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みんなの声

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大蔵

雅文

（福岡歯科大学学生後援会理事）

学生からのメッセージ

保護者からのメッセージ

「日頃の努力が実を結ぶ」

　私は4期卒業

後、あっと云う間に

35年間歯科医療に

携わっております。

歯科界も、ここ数

年で大きな変化が

起こっております。

　私の開業している北九州市八幡東区の

地域は政令都市の中では超高齢化が進ん

でいる所であります。歯科界も在宅診療を

行うにあたり、多職種の方々と連携を取

り、全身的な医療を今後理解していかなけ

ればついていけない環境になってきています。

　私は現在、二人の子どもを福岡歯科大

学にお世話になっており、この厳しい歯科界

の現状を親としてどう対処していけば良い

か難しいところであり、皆様の父兄も心配

されるところではあると思いますが、やは

り日頃の努力が最終的には国家試験合格

に繋がることと思いますので友達と切磋琢

磨して、苦難の道を乗り越えていただきた

いと願っております。学生の皆様、昔と違っ

て厳しい現状ですが、頑張って毎日を過ご

して大きな目標を達成してください。

春岡

真琴

（福岡歯科大学

第２学年）

「経験を活かして」

　私は福岡医療短期大学の歯

科衛生学科を卒業後、福岡歯科

大学に入学しました。

　実家が歯科一家のため、歯学部

へという家族の希望は強く、私自

身も歯科医師になりたいという

気持ちはありました。しかし、高

校時代の私は引っ込み思案で自分に自信もなく歯科医師

になることが自分には無理だと諦めていました。進路は色々

と揉めましたが、短大の歯科衛生学科に進学しました。

　短大時代は友達にも恵まれ充実していました。

２年生

になり、実習で自分が不器用だと感じたことをきっかけに

歯科助手のアルバイトを始めました。

講義で身につけた知

識を現場で活かせるようになるには多大な努力が必要だ

なと痛感する日々でしたが、実際に患者さんと接していく

なかで、やり甲斐を感じ、また自分なりに歯科医療について

考えるうちに、もっと勉強して歯科医師になりたいと思う

ようになりました。

　悩んだ結果、短大卒業後に国公立の歯学部に進学しよ

うと決め、2年間本気で勉強しました。それまでの人生の

中で一番本気になった期間でした。

結局、国公立に合格する

ことは出来ませんでしたが、この経験をしたことで他の事に

も本気で取り組めるようになりましたし、自分が努力して

いると周りが助けてくれることも多いと分かりました。

　ここまで来るのに時間がかかった私ですが、今までの経験

は何一つ無駄なことはなかったと思えます。これからの道の

りも平坦でないことは承知していますが、私の周りにはいつ

も親切な方が居てくれることにも気付けたので、きっと大

丈夫と信じて頑張っていこうと思います。

中園

栄里

福岡医療短期大学

保健福祉学科

講師

　今回は、看護大学３階の実習室エリア

についてご紹介いたしましょう。３カ所の

看護実習室には合計54台、学生2人に

1台という充分な数の演習用ベッドが配

置されており、演習時だけではなく空き

時間に自己練習できるスペースも確保さ

れています。また大型のスクリーンとモニ

ターを完備しており、教員のデモンスト

レーション時にはスクリーンとモニターに

よって細部を見ながら、看護技術を学び

取ることができます。さらに、風呂や台所

も備え、実際の居室を再現した畳スペー

スのADLコーナーもあります。ADL

とは、Activities of D

aily Living

（日常生

活動作）の略語で食事・身体整容・排泄・

入浴・更衣・移動など生活を営む上で欠

かせない行動のことを示しています。現

代は、「看護対象者がその人らしく生き

ていけるように」という本学が教育の大

きな柱としているw

ell-being

を考えた

ケアが求められる社会です。超高齢社

会に突入したこの時代に、we

ll-being

を熟考しつつ、このような設備を活用し

て在宅看護で必要となる専門性の高い

知識と技術を学んでゆきます。

（大久保

つや子・寒水

章納）

新しい学び・人・キャンパス福岡看護大学の魅力をご紹介します！

　福岡医療短期大学の研究ブランディング事業

では「口腔機能向上でイキイキ長寿社会の実

現」をメインテーマに、4つの研究を設定し、健康

寿命の延伸に資する多面的研究を展開していま

す。今回は「栄養改善」グループの栄養摂取状況

とロコモティブシンドロームとの関連についての

研究を紹介します。

　日本の高齢者の約75％は、血中ビタミンＤ欠乏

が認められている状況で、筋肉量や骨量の低下

を引き起こすリスクが高くなっています。さらに

近年、ビタミンB6、B12、葉酸が筋肉量や骨量維持

に関与していることが分かりました。我々は、健

康高齢者を対象に栄養摂取状況の調査を行った

ところ、ビタミンＤおよび葉酸摂取量が足りな

いことが認められました。今後は、高齢者が在宅

で作れるロコモティブシンドローム予防のための

料理（レシピ）を開発する予定です。

夢を叶える場所「福岡医療短期大学」多くの出会い・絆を育んでいる短大の情報をお届け！

#6

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NewSophiaコラム

編集後記 　横山大観の夕顔という絵をご存知でしょう

か？朦朧とした闇のなかから鋭く浮かび上がる

白い花弁。近寄るとわずかながら匂うような薄

紅色を掃いているようですが、その白さは紙そ

のものの色合いであるように見受けられます。

昭和の大観はこの時期、「墨に五彩あり」として

墨の濃淡のみで様々な色を表すことを旨とし

ていたそうです。

　社会は日々複雑になり、細分化しておりま

す。携帯を器用に片手で操作している若者を見

つつ、電話が電話だけであった時代をふと懐かし

く思ってしまう今日この頃。一方でその最先端と

も言うべき海外のコンピューター企業が、ピカソの

抽象画「雄牛」を教材に不必要な部分をそぎ

落としていくことの重要性を教える研修を行っ

ている、というのもまた興味深いものです。どの

分野においても窮極の姿とはシンプルなものか

もしれません。情報が溢れる現代だからこそ、枝

葉を削ぎ落とし、真っ白な真理の幹を捉える眼

差しを持つことを志したいものです。（岡

すがこ）

引き算の美学

皆さんは、本文を読んでから写真をみる派ですか、それとも写真をみてから本文を読む派ですか。私は、自分が写真から本文派にいつの間にか変わっていたことに気付きました。視力の衰えかとも思いましたが、写真から直接その場面やその瞬間を共有できることが、どこか楽しい感じになっているようです。あふれる笑顔。何かの説明の場面でも真剣だったり、楽しそうだったり。その後で、じっくりと本文を読んでいます。(KS)