施工マニュアル Manual/Sazanami...施工マニュアル さざ波 2.標準使用部材一覧...
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施工マニュアル さざ波
平成25年 2月 12日 第6版
施工マニュアル
日本ルーフ建材株式会社
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施工マニュアル さざ波
1.本体形状及び標準仕様 p.3
2.標準部材一覧 p.4
3.標準施工手順
標準施工フローチャート p.6
①軒先唐草の取り付け p.7
②アスファルトルーフィングの敷き込み p.8
③ケラバの取り付け p.9
④本谷の取り付け p.9
⑤本体の施工、雪止め金具の取り付け p.10
⑥その他部材の取り付け ・ケラバ包み p.11 ・谷アングル p.11 ・雨押さえ p.12 ・主棟、下り棟 p.13
4.標準納まり図 p.14
5.施工時における注意事項 p.16
目 次
改良のため、製品形状、納まり等の仕様は予告無しに変更する場合がございます
本マニュアルにおいて、当社の承諾なき転載や加工は一切禁止いたします
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施工マニュアル さざ波
1.本体形状及び標準仕様
-断面形状-
●本体標準仕様
●材質及び標準仕様色
●オプション仕様
・裏貼りタイプ (断熱材 発泡ポリエチレン厚4㎜ アルミ箔つき)・消音タイプ・消音+裏貼りタイプ
※各仕様は、予告なしに変更になる場合がございます。予めご了承願います。
施工可能勾配 2.5寸以上
1坪あたり必要枚数 5.7枚
有効長さ 1,820㎜
有効幅 317㎜
有効面積 0.577㎡
1枚あたり重量 3.0kg
各オプションにつきましては 当社担当までご相談下さい
板厚材質 仕様色
0.4㎜
つや消し 黒(ちぢみ柄)
銀黒
茶
茶
つや消し 黒
遮熱タイプ カラー鋼板
遮熱タイプ フッ素鋼板
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2.標準使用部材一覧
※右端70㎜切欠 有効長さ1,750㎜
雨押さえ t=0.4㎜ 本体同材
※両長手方向 7㎜ 折り返し
棟 包 t=0.4㎜ 本体同材 本 谷 t=0.4㎜ 本体同材
軒先唐草 t=0.4㎜ 本体同材
C用軒先唐草 t=0.4㎜ 本体同材 ケラバ t=0.4㎜ 本体同材
ケラバ包み t=0.4㎜ 本体同材 谷アングル 板厚0.4㎜ 本体同材
1,820
80
90
1,820
50
30
105 25
15 142°
1,820
105 2515 142°
1,820
136
5020155°
1,820
136
5020155°
1,820
85
550
20
1,820
85
550
20
1,820
58 66
1621
21
135°
1,820
58 66
1621
21
135°
1,820
77
130
18
1,820
1,820
50
3077
130
18
1,820
1,820
15
45
15
8025
114°
114°
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施工マニュアル さざ波
2.標準使用部材一覧
12×45㎜
本体固定用
15×32㎜
役物固定用
規格長さ 10m/本 ご希望の長さがある場合、相談下さい
平 板 板厚0.4㎜ 914×1,829㎜ 本体同材 長 尺 板厚0.4㎜ 914㎜×10m 本体同材
無塗装品・塗装品(ブラックパール、茶) あり無塗装品 のみ
棟 巴 t=0.4㎜ 本体同材
ステンレス製 ステンレス製
剣 先 t=0.4㎜ 本体同材
材質:ステンレス 本体同色塗装品
ソフトラビー 厚さ2㎜ 1m×50m
主棟端に使用 下り棟先端に使用
※本体裏貼り品の場合は使用しません
雪止金具 (富士型)
約1,000本入 使用目安:1現場/1kg
雪止金具 (フラットタイプ)
約450本入 使用目安:10坪/1kg
断熱材 片面アルミニウム箔
ステンレススクリュー釘 1箱:1kg
120
(60)
(211) 150
46
(206)
(198)
700
(85)
600
1,829
914
914
10m
1000
50m
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3.標準施工手順
●標準施工フローチャート(新築、リフォーム共通)
