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地域になくてはならないJAへ ~JA広報態勢の充実と情報発信について~ 特集 2019 JULY KYODO 協同 JAあかしの 子 会 社 、㈱クローバー ファームJAあかしでは、多品目の野菜を 生産するなど、地域農業を守るための 営農活動を行っています。 今月の表紙 詳細は裏表紙へ 実 践! 実 践! 昭和24年4月7日 第三種郵便物承認 令和元年7月1日発行(毎月1回1日発行)通巻1353号

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JAあかし

今月は

JAグループ兵庫が自己改革として取り組む「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の事例を紹介します。

©令和元年年7月1日発行 通巻1353号

  編集兼発行人

昭和24年4月7日第三種郵便物承認  兵

庫県農業協同組合中央会 専務理事 浜田 充

〒650-0024 神戸市中央区海岸通1番地

☎078-333-5870 http:

//ja-grp-hyogo.ja-hyoinf.jp/制作協力 株式会社神戸新聞総合印刷 

定価300円 購読料は賦課金に含まれています。

JAあかしは地域の農業を守り、安全・安心な農産物を安定的に供給し続けることを重要課題として、取り組みを進めている。

◯百貨店への出荷で販路拡大◯農業設備(ビニールハウス)投資への助成・支援

実践!実践!

農産物にクローバーマークを付けて販売

サツマイモの植え付けイベント

㈱クローバーファームJAあかしで育成したオクラの苗を畑に定植

 JAあかしの子会社である㈱クローバーファームJAあかしは、平成29年10月に設立された。農業者の高齢化や後継者不足、生産者の減少といった先行きに「不安」を感じる状況の中、同社では、地域との関わりを重視し、「農」を通じて地域住民との心の触れ合いに取り組む。そして地域農業の担い手となる農業法人を目指し、農業経営を行っている。

農業者の所得増大

◯ブランド米「花美人」の生産振興◯スイートコーンの栽培面積拡大

農業生産の拡大

◯季節ごとの農業体験イベントの実施

地域の活性化

 また、同社では農業体験イベントを通じて、次世代に向けた食農教育も行う。主に親子連れを対象に、田植え、野菜の定植・収穫等の体験を実施しており、昨年度は約1,000人の参加があった。地域の子どもたちと触れ合いながら、農業への興味を持ってもらうきっかけを提供している。イベント参加者の中にはリピーターも多い。先月には、サツマイモの植え付けイベントが開催され、参加した園児たちからは「うまく植えられて楽しかった」「収穫が楽しみ」という声があったという。 同社は今後、さらなる安全安心な農産物を提供するため、有機JASとJ‐GAPの取得を目指し、地域の農業を守るため、活動を続ける。

 JAの子会社である強みを生かし、昨年はビニールハウス2棟を設置し、多品目の野菜を栽培。生産した野菜はJA直売所4店舗へ出荷する他、支店4カ所でも窓口販売を行っている。農産物には「クローバーマーク」のシールを付けて販売しており、同社が生産した農産物だと一目で分かるようにすることで認知度を上げる試みだ。同マークを付けた農産物は、先月新たにオープンした㈱エーコープ近畿とJAの共同運営店舗で、エーコープと生産者直売所が一体となった「JAファーマーズプチ・フレッシュ・モア江井ヶ島」でも販売するなど、JAと連携しながら販売拡大に力を入れている。

地域になくてはならないJAへ~JA広報態勢の充実と情報発信について~

特集

2019JULY

K Y O D O

協同

JAあかしの子会社、㈱クローバーファームJAあかしでは、多品目の野菜を生産するなど、地域農業を守るための営農活動を行っています。

今月の表紙

詳細は裏表紙へ

実践!実践!

