11-May.2020 Ver1.0

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WLAN Module

よくあるご質問(FAQ 集)

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目次

初めに

1. 無線 LAN､Bluetooth🄬について

Q1-1:無線 LAN とは何ですか?

Q1-2:太陽誘電の WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙは WLAN としてはどのような機能を持っていますか?

Q1-3:太陽誘電の WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙは Bluetooth としてはどのような機能を持っていますか?

Q1-4:WLANとBluetooth®の機能を持った太陽誘電のﾓｼﾞｭｰﾙは､WLANとBluetoothを同時に送受

信する事は可能でしょうか?また同時に使用できる場合､電波干渉はどのように考慮されていますか｡制

御部 CPU から電波干渉を考慮した制御を行う必要がありますか?

Q1-5:Bluetooth🄬 Classic と Bluetooth®LEは同時に使用可能ですか?

2. Moduleについて

Q2-1:各ﾓｼﾞｭｰﾙの Overview やﾃﾞｰﾀﾚﾎﾟｰﾄ､ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄはどのようにして入手できますか?

Q2-2:太陽誘電製WLANﾓｼﾞｭｰﾙ製品群の違いを教えてください｡どのようなﾀｲﾌﾟのWLANﾓｼﾞｭｰﾙがあ

るでしょうか｡

Q2-3:ｱﾝﾃﾅは搭載されていますか?

Q2-4:CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙにはどのような CPU が搭載されていますか｡

Q2-5:CPU を内蔵しているﾒﾘｯﾄは何ですか?

Q2-6:WYSACVLAY-XZ､-WXはどのような事が出来ますか?

Q2-7:各ﾓｼﾞｭｰﾙのｲﾝﾀｰﾌｪｰｽを教えてください?

Q2-8:AP ﾓｰﾄﾞに対応していますか?また､最大の接続台数は何台ですか?

Q2-9:ﾎｽﾄがｽﾘｰﾌﾟ状態の時に WLAN 通信が発生した場合にﾓｼﾞｭｰﾙからﾎｽﾄを起こす事が出来ます

か?逆にﾓｼﾞｭｰﾙがｽﾘｰﾌﾟ状態の時にﾎｽﾄからﾓｼﾞｭｰﾙを起こす事ができますか?

Q2-10:SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙの SDIO のｸﾛｯｸは何 MHzまで対応していますか?

3. 評価ﾎﾞｰﾄﾞ､評価ｷｯﾄについて

Q3-1:ﾓｼﾞｭｰﾙ､評価ﾎﾞｰﾄﾞ(EVB)､評価ｷｯﾄ(EVK)はどのように手に入れられますか

Q3-2:評価ﾎﾞｰﾄﾞ､及び評価ｷｯﾄの製品名を教えてください｡

Q3-3:評価ﾎﾞｰﾄﾞ､評価ｷｯﾄに付属しているものを教えてください｡

Q3-4:評価ﾎﾞｰﾄﾞで何ができますか?

Q3-5:評価ﾎﾞｰﾄﾞ､評価ｷｯﾄを動作させるためのｿﾌﾄｳｪｱは付属されますか?

4. Software について

Q4-1:太陽誘電の Moduleを検討しているのですが､ｿﾌﾄｳｪｱのｻﾎﾟｰﾄはどうなっていますか?

Q4-2:対応している Linuxの Version(ｶｰﾈﾙ)はいくつでしょうか?

Q4-3:Source code package(Linux ﾍﾞｰｽ)には何が含まれていますか?

Q4-4:Source code package の入手方法について教えてください｡

Q4-5:Linux以外の OSの場合のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰについて､どのようにすればよろしいでしょうか?

Q4-6:SDIO ﾓｼﾞｭｰﾙの場合､Linux PC や評価ｷｯﾄ(ESPRESSObin)以外の環境で評価はできますか?

Q4-7:SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙの太陽誘電にて動作実績のある CPU､OSは?

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5. よくある質問

Q5-1:ﾓｼﾞｭｰﾙを使用する場合の周囲の回路図はどのようにしたらよろしいですか?

Q5-2:ｱﾝﾃﾅ周囲ﾚｲｱｳﾄはどのようにすればいいですか?

Q5-3:ﾓｼﾞｭｰﾙを実装する際のﾗﾝﾄﾞの寸法やはんだ量はどうすればいいですか?

Q5-4:ﾓｼﾞｭｰﾙの未使用の端子の処理はどのようにすればよいですか?

Q5-5:ﾓｼﾞｭｰﾙの消費電力は?

Q5-6:ｽﾙｰﾌﾟｯﾄはどれくらいですか?

