TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE2003年・2016年 内閣総理大臣賞を受賞 1999年...

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TOKYO ELECTRON 東京エレクトロン 会社案内 CORPORATE PROFILE

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TOKYO ELECTRON

東京エレクトロン会社案内

〒107-6325東京都港区赤坂5-3-1 赤坂BizタワーTel.03-5561-7000www.tel.co.jp

TELは、東京エレクトロン株式会社の日本およびその他の国における登録商標または商標です。PR57-178

CORPORATEPROFILE

革新的な技術力と、多様なテクノロジーを融合する独創的な提案力で、半導体とFPD産業に高い付加価値と利益を生み出す真のグローバルカンパニー

1947年のトランジスタの発明に始まり半導体の歴史は70年となりますが、その間、社会的生産性、人類の

生活は飛躍的に向上しました。 さまざまなモノがインターネットにつながる IoT (Internet of Things) 時代

を迎え、ビッグデータや人工知能(AI)の普及、次世代通信規格5Gの導入によりますます加速するデータ社会

において、それらを実現する半導体やフラットパネルディスプレイ(FPD)の用途は拡がり続けています。

当社が取り扱う半導体およびFPD製造装置は、いずれもこうした産業の基盤を生み出し、またその技術革新

を支えるコア技術であり、さまざまなエレクトロニクス機器の進化を可能にしています。

今後も見込まれる半導体・FPD市場と製造装置市場の成長を背景に、当社は2019年5月に財務モデ

ルを改定しました。 昨年発表した財務モデルはそのままに、新たに売上高2兆円のケースを追加するとと

もに、ROE目標も上限を撤廃して「30%以上」とし、今後5年以内の達成を目指すことにいたしました。 こ

の目標を実現するために、将来の成長を見据えた積極的投資を継続し、ベストプロダクト、ベストサービス

の継続的追求により、グローバルNo.1の高い収益力を目指してまいります。 そして『革新的な技術力と、多

様なテクノロジーを融合する独創的な提案力で、半導体とFPD産業に高い付加価値と利益を生み出す真

のグローバルカンパニー』というビジョンのもと、常に挑戦する精神をもって当社グループの持続的成長、企

業価値の最大化を図ってまいります。 これによりステークホルダーの皆さまの信頼とご期待に応えるべく、

透明性の高い経営を維持、強化し、夢のある社会と産業界の発展に貢献してまいります。 今後とも皆さまの変

わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

経営理念は、基本理念を実現するために、東京エレクトロンが大切にする経営の規範を8つの項目で明示したものです。

■利益について社会や産業の発展に貢献すべく、利益の追求を重視し企業価値の向上を目指します。

■成長について技術革新に常に挑戦し、事業拡大と市場創出により継続的な成長を図ります。

■社員について社員は価値創出の源泉であり、創造性と責任感と強いチームワークで情熱をもって業務に取り組みます。

■安全と健康と環境について事業に関わるすべての人々の安全と健康、および地球環境への配慮を第一に考えて行動します。

■事業分野についてエレクトロニクスを中心とする最先端技術分野において、高品質な製品を提供し市場をリードします。

■品質とサービスについて顧客の満足と信頼を得るために真のニーズを理解し、品質とサービスの向上に努めます。

■組織について個々の能力を最大限に発揮し、企業価値を最大化する最適な組織を築きます。

■企業の社会的責任について企業としての社会的責任を自覚し、社会から高く評価され社員が誇りを持てる企業であるよう心がけます。

代表取締役社長・CEO

最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します

ビジョン

基本理念

経営理念

CEO’s Message

21 TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE

8,000

10,000

12,000

6,000

4,000

2,000

エレクトロニクス産業黎明期の1963年。「半導体こそ産業界を変革する」という信念のもと、商社をスピンアウトした久保徳雄、小髙敏夫らの若者によって、東京エレクトロン研究所(旧社名)が誕生しました。創業当初より商社機能にメーカー機能を併せもつことが重要と考え、その足掛かりとして半導体製造装置などの産業機器を米国から輸入するビジネスに加え、カーラジオなどのコンシューマー製品の輸出事業も手がける技術専門商社としてスタートしました。

創業当初から手がけてきたコンシューマー製品の輸出事業から撤退し、半導体製造装置などの産業機器の輸入に事業を集約しました。日本のお客さまの技術的要求に高い水準で対応するため、米国の半導体製造装置メーカーと合弁会社を立ち上げ、その技術を習得することで装置の自社生産も徐々に可能となりました。メーカー機能をもつ商社という独特なポジションを確立し、1984年には東証一部上場を実現します。

