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]Attendance, participation, quizzes.

[教科書]1) Devavanipravesika: An Introduction to the Sanskrit Language (Paperback)by Robert P. Goldman (Author), Sally J. Sutherland (Author), Paperback, Publisher: Center for South & Southeast; 2nd Rev edition (August 1987), ISBN-10: 0944613004, ISBN-13: 978-0944613009

Arthur A. MacDonell, A Sanskrit Grammar for Students (OUP, 1971)

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西南アジア史学(博士論文指導)West Asian History (Dissertation Guidance) 担当者氏名

教授 文学研究科 井谷 鋼造准教授 文学研究科 久保 一之

配当学年 博士 単位数 0 開講期 通年集中 曜時限 集中講義 授業形態

題目 博士論文作成のための指導と助言

[授業の概要・目的]授業として特定の曜日・時限に開講しない。博士論文を作成しようとする大学院学生が教員との相談の上、適宜論文作成上の指導と助言を受ける。

[授業計画と内容]年度中1回ないし2回、博士論文を作成しようと考える大学院生は、教員と相談の上、適宜論文の内容、及び形式に関して、教員の指導や助言を受けること。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]成績評価はしない。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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〈西洋史学専修〉

授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 南川 高志

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水5 授業形態 特殊講義

題目 古代ローマ帝国と近現代ヨーロッパ

[授業の概要・目的]ローマ帝国は、5世紀に国家そのものは消滅した。しかし、旧帝国領東半では「ローマ人」を名乗る人々の国家がビザンツ帝国として15世紀まで存続し、西半でも、フランク王国のカール大帝が「ローマ皇帝」として戴冠して復活、その後継の神聖ローマ帝国は1806年まで続いた。国名だけでなく、その統治の理念や方式は、近現代ヨーロッパの強国のモデルとされてよみがえり、文化面でもヨーロッパ社会に大きな影響を与えている。この講義では、古代ローマ帝国と近現代ヨーロッパとの関係を統治から表象に至るまで具体的に説明し、とくに近現代世界におけるローマ帝国理解を考察しながら、ローマ帝国の歴史的意義をより深く理解することに努めたい。

[授業計画と内容]本講義では、以下のテーマについて、2週から4週程度の講義をする予定である。(1)序論:ローマ帝国の滅亡をめぐる論争から (2)古代のヨーロッパ:ローマ帝国時代のヨーロッパ諸地域 (3)イギリスの場合:属州ブリタンニアから大英帝国まで (4)ドイツの場合:古代ゲルマニアからヒトラーまで(5)フランスの場合:ケルト、ガリア、アルジェリア (6)ハンガリーの場合:アクインクムからブダペストへ (7)映画に見る古代ローマ帝国像 (8)ローマ帝国と現代世界:EU統合から『テルマエ・ロマエ』まで (9)総括  本講義の担当者は、すでに著書『海のかなたのローマ帝国』(岩波書店、2003年)において、ローマ帝国と近代イギリスとの関係について論じたことがあるが、本講義では検討対象地域を拡大し、素材も文献や遺跡から映画・漫画まで広く検討しながら、世界史上に第1級の意義を持つとされるローマ帝国の、真の歴史的意義に迫りたい。

[履修要件]受講生が古代ローマ史に関する専門的な知識や古典語の読解力を持っていることを、受講の前提とはしていません。歴史の見方、語り方、解釈に関心のある方、ヨーロッパに魅力を感じている方の受講を歓迎します

[成績評価の方法・基準]定期試験(筆記)で評価します。ただし、筆記試験にレポート的な要素も組み込み、講義に基づいて受講生各自が調査検討した成果の報告を試験時に提示してもらい、講義の理解と調査検討の結果の両方を評価の対象としたいと考えています。試験方法の詳細は授業で説明します。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)参考書については、授業中に随時紹介します。ローマ帝国と近代イギリスとの関係については、講義担当者が『海のかなたのローマ帝国』(岩波書店、2003年)で整理と私見提示を試みており、また、ローマ帝国の近現代における再現の問題については、クリストファー・ケリー(藤井崇訳)『ローマ帝国』(1冊でわかるシリーズ、岩波書店、2010年)が簡単な紹介をおこなっています。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業では、資料については、古代ギリシア語やラテン語の文書は和訳して紹介し、考古学的な遺物や遺跡の紹介のために適宜パワーポイントスライドを使用します。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。80

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 文学研究科 金澤 周作

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火5 授業形態 特殊講義

題目 近代イギリスにおけるチャリティ

[授業の概要・目的]現代的な課題として福祉の多元性・複合性に注目が集まっている。この講義では、その構成要素としてのチャリティの歴史を俎上にのせる。とりわけ、未曾有のチャリティ社会となった近代イギリスに焦点をあて、チャリティの実態を究明すると同時に、そのようなチャリティを許容・促進したイギリスの歴史像の刷新もめざす。

[授業計画と内容]不合理で非効率なチャリティの時代は、やがて合理的で効率的な国家福祉の時代へと転換した、という進歩主義的な歴史像は、批判されるようになって久しいが、にもかかわらず、依然として強固なイメージを保っている。実際には、歴史上のチャリティは、現代の高みから下される「不合理」「非効率」という単純な否定によって済まされるような実践ではなかったし、福祉国家の現在でさえ、その役割は小さくない。 本講義は、これまでの研究成果を批判的に紹介したうえで、近代イギリスに関する史料に基づく実証的なケーススタディをいくつか提示したい。

以下の諸論点について、それぞれ3回程度の講義を使って論じる。(1)チャリティ史研究の意味と射程 (2)福祉の複合体の中のチャリティ (3)ヨーロッパにおける他者救済史 (4)ジャガイモ飢饉とチャリティ[I] (5)ジャガイモ飢饉とチャリティ[II](6)ジャガイモ飢饉とチャリティ[III] (7)戦争チャリティ[I] (8)戦争チャリティ[II] (9)戦争チャリティ[III] (10)まとめと展望

