HGD-E1500ガンマカメラ

ラインエリア

Printed in Japan

●Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。●仕様および外観は予告なく変更されることがあります。●装置を正しく使用するために必ず「取扱説明書」をお読みください。

〒110-0015 東京都台東区東上野 2-16-1 www.hitachi.co.jp/healthcare

BR-015

誰もが安心・安全に暮らせる、笑顔あふれる社会へ。一人ひとりに最適なヘルスケアサービスの実現に日立はイノベーションで貢献します。

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放射線量の高低を色で確認できます。放射性物質が放射するガンマ線の計数結果と、カメラで撮影した映像を重ね合わせ、放射線量の高低を色分けして表示します。目視により、直感的に線量を確認できるようにした画像化装置です。目に見えない放射線の「見える化」により、除染活動の効率化やリスクコミュニケーションに貢献します。

高感度放射線検知モジュール搭載放射線検出エリアの256画素（縦16×横16）全てにCdTe半導体を配置することで高感度の放射線検知を実現しています。内蔵する距離計によって全256画素毎に距離補正した表示も可能です。

除染現場での豊富な撮影経験を生かし、使い勝手の良いインターフェイスを実現しました。適切な撮影時間を自動判定し、撮影終了までの時間を表示します。また撮影目的に応じてスケールの最大値を「AUTO」と「固定値」に切り替え可能です。AUTOモードでは、最も高い箇所を赤く表示しますので、 ホットスポット探索や除染効果の確認等に利用します。固定値モードでは、スケールを固定して表示することで、除染前後など撮影結果の比較が必要な際に利用します。

バックグラウンドからの放射線の入射を防ぎ、より精度の高い撮影結果を得るために遮蔽性能を重視した設計になっています。高密度タングステンを採用し､137Cs で､バックグラウンドの影響を1/100に低減します。

対象エリアから10mの距離で、8m x 8mの広範囲な放射線量の分布状況をひと目で確認できます。撮影対象に近接することなく線量の高い場所を特定でき、サーベイメータとの組み合わせによって撮影作業の効率化が図れます。

広範囲な撮影が可能

高い遮蔽性能

使いやすいインターフェイス

撮影データと位置情報を合わせて残したいという要望が高いため、撮影データにGPS情報を付加できるようになりました。これにより、除染活動前後のデータ管理に役立ちます。

GPS情報への対応※

撮影目的に応じてスケールの最大値を「AUTO」と「固定値」に切り替えられます。

撮影結果の報告に便利なレポート作成を支援します。

撮影表示は3つの単位に切り替え可能です。

※オプション

10m8m

8m

※別途「USB接続GPSレシーバ」（NMEA-National Marine Electronics Association-　　対応品）をご準備ください。

撮影データにGPS情報を付加できます。

固定値モードの 除染前後の比較画像イメージ（左：除染前、　右：除染後）

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オプション機能

パノラマ測定機能

測定地点の周囲360度から飛来する放射線量をパノラマ測定することで、周囲に偏在するホットスポット等が測

定地点の空間線量率に与える影響の程度を定量的に分析します。放射線量が思うように下がらない場所における要

因分析や、効率の良い除染作業計画を作成するための事前調査などをお手伝いします。

パノラマ画像の例 (領域定義後 )

撮影事例

民家の軒下。コンクリートとアスファルトの境界（くぼみ）に

沿って放射性物質の集積が帯状に広がっている様子がうかが

える。

民家裏の森林を撮影。地面に放射性物質の集積が広がって

いる様子が確認された。

砂利で被覆後の工場敷地内にて空間線量率の高い箇所を

スコップで掘り返した様子。元々の地面が露出した箇所が赤く

表示された。

駐車場に一時保管されたフレコンバッグ。右手のシート表面が

相対的に線量が高い。またその手前の地面にも集積が広がって

いる様子がうかがえる。

※オプション※専用の回転台とパノラマ測定ソフトのインストールが必要です。

パノラマ測定のイメージ パノラマ測定用回転台

エネルギースペクトル機能

エネルギースペクトル値による放射性核種の識別が可能です。131I、 134Cs、137Cs を選択可能です。

選択した核種だけの強度分布画像も表示できます。

核種選択時のイメージ

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外形寸法図

仕様

形名

ガンマ線検出器

ガンマ線検出器画素数

線量率表示

視野角

データ処理装置

バッテリー駆動時間

使用温湿度範囲

外形寸法

質量

　

HGD-E1500

CdTe 半導体

256画素（検出素子16×16）

対象物への距離を計測し、補正処理により表示

43度（10mの地点での視野：8m×8m）

対応OS : Microsoft Windows 7 32ビット版

約5時間

0～+40℃、10～80％RH以内（結露なし）

約（W）193 ×（D）327×（H）295mm（取手部・突起部を含まず）

約32kg

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外観・構成

独自の技術により、装置に距離計を内蔵して撮影対象までの距離を測定し、補正処理を行なった上で表面線量率

を表示することは、HGD-E1500の大きな特長です。

実際の使用現場で撮影を実施しながら、除染活動に関わる方々や放射線測定の専門家から、放射線画像化装置に

対する要望等についてのヒアリングを重ねました。その結果、操作性の向上や距離補正の性能向上、位置情報

（GPS情報）への対応を実現しました。

スキャン型レーザ距離計

光学カメラ

コリメータ付放射線検知モジュール

高密度で遮蔽能力の高いタングステンを採用し、Ｓ/Ｎ比や撮影精度の向上に貢献しています。

193 327

295

（単位：mm）

オプション品

鉛遮蔽体手押し専用台車（チルト機能付き）

専用ケース