1990年代からはサービスや製造を担う会社を設立するなど、国内グループ体制を強化する一方、飛躍的に成長し始めた世界市場へ本格的に進出するため、直接販売・サポートする体制の構築を進め、世界各国に現地法人を設立しました。この頃から海外向け売上比率が国内向け売上比率を逆転し、世界を舞台に活躍する会社として成長していきます。

創立から50年を迎え、東京エレクトロンは2015年、グローバル水準の収益力を目指した財務モデル・中期経営計画を策定し、コーポレートロゴを刷新するなど新生東京エレクトロンとして新たな一歩を踏み出しました。IoT、ビッグデータ時代の到来により、半導体・FPD製造装置市場が新たな成長フェーズを迎える今、真のグローバルカンパニーとして、さらなる飛躍を目指します。

1963 (株)東京放送の出資により、東京都港区赤坂に資本金500万円で(株)東京エレクトロン研究所を設立

1964 米国サームコ社から拡散炉の輸入販売代理権を獲得し、販売を開始

1968 テル・サームコ(株)で拡散炉の国内生産を開始

1963年 創業

1980年 東京証券取引所市場第二部に上場

1970 横浜にテル・サームコ(株)社屋を移転し、拡散炉完全国産化へ

1972 パネトロン(株)がインテル社の代理店としてマイクロプロセッサの輸入販売を開始

1976 テル・サームコ社が世界初の高圧酸化装置を開発

1978 「(株)東京エレクトロン研究所」から「東京エレクトロン(株)」へ商号を変更

1980 東京証券取引所市場第二部に上場

1983 日経・優良企業ランキング4位

1984 東京証券取引所市場第一部に指定替え

1986 半導体製造装置の輸出を開始

1990 フラットパネルディスプレイ製造装置市場へ本格参入

1991 半導体製造装置メーカー売上高世界ランキング1位(3年連続)

1994 グローバリゼーション元年:欧米での直接販売・サポート体制を開始

1999 東京証券取引所第一部における業種変更「商業」から「電気機器」へ

2002 産学共同の研究開発推進支援プログラム(Albany NanoTechプログラム)に参加

2005 第10回ディスクロージャー表彰を1999年に続き2度目の受賞

2008 2007年度プリズムランキング(優れた会社ランキング)で総合2位

2011 世界で最も持続可能な企業100社(Global 100)に選出

2013 創立50周年を迎える

2013 米国Applied Materials, Inc.との経営統合契約を締結(2015年統合契約解消)

2016 内閣総理大臣賞を2003年に続き2度目の受賞

2017 社会的責任投資指標「DJSI Asia Pacific」の構成銘柄に2年連続選定

2018 トムソン・ロイター    (現リフィニティブ)社による    「Top 100 Global     Tech Leaders」に選出

東京エレクトロンは日本の半導体産業の歴史とともに歩み、成長してきました。設立から約半世紀。 創業以来、常に最先端の技術を追い求め、たゆまぬ技術革新を重ね歩んできた、東京エレクトロンの歴史を紹介します。

MILESTO

NES

TEL連結売上高(億円)

2018年 トムソン・ロイター(現リフィニティブ)社による

「Top 100 GlobalTech Leaders」に選出

2003年・2016年内閣総理大臣賞を受賞

1999年 東京証券取引所「第4回ディスクロージャー優良企業」に選定

1976年 テル・サームコ(株)世界初の高圧酸化装置を開発

1968年 テル・サームコ(株)で拡散炉の国内生産を開始

2002年 産学共同の研究開発推進支援プログラム(Albany NanoTechプログラム)に参加

0

東京エレクトロンの歴史=日本の半導体産業の歴史

1960s1963

技術専門商社として誕生 本格的にメーカーへ移行 グローバリゼーションを加速 イノベーションと成長を志向

1970s 1980s 1990s 2000s 2010sMain Frame Computer Single Chip Micro Processor Personal Computer Mobile Phone Digital Consumer Electronics Big Data

1980s 1990s 2010s~

会社概要設立 1963年11月11日代表者 代表取締役社長・CEO 河合 利樹資本金 549億6,119万円従業員数 1,559人(単独) / 13,021人(連結)(2019年4月1日現在)

本社 〒107-6325 東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー Tel : 03-5561-7000 www.tel.co.jp www.tel.co.jp/careers/regular/