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点(40%)と学年末の筆記試験(60%)。

[教科書]レジュメや参考資料・史料は適宜配布する

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))内容に関する質問は講義後の時間に受け付ける。別の日時に面談等を希望する者は講義の際に申し出てほしい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。81

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 伊藤 順二

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 木2 授業形態 特殊講義

題目 末期ロシア帝国と戦争

[授業の概要・目的]第一次世界大戦100周年が目前となった現在、大戦の歴史的意義の再検討がさまざまな分野で進められている。本講義ではロシアのおこなった戦争を、19世紀以来の帝国統治技法の集大成であるとともに現代世界の幕を開いた事件として俯瞰し、近代と現代との連続性について一定の視座を提供する。

[授業計画と内容]以下の内容について、各2-3回の講義を行う予定である。

・イントロダクション:ミリュコーフの弾劾演説 ・スキタイ人とチュートン人 ・ロシアのメシアニズム ・露土戦争と「三国干渉」 ・ロシアの中のドイツ ・第一次世界大戦:「スパイによる敗北」 ・文化的動員:敵のイメージ ・敵性住民の強制移住 ・バルカン戦争と列強 ・ジハードと異教徒徴募 ・中央アジアの反乱 ・厭戦と反戦

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]期末レポートおよび中間レポートによる。

[教科書]プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))オフィスアワーは、金曜4限とする。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。82

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 王寺 賢太

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金2 授業形態 特殊講義

題目 レナル/ディドロ『アメリカの革命』を読む~18世紀末フランスとアメリカの動揺

[授業の概要・目的]18世紀フランスを代表する哲学者・作家ドニ・ディドロ(1713-1784)は、1760年代後半から最晩年にかけて、同時代の政治について多くの考察を残している。そのうち特に注目に値するのは、ディドロがギヨーム=トマ・レナル(1713-1797)の『両インド史』(1770, 1774, 1780の三版)に匿名で寄せた、数々の政治的雄弁の断章である。『両インド史』は、正式のタイトルを『両インドにおけるヨーロッパ人の植民と商業についての哲学的・政治的歴史』といい、大航海時代以来、アメリカ合州国独立(1776年独立宣言)までの「ヨーロッパの拡大」を描く歴史書であった。出版当時、各国語に翻訳され、ヨーロッパ・アメリカで広く流布したこの歴史書のなかで、ディドロは植民地化の暴力、アフリカ人奴隷制、商業的に繁栄するヨーロッパ内部の専制政治などを批判するとともに、アメリカ合州国の独立への熱烈な支持を表明していた。そのディドロの雄弁は今日、往々にして、フランス革命に先駆ける啓蒙の時代の哲学者のもっとも果敢な政治的批判とも目されている。 本講義では、1780年刊の『両インド史』第18篇末尾に収められたアメリカ合州国の独立をめぐる叙述を精読し、解説する。該当箇所は、抜粋されて『アメリカの革命』という独立の書物として刊行され、フランス語と英語で流通した部分にあたる。その際、この同時代史を通じて、18世紀末のヨーロッパと世界の関係についての歴史を知ること、さらにレナルやディドロが、どのような政治的・思想的論拠で「アメリカの革命」を擁護していたかを知ることが、第一の関心事である。また、18世紀末の大西洋両岸の政治的動揺に最も接近しながら、モンテスキューやルソーに比べればけっしてよく知られているとは言いがたいディドロ晩年の政治思想を、この哲学者自身の行程と『両インド史』のコンテクストに即して理解することがもうひとつの関心事である。さらにフランス語・英語で、歴史的でもあり、ジャーナリスティックでもあり、哲学的でもあり、政治的でもあり、また文学的でもある18世紀末の文献を読解する力をつけることを目標にする。

[授業計画と内容]授業では、レナル/ディドロの『アメリカの革命』を、フランス語あるいは英語の原典に沿って読み進めながら、論点を解説していく。その際、授業参加者には、順番に一、二頁程度の翻訳を担当してもらうことになる。 講義にあたっては、歴史的・思想史的な観点から、①18世紀のヨーロッパにとって世紀初め以来の植民地通商の拡大が持った意味、②1756年から1763年の七年戦争がもたらしたヨーロッパ国際関係の動揺と、そのなかで北米植民地のイギリス本国への叛乱が持った意味を明らかにするように努める。その際、③「新大陸」アメリカの革命と、フランスを初めとする「旧大陸」の君主政の現状のコントラストがとくに注目に値する。この第三の論点は、現代ではたとえばハナ・アーレントの『革命について』が展開したような、アメリカの「政治的革命」とフランスの「社会的革命」の対比論にまで通ずる、政治史・政治思想史上の問題を孕んでいる。 また、ディドロの政治思想の理解という観点からは、④1770年代のディドロの著作、とくに『両インド史』初版・第二版との対比や、第三版の他の断章との対比、⑤トマス・ペインをはじめとする同時代のイギリス帝国内のアメリカ独立支持者たちの議論との対比(ディドロはペインの『コモン・センス』などを、自由に編纂しながら自分の考察のなかに織り込んでいる)、⑥モンテスキュー、ルソー、フィジオクラット(重農主義者)など、同時代のフランスの政治論・政治経済論との対比に留意して解説を行なう。 原典の読解にあたっては、言われていることの内容のみならず、きわめて現代的なフィクションの書き手でもあった、ディドロのレトリックの形式にも十分に注意を払う。

西洋史学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓

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西洋史学(特殊講義)(2)

[履修要件]フランス語ないし英語で、原典資料を読む意欲のある者。

[成績評価の方法・基準]評価は授業への出席・発表・レポートに基づいておこなう。

[教科書]Guillaume-Thomas Raynal 『Revolution de l'Amerique』(P. F. Gosse fils, 1781など)(仏語版。コピーは授業中に配布。)Guillaume-Thomas Raynal 『The revolution of America』(L. Davis, 1781など)(英語版。コピーは授業中に配布。)仏語版・英語版ともに、附属図書館のデータベースでPDFファイルが入手可能。