Q5-7 ﾓｼﾞｭｰﾙはどのような規制上の認可を取得していますか?

Q5-8:電波法受けるときに電波法試験用のﾂｰﾙはどのようにして取得できますか

Q5-9:Wi-Fi ﾛｺﾞ認証は取得していますか?

Q5-10:梱包仕様､標準発注数量はどのようになっていますか?

Q5-11:ﾓｼﾞｭｰﾙ購入時のﾘｰﾄﾞﾀｲﾑはどれくらいですか?

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Rev. record

11-May.-2020> Ver.1.0 Release

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初めに

太陽誘電では弊社のﾓｼﾞｭｰﾙについて記載している以下の書類をWEB上で公開しています｡

・Overview：製品の概要を表記しております。

・Data Report：製品仕様書を表記しております。

・ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄ： ﾓｼﾞｭｰﾙをご使用いただく際の設計情報となります｡

・CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙは Data Reportに含まれております。

・Evaluation Board/Kit Manual：弊社のﾓｼﾞｭｰﾙの評価を行うための評価ﾎﾞｰﾄﾞの操作ﾏﾆｭｱﾙとなり

ます。

これらの資料は下記のﾗｲﾝﾅｯﾌﾟの URL にｱｸｾｽしていただき各ﾓｼﾞｭｰﾙのﾘﾝｸから個別のﾍﾟｰｼﾞに

進んでいただくと、ﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞいただけます｡

太陽誘電無線ﾓｼﾞｭｰﾙﾗｲﾝﾅｯﾌﾟ

https://www.yuden.co.jp/or/product/category/module/lineup

１．無線 LAN､Bluetooth🄬について

Q1-1：無線 LAN とは何ですか?

A1-1：現在では IEEE 802.11諸規格が整備されており､その技術規格に準拠した機器で構成される

ﾈｯﾄﾜｰｸの事を一般的に無線(Wireless)LAN と呼んでいます｡IEEE 802.11 は時代が進むに

つれて規格の追加や修正が行なわれており､高速化対応が実現しています｡

標準規格として最初に定義されたのは IEEE 802.11､次に IEEE 802.11b が定義され 2.4GHz 帯

の電波を使用し最高 11Mbps の伝送速度を達成しました｡その後 5GHz 帯を使用した伝送速度が

54Mbps という IEEE 802.11aも規格化されました｡続いて IEEE 802.11b と互換性を持つ 2.4GHz

帯において 54Mbps という IEEE 802.11g 規格もその後定義され 2009 年には規格上の最高伝送

速度 600Mbps を達成する IEEE 802.11n が規格化され､さらに 2014 年からは理論上 6.93Gbps

もの高速通信が可能な IEEE802.11ac が規格化されています｡

太陽誘電のﾓｼﾞｭｰﾙが上記のどの規格に対応しているかは､｢初めに｣のﾗｲﾝﾅｯﾌﾟの URL をご参照

ください｡

Q1-2：太陽誘電の WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙは WLAN としてはどのような機能を持っていますか?

A1-2：WPA2､Wi-Fi Direct､WPS､Power Save mode など主要な機能を有しています。

詳しくは Overview の

・SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙ：WYSBHVGXG/WYSAGVDXG/WYSEGVDXG ｢Software Feature Set｣､

・CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙ：WYSACVLAY-XZ/WYSACVLAY-WX｢Feature｣

のﾍﾟｰｼﾞをご参照ください｡

Q1-3：太陽誘電の WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙは Bluetooth としてはどのような機能を持っていますか?

A1-3：SDIO 接続ﾓｼﾞｭｰﾙの WYSBHVGXG/WYSAGVDXG/WYSEGVDXG の場合は Classic(3Mbps)

と LEに対応しています(Ver4.2)｡

また､

･LE 2M PHY

･LE Coded PHY

･LE Advertising Extension

は非対応となってしまいますが､お客様で Ver5.0認証の取得は可能です｡

認証の詳細については認証機関にお問い合わせください

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CPU内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙのWYSACVLAY-XZ/WYSACVLAY-WX はBluetooth®には対応していません｡

詳しい内容につきましては

SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙ:WYSBHVGXG/WYSAGVDXG/WYSEGVDXG の Overview の

｢Software Feature Set｣のﾍﾟｰｼﾞをご参照ください｡

Q1-4:WLAN と Bluetooth®の機能を持った太陽誘電のﾓｼﾞｭｰﾙは､WLAN と Bluetooth を同時に使用

する事は可能でしょうか?