43 TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE

半導体前工程 製造装置市場

世界半導体市場

US$475B

世界電子機器市場

US$1,994B

US$59B

ハンドルやアクセル、ブレーキを適切に制御する自動運転システム。安全で快適なドライブを実現するこの技術に半導体が活用されています。

IoT時代を迎え、ますますオートメーション化が進む生産現場。ここで活躍する産業用機器の最適な制御にも半導体は欠かせません。

エレクトロニクスと半導体を駆使し、健康状態を測定・記録するウェアラブル端末。そのデータの活用がヘルスケア分野の向上に寄与します。

トランジスタの発明以降、半導体を搭載した製品の

需要が高まり、多くのエレクトロニクス機器が開発

されました。今後も半導体の用途は拡大し続け、求

められる性能も高くなります。

このような中、東京エレクトロンでは売上の約10%

を開発投資に回して研究開発力を高め、既存分野

の強化はもちろん、新規分野への進出にも積極的

に取り組んでいます。

私たちが日々使っているスマートフォンから、地上約

100キロメートル以上で活躍する人工衛星まで、半導体

は幅広く使われています。半導体は今やデジタル製品

だけでなく、自動車や産業用機械、家電、公共インフラ

など、身のまわりの多くのものに組み込まれています。

TECHNOLOGY 東京エレクトロンは半導体を生産する「半導体製造装置」、フラットパネルディスプレイ(FPD)の

生産を担う「FPD製造装置」の2つの基幹事業を中心にビジネスを展開しています。創業以来50年以上にわたり培ってきた技術や知見を礎として、これからも夢のある社会の発展に貢献していきます。

身のまわりのものから宇宙まで

さまざまなモノがインターネットでつながるIoT

(Internet of Things) 時代を迎える今、これまで以上

に高性能かつ膨大な数の半導体が必要とされていま

す。その「半導体をつくる装置をつくる」のが東京エレク

トロンであり、半導体市場の発展とともに私たちも進化

を続けています。

半導体市場の発展とともに歩む

自動車

産業用機器

ヘルスケア

半導体が実現するこれからの暮らし

将来世代を見据えた先端技術開発への投資

最近、注目を集めている「5G」。高速

大容量・低遅延という特長をもつ第5

世代の通信規格のことで、現行の4G

に比べ、通信速度100倍、遅延(タイ

ムラグ)10分の1、同時接続数は100

倍になるとされています。膨大なデー

タの送受信が可能となり、まさに本格

的なビッグデータ時代の到来といえ

ます。これを実現する半導体用途の

拡がりと技術革新への要求により、当

社の半導体製造装置にもさらなる成

長が期待されています。

5Gで変わる世界COLUMN東京エレクトロンがつくる未来

出所: Gartner, “Forecast: Semiconductor Wafer Fab Manufacturing Equipment (Including Wafer-Level Packaging), Worldwide, 1Q19 Update” , Bob Johnson, 9 May 2019  電子機器市場=Electronic Equipment Production/半導体市場=Semiconductor Revenue (Excluding Solar)/半導体前工程製造装置市場=Total Wafer Fab Equipment (including Wafer-Level Packaging) 図はガートナーリサーチに基づき、東京エレクトロンが作成

2018年 市場規模

65 TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE

■ TEL R&D baseTokyo Electron Technology SolutionsTokyo Electron KyushuTokyo Electron MiyagiTEL Technology Center, AmericaTokyo Electron KoreaTEL Technology Center KoreaTEL Technology Center, Taiwan

■ ConsortiumCNSE (Albany, NewYork)imec (Leuven, Belgium)CEA-Leti (Grenoble, France)IME (Singapore)