[参考書等] (参考書)レーナル、ギヨーム=トマ 『両インド史』(法政大学出版局)(現在刊行中の大津真作訳『両インド史』日本語版。ただし「アメリカの革命」該当箇所は未刊行。)アーレント、ハンナ 『革命について』(ちくま学芸文庫)(志水速雄訳)ネグリ、アントニオ 『構成的権力』(松籟社)(杉村昌昭・斎藤悦則訳)参考文献は購入の必要はありません。他にも適宜授業中に紹介します。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))                 

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 京都府立大学 文学部 教授 渡邊 伸

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 月1 授業形態 特殊講義

題目 「ドイツ宗教改革期の帝国問題」

[授業の概要・目的]●概要:ドイツ宗教改革は神聖ローマ帝国の分裂を決定的にしたとされる。しかし、帝国の枠組みは存続し続け、その枠組みも実効性を保持していたことが近年明らかにされつつある。この講義では帝国レベルでの信仰問題に関する討議から、帝国の性格と意義を考察する。●目標:ドイツ宗教改革期の帝国ならびに信仰問題の考察をとおして、西欧社会における信仰と社会の関係に関する知見を深める。また宗教紛争とその問題の解決策に関する見識を高める。

[授業計画と内容]1.イントロダクション 宗教改革の主要研究動向について2.中世末の帝国とドイツ社会3.中世末の教会改革と公会議①4.中世末の教会改革と公会議②5.宗教改革の理念①6.宗教改革の理念②7.帝国における信仰問題 1520年代①8.帝国における信仰問題 1520年代②9.帝国における信仰問題 1526年10.帝国における信仰問題 1529年11.帝国における信仰問題 1530年代①12.帝国における信仰問題 1530年代②13.帝国における信仰問題 1540年代①14.帝国における信仰問題 1540年代②15.展望とまとめ※以上の計画は主要内容であり、進捗状況により変更する場合がある。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]●進捗状況に応じ、レポートまたは定期試験(筆記)により行う。詳細は初回に説明する。

[教科書]●プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 准教授 人文科学研究所 小関 隆

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 水4 授業形態 特殊講義

題目 第一次世界大戦再考

[授業の概要・目的]第一次世界大戦を扱う点では2008年度以来の継続であるが、今年度はイギリス史やアイルランド史にコンテクストを限定せず、大戦研究にあたって重要と思われる論点を幅広くピック・アップして、「現代世界」の起点となったこの出来事を総合的に理解することを試みる。

[授業計画と内容]以下のようなテーマについて、各々1~4回程度の授業を行う予定である。 1. 「第三次バルカン戦争」からヨーロッパ戦争へ 2. ヨーロッパ戦争から世界戦争へ3. 「戦争目的」4. マンパワー動員システム5. 休戦からパリ講和会議へ6. 「戦後の戦争」7. 「野蛮化」 8. 平和主義9. 国際連盟 10. その他

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]試験ないしレポートによる。

[教科書]使用しない授業の際にはプリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する小関隆『徴兵制と良心的兵役拒否:イギリスの第一次世界大戦経験』(人文書院、2010年)をはじめ、人文書院刊のシリーズ「レクチャー:第一次世界大戦を考える」(既刊7冊、続刊予定)から、1冊でも2冊でも読むことが望ましい。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))予習よりも復習をお願いします。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。86

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 関西学院大学 文学部 教授 中谷 功治(ナカタニ コウジ)

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 木4 授業形態 特殊講義

題目 テマ反乱とビザンツ帝国

[授業の概要・目的]古代ローマ帝国の「正統な」継承国家,ビザンツ帝国の歴史について,7~9世紀前半を中心に考察する。主な対象とするのはテマ(軍団ならびに軍管区)のはたした役割である。テマによる反乱に注目しつつ,皇帝位の継承や中央政府との関連などから当時の帝国の政治のありかたについて理解を深める。

[授業計画と内容]本授業で取り上げる主な題目は次のとおりである。(1)ビザンツとは? 時代区分/(2)ディオクレティアヌス・コンスタンティヌス体制/(3)後期ローマ帝国における即位儀礼/(4)問題提起:軍事国家としての中期ビザンツ帝国/(5)テマをめぐる問題について/(6)テマ反乱とビザンツ帝国/(7)7世紀の情勢:ヘラクレイオス帝と後継者たち/(8)混乱の時代:7世紀末~8世紀初/(9)レオン3世とコンスタンティノス5世の政権/(10)女帝エイレーネーとニケフォロス1世の政権/(11)レオン5世とスラヴ人トマスの乱:テマ反乱の終焉/(12)テマの改革と専制国家体制の確立/(13)テマ制の起源/(14)授業内試験/(15)授業の総括

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]平常点とする。ただし、最終授業の1週前の授業時にテストを実施する(90%)。出席そのものは評価の対象とはしない。ただし、毎回提出する「感想・質問」は、その記述内容をも含めて、成績評価に加えることがある(10%)。試験は穴埋式と記述式とからなり、前者は講義での内容を確認するためのもの。後者については事前に題目を提示する。上記の授業時テストにおいては、授業ノートのコピーを利用することは禁止する(自筆ノートの持ち込みは可)。ただし、配布したプリント類は別である。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)井上浩一 『生き残った帝国ビザンティン』(講談社学術文庫)J・ヘリン 『ビザンツ 驚くべき中世帝国』(白水社)根津由喜夫 『ビザンツ国家と社会(世界史リブレット)』(山川出版社)その他の参考文献についても随時,授業中に紹介する。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))初回時にイントロダクションとして、授業方法について詳しく説明するので、必ず出席してほしい。また、授業では毎回「感想・質問」用紙を配布し、自由に感想・質問を記入してもらい、授業の終わりに回収する。この「メモ」については、その一部を次回の授業冒頭でコメントする予定である。なお、この授業冒頭での時問より遅れての遅刻入室は原則として認めない。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。87