また同時に使用できる場合､電波干渉はどのように考慮されていますか｡

A1-4：同時に使用することは可能です｡

WLAN通信とBluetooth通信はﾓｼﾞｭｰﾙ内部で時分割制御により通信ﾀｲﾐﾝｸﾞを切り替えており､電波

干渉しないようにしています｡しかし､そのためにｽﾙｰﾌﾟｯﾄは低下してしまいます｡

Q1-5:Bluetooth🄬 Classic と Bluetooth® low energy は同時に使用可能ですか?

A1-5：A1-4 と同様に時分割制御を行いますので､内部で Classic と BLE を切り替えながら動作します｡

2. Module について

Q2-1：各ﾓｼﾞｭｰﾙの Overview や Data Report､ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄはどのようにして入手できますか?

A2-1：下記のﾗｲﾝﾅｯﾌﾟの URLから各ﾓｼﾞｭｰﾙのﾍﾟｰｼﾞに進んでいただくとﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞいただけます｡

太陽誘電 無線ﾓｼﾞｭｰﾙﾗｲﾝﾅｯﾌﾟ

https://www.yuden.co.jp/or/product/category/module/lineup/#WLAN

Q2-2：太陽誘電製 WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙ製品群の違いを教えてください｡どのようなﾀｲﾌﾟの WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙが

ありますでしょうか｡

A2-2：お客様の用途に応じて､幅広い製品をﾗｲﾝｱｯﾌﾟしています｡大きく分けると 2 種類の WLAN ﾓｼﾞｭｰﾙ

があります｡

NXP 社製の 11ac(Wi-Fi 5)対応の 88W8887 ﾁｯﾌﾟを使用した高速通信が可能な｢SDIO 接続ﾓｼﾞｭ

ｰﾙ｣｡88MW320 ﾁｯﾌﾟを使用した｢CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙ｣の 2種です｡

SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙ製品としては

小型でﾛｰｺｽﾄな｢WYSBHVGXG｣､太陽誘電製のﾃﾞｭｱﾙﾊﾞﾝﾄ ﾞのﾁｯﾌ ﾟｱﾝﾃﾅを搭載している

｢WYSAGVDXG｣､RF ｺﾈｸﾀを搭載し､外部ｱﾝﾃﾅを接続可能な｢WYSEGVDXG｣があります｡

CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙの製品としては太陽誘電製ｵﾘｼﾞﾅﾙｿﾌﾄｳｪｱを内蔵した｢WYSACVLAY-WX｣､

お客様がｿﾌﾄｳｪｱを準備するﾌﾞﾗﾝｸﾀｲﾌﾟの｢WYSACVLAY-XZ｣があります｡

各ﾓｼﾞｭｰﾙがどのような認証を取得しているのかについては Q5-6 をご参照ください｡

Q2-3：ｱﾝﾃﾅは搭載されていますか?

A2-3：以下の表をご参照ください｡

品名 ｲﾝﾀｰﾌｪｰｽ ｱﾝﾃﾅ 備考

WYSBHVGXG SDIO 非内蔵 推奨ｱﾝﾃﾅ:AH104N2450D1

WYSAGVDXG SDIO 内蔵

WYSEGVDXG SDIO RF ｺﾈｸﾀ内蔵 地域ごとに推奨ｱﾝﾃﾅが異なります｡詳

細は下記の URL をご参照ください｡

WYSACVLAY-WX UART 内蔵

WYSACVLAY-XZ UART､I2C､SPI 内蔵

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WYSEGVDXG の推奨外付けｱﾝﾃﾅは､以下の URL にｱｸｾｽしていただき､｢Antenna List｣をｸﾘｯｸ

していただくと一覧をご確認いただく事が可能です｡

WYSEGVDXG 推奨ｱﾝﾃﾅ一覧

https://www.yuden.co.jp/jp/product/category/module/lineup/wysegvdxg/

推奨ｱﾝﾃﾅをご購入の際は各ｱﾝﾃﾅﾒｰｶｰ様や代理店様にお問い合わせください

Q2-4：CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙにはどのような CPU が搭載されていますか?

A2-4：CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙに搭載している 88MW320 には ROM 128KB ﾒｲﾝﾊﾞｽｸﾛｯｸが 200MHz､RAM

512KB の ARM Coretex-M4F を搭載しています｡

Q2-5：CPU を内蔵しているﾒﾘｯﾄは何ですか?

A2-5：CPU内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙでは､ﾓｼﾞｭｰﾙ内にWi-Fiを動作させるためのｿﾌﾄｳｪｱだけでなくｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｿﾌﾄｳｪ

ｱも実装することが可能になります｡

Q2-6：WYSACVLAY-XZ -WXはどのような事が出来ますか?