日本国内の主要開発拠点を中心に、ワールドワイドの研究・開発拠点、コンソーシアム、研究機関との連携によりイノベーションを創出し続けます。

半導体やFPDの技術は、社会インフラの中核を担うものとして、新たな成長フェー

ズに入っています。このような状況の中で事業を継続的に発展させていくためには、

付加価値が高く、競争力のある製品をタイムリーに提供することが重要です。

東京エレクトロンは、最先端の開発に取り組み、革新的な技術を備えたネクストジェ

ネレーションプロダクトを創出します。

お客さまと先端技術のディスカッション、仕様の打ち合わせをおこない、最適な製品を提供しています。またお客

さまの工場に納入された半導体製造装置の性能を最大限に発揮できるよう、保守やメンテナンスをおこなう他、

装置改善提案や改造作業を実施するサポート体制も整えています。

時代の変化やニーズの多様化を先取りし、東京エレクトロンの装置でお客さまの技術革新を可能にしています。

東京エレクトロンは世界各地のお客さまのご要望に合わせ、当社の製品が最大限に活用さ

れるよう、ハイレベルのサービスを提供することに力を入れています。

世界で69,000台の装置納入実績を基盤に、専門の知識、経験をもつサービスエンジニア

が、すべての東京エレクトロン製品のライフサイクルをトータルにサポートします。

● 中古装置の調達、サポート● 既存装置のアップグレード● 製造中止後8年を経過した装置の延命をサポート● 純正のスペアパーツおよび部品リペアのご提供 ● リモート接続による装置最適化サービス(TELeMetrics™)

BUSINESS

IoT時代の到来により、半導体やフラットパネルディスプレイ(FPD)の用途は拡大し、製造装置に対するお客さまの要望もますます多様化・高度化しています。東京エレクトロンは、革新的な技術開発に加え、それを支える「確かなサービス」を大切にしています。 お客さまの価値創造に寄与し、お客さまにとって唯一無二の戦略的パートナーとなることを目指し続けます。

研究開発 製造 販売 サポート

東京エレクトロンの研究開発拠点

東京エレクトロンの事業展開

最先端をつくる開発・製造

最適な製品を提供する販売・サポート

多様なニーズに応えるサービス

サービス

フィールドソリューション

ものづくりには、「開発設計時に品質

をつくり込む」フロントローディング

が重要です。事前に設計検討や問題

点の改善を図ることにより、早い段階

で設計品質を高めることが可能にな

ります。東京エレクトロンでは、このフ

ロントローディングの手法と、すべて

の業務プロセスにおいて自らの工程

で責任をもって品質をつくり込み、完

結する自工程保証を組み合わせ、高

品質の製品を提供し続けています。

品質へのこだわり

COLUMN

Best Products、Best Serviceを提供するために

TELeMetrics™

エンジニアサポート

パーツ&リペア

TELCustomer.com

TEL Service

Advantage

Total SupportCenter

87 TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE

ThermalProcessing System

Atomic Layer Deposition System

Plasma Etch SystemCoater/Developer Single Wafer Cleaning SystemSingle Wafer

Deposition System

Wafer Prober Wafer Bonder/Debonder

Wafer/Dicing Frame Prober

Plasma Etch SystemSingle Wafer Deposition System

ウェーハ

シリコン酸化膜 シリコン窒化膜フォトレジスト

金属膜

金属膜層間絶縁膜

繰り返し

配線前のトランジスタ(素子)が

完成*CVD:Chemical Vapor Deposition(化学気相成長) **ALD:Atomic Layer Deposition(原子層堆積)

リソグラフィー(フォトレジスト塗布・現像)

エッチング 洗浄 配線形成

検査 パッケージング・検査

DRAM

Logic

3D NAND

CMOS image sensor

フォトレジスト*塗布 露光 現像 エッチング レジスト剥離・洗浄酸化膜形成・窒化膜形成ICパターンを描いたフォトマスクをウェーハに合わせ、露光装置でUV光を照射し、フォトレジストにパターンを転写します。

露光されたフォトレジストを現像液で溶かします。これにより、使用したフォトマスクに応じたパターンがウェーハ上に残ります。

プラズマエッチング装置で、フォトレジスト上に現像されたパターンに従って、成膜されたシリコン酸化膜・シリコン窒化膜などを削り取ります。

エッチング後に不要になったフォトレジストを除去します。また、洗浄装置でウェーハを薬液に浸して、不純物を除去します。

酸化、CVD*、あるいはALD**法などを用いて、清浄なウェーハ上に薄膜(シリコン酸化膜、シリコン窒化膜など)を堆積、成膜します。

ウェーハを高速回転させながら、フォトレジストをウェーハ全面に薄く、均一に塗布します。*フォトレジスト:UV光により性質変化が起こる感光材料

上下パターンの分離のため絶縁膜を堆積し、配線溝パターンをつくります。その溝(トレンチ)に金属膜を埋め込み、余分な膜を研磨・除去します。これを配線階層分繰り返します。