※新築、リフォーム共、新規野地板まで施工してあるものといたします。
施工可能勾配は 2.5寸以上 となっております。
・既存屋根の種類によっては、撤去することなく施工が可能です。
※施工手順及び施工方法、各納まりは標準的な仕様に基づいています。
現場の状況や状態により撤去、施工手順や方法等変わる場合があります。
撤去せず、上からルーフィング敷き込み
既存屋根の種類 (例)
⑥その他部材の取り付け
・ケラバ包み ・谷アングル ・雨押え ・棟包み ・棟巴、剣先
カラーベスト
施工方法 (例)
和瓦 撤去し、新規に野地板を貼りルーフィング敷き込み
瓦棒
①軒先唐草の取り付け
②下葺材(アスファルトルーフィング)の敷き込み
③ケラバの取り付け
④本谷の取り付け
⑤本体の施工、雪止め金具の取り付け
撤去せず、新規に野地板を貼りルーフィング敷き込み
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①軒先唐草の取り付け
・既存屋根の軒先が既存野地板より出てる場合、野地板に合わせてカットして下さい。
・軒先唐草を、軒先左端より取り付けます。唐草の重ねしろは50㎜以上として下さい。
※既存屋根がカラーベストの場合、上記のようにカットすると、粉塵が飛び散ってしまいます。
C用軒先唐草 を使用すれば、既存屋根をカットせずに唐草を取り付けることができます。
既存屋根がカラーベスト以外の場合は 軒先唐草 を使用してください。
※C用軒先唐草を使用する場合は、アスファルトルーフィングを先に敷き込んでください。
※取り付け前に仮置きして、軒樋との取り合いを確認して下さい。
調整が必要な場合、現場にて対応して下さい。
既存野地板
既存屋根
カット
軒先唐草 を使用する場合 ①既存野地板より出ている屋根をカット ②軒先唐草取り付け ③アスファルトルーフィング敷き込み
既存屋根
既存野地板
軒先唐草
C用軒先唐草 を使用する場合 ※既存屋根がカラーベストの場合 ①アスファルトルーフィング敷き込み ②C用軒先唐草取り付け
C用軒先唐草
既存屋根
既存野地板
カットせずに施工可能
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②アスファルトルーフィングの敷き込み
・下葺材は、アスファルトルーフィング23kg、またはゴムアスルーフィングを使用して下さい。
・必ず軒先側から棟側に向かい、桁行方向(軒先と平行)に敷き込んでください。
・下地が含湿している場合、雨天時の敷き込みは避けて下さい。
・ルーフィングの重ね寸法については、下図を参考願います。
-重ね寸法(基準)-●流れ方向 ⇒ 100㎜以上
●桁行方向 ⇒ 200㎜以上
●主棟部
●下り棟部 二重に敷き込む
●谷部
●出隅、入隅部分は二重に敷き込み、150㎜以上立ち上げて下さい。
-出隅- -入隅-
※ソフトラビーを使用する場合、ルーフィングの後に敷いてください。 敷き方はルーフィングと同様、桁行方向に敷き込みます。 重ね葺き、二重の敷き込み、壁部の立ち上げはせず、全体を一重で敷き込みます。 表面はアルミ箔のため、滑りやすくなっています。十分に注意して下さい。
二重に敷き込む
200㎜以上重ねる
100㎜以上重ねる
二重に敷き込む
150㎜以上 立上げ
角は二重に敷き込み コーキング
150㎜以上 立上げ
角は二重に敷き込み コーキング
二重に敷き込む
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③ケラバの取り付け
・屋根妻側の端にケラバを取り付けます。 重ねしろは50㎜以上とし、重ね部にはコーキングを行ってください。 また、必ず棟側を上にして重ねてください。
※頂部の取り合いの加工につきましては、現場にてお願いいたします。
④本谷の取り付け
・谷芯に合わせて本谷を取り付けます。 重ねしろは50㎜以上とし、重ね部にはコーキングを行ってください。 また、必ず棟側を上にして重ねてください。
・本体施工時、イナズマ部でつかみ加工してください。※つかみ加工が無理な場合は、谷アングルを取り付けてください(後述)
※軒先、棟、雨押さえ部等、各取り合いの加工につきましては、現場にてお願いいたします。
釘打ち箇所
谷芯
釘打ち箇所
本谷
本体 端部掴み加工
ケラバ
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⑤本体の施工、雪止め金具の取り付け
●本体の施工・本体を割付け、軒先左端より右側に葺いていきます。※割付けの際、大きい波形状が上下段で千鳥になるように葺くと、見栄えがよくなります。