昭和24年4月7日 第三種郵便物承認 令和元年7月1日発行(毎月1回1日発行)通巻1353号

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中央会の65年と

JAの「攻め」と「守り」の経営基盤の強化

 「65年前」。JA兵庫中央会は農協の総合指

導機関として、昭和29年8月16日に393農協

と県連合会を会員として発足した。

 農協法制定の昭和23年に県内に多くの農協

が設立されたが、翌24年には早くも経営不振の

農協が出てきた。本県では欠損組合が24年度28

組合、25年度39組合を数えたと記録に残ってい

る。中央会制度が生まれた背景は、昭和26年の

農漁業協同組合再建整備法、28年の農林漁業

組合連合会整備促進法を経て、農協の経営不

振を解消し、発展を図るための強力な指導機

関を設けようとしたものであった。

 「65年後」。設立時393農協は現在14農協

になった。平成31年4月1日にJA兵庫中央会

は連合会に組織変更し、令和元年7月1日に

は、JAの決算監査はみのり監査法人に引き継

いだ。監査業務は昭和29年の中央会発足から48

年間、平成14年から全国監査機構の県監査部

として17年間、中央会の監査業務として実施し

てきた。

 平成28年4月1日の改正農協法に「公認会計

士監査の導入」と「准組合員利用規制のあり方に

ついての調査・検討の実施」が組み込まれたことに

よるためである。令和元年5月には規制改革推進

会議が定めた農協改革集中推進期間の5年が過

ぎ、政府が意図する農協改革は、准組合員の利用

規制を除き、すでに大方は終わったことになる。

 しかし、今まで通りでいけるのか?

 改革しなければ安定的な経営ができない時代

になっている。公認会計士監査への対応は、「守

り」のための「経営基盤の強化」の最たるもので

ある。各JAで本店がリードして事業現場での

内部統制の運用・整備を徹底することである。

 一方で総合事業の前提となる収支確保の状

況は、赤字であり事業規模が大きい事業として

営農経済事業や営農指導事業が挙げられる。こ

れらの事業はJAとして必要な事業である。こ

の事業に関しては、赤字の縮小もしくは黒字化

を目指す必要がある。経済事業改革や拠点再

編成の取り組みに道筋をつける。JA大会の3つ

の共通目標(「次世代組合員の確保」「農業振興

と販売事業の拡大」「部門別損益の改善」)を拠

点ごとに数値を積み上げて具体的な行動計画

を構築する。「拠点のあるべき姿」と「拠点整備

基準」を策定することで、組合員に対して説明

可能な拠点再編成の在りようが見えてくる。

 自己改革は、外から言われなくても当然に遂

行すべき取り組みであり同時に総合事業を守

る戦いでもある。総合事業の特性、強みを活か

すのに事業改革で生じた経営資源を必要な事

業に投入していく「攻めの総合事業」を進める

ことができれば、組合員からさらなる信頼を得

ることができる。

専務理事

浜田 充

JAグループ兵庫2019JULY

本誌は、JAグループ兵庫ホームページの役職員専用ページでもご覧になれます。

主 張

協同 JULY 2019

CONTENTS

実践!自己改革

JAあかし

裏表紙

兵庫JCC通信

生協連/漁連/協同組合コラム

主張

中央会の65年と

JAの「攻め」と「守り」の経営基盤の強化

専務理事

 浜田

協同ゼミナール

経営相談部

平成30年度決算速報

〜事業総利益・事業利益の減少傾向続く〜

総務企画部

特集

地域になくてはならないJAヘ

〜JA広報態勢の充実と情報発信について〜

事業インフォメーション

信連/全農兵庫/共済連兵庫/厚生連

数字で見るJA・農業

JA自己改革の成果について

(農業者の所得増大・農業生産の拡大)

JAの活動報告書(2018)(JA全中)―

15

職場通信

みんなでJAのファンづくり!