個別トランジスタをつなぐ配線を形成するため、ゲート上に層間絶縁膜を堆積・成膜し上下パターンの分離をおこないます。 接続孔

(コンタクトホール)をつくり、CVD法で金属膜を埋め込みます。

パッケージング・組み立て検査支持基板貼り合わせ・薄化・剥離

ウェーハ検査

完成された集積回路の一つひとつに検査針を当て良・不良判定をおこないます。

再配線層や突起電極(バンプ)を形成後、裏面を研磨したウェーハを支持基板に貼り合わせる場合もあります。その後、支持基板をデボンディング装置により剥離します。

ウェーハから切り出されたチップ一つひとつに対し、良・不良判定をおこないます。

良品チップをパッケージ基板、またはリードフレームに接続し、セラミック樹脂などに封入します。

成膜

DRAM

3D NAND

Logic

DRAM

CMOS image sensor

半導体パッケージングの完成集積回路の完成

半導体製造プロセス

TFT*-LCD・有機ELパネル製造プロセス

TFT-LCD Panel

Back

ligh

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Color Filter TFT Array Substrate

ITO

ITO

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OLED PanelTFT ArraySubstrate

Emissive Layer(Top Emission)

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GB

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TFT-LCD・有機EL パネル 断面図

モジュールプロセス

ガラス基板

TFTアレイプロセス

FPDプラズマエッチング/アッシング装置

ディスプレイフォトレジスト塗布 露光 現像 エッチング レジスト剥離洗浄 TFTアレイ検査成膜 セルプロセス モジュールプロセス

カラーフィルタプロセス

封止 ディスプレイ

LCDパネル

有機ELパネル

有機EL層成膜FPDコータ/デベロッパ

*TFT:Thin Film Transistor

有機ELパネル製造用インクジェット描画装置

10マイクロメートル

800ナノメートル

22ナノメートル

2ナノメートル

DNA

ウイルス

リンパ

半導体回路パターン

半導体の内部は数十~数百ナノメートルの単位で微細加工されています。これは、ウイルスやDNAの二重らせんの直径とほぼ同じ世界です。半導体製造装置がナノレベルでの加工技術を可能にすることによって半導体の微細化が進み、より薄く、より速く、より軽いPCやスマートフォンをつくることができるようになりました。ナノの世界を詳しくご紹介したNANOTEC MUSEUMをぜひご覧ください。

ナノの世界って?COLUMN

PRODUCT

革新的な技術力と独創的な提案力で世界のものづくりを最適化する

半導体はPCやスマートフォン、自動車、家電などあらゆるデジタル製品の基幹部品として利用されています。この半導体を「つくる」ための装置が半導体製造装置です。東京エレクトロンでは主要な工程をカバーする半導体製造装置を開発し、優れた技術サポートとともに、世界の半導体メーカーに供給しています。私たちがつくる製品の多くが、世界市場でトップシェアを獲得しています。

FPDとは、平坦な板状のディスプレイです。パソコンや液晶テレビ、スマートフォンなどに使用され、日常生活に欠かせない存在となっています。東京エレクトロンは半導体製造装置で培った製造ノウハウを、FPD製造装置の開発に応用しています。高品質化や低コスト化、基板サイズの大型化など、さまざまな要望に対応する装置を開発・製造し、多くのパネルメーカーに提供しています。

半導体製造装置

フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置

コンタクト形成素子分離形成、ゲート形成 多層配線形成ゲート電極

カメラ

ワーキングメモリ

ストレージメモリ

データ処理、アプリ実行

FPD製造の要となる前工程(TFTアレイプロセス)も、半導の製造プロセスとほぼ同様のステップを踏みます。ウェーハ処理プロセス(前工程) 検査・組み立てプロセス(後工程)

109 TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE

全世界合計

34社17ヵ国・地域77拠点

EUROPE

ASIAJAPAN

Tokyo Electron Kyushu

世界の半導体製造装置メーカー売上上位10社(CY2018)

1994年、東京エレクトロンは欧米同

時に直接販売・サポートする体制を

構築しました。ヨーロッパ初の拠点と

なったTokyo Electron Europeは、

日本から数名の社員がイギリスの

クローリーに派遣され、現地のエン

ジニアを採用して次々とヨーロッパ

各地にサービス拠点を増やしてい

きました。「お客さまの近くで、ス

ピード感をもって要求に応えること」

東京エレクトロンはこのモットーを

次々に体現化し、その後アジア各国

にも拠点を展開していきました。

お客さまの近くでCOLUMN

(単位:十億米ドル)

出典:VLSI Research, June 2019

活動の舞台は世界中の国と地域。日本、米国、アジア、ヨーロッパの各地に広がる拠点からエレクトロニクス産業を支えています。

GLOBAL SCA

LE

世界を舞台にした事業活動

U.S.(2019年4月1日現在)