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 東京大学          

大学院人文社会系研究科 教授 深沢 克己

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期集中 曜時限 集中講義 授業形態 特殊講義

題目 近世フランスの宗教と社会

[授業の概要・目的]16世紀から18世紀までのフランスを対象とし、内部刷新運動から対抗宗教改革へ、さらに「フランス霊性」の成立とジャンセニスム問題を経て啓蒙期にいたるカトリシズムの展開過程をたどり、そこに含まれる政治的・社会的・思想的問題を考察する。

[授業計画と内容]以下の6章構成により講義する。初回は序論とし、その後2回の講義で1章ずつ進むのを原則とする。順次プリントした講義資料を配布し、さらに必要に応じて図像資料などを取りいれて解説する。1. 中世末期の宗教生活2. カトリック改革のはじまりと福音主義3. フランス型・対抗宗教改革4. 「篤信家」と日常の信仰生活5. 宗派問題と国家(16-17世紀)6. 啓蒙思想とキリスト教

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]筆記試験によりおこなう(ノート・参考書など持ち込みは一切不可)

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 非常勤講師 山下 修一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 火2 授業形態 特殊講義

題目 ヘーロドトスの『歴史』

[授業の概要・目的]ヘーロドトスの『歴史』を精読することで、古代ギリシア語の読解力を養成するとともに、誕生したばかりの歴史叙述がもつ特徴と問題を考察しながら、その豊かな作品世界に触れる。

[授業計画と内容]この授業では、昨年に続き、『歴史』の第1巻171章から読みすすめる。昨年読みすすめた箇所ではペルシアの勃興の模様が描かれたが、領土を拡大しようとするキューロスは、ハルパゴスやクロイソスを従えながら小アジアやバビロニアを征服するものの、マッサゲタイ人との戦いで命を落とすこととなる。後継者カンビュセースの遠征に伴って、ヘーロドトスの筆は、自然や風習の特異な記述を含みながら、「エジプトはナイルの賜物」という有名な言葉を含むエジプト史へと流れるように進んでいく。初回の授業では、テクストのコピーを配布し、参照すべきコメンタリーを指示する。また、ヘーロドトスのテクストは、古代ギリシア語の授業で学習したアッティカ方言ではなく、イオニア方言で書かれているため、このイオニア方言についての解説をおこなう。毎回の授業では、出席者に訳読をしてもらいながら、約3~4ページの割合ですすむ予定である。

[履修要件]古代ギリシア語の初級文法を既修のこと。

[成績評価の方法・基準]平常点評価。(必要に応じて学期末テストを行う予定である。)

[教科書]Carolus Hude 『Herodoti Historiae Ⅰ Libri Ⅰ-Ⅳ』(OCT)

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))出席者には、ある程度の予習が必要とされる。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。89

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(特殊講義)European History (Special Lectures) 担当者氏名 神戸大学         

大学院人文学研究科 准教授 佐藤 昇

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 木4 授業形態 特殊講義

題目 古代ギリシアの法と社会

[授業の概要・目的]近年日本でも導入された陪審員制度は、その起源を辿れば古代ギリシアにまで遡る。本講義では、古代ギリシア、とりわけ陪審員制度を発達させた古典期のアテーナイにおける、法・法廷と社会の関わりについて、多角的に分析を加える。具体的には、いかなる歴史的背景で法・法廷が利用されたのか、古代の陪審員はどれほど法廷に参加していたのか、陪審員をいかにして説得していたのか、法・法廷はどのように利用されていたのかといった諸点に関して、現代との相違を意識しながら議論していく。講義を通じ、古代ギリシア世界に対する理解を深め、古代そして現代における法と社会の関係性について洞察力を身につけることを目的とする。

[授業計画と内容]以下のような課題について、1課題あたり1~2週の授業をする予定である。1.初期ギリシアにおける法の発生2.アテーナイにおける民主政の発展3.前四世紀アテーナイにおける司法の変化4.市民参加と法廷5.説得と論証6.贈収賄をめぐる言説7.宗教と裁判(ソークラテース、誓い、呪い)8.裁判闘争と和解ただし、進度や受講生の理解度に応じて、若干の変更を加える可能性もある。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]定期試験(筆記)で評価する。 ただし、筆記試験にレポート的な要素も組み込み、講義内容の理解度だけでなく、講義に基づいて受講生各自が調査検討した成果の報告の両方を評価の対象としたい。 試験方法の詳細は授業で説明する。

[教科書]特定の教科書は使用しない。毎回レジュメを用意する。

[参考書等] (参考書)ロビン・オズボン 『ギリシアの古代』(刀水書房)ISBN:978-4887083967佐藤昇 『民主政アテナイの賄賂言説』(山川出版社)ISBN:978-4634674363橋場弦 『丘のうえの民主政』(東京大学出版会)ISBN:978-4130230490

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))授業は講義形式で行われる。古代ギリシア史の知識を前提とはしないが、参考文献に掲げた書物、あるいはその他の入門書、概説書を事前に読んでおくと理解が深まるだろう。授業中にも随時参考文献を紹介するので、図書館も積極的に利用し、必ずそれらをいくつかは繙くこと。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。90

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(演習I)European History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 南川 高志

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金5 授業形態 演習

題目 西洋史学演習 I (西洋古代史演習)

[授業の概要・目的]この授業は、ギリシア・ローマ史を中心とする西洋古代史の研究を本格的におこなう能力を養成することを目的とする。外国語で書かれた研究文献を用いて、欧米学界の水準や史料の扱い方を学ぶとともに、欧米の研究の問題点をも理解し、受講者自身の研究の深化に繋げたい。大学院生にとっては、基礎を確認しつつ研究課題の深化を図るとともに、論文作成の具体的な進展をも図ることができる。