JA丹波ささやま

篠山支店

協同 JULY 20193

JAグループでは、自己改革の取り組み

を組織内外へ積極的に発信してきた。今年

5月に政府の「農協改革集中推進期間」

の期限は迎えたが、引き続き、JAグルー

プのイメージアップを図り、地域に必要な

組織として認識してもらうために広報活

動を積極的に展開していかなければなら

ない。

JAに求められていることを

意識して、

みんなで広報活動を進めよう。

広報活動の方法は

いろいろあるよ。

広報活動は、

より多くの人にJAを

理解してもらうためのもの。

役職員の日々の振る舞いも

JAのイメージを左右したり、

メッセージを伝えたりするわ。

一人一人が広報パーソンね。

組合員や地域住民、

マスコミとの

信頼関係づくりともいえる。

特 集

地域になくてはならないJAへ

~JA広報態勢の充実と情報発信について~

総務企画部

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JAあかし

今月は

JAグループ兵庫が自己改革として取り組む「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の事例を紹介します。

©令和元年年7月1日発行 通巻1353号

  編集兼発行人

昭和24年4月7日第三種郵便物承認  兵

庫県農業協同組合中央会 専務理事 浜田 充

〒650-0024 神戸市中央区海岸通1番地

☎078-333-5870 http:

//ja-grp-hyogo.ja-hyoinf.jp/制作協力 株式会社神戸新聞総合印刷 

定価300円 購読料は賦課金に含まれています。

JAあかしは地域の農業を守り、安全・安心な農産物を安定的に供給し続けることを重要課題として、取り組みを進めている。

◯百貨店への出荷で販路拡大◯農業設備(ビニールハウス)投資への助成・支援

実践!実践!

農産物にクローバーマークを付けて販売

サツマイモの植え付けイベント

㈱クローバーファームJAあかしで育成したオクラの苗を畑に定植

 JAあかしの子会社である㈱クローバーファームJAあかしは、平成29年10月に設立された。農業者の高齢化や後継者不足、生産者の減少といった先行きに「不安」を感じる状況の中、同社では、地域との関わりを重視し、「農」を通じて地域住民との心の触れ合いに取り組む。そして地域農業の担い手となる農業法人を目指し、農業経営を行っている。

農業者の所得増大

◯ブランド米「花美人」の生産振興◯スイートコーンの栽培面積拡大

農業生産の拡大

◯季節ごとの農業体験イベントの実施

地域の活性化

 また、同社では農業体験イベントを通じて、次世代に向けた食農教育も行う。主に親子連れを対象に、田植え、野菜の定植・収穫等の体験を実施しており、昨年度は約1,000人の参加があった。地域の子どもたちと触れ合いながら、農業への興味を持ってもらうきっかけを提供している。イベント参加者の中にはリピーターも多い。先月には、サツマイモの植え付けイベントが開催され、参加した園児たちからは「うまく植えられて楽しかった」「収穫が楽しみ」という声があったという。 同社は今後、さらなる安全安心な農産物を提供するため、有機JASとJ‐GAPの取得を目指し、地域の農業を守るため、活動を続ける。

 JAの子会社である強みを生かし、昨年はビニールハウス2棟を設置し、多品目の野菜を栽培。生産した野菜はJA直売所4店舗へ出荷する他、支店4カ所でも窓口販売を行っている。農産物には「クローバーマーク」のシールを付けて販売しており、同社が生産した農産物だと一目で分かるようにすることで認知度を上げる試みだ。同マークを付けた農産物は、先月新たにオープンした㈱エーコープ近畿とJAの共同運営店舗で、エーコープと生産者直売所が一体となった「JAファーマーズプチ・フレッシュ・モア江井ヶ島」でも販売するなど、JAと連携しながら販売拡大に力を入れている。

地域になくてはならないJAへ~JA広報態勢の充実と情報発信について~

特集

2019JULY

K Y O D O

協同

JAあかしの子会社、㈱クローバーファームJAあかしでは、多品目の野菜を生産するなど、地域農業を守るための営農活動を行っています。

今月の表紙

詳細は裏表紙へ

実践!実践!

昭和24年4月7日 第三種郵便物承認 令和元年7月1日発行(毎月1回1日発行)通巻1353号