A2-6：WYSACVLAY-WX の場合は UART I/F の場合で簡単なｺﾏﾝﾄﾞ制御により､ｱｸｾｽﾎﾟｲﾝﾄ(AP)と 接

続･通信が可能です｡また μAP ﾓｰﾄﾞ機能も備わっています｡

WYSACVLAY-XZ:の場合はお客様で開発されるｿﾌﾄｳｪｱに依存します｡

https://www.yuden.co.jp/jp/solutions/wireless/wlan/ https://www.yuden.co.jp/jp/product/category/module/lineup/cms/wp-content/uploads/2020/01/TY_WLAN_WYSACVLAY-XZWX_Overview_V0.9_201901003.pdf

Q2-7：各ﾓｼﾞｭｰﾙのｲﾝﾀｰﾌｪｰｽを教えてください｡

A2-7：SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙのWYSBHVGXG/WYSAGVDXG/WYSEGVDXGについてはSDIO､PCMで、

CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙの

WYSACVLAY-WXは UART

WYSACVLAY-XZは UART,I2C,SPI 等が使用できます｡(開発されるｿﾌﾄｳｪｱに依存します)

詳細は各ﾓｼﾞｭｰﾙの Overview の Featureのﾍﾟｰｼﾞの参照をお願いします｡

Q2-8：uAP ﾓｰﾄﾞに対応していますか?また､最大の接続台数は何台ですか?

A2-8：･SDIO 接続ﾓｼﾞｭｰﾙ

uAP ﾓｰﾄﾞに対応しております｡最大接続台数としては 10 台まで(ﾊｰﾄﾞｳｪｱとして)をｻﾎﾟｰﾄしてお

ります｡

･CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙ

WYSACVLAY-XZの最大接続台数は 8台(ﾊｰﾄﾞｳｪｱとして)、

WYSACVLAY-WX の最大接続台数は 8台

となっております。尚、同時処理は行えません｡1つの処理が完了した後､次の処理が行われます｡

Q2-9：ﾎｽﾄ側がｽﾘｰﾌﾟ状態の時に WLAN 通信が発生した場合にﾓｼﾞｭｰﾙからﾎｽﾄ側を起こす事ができま

すか? 逆にﾓｼﾞｭｰﾙがｽﾘｰﾌﾟ状態の時にﾎｽﾄからﾓｼﾞｭｰﾙを起こす事ができますか?

A2-9：SDIO 接続ﾓｼﾞｭｰﾙについては､ﾎｽﾄがｽﾘｰﾌﾟ状態時にﾓｼﾞｭｰﾙがﾃﾞｰﾀを受信した場合 GPIO 信号を

出力してﾎｽﾄを起こします｡

一方､ﾓｼﾞｭｰﾙがｽﾘｰﾌﾟ状態の時には､ﾎｽﾄから SDIO Interface 経由のｺﾏﾝﾄﾞ､または GPIO を使っ

て起こすことができます｡

WYSACVLAY-XZについては開発されるｿﾌﾄｳｪｱの機能に依存します｡

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WYSACVLAY-WX についてはﾎｽﾄ側を起こす機能はありません｡ｽﾘｰﾌﾟ状態のﾓｼﾞｭｰﾙを起こす機

能はあります｡

Q2-10：SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙの SDIO のｸﾛｯｸは何 MHzまで対応していますか?

A2-10：Data Reportの電気的特性項目の SDIO ｲﾝﾀｰﾌｪｰｽ仕様をご参照ください｡

3. 評価ﾎﾞｰﾄﾞ､評価ｷｯﾄについて

Q3-1：ﾓｼﾞｭｰﾙ､評価ﾎﾞｰﾄﾞ(EVB)､評価ｷｯﾄ(EVK)はどのように手に入れられますか｡

A3-1：お客様の地域の営業所､代理店にお問合せください｡

太陽誘電の営業所､及び代理店はこちらをご覧下さい｡

Japan: https://www.yuden.co.jp/jp/contact/

North America: https://www.yuden.co.jp/ut/contact/

Europe: https://www.yuden.co.jp/eu/contact/

Asia Pacific: https://www.yuden.co.jp/ap/contact/

China: https://www.yuden.co.jp/cs/contact/

Korea: https://www.yuden.co.jp/kr/contact/

Other region: https://www.yuden.co.jp/or/contact/

ﾈｯﾄ商社はこちらをご覧下さい｡

Japan: https://www.yuden.co.jp/jp/solutions/ble/buy/

North America: https://www.yuden.co.jp/ut/solutions/ble/buy/

Europe: https://www.yuden.co.jp/eu/solutions/ble/buy/

Asia Pacific: https://www.yuden.co.jp/ap/solutions/ble/buy/

China: https://www.yuden.co.jp/cs/solutions/ble/buy/

Korea: https://www.yuden.co.jp/kr/solutions/ble/buy/

Other region: https://www.yuden.co.jp/or/solutions/ble/buy/

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Q3-2：評価ﾎﾞｰﾄﾞ､及び評価ｷｯﾄの製品名を教えてください｡