[授業計画と内容]西洋古代史演習の具体的な課題の第1は、古代ギリシア・ローマ時代とその社会の重要な点について、学界の最前線を踏まえた知識を獲得することであるが、さらに重要な問題点に関して学界の定説を塗り替えるような画期的解釈を提示した研究やその後の学説の変化を理解することも重視したい。演習参加者の関心あるテーマを勘案しながらも、古代ギリシア史とローマ史の分野における英語で書かれた重要な論文を主たるテキストとして、課題の検討をおこなう。初めて西洋古代史研究を開始する学部生の受講者に配慮して、まず第1~3週は、日本人研究者が発表した関連研究論文を読んで、予備知識を得る。その上で、第4週から英語で書かれた論文を毎週1編ずつ検討する(参加者の人数により、1冊の書物を順次読む方式に変える可能性もある)。後期の後半からは、受講者の研究報告とそれをめぐっての討論に移る。

[履修要件]古典語読解能力や西洋古代史の専門的知識を受講の前提とはしない。

[成績評価の方法・基準]平常点で評価する(出席と報告、討論参加を重視する)。西洋古代史研究のための基本的な手続きと問題発見能力を身につけることができたかどうかが、評価の目安である。

[教科書]テキストとなる研究書や論文は、第1回の授業で紹介し、授業の進行にあわせて準備する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))西洋史学の時代別演習はI~IVどれも、研究書や論文を精読して参加することが前提であり、相当量の予習をともなう。後期についても、報告者のテーマにあわせて、報告者以外の参加者も事前に関係文献に目を通すことが望まれる。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。91

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(演習II)European History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 服部 良久

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金5 授業形態 演習

題目 西洋史学演習Ⅱ(西洋中世史演習)

[授業の概要・目的]西洋中世史に関する新しい問題定期的な英語研究文献(研究書)を読み、欧米における西洋中世史研究の最近の動向や問題点について学ぶ。専門研究文献を正確に読むための訓練でもある。

[授業計画と内容]第1回~5回は、英語研究文献の扱う内容に関連する邦語文献を読み、予備的な知識を得るとともに、日本の学界の問題点や課題を明確にする。第6回~25回は英語研究文献を、毎週1章ずつ読む。毎回1人が1章の内容を要約し、論点を指摘、出席者で議論する。第26回~30回は、出席者が自身の個人研究テーマについて報告を行い、議論する。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]出席(平常点)とレポートにより評価する

[教科書]未定 『未定』(出席者には教員が用意する(費用は自己負担))その他の参考書目については授業中に指示する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))関連文献を並行して読み進めることが、理解の前提となる。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。92

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(演習III)European History (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 小山 哲

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金5 授業形態 演習

題目 西洋史学演習Ⅲ(西洋近世史演習)

[授業の概要・目的]近世(16~18世紀)のヨーロッパ史にかんする欧米の比較的新しい研究文献を読解し、また、個別の論点について討論することをつうじて、近世ヨーロッパにかんする基本的な知識を身につけると同時に、最近の研究動向や研究史上の争点についての理解を深めることを目指す。

[授業計画と内容]次の研究書をとりあげ、その内容を正確に理解するとともに、研究の視角や手法の特徴について議論する。                 Thomas M. Safley (ed.), A Companion to Multiconfessionalism in the Early Modern World, Leiden - Boston 2011.

参加者全員による討論をつうじて、ヨーロッパ史における近世とはどのような時代か、近世史を研究する手がかりとなる史料にはどのような特徴があるか、この時代を理解するためにはどのような視点や研究の手法が有効か、といった問題を、さまざまな角度から検討する。なお、後期には、参加者がそれぞれ興味をもつテーマについて研究発表を行い、それにもとづいて全員で討論を行う機会を設ける予定である。          

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]授業への出席、テキストの内容要約と論点の提示、研究発表、討論への参加の度合いなどを総合的に評価する。試験は行なわない。

[教科書]使用するテキストの入手については、別途指示する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))とりあげたテキストをあらかじめ読んでくることが、授業に参加する前提である。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。93

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(演習IV)European History (Seminars) 担当者氏名 准教授 文学研究科 金澤 周作

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金5 授業形態 演習

題目 西洋史学演習Ⅳ(西洋近代史演習)

[授業の概要・目的]この演習では、西洋の近代(18世紀半~20世紀初頭)を学び深める。欧米の研究文献の精読や個別の自由発表に立脚して、歴史学的な論点をおさえた上で立論し、議論をリードする術を身につけることを主たる目的としている。

[授業計画と内容]近代史研究は、対象とする場所(国や地域)と時期とテーマに応じて専門化と細分化が非常に進んでいる。しかし、異なる地域・時代を扱う研究者や、他の学問分野の人々と有意義な対話をしてゆこうとするならば、ある種の広いパースペクティヴを持たざるを得ないだろう。そこで、演習の前半では、大きくまた斬新なテーマを多方面から詳細に扱っている研究文献(英語)を、分担を決めて読んでいく。広い視野を学び、さまざまな方法論に触れ、同時に西洋史研究に不可欠な、英語文献を正確に読解する力を養う。さらに、内容について活発な議論がなされることを期待している。演習の後半では、各受講者に、日ごろの研究成果を報告してもらう。全体を通じて、積極的に議論を主導してほしい。学部生への教育的配慮に、大いに期待している。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]演習内報告(回数は人数によって異なる)が80%、演習内での議論での貢献が20%。

[教科書]テキストについては第1回の演習日に指定し、コピーして配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))受講者に対するこの演習の効果は、文献を事前にどれだけしっかり読み込んだかに左右される。ただ読むだけではなく、疑問点を洗い出して調べる、議論の問題点を探る、など主体的に挑んでいくことが要求される。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。94

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(演習)European History (Seminars) 担当者氏名

教授 文学研究科 南川 高志教授 文学研究科 服部 良久教授 文学研究科 小山 哲准教授 文学研究科 金澤 周作

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金3 授業形態 演習

題目 大学院演習

[授業の概要・目的]院生の専門研究の成果を発表し、院生・教員全員がこれを聞いて問題点を指摘し議論することにより、各院生の研究の発展に資するとともに、西洋史における様々な時代、地域の研究テーマ、研究方法、史料とその利用などについて相互に理解を広め、また深める場とする。