半導体製造装置

FPD製造装置

1,112

12.9%

10.3%

中国

24.1%

売上高(2018年度) (単位:億円)

部門別(連結)

当期純利益

12,7822,482

11,668

地域別構成比(連結)

韓国

24.3%

日本

16.3%

東南アジア・他

4.8%欧州

7.3%北米

台湾

東京エレクトロン

14.01

12.81

10.87

4.24

2.57

2.22

1.49

1.48

1.40

10.91

: Head Office

: Regional Office, Branch Office, Field Service, Sales Office

Tokyo Electron Israel

Tokyo Electron Taiwan

Tokyo Electron BPTokyo Electron Agency

Tokyo Electron FE

Tokyo Electron Miyagi

Tokyo Electron Kyushu

Tokyo Electron Singapore

TEL Technology Center, AmericaTEL FSI

TEL EpionTEL Venture Capital

Tokyo Electron Korea

Tokyo Electron (Malaysia)

Tokyo Electron India

: Head Office

: Regional Office, Branch Office, Field Service, Sales Office

Tokyo Electron EuropeTEL Magnetic Solutions

TEL Solar Services

Tokyo Electron (Shanghai) Logistic CenterTokyo Electron (Kunshan)

Tokyo Electron (Shanghai)

Tokyo Electron Technology Solutions

Tokyo Electron (World Headquarters)

Tokyo Electron U.S. HoldingsTokyo Electron America

1211 TOKYO ELECTRON

東京エレクトロンのCSR活動は世界各国の評価機関より高い評価を得ており、世界の代表的なESG投資インデックスの構成銘柄に選定されています。

東京エレクトロンでは Technology for Eco Lifeのスローガンのもと、バリューチェーン全体における環境負荷を認識し、その削減に配慮した事業活動を展開しています。企業が中長期的に価値を高めていくためには、ロードマップの分析に基づき地球環境の変化に対する強靭さを培っていくことが重要です。全社一丸となり、製品や事業所の環境負荷低減を積極的に推進するとともに、エレクトロニクス製品の低消費電力化に寄与する革新的な製造技術を提供していきます。

重要分野(マテリアリティ)

社会課題の解決に貢献

CSRのオペレーション 収益の分配

夢のある社会の発展

再投資

納税

株主や従業員への分配企業価値

の向上

持続可能なオペレーション

新たな価値の創造

事業活動における展開

2030年に向けた環境中期目標

ESG分野の取り組み

すべてのステークホルダーから信頼される企業へ

東京エレクトロンは取り組むべきSDGsのゴールを明確にし、その達成に貢献すべく事業を展開しています。

TEL FOR GOOD™(テル・フォー・グッド)は、東京エレクトロンが取り組んでいる社会貢献活動を表すブランドネームです。科学とイノベーション、人材育成、環境、地域支援の4つを重点分野と定め、世界各地で主催するさまざまな社会貢献イベントや各種プログラム、寄付やボランティア活動などの総称として運用しています。

COLUMN

東京エレクトロンのCSR方針企業統治や法令遵守、倫理などの観点から持続可能なオペレーションを追求するとともに、製品やサービスによる新たな価値の創造により、社会課題の解決に貢献すべくCSR活動を展開しています。

地球環境の負荷を認識して事業活動をおこなうことが重要であると考え、CO2排出量削減に取り組んでいます。エネルギー使用量の削減に配慮した製品設計の他、事業所や工場で使用するエネルギー、水、化学物質のさらなる削減を推進しています。

環境(Environment)

すべての従業員が躍動する夢と活力のある会社を目指し、健康促進の支援や、休暇制度の充実と取得の促進、人権尊重の考え方の理解および浸透活動を進め、高いモチベーションのもと、気持ちよく働ける職場づくりに努めています。

社会(Society)

ESG活動を強化し、持続的成長を実現するためには、実効性の高いガバナンス体制を構築することが重要であると考え、活性化された取締役会の議論を実現するとともに、グローバルなコンプライアンス管理体制の強化を進めています。

ガバナンス(Governance)

CSR 東京エレクトロンのサステナビリティ、発展し続ける社会のために

製品

30%削減事業所

20%削減CO2総排出量(2018年比)

1%削減事業所ごとのエネルギー前年度比使用量

ウェーハ1枚あたりCO2排出量(2013年比)

1413 TOKYO ELECTRON CORPORATE PROFILE

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