A3-2：以下の表を参照してください。

ﾓｼﾞｭｰﾙ品名 評価ﾎﾞｰﾄﾞ名 評価ｷｯﾄ名

WYSBHVGXG WBSBHVGXG WKSBHVGXG

WYSAGVDXG WBSAGVDXG WKSAGVDXG

WYSEGVDXG WBSEGVDXG WKSEGVDXG

WYSACVLAY-WX WBSACVLAY-WX -

WYSACVLAY-XZ WBSACVLAY-XZ WKSACVLAY-XZ

Q3-3：評価ﾎﾞｰﾄﾞ､評価ｷｯﾄに付属しているものを教えてください｡

A3-3：SDIO ﾓｼﾞｭｰﾙの評価ﾎﾞｰﾄﾞには､ﾓｼﾞｭｰﾙが搭載された回路基板(評価ﾎﾞｰﾄﾞ)､Evaluation Object

Package などをﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞする方法が書かれた書類が同梱されます。Evaluation Object Package

は Fedora18 がｲﾝｽﾄｰﾙされた Linux PC で動作する Driver や RF Test ﾂｰﾙ等が入っています｡

SDIO I/F 対応している Linux PC が必要になります｡

評価ｷｯﾄには評価ﾎﾞｰﾄﾞに加えて ESPRESSObin とよばれる､ARM 系のﾌﾟﾛｾｯｻを搭載したｼﾝｸﾞﾙ

ﾎﾞｰﾄﾞｺﾝﾋﾟｭｰﾀｰが付属いたします｡ESPRESSObin は Linux PC の代わりとしてお使いいただける

ため､SDIO I/F 対応の Linux PC が準備できない場合は､評価ｷｯﾄのご購入をお勧めしております｡

CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙの評価ﾎﾞｰﾄﾞには USB-Serial 変換 IC が準備されています｡

これにより PC の USB ﾎﾟｰﾄを介して動作確認が可能です｡

太陽誘電製ｿﾌﾄｳｪｱ内蔵ﾀｲﾌﾟはｿﾌﾄｳｪｱを開発する必要がないため評価ｷｯﾄの取り扱いはなく､評

価ﾎﾞ-ﾄﾞのみの取り扱いとなります。

ﾌﾞﾗﾝｸﾀｲﾌﾟの評価ｷｯﾄは評価ﾎﾞｰﾄﾞとﾃﾞﾊﾞｯｸﾞﾂｰﾙ J Link Lite のｾｯﾄになります｡

詳細は｢Overview｣､｢Evaluation Board Manual｣をご参照ください｡

Q3-4：評価ﾎﾞｰﾄﾞで何ができますか｡

A3-4：評価ﾎﾞｰﾄﾞ(EVB)はお客様自身でﾓｼﾞｭｰﾙを製品に載せる前に評価､検証､測定をするための開発

用のﾎﾞｰﾄﾞとなります｡ﾓｼﾞｭｰﾙ+動作に必要な周辺回路が 1 つのﾎﾞｰﾄﾞに収まっており､お客様で追

加回路の設計をすることなくそのままﾓｼﾞｭｰﾙの評価が可能です｡また評価ﾎﾞｰﾄﾞの回路図はお客

様の設計時に参考にして頂く Reference 情報となります｡詳しくは Evaluation Board/Kit Manual

をご覧ください｡

Q3-5：評価ﾎﾞｰﾄﾞ､評価ｷｯﾄを動作させるためのｿﾌﾄｳｪｱは付属されますか?

