古代エジプト，ギリシア，ローマ，古代エジプト，ギリシア，ローマ，

アラビアの科学・技術アラビアの科学・技術

ーー 古代古代のの先進地域先進地域 ーー

古代古代のの技術技術についてについて古代古代のの技術技術についてについて

ここでは ＢＣ3000年くらい ～ ＡＤ1000年くらい についてここでは ＢＣ3000年くらい ～ ＡＤ1000年くらい について

原始 → 古代古代 → 中世 → 近世 → 近代 → 現代

○自然エネルギ利用の○自然エネルギ利用の知恵知恵とと工夫工夫

→経験則から製作 (法則や定理はまだない)．

○＆○＆ 定理・法則発見の時代定理・法則発見の時代

※注：※注：

物事は定理・法則に従って起きるのではない！自然現象を説明するの

が定理・法則です。つまり、自然現象の規則性を発見したということ。が定理・法則です。つまり、自然現象の規則性を発見したということ。

古代世界の文明と技術古代世界の文明と技術古代世界の文明と技術古代世界の文明と技術

○文明先進地域○文明先進地域○文明先進地域○文明先進地域

・地中海沿岸（オリエント・ギリシア・ローマ）・地中海沿岸（オリエント・ギリシア・ローマ）

・イスラム圏，中南米

・インド，中国、東南アジアほぼ現代とは逆

○文明後進地域○文明後進地域

たとえば 北部ヨーロッパ・北米・（おまけ日本）

古代文明社会の発生と安定古代文明社会の発生と安定前述 古代文明社会の発生と安定古代文明社会の発生と安定

都市形成 → 分業と支配 ＝ 社会形成と文明の黎明

４０００BC～２０００BC

四大文明四大文明（ナイル，メソポタミア，インダス，黄河)発生

→ 現：エジプト，ギリシア，ペルシャ，中国エリア

１０００BC～２００BC思想(哲学)の提示⇒釈迦，孔子，ソクラテス．．．．

２００BC～２００AD２００BC～２００AD

巨大国家の時代（秦，漢，ローマ帝国）

東アジアの安定＋pax Romana ＝世界の世界の安定安定

→文化,文明の発達要因→文化,文明の発達要因

古代技術古代技術のの特徴特徴古代技術古代技術のの特徴特徴

<大規模土木事業＋巨大建築> ＆ <金属・冶金>

• 中国： 黄河治水，灌漑

•• エジプト： ピラミッド

• 中近東： モヘンジョダロ，バビロン• 中近東： モヘンジョダロ，バビロン

• ギリシア： 建築

• ローマ： 道路，上水道，コロッセオ• ローマ： 道路，上水道，コロッセオ

機械＋動力＝人間（奴隷）機械＋動力＝人間（奴隷）⇒古代国家の文明維持のためには機械動力としての人間（奴隷）の獲得が必須

人間労働軽減のための機械の出現＝中世（西洋におけるキリスト教の流布による）以降

各地域の古代技術の例

エジプトエジプト

測量器具測量器具↑

メンカウラー王ピラミッド(2500BC)Edwin Smith パピルス（2800BC)⇒外傷の診断・外科的手当法70％弱の薬品処方が現代の処方と合致

階段ピラミッド(2650BC)

70％弱の薬品処方が現代の処方と合致

なんだこれ？

中中 近近 東東 50005000BCBC 頃頃中中 近近 東東

車輪の発明車輪の発明

シュメール人のチャリオット(戦車）：2500BC

車輪の発明車輪の発明

＋ 金属精錬技術

バビロンの空中庭園：600BC～538BC

1000BCテヘラン博物館の車輪：1000BC

wiki

ギリシアギリシアギリシアギリシア←アンティキティラ島の機械（150～100BC)

天体運行計算用アナログ式計算機

アルキメデスポンプ(287BC)アルキメデスポンプ(287BC)

次スライドの動画参照

アイオロスの球(200年代BC)

LostLost CivilizationCivilization

“現代技術が過去の技術よりも常に上位にある”“現代技術が過去の技術よりも常に上位にある”

