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熱接着シート

FB-ML4

１．概要

FB-ML4 は、秒単位の熱処理で各種の被着体と高接着力が得られる高耐湿熱性接着シートです。

２．構成

Fig.1

３．特長

１）強接着力。

２）高耐湿熱性。

３）ロングライフ。硬化剤を含まず長期間安定しているので、冷蔵庫等による低温保存は不要です。

４．特性

一般特性を表１に示します。

Ｔａｂｌｅ１

項目単位測定値測定方法

厚さ mm 0.07 ASTM-D1000

比重 - 1.3 ASTM-D1622

軟化点 ℃ 90 TMA（進入法）

ショア硬度Ａ - 82 ASTM-D785

引張強度 MD N/mm2 7.8 ASTM-D1000

TD N/mm2 8.3 ASTM-D1000

伸び MD ％ 745 ASTM-D1000

TD ％ 824 ASTM-D1000

吸水率％ 0.06 自社法（常温×２４ｈｒ）

FB-ML4 1/6

マットＰＰセパレーター(25μm)

接着剤(70μm)

マットＰＥＴセパレーター(50μm)





５．接着力

１）１８０°ピール接着力

Table 2

被着体 PI フィルム/PC 板単位圧着時間

4Sec 8Sec 12Sec

130℃

N/5mm

11.9 11.6 11.5

150℃ 11.7 10.7 10.6

170℃ 11.2 9.6 9.2

※ 引張速度：１００mm／min

Fig.2

［測定方法］180°ピール接着力

（１）試料・被着体 a：PI フィルム（0.05mmt×20mm×100mm）・被着体 b：PC 板(2mmt×20mm×100mm タキロン㈱社製) ・接着シート：サイズ：70μm×5mm×5mm （２）試料作製方法 ①PI フィルムと接着シートの仮着方法

[圧着条件：上下 140℃×0.5m/min×ゲージ圧 0.2MPa×1Roll ]

FB-ML4 2/6

180°ピール接着力

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

0 4 8 12 16

圧着時間（Ｓ）

接着力（Ｎ

/5mm）

130℃

150℃

170℃

離型ＰＥＴフィルム

ＰＩフィルム接着シート(上部ｾﾊﾟﾚｰﾀｰ付き)

AL 板（2mmt)

シリコーンゴムロール

Fig.3





(３)本接着方法

[圧着条件：上 130℃～170℃・下 RT ×ゲージ圧 0.3MPa（実圧 1MPa）×4Sec～12SSec ]

Fig.5

２）せん断接着力

Table 3

被着体 SL-EC/PC 板単位圧着時間

4Sec 8Sec 12Sec

130℃ Ｎ/mm2

6.6 11.1 11.2

150℃ 11.1 11.6 11.8

170℃ 10.9 10.4 8.1

＊引張速度：５０mm／min

FB-ML4 3/6

せん断接着力

0

2

4

6

8

10

12

14

0 4 8 12 16圧着時間（S)

接着力（N/mm2)

130℃

150℃

170℃

ＰＩフィルム (0.05mmt×20mm×100mm)

プレスバー（30mm×30mm）

接着シート (5ｍｍ×5ｍｍ)

PC 板 (2mmt×20mm×100mm) Fig.4

5mm 幅に切断して測定する

PI フィルム

試験板

試料

引張方向

PC 板試料

切断幅 5mm

PI フィルム





［測定方法］せん断接着力 (１）試料・被着体 a：SL-EC 0.5mmt×15mm×100mm (弊社ガラスエポキシ積層板) ・被着体 b：PC 板 2mmt×20mm×100mm (タキロン㈱社製) ・接着シート：試料サイズ 70μm×5mm×5mm （２）試料作製方法

[圧着条件：上 130℃～170℃・下 RT ×ゲージ圧 0.16MPa×４Sec～12Sec]

３）押抜き接着力

Table 4

被着体アルマイト AL/PC板単位圧着時間

4Sec 8Sec 12Sec

130℃

Ｎ

790 798 705

150℃ 777 682 685

170℃ 670 625 624

＊引張速度：５０mm/min

Fig.8

FB-ML4 4/6

Fig.7

押抜き接着力

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

0 4 8 12 16圧着時間（S)

接着力（N)

130℃150℃170℃

被着体 b

100mm

100mm

20mm

被着体 a

15mm

接着シート 5mm×5mm

3cm

2cm

プレスバー

被着体 b

被着体 a

3cm





［測定方法］押抜き接着力

(１）試料・被着体 a ：アルマイト処理 AL 板 1mmt×15mm×15mm（福田金属購入品）・被着体 b ：PC 板 2mmt×30mm×30mm×センター10φ穴加工 (タキロン社製) ・接着シート：厚さ 70μm、外枠 15mm×15mm、内枠 11mm×11mm

(２)試料作製方法

[ 圧着条件：上 130℃～170℃・下 RT×ゲージ圧 0.11MPa（実圧 1MPa）×4Sec～12Sec]

Fig.9

(３）測定方法

Fig.10

６．接着シートの面積変化率・厚さ変化率

接着シートのフロー程度を確認する為に、本着前と後で接着シートの面積変化率、厚さ変化率を求める。

[測定方法]

・材料：180°ピールと同様。

・試料作製方法：180°ピールと同様。

・面積変化率：仮着後、本着後にそれぞれ接着シート面積をマイクロスコープで測定。(Fig.11)

・厚さ変化率：仮着後、本着後にそれぞれ厚さをマイクロメーター（1/1000mm）で測定。(Fig.11)

Fig.11

FB-ML4 5/6

マイクロメーターで厚さ

測定

マイクロスコープで面積測定

試料 5mm×5mm

仮着後本着後

PIフィルム

PC 板

30mm

15mm

被着体 a

被着体 b.

接着シート

15mm 10 Φ

30mm

11mm

プレスバー

被着体 b

被着体 a

3cm

3cm

試料

押抜端子

PC 板

接着シート

AL 板





Table 5

お問合せ先日東シンコー（株）カスタマーサポートセンター E-Mail [email protected]

FB-ML4 6/6

4008-61013-131001_J

接着条件面積変化率（％）厚さ変化率（％）

4S 8S 16S 24S 4S 8S 16S 24S

130℃ 114 134 178 228 -50 -57 -61 -63

150℃ 163 195 215 247 -58 -64 -64 -69

170℃ 173 219 241 308 -58 -65 -63 -69

Fig.13

0

50

100

150

200

250

300

350

0 4 8 12 16 20 24

圧着時間（S)

面積変化率（％

）

130℃

150℃

170℃

-80

-70

-60

-50

-40

-30

-20

-10

0

0 4 8 12 16 20 24

圧着時間（S)

厚さ変化率（％）

130℃

150℃

170℃

Fig.12

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