A3-5：･SDIO ﾓｼﾞｭｰﾙ

評価ﾎﾞｰﾄﾞには Linux PC Fedora18 用のｿﾌﾄｳｪｱが付属します｡

評価ｷｯﾄには ESPRESSObin 用のｿﾌﾄｳｪｱが付属します｡

･CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙ(太陽誘電製ｿﾌﾄｳｪｱ内蔵ﾀｲﾌﾟ):WYSACVLAY-WX

ｿﾌﾄｳｪｱがあらかじめﾓｼﾞｭｰﾙ内に実装済みですので､お客様は UART 経由でﾓｼﾞｭｰﾙを制御で

きます｡

･CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙ(ﾌﾞﾗﾝｸﾀｲﾌﾟ):WYSACVLAY-XZ

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お客様の方でｿﾌﾄｳｪｱ開発を行う製品になりますので､ｿﾌﾄｳｪｱは付属しておりません｡

また下記の URLより､e-Force 社の μC3 WLAN SDK のお試し版をご利用頂く事が可能です｡

μC3 WLAN SDK は WYSACVLAY-XZ用に RTOS､TCP/IP､ｾｷｭﾘﾃｨなど開発に必要なすべての

ｿﾌﾄｳｪｱが含まれる､開発ｷｯﾄです

eForce無償評価版

https://www.eforce.co.jp/processors/#wlan

4. Software について

Q4-1：太陽誘電の Module を検討しているのですが､ｿﾌﾄｳｪｱのｻﾎﾟｰﾄはどうなっていますか?

A4-1：･SDIO 接続ﾓｼﾞｭｰﾙの場合

SLA(Software Sub license Agreement)に同意･ｻｲﾝして頂ければ､Linux (Ubuntu) ﾍﾞｰｽの

Source code package を提供いたします｡

*SLA は英文のﾄﾞｷｭﾒﾝﾄになり､文言の修正は不可となります｡

また､第三者への再配布はできません｡

お客様はこの Source code をﾍﾞｰｽにｿﾌﾄｳｪｱ開発を実施することが可能です｡

それらの代行･委託を行いますｿﾌﾄﾊｳｽ様を紹介することも可能です｡

･CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙの場合

WYSACVLAY-WXは Data Report､ｿﾌﾄｳｪｱﾏﾆｭｱﾙ､操作用ﾂｰﾙ等をWEBから入手できます｡

WYSACVLAY-XZ:は NXP 社と NDA 契約を結べば､ｿﾌﾄｳｪｱ開発環境(SDK､無償)を入手して

頂く事が可能です｡

*太陽誘電と Sublicense 契約することで､太陽誘電からも NXP 社の SDK の提供は可能ですが､

SDKについてのｻﾎﾟｰﾄは一切いたしておりません｡

eForce 社にて WYSACLAY-XZ 用の SDK(μC3 WLAN SDK)を準備しております｡

μC3 WLAN SDK は WYSACVLAY-XZ用に RTOS､TCP/IP､ｾｷｭﾘﾃｨなど開発に必要なすべての

ｿﾌﾄｳｪｱが含まれる､開発ｷｯﾄです｡(有償)

eForce社 μC3 WLAN SDK

https://www.eforce.co.jp/wlan-sdk/

Q4-2：Source code package が対応している Linuxの Version(ｶｰﾈﾙ)について教えてください｡

A4-2：Linux 2.6.32 から 5.2.9 となります｡

Q4-3：Source code package(Linux ﾍﾞｰｽ)には何が含まれていますか?

A4-3：WLAN､ Bluetooth®の通信ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰのｿｰｽｺｰﾄﾞ､ﾌｧｰﾑｳｪｱ､ﾕｰｻﾞﾏﾆｭｱﾙが含まれます｡また RF の

評価を行うための､MFG と呼ばれるｿﾌﾄｳｪｱが含まれます｡MFG には RF 評価用ﾌｧｰﾑｳｪｱ､ｱﾌﾟﾘｹ

ｰｼｮﾝｿﾌﾄｳｪｱが含まれます｡

Q4-4：Source code package の入手方法について教えてください｡

A4-4：SLA(Software Sublicense Agreement)に同意頂ければ入手可能となります｡手続きの流れはお

客様のｻｲﾅｰの英表記の氏名､会社名､お客様の担当者様のﾒｰﾙｱﾄﾞﾚｽ､ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ名(ﾓｼﾞｭｰﾙを

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使用される機器情報)を連絡して頂く必要があります｡上記の情報を頂ければ､弊社でDocumentを

作成し､お客様に送付いたします｡その後お客様の方でｻｲﾝしたのちに返却して頂いたものの内容

を確認致します｡確認終了後､弊社でお客様情報を登録し御社担当窓口様宛にﾒｰﾙで連絡を行い､

ﾒｰﾙ記載の WEB ｻｲﾄからﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞしていただく手続きになります｡更新が発生した場合､ｱｯﾌﾟﾃﾞｰﾄ

通知を行います｡送付先が海外の時は該非判定の都合で発送に時間がかかることがあります｡

Q4-5：Linux以外の OS の場合のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰについて､どのようにすればよろしいでしょうか?