という考え方は歴史的に見て正しくないという考え方は歴史的に見て正しくないという考え方は歴史的に見て正しくないという考え方は歴史的に見て正しくない

人間は文明・文化を前進させるだけでなく，後退さ人間は文明・文化を前進させるだけでなく，後退さ

せることがあることを歴史が証明している

大林組HPより大林組HPより

古代アレクサンドリア図書館（想定復元）

4C末にキリスト教の一派「熱心党」が破壊7～40万巻が焼失し，人類の文化・文明の発達が数百年遅れたといわれる．

Out of Place ArtifactsOut of Place Artifacts

The BaalBeck Block(レバノン)(レバノン)７ｃ前後18m×4m×4m６５０～９７０ｔ６５０～９７０ｔ

http://www.disclose.tv/

インカ帝国の石組15C以前wiki15C以前

バグダッド電池バグダッド電池1c前後

http://www.arcadiaclub.com

先進文明先進文明（技術）（技術）をを後進文明後進文明がが破壊破壊先進文明先進文明（技術）（技術）をを後進文明後進文明がが破壊破壊

古代エジプト 30年BC ローマ帝国古代エジプト 30年BC ローマ帝国(ローマ属領化後) 4c末AD キリスト教熱心党

古代ギリシア 4～5cAD ローマ帝国

アステカ文明 1521年 スペイン(キリスト教)

古代ギリシア 4～5cAD ローマ帝国

財物収奪財物収奪アステカ文明 1521年 スペイン(キリスト教)

インカ帝国 1572年 スペイン(キリスト教)

マヤ文明 1697年 スペイン(キリスト教)

財物収奪財物収奪文化の強要文化の強要

マヤ文明 1697年 スペイン(キリスト教)

中 国 1966－1977 自国(文化大革命)

日 本 1945－1952 GHQ

カンボジア 1972-1979 自国（クメール・ルージュ）

技術弱体化技術弱体化((航空技術の研究・開発禁止航空技術の研究・開発禁止))日 本 1945－1952 GHQ 技術弱体化技術弱体化((航空技術の研究・開発禁止航空技術の研究・開発禁止))

文化破壊文化破壊(7000(7000タイトル以上の本の強制回収）タイトル以上の本の強制回収）

ローマ帝国ローマ帝国((記録が残る時代記録が残る時代 ～４００～４００ADAD））

⇒技術と芸術が未分化 (それぞれに関しての知識量が少ない)

ポン・デュ・ガール：水道橋(19 BC) コロッセオ(80 AD)

大規模建築 with芸術↑

芸術は建物の付属品

大規模アーチ活用技術獲得

芸術は建物の付属品

動力＝奴隷動力＝奴隷

省力化を目的とする機械は発明された省力化を目的とする機械は発明された

が普及せずギリシア建築(430BC)

中国の大規模土木事業中国の大規模土木事業

万里の長城（657BC～225BC～）

都江堰（256BC）揚子江の支流岷江を分水し，成都揚子江の支流岷江を分水し，成都への水運・灌漑を確保 京杭大運河（～610AD)

北京～杭州間2500km

位置と規模位置と規模

京杭大運河京杭大運河

成都

都江堰

成都

中国中国のの古代先進技術古代先進技術中国中国のの古代先進技術古代先進技術

弩(クロスボウ)弩(クロスボウ)

の引き金 (342AD)

張衡 地動儀(132 AD)

攻城用具（100 AD頃) ⇒ 赤壁の戦い(208 AD)

世界最古の技術書の哲学世界最古の技術書の哲学ーー周礼考工記周礼考工記(3c(3c BC)BC)ーー

天有時

然後

不時

工人

武器

や工人

集は 天有時

地有氣

然後

可以

不時

不得地氣也

工人（政府所管

武器・車両

や製品の規格

工人は国家

集めた．一方

は奴隷階層 地

有氣

材有美

可以

為良

不得地氣也

政府所管の

車両・礼器の

規格を明示

国家に欠かせない

一方、古代

奴隷階層であり 材

有美

材美工巧

の各種の工作技術者

の製作手順

明示

↓かせない

古代ギリシアなどでは

であり蔑視された

工有巧

材美工巧

然而不良

人間の技術のみを優先させることなく，

工作技術者

製作手順．さらに

かせない職業として

ギリシアなどでは

された．

合此四者

然而不良

則

その土地の風土や自然環境と調和した

技術を重視する思想を基礎とする．

工作技術者）の職務

さらに，材料

として尊敬

ギリシアなどでは技術者

⇒

現在

合此四者則職

務，

材料

尊敬を

技術者

現在も

NeedhamNeedham DiagramDiagram（文明水準の時代による変化の模式図）（文明水準の時代による変化の模式図）

Joseph Needham(1900-1997), Cambridge, U.K.

Compass Europe

Science or

Technology

Level

古代の三(四)大発明

Compass

Explosive

Print

Europe

Print

MediterraneanChina

Watt張衡

Europe

Watt

Newton

Galileo

Leonard

Archimedes

Zhang Heng張衡

J. Needham ⇒ 古代～中世における中国の先進性を世界に紹介

０ 500 1000 1500 2000

AD

J. Needham ⇒ 古代～中世における中国の先進性を世界に紹介

Science and Civilization in China 「中国の科学と文明」(1954～）