[授業計画と内容]各院生は原則として2回(前期・後期に各1回)、個人研究の成果を発表する。研究報告は、修士課程の院生には修士論文作成のための中間報告であり、博士後期課程の院生には、学位論文作成の節目となる。それ以外にも、その都度、興味を持ったテーマや、新しい研究動向などについて報告し、時代と地域を越えた議論の機会を提供することも重要である。また院生全員、教員全員が参加して議論することにより、オープンで集団的、客観的な研究指導を行う場としての意味を持つ。

[履修要件]大学院生のみ。

[成績評価の方法・基準]授業への出席、討論への参加、2回(前期・後期各1回)の報告にもとづいて総合的に評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)特になし。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

西洋史学(博士論文指導)European History (Seminars) 担当者氏名

教授 文学研究科 南川 高志教授 文学研究科 服部 良久教授 文学研究科 小山 哲准教授 文学研究科 金澤 周作

配当学年 博士 単位数 0 開講期 通年 曜時限 金4 授業形態

題目 博士論文の作成指導

[授業の概要・目的]博士論文の作成のために、それぞれの研究テーマに即して進捗状況を報告させ、指導教員を中心に様々な助言を与える。

[授業計画と内容]博士論文のテーマの選択、章構成、各章の内容をなす実証的な研究作業の問題点などについて提出予定者から報告を受け、指導教員を中心に助言を与える。それにより博士後期課程1年次の「論文作成計画書」、1、2年次の「研究報告書」、3年次の「資格申請書」が適切で充実した内実をともなうものとなり、論文作成に繋がるように指導する。

[履修要件]西洋史学専修所属の大学院生

[成績評価の方法・基準]幾度かの報告と「研究報告書」の内容等で評価する。

[教科書]使用しない特になし。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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〈考古学専修〉

授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 上原 真人

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月4 授業形態 特殊講義

題目 古代寺院資財帳の考古学(Ⅱ)

[授業の概要・目的] 考古学的に日本古代寺院を研究する際には、建物跡・工房跡などの遺構、土器・瓦などの出土遺物が主な分析対象となる。しかし、そこから寺院の外見的構造や、創建・再建・廃絶などの情報を獲得できても、古代寺院の中で何をしていたのかイメージするのは難しい。古代寺院資財帳には、建物施設や仏像・経典・墾田地や庄園などの基本財産ばかりでなく、官大寺ならば正倉院宝物に匹敵するような豊かな備品、墾田からの収穫物や銭貨・地金などの流動資産や消耗品が記録されている。建物施設に関わる記録は建築史が、仏像・経典に関わる記録は美術史や仏教史が、墾田・庄園に関わる記録は土地制度史が、それぞれの立場で研究を深化している。しかし、供養具・荘厳具をはじめとする備品や銭貨・地金をはじめとする消耗品は、意外と看過されている。これらの備品や消耗品は古代寺院の宗教活動や社会活動、あるいは僧尼の日常生活を理解する上で見逃すことができない物的資料となる。資財帳によっては特定の法会資財としていくつかの物品を特記するものもある。なお、数は少ないながらも、各時代の各ランクの寺院の資財帳が残っている。それらを比較しつつ、正倉院宝物や出土遺物、絵画資料などを参照しつつ、古代寺院がどのように経営され、その中でどのような活動が行われていたのかを考えることは、ある程度まで可能である。昨年度は大安寺資財帳を主な対象として分析したが、本年度もそれを継続する。

[授業計画と内容]いくつかの古代寺院資財帳を材料にして、記載内容を吟味する。 具体的には、大安寺伽藍縁起並流記資財帳(747年)、法隆寺伽藍縁起並流記資財帳(747年)、法隆寺東院縁起資財帳(761年)、阿弥陀悔過料資財帳(767年)、西大寺資財流記帳(780年)、多度神宮寺伽藍縁起並流記資財帳(788年)、安祥寺縁起資財帳(867年)、広隆寺縁起資財帳(873年)、観心寺縁起資財帳(883年)、広隆寺資財交替実録帳(890年)、観世音寺資財帳(905年)などを取り上げる。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]学年末にレポートを提出すること

[教科書]使用しない適宜プリントを配付する。

[参考書等] (参考書)その他の参考書は、講義中に紹介する。

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))オフィスアワーはとくに設けないが、講義内容に関わる質問は常時、受け付ける。電話やメールでアポをとること。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。97

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉井 秀夫

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火2 授業形態 特殊講義

題目 朝鮮考古学の諸問題(3)

[授業の概要・目的] 中国や日本との関係に留意しつつ、朝鮮半島における考古学的研究の現状を概観し、いくつかの具体的な問題について検討をおこなう。

[授業計画と内容]今年度は、日本を含む東アジアにおける考古学的研究の展開を踏まえながら、朝鮮半島における考古学史を批判的に検討し、その問題点を明らかにする。前期は、朝鮮考古学史を検討する前提として、日本人による考古学研究の歴史を概観する。特に狭義の「日本考古学」史だけではなく、戦前に日本人が東アジア各地でおこなった調査研究と、それが日本人の考古学研究にどのような影響を与えたのかに注目する。後期は、戦前を中心とした朝鮮考古学史について検討を進める。具体的には、1)朝鮮併合以前の調査研究、2)1910年代の調査研究、3)1920年代の調査研究、4)1930~1940年代の調査研究、5)在朝日本人による調査研究、の順に、当時刊行された報告書や、京都大学に残された資料などを用いて、検討をすすめていく。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]出席状況および年度末のレポートにより成績を評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))講義で紹介・検討した文献について、可能な限り目を通すように努力して欲しい。特別にオフィスアワーは設けないが、質問などは適宜受け付ける。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。98

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 教授 人文科学研究所 岡村 秀典

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 月2 授業形態 特殊講義

題目 漢鏡の研究(8)

[授業の概要・目的]漢代の中国鏡について、考古学の型式学的研究法、図像や銘文の研究法、鏡にたいする観念、銅鏡の鋳造方法、銅鏡の理化学的分析などをめぐる研究の現状をふまえ、今年度はおもに後漢鏡の変遷と文化史的背景、日本列島への漢鏡の流入と国家形成について論じる。受講により、考古学の研究方法について理解を深めるだけでなく、人文科学における考古学の役割についても展望することができる。