A4-5：Linux以外の OS のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰに関して太陽誘電は準備しておりません｡

ただし､太陽誘電のModuleと組み合わせて動作させたことのあるｿﾌﾄﾊｳｽ様を紹介することも可能

です｡ また､下記の URLにｱｸｾｽし､｢Softhouse Partner｣の欄を確認して頂ければ､ﾊﾟｰﾄﾅｰのｿﾌﾄ

ﾊｳｽ様をご覧いただけます｡

太陽誘電 無線ﾓｼﾞｭｰﾙ

https://www.yuden.co.jp/jp/product/category/module/

Q4-6：SDIO ﾓｼﾞｭｰﾙの場合､Linux PC や評価ｷｯﾄ(ESPRESSObin)以外の環境で評価はできますか?

A4-6：太陽誘電で紹介している環境以外で評価される場合は､お客様で環境を準備いただく必要がありま

す｡

Q4-7：SDIO接続ﾓｼﾞｭｰﾙの太陽誘電にて動作実績のある CPU､OSは?

A4-7：太陽誘電において動作実績がある CPU は

・NXP社 i.MX6ULL､i.MX 8QuadMax

・Renesas 社 RZ/G1E-PF

動作実績があるOSはLinuxとなります｡その他の環境に関してはﾊﾟｰﾄﾅｰのｿﾌﾄﾊｳｽ様にお問い合

わせください。

5.よくある質問

Q5-1：ﾓｼﾞｭｰﾙを使用する場合の周囲の回路図はどのようにしたらよろしいですか?

A5-1：以下の資料をご参照ください｡

･Data Report の回路図ﾍﾟｰｼﾞ

･ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄのﾃﾞｻﾞｲﾝｶﾞｲﾄﾞの章

･Evaluation Board Manual の｢評価ﾎﾞｰﾄﾞ回路図｣の章

回路図案ができましたら､必要に応じて当社にﾃﾞｰﾀを送付頂ければ回路ﾚﾋﾞｭｰいたします｡

Q5-2：ｱﾝﾃﾅ周囲ﾚｲｱｳﾄはどのようにすればいいですか?

A5-2：WYSBHVGXG の推奨ｱﾝﾃﾅは太陽誘電製｢AH104N2450D1｣となります｡

ｱﾝﾃﾅの配置についてはｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄのｱﾝﾃﾅﾏｯﾁﾝｸﾞ項目を参照してください｡

WYSAGVDXG については Data Reportのｱﾝﾃﾅｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄのﾍﾟｰｼﾞを参照してください｡

WYSEGVDXGについてはQ2-3のｱﾝﾃﾅﾘｽﾄから選択していただき､各ﾒｰｶｰ様に推奨条件のお問

い合わせをお願いします｡

WYSACVLAY-XZ/WX はﾃﾞｰﾀﾚﾎﾟｰﾄのｱﾝﾃﾅｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝﾉｰﾄのﾍﾟｰｼﾞを参照願います｡

配置案が出来ましたら､必要に応じて当社にﾃﾞｰﾀを送付頂ければ配置ﾚﾋﾞｭｰ致します｡

Q5-3：ﾓｼﾞｭｰﾙを実装する際のﾗﾝﾄﾞの寸法やはんだ量はどうすればいいですか?

A5-3：各ﾓｼﾞｭｰﾙのﾃﾞｰﾀﾚﾎﾟｰﾄの外形外観図の章の｢推奨ﾗﾝﾄﾞﾊﾟﾀｰﾝ｣や｢推奨ﾊﾝﾀﾞ印刷ﾒﾀﾙﾏｽｸ｣を参照

してください｡

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Q5-4：ﾓｼﾞｭｰﾙの未使用の端子の処理はどのようにすればよいですか?

A5-4：未使用端子(RES 端子､未接続端子)はｵｰﾌﾟﾝとしてください｡

Q5-5：ﾓｼﾞｭｰﾙの消費電力は?

A5-5：当社評価ﾎﾞｰﾄﾞと RF ﾃｽﾄﾂｰﾙを使用した場合の､各ﾃﾞｰﾀﾚｰﾄでの送受信時､低消費ﾓｰﾄﾞ時の消費

電力を Data Report の電気的特性の項に参考値として記載しています｡

実使用時の消費電力につきましては通信する条件､規格により異なりますので､ﾓｼﾞｭｰﾙを機器に

搭載した環境でご評価をお願いします｡

Q5-6:ｽﾙｰﾌﾟｯﾄはどれくらいですか?