[授業計画と内容]前期は宋代以来一千年におよぶ古鏡の研究史を回顧し、研究の課題と展望を示す。後期は後漢中後期の銅鏡をおもな対象として、以下の内容について講述する。 ※ 古鏡研究一千年―中国・日本・欧米におけるパラダイム ※ 型式学とその問題点―考古学的研究法と美術史的研究法 ※ 分布論とその問題点―作家論の構築 ※ 後漢鏡の図像について ※ 後漢鏡の銘文について ※ 後漢時代の社会と文化 ※ 日本列島から出土する漢鏡 ※ 鏡からみた日本の国家形成  

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]学年末試験。

[教科書]プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))京都大学総合博物館をはじめ、各地の博物館や美術館に展示されている銅鏡の図像文様をよく観察しておくこと。また、漢鏡の図像や銘文を理解するには、中国古代史はもとより、文学や言語学、思想史などにかんする幅広い知識が必要であるから、あわせて関連する講義を履修することが望ましい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。99

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 教授 生存圏研究所 杉山 淳司

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期 曜時限 金4 授業形態 特殊講義

題目 木のかけらの分析法とそれから知る用材観や歴史

[授業の概要・目的]遺跡出土木材、木彫像、伝統建築などの文化的に貴重な木製品についての理解を深め、樹種を識別するための木材の解剖学的な専門知識を学習し、調査に必要な具体的な手法を習得することを目的とする。実際の木材の観察に加えて、樹木の観察も行う予定である。

[授業計画と内容]1.木材って? 2.暮らしの中の木材 3.歴史の中の木材 4.樹木の分類 5.針葉樹の巨視的特徴 6.広葉樹の巨視的特徴 7.針葉樹の解剖学的特徴 8.広葉樹の解剖学的特徴 9.樹種識別の手法について 10.データベースの構築と利用 11.木材に関する諸データの見方 それぞれのトピックで完結するのではなく相互に関連させながら講義をすすめる予定である。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポートおよび出席状況により評価するが、講義の中での積極的な姿勢も考慮に入れる

[教科書]佐伯 浩 この木なんの木 海青社 尼川大録、長田武正、検索入門 樹木①、樹木②、保育社 中川重年 検索入門 針葉樹、保育社 山崎隆之 一度は拝したい京都の仏像 学研新書 鈴木三男 日本人と木の文化、八坂書房 小原二郎 木の文化 鹿島出版会

[参考書等] (参考書)

(関連URL)http://f030091.ffpri.affrc.go.jp/index.html( 森林総合研究所木材データベース)http://database.rish.kyoto-u.ac.jp/arch/bmi/ (京都大学生存圏研究所木材データベース)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 立命館大学 文学部 教授 矢野 健一

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 金4 授業形態 特殊講義

題目 縄文土器研究の方法と課題

[授業の概要・目的] 縄文土器研究に関して、(1)編年、(2)製作、の2つの範疇に分けて、研究の方法と課題を講義する。それぞれの範疇の研究が相互に関連していることを理解し、自らが研究の計画を立てる場合の参考にしてほしい。研究方法を理解する前提として、縄文土器の概要および現在までの諸研究の到達点も講義し、全体として、縄文土器の概説的理解およびその特質が理解できるように配慮する。したがって、縄文土器に限らず、土器研究一般の参考になると思う。(2)の製作については施文原体、胎土、を特に問題にするが、様々な研究事例や新しい視点も紹介したい。

[授業計画と内容]1 授業の概要説明2 西日本縄文土器編年の概要3 土器編年研究の目的4 土器編年の用語と研究方法5 編年研究における系統論6 土器編年における属性分析批判7 土器編年研究の課題8 縄文土器の製作に関する研究の現状と課題9 胎土研究の意義と課題10 土器製作の観点からみた異系統土器論の限界11 施文原体研究の意義と課題12 土器製作研究の課題と編年研究の目的再論13 試験*各テーマは必ずしも1回の授業に対応するわけではない。 

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]最終講義日に試験を行い、その成績で評価する。

[教科書]プリント配布。

[参考書等] (参考書)小杉康ほか編 『縄文時代の考古学』(同成社)(全12巻。特に第2・7巻が講義と関係する。) 『縄文土器総覧』(アム・プロモーション)(縄文土器についての参考図書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 教授 地球環境学堂 小方 登

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 火4 授業形態 特殊講義

題目 地理情報処理の考古学への応用

[授業の概要・目的]地形データ(DEM)や空中写真・衛星画像の遺跡探査や歴史景観復原などへの応用事例を取り上げ,説明する。

[授業計画と内容]1)1995年に公開された米国偵察衛星写真の仕様について説明し,応用可能性を検討する。 2)中東地域に典型的にみられるテル(遺丘)の景観について検討する。 3)地中海地域におけるフェニキア・ポエニ文化に基づく都市の立地とプランについて検討する。 4)中央アジアのオアシス周辺に見られる灌漑施設(用水路)の痕跡のあり方について検討する。 5)渤海国の都城を事例として,7~9世紀の東アジア都城に見られる共通の特徴について検討する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]レポート試験による。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名 大阪大学        

大学院文学研究科 准教授 高橋 照彦

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 後期 曜時限 金3 授業形態 特殊講義

題目 日本古代窯業生産の諸問題

[授業の概要・目的] 考古学において、出土遺物のなかでも量的に主体を占める土器類(焼物)の研究は、基礎的な研究分野のひとつである。土器類は、考古学的には年代判定などの上で重要な遺物として、これまでから長く研究されてきており、年代以外にも様々な側面から考古学研究が進展している。 この講義では、奈良・平安時代の焼物、とりわけその時期の高級窯業生産物であった三彩・緑釉陶器にかかわる諸問題を取り上げる。それらを通して、奈良・平安時代の考古学における基礎知識の習得を目指すとともに、土器などの考古資料に基づく考古学的分析方法についての理解が深まるようにしたい。

[授業計画と内容] 奈良時代の三彩陶器や平安時代の緑釉陶器を主な検討材料として、以下のようなテーマで研究史を振り返り、既往の研究の再検討などを試みるとともに、今後の課題を論じたい。1課題あたり1~2週の授業をする予定である。・製作技術論的分析・科学分析による研究・形態・文様論的分析・編年研究・生産地の変遷過程の研究・生産体制論・流通・消費構造論・器名考証的研究・機能論・文化論的検討・都市論・時代相解明にかかわる諸研究・東アジア史的な比較研究、など。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]学期末にレポートを課す。それとともに、授業で適宜、小テストや小レポートなども課すので、それらにより総合的に評価する。

[教科書]授業中に適宜プリントを配布する。

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))質問などを受け付ける予定なので、いろいろな意見や疑問点などを積極的に出してほしい。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。103

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授業科目名 <英訳>

考古学(特殊講義)Archaeology (Special Lectures) 担当者氏名北陸学院大学   

人間総合学部 教授 小林 正史

配当学年 全回生 単位数 2 開講期 前期集中 曜時限 集中講義 授業形態 特殊講義

題目 土器機能研究: 使い勝手との関連からみた土器つくり技術の研究

[授業の概要・目的]従来の日本の土器研究は集団間の交流密度の復元に重点が置かれてきたが、伝わってきた技術の受け入れを決める際には「使い勝手と制作の手間(コスト)のバランス」も重要な意味をもつ。この授業では以下の3つの目的にそって、縄文時代から古代までの土器を検討する。 ①機能研究の必要性を理解する。 ②特定の技術の選択は、社会的(人・モノ・情報の伝播)、生態学的(使い勝手と製作の手間ののバランス)、心理的(あこがれ意識とライバル意識)などの諸側面が総合的に考慮された結果であることを理解する。 ③土器研究は未開拓部分が非常に大きいことを理解する。

[授業計画と内容]第1回 土器機能研究の研究史 第2回 形・作りと機能の結びつき 第3回 炊飯民族誌の比較分析 第4回 米作りの始まりに伴う調理方法の変化 第5回 米調理方法の変化(弥生~中世) 第6回 素地作り 第7・8回 成形方法 第9・10回 野焼き方法 第11回 土器文様の分析 第12回 工程間の結びつき 第13-15回 ススコゲ観察の体験(ワークショップ形式)

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]授業中のワーク(2回程度)と学期末のレポート

[教科書]適宜プリントを配布

[参考書等] (参考書)適宜プリントを配布

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))後半の数回で、発掘された弥生鍋のススコゲの観察(ススコゲ図面つくり)を行い、土器使用婚分析の方法を体験する。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。104

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授業科目名 <英訳>

考古学(演習II)Archaeology (Seminars) 担当者氏名 教授 文学研究科 吉井 秀夫

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 金2 授業形態 演習

題目 演習Ⅱ

[授業の概要・目的]考古学の主たる研究材料である過去の人類が製作して使用した「モノ」は、その製作時期・地域や材料、使用目的などにより多様な形状を示す。本演習では、考古資料を実際に観察・記録する中で有益な情報を引き出すための基本的な手法と知識を身につける。

[授業計画と内容]前期は、担当教員が提示する考古資料を、受講者が観察・記録した上で、その考古資料についてどのような研究がなされてきたのかを調べて、講義中に報告し、その内容を他の受講者と検討することで進めていく。また、1回~2回程度、大学から近距離にある遺跡の踏査をおこなう予定である。後期は、受講者が各自の関心に合わせてテーマを設定し、それに対する研究報告をおこなう。また、受講者の人数次第によっては、前期と同様に、考古資料についての検討を引き続きおこなう。

[履修要件]考古学実習を履修したか、履修予定の学生であることが望ましい。

[成績評価の方法・基準]出席状況、課題に対する取り組み方、および演習での報告内容により評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)授業中に紹介する

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))課題を報告するために、できるだけ多くの文献に当たって知識を深める努力をしていただきたい。また、遺跡踏査は週末に別途おこなう場合がある。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。105

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授業科目名 <英訳>

考古学(演習IV)Archaeology (Seminars) 担当者氏名

教授 文学研究科 上原 真人教授 文学研究科 吉井 秀夫

配当学年 全回生 単位数 4 開講期 通年 曜時限 火5 授業形態 演習

題目 修士論文指導

[授業の概要・目的]修士論文作成を目的とした研究に関して中間発表をおこない、教員や他の出席者から批評を受け、よりよい論文の完成をめざす。各人が研究の進捗状況にしたがって、段階的に成果を発表する。

[授業計画と内容]各自の研究テーマに関連して、研究史の整理と研究目的の設定、データ収集と整理・分析・考察を、年間を通じて3回程度の発表で提示する。各々の手続きが適切におこなわれるように指導する。

[履修要件]修士論文の作成と提出が前提となる。

[成績評価の方法・基準]演習時の発表内容と、修士論文を合わせて評価する。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))オフィスアワーはとくに設けないが、修士論文作成に関する相談には、常時、対応する。電話やメールなどで、あらかじめ教員のアポを取ること。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。106

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授業科目名 <英訳>

考古学(博士論文指導)Archaeology (Seminars) 担当者氏名

教授 文学研究科 上原 真人教授 文学研究科 吉井 秀夫

配当学年 博士 単位数 0 開講期 通年 曜時限 金1 授業形態

題目

[授業の概要・目的]博士論文の作成を目的とする。

[授業計画と内容]論文の進捗状況にしたがい、適宜、指導する。

[履修要件]特になし

[成績評価の方法・基準]研究報告および資格申請書の提出。

[教科書]使用しない

[参考書等] (参考書)

(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))オフィスアワーはとくに設けないが、博士論文作成に関わる相談は、常時、対応する。電話やメールなどで、あらかじめ教員のアポを取ること。

※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。107