A5-6：弊社測定では､SDIO 接続ﾓｼﾞｭｰﾙの場合はおよそ 90Mbps (SDIO 2.0 high speed)､180Mbps

(SDIO 3.0 ultra-high speed)です｡CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙの場合はﾓｼﾞｭｰﾙで処理を完結の場合はおよ

そ 20Mbps､UART経由でﾎｽﾄ接続の場合はおよそ 1.4Mbpsです｡ｽﾙｰﾌﾟｯﾄは測定条件(ﾎｽﾄCPU

能力､周囲の RF 環境等)によって変わります｡

Q5-7：ﾓｼﾞｭｰﾙはどのような規制上の認可を取得していますか?

A5-7：・SDIO 接続ﾓｼﾞｭｰﾙ

WYSBHVGXG についてはお客様のｾｯﾄでｱﾝﾃﾅと組み合わせて電波法を取得して頂く必要が

あります。

WYSAGVDXG､WYSEGVDXG については FCC(ｱﾒﾘｶ)､ISED(ｶﾅﾀﾞ)､日本電波法において認

証を取得しています｡

WYSAGVDXGについては RE指令の EN300 328/301 893のｺﾝﾀﾞｸｼｮﾝﾃｽﾄﾚﾎﾟｰﾄを公開して

います｡

ｺﾝﾀﾞｸｼｮﾝﾃｽﾄﾚﾎﾟｰﾄは WYSAGVDXGのﾘﾝｸからﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞできます｡

ｺﾝﾀﾞｸｼｮﾝﾃｽﾄ以外はお客様のｾｯﾄで適合していただく必要がございます｡

WYSEGVDXG については上記の認定を取得した推奨ｱﾝﾃﾅを Q2-3 に記載してありますので

参照してください｡

･CPU 内蔵ﾓｼﾞｭｰﾙ

WYSACVLAY-XZ､WYSACVLAY-WXはともにFCC(ｱﾒﾘｶ)､ISED(ｶﾅﾀﾞ)､日本電波法の認証を

取得しており､RE 指令の EN300328 のｺﾝﾀﾞｸｼｮﾝﾃｽﾄﾚﾎﾟｰﾄを公開しています｡

ｺﾝﾀﾞｸｼｮﾝﾃｽﾄﾚﾎﾟｰﾄは各ﾓｼﾞｭｰﾙのﾘﾝｸからﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞできます｡

ｺﾝﾀﾞｸｼｮﾝﾃｽﾄ以外はお客様のｾｯﾄで適合していただく必要がございます｡

認証の取得条件についての詳細は各ﾓｼﾞｭｰﾙのﾃﾞｰﾀﾚﾎﾟｰﾄの一般事項書の電波法の項目の参

照をお願いします｡

Q5-8：電波法受けるときに電波法試験用のﾂｰﾙはどのようにして取得できますか

A5-8：SLAを結んでいただき､Source code package にあるMFGをご利用していただく必要があります｡

連続送受信の試験を行う際にLabtool(Windows PC上で動作するCUIﾂｰﾙ)がｾｯﾄ上で使えるよう

に(外部から機器を制御する場合は信号ﾗｲﾝを引き出すためのﾋﾟﾝだし､機器自体で制御する場合

はﾄﾞﾗｲﾊﾞｰのﾎﾟｰﾃｨﾝｸﾞ等)ご準備をお願いします｡試験条件については認証機関と事前に協議して

いただくことをお勧めいたします｡

Q5-9：Wi-Fi ﾛｺﾞ認証は取得していますか?

A5-9： 当社のﾓｼﾞｭｰﾙでは Wi-Fi ﾛｺﾞ認証は取得していません。

お客様の方でWi-Fi ﾛｺﾞの認証が必要になった場合は、ﾊﾟｰﾄﾅｰの認証サービス会社 ｱﾘｵﾝ株式会

社様を紹介いたします。

11-May.2020 Ver1.0

TAIYO YUDEN CO., LTD.

TAIYO YUDEN CO. LTD.

ｱﾘｵﾝ株式会社

https://www.allion.co.jp/logo-certification/

Q5-10：梱包仕様､標準発注数量はどのようになっていますか

A5-10：WYSBHVGXGはﾃｰﾋﾟﾝｸﾞ梱包いたします｡

WYSAGVDXG/WYSEGVDXG/WYSACVLAY-XZ/WYSACVLAY-WX はﾄﾚｰ梱包いたします。

標準発注数量やその他の梱包についての詳細は各ﾓｼﾞｭｰﾙのﾃﾞｰﾀﾚﾎﾟｰﾄの梱包仕様書を参照し

てください

Q5-11：ﾓｼﾞｭｰﾙ購入時のﾘｰﾄﾞﾀｲﾑはどれくらいですか?

A5-11：お近くの営業所に問い合わせください｡