・本体端の重ねは、左端の折り返し部を右端のジョッグル部に差し込んでから、上にスライドさせます。
・ステンレススクリュー釘45㎜を使用し、455㎜ピッチにて打ち付けます。
●雪止め金具の取り付け ※富士型、フラットタイプとも取付方法は同じです。
・雪止め金具を455㎜ピッチで取り付けます。 「2段目に1列」 または 「2,3段目に2列」 取り付け位置はどちらでも構いません。
●1列の場合・軒先より2段目に455㎜ピッチで取り付けます。
左端を右端に差し込む
右端に差し込んだら 上にスライドさせる
本体
釘打ち箇所
大波形状 (上下段で千鳥になるように)
455 2段目
3段目
455
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●2列の場合 軒先より2段目に914㎜ピッチで取り付け、 3段目も914㎜ピッチで千鳥に取り付けます(実質取り付けピッチ455㎜)。 ※各段を455㎜ピッチで取り付ければ、実質取付ピッチが227.5㎜となります。
⑥その他部材の取り付け
●ケラバ包み・ケラバの上側にケラバ包みを引っかけ、下方向に回転させて取り付けます。 重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ねてください。重ね部にはコーキングを行ってください。
※ケラバ包み先端部及び頂部は、現場にて加工願います。
●谷アングル・谷部施工時、本体の掴み加工が無理な場合は、谷アングルを取り付けてください。 本谷のイナズマ部を超えたところで本体をカットします。 谷アングルは釘止めできないので、カットした本体の段部にリベットで固定します。
2段目
3段目
914
914
ケラバ包み
ケラバ
釘打ち箇所
A部
ケラバの上側(A部)にケラバ包みの上側を 引っかけ、下方向に回転させます
リベット固定
谷アングル
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●雨押さえ・雨押さえの幅に合わせて、貫板15×90㎜を取り付けます。
・貫板の前で本体を立ち上げます。
・雨押さえを取り付けます。 重ねしろは50㎜以上とし、重ね部にはコーキングを行ってください。 桁方向は右側を、妻方向は棟側を必ず上にして重ねてください。
本体は立ち上げず、捨谷の中に入れて下さい。
-桁側-
-妻側-
※既存の壁との取り合いについては、現場にて対応してください。
※本体を立ち上げできない等の事情により、やむを得ず本体の上から貫板を打つ場合は、
釘穴より漏水しないよう、止水対策を十分に行ってください(推奨する施工方法ではありません)
・妻側の立ち上げが無理な場合 ケラバや平板で捨谷を作り 貫板15×90に沿って取り付けます。
端部立上げ
頂部コーキング
貫板 15×90
釘打ち箇所
雨押え
雨押え
釘打ち箇所
貫板 15×90
頂部コーキング
端部立上げ
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●主棟・棟の幅に合わせて、貫板15×90㎜を取り付けます。
・貫板の前で、本体を立ち上げます。
・棟の左端より棟包みを取り付けます。 重ねしろは50㎜以上とし、コーキングを行ってください。
・主棟の両端には棟巴を取り付けます。
●下り棟・取り付け方法は主棟と同様です。 重ねしろは50㎜程度とし、棟側を上にして重ね、重ね部にはコーキングを行ってください。
・先端には、剣先を取り付けます。
※本体を立ち上げできない等の事情により、やむを得ず本体の上から貫板を打つ場合は、
釘穴より漏水しないよう、止水対策を十分に行ってください(推奨する施工方法ではありません)
釘打ち箇所
ケラバ包み
棟包み
棟巴
棟芯
貫板15×90
端部立ち上げ
剣先
端部立ち上げ
棟包み
貫板15×90
棟芯
釘打ち箇所
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4.標準納まり図 -標準施工箇所一覧-
①軒先 ⑥雨押え(妻側)
②ケラバ ⑦谷
③主棟 ⑧主棟端
④下り棟 ⑨下り棟先端
⑤雨押え(桁側)
仕様に基づいております。
①軒先
②ケラバ ③主棟 ④下り棟
※各箇所の名称や施工方法ついては、当社の標準的な
状況や状態により、施工方法等変わる場合があります。①
①
②
③
②
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑧
⑨
⑨
6616
21 21
50
85 66
1621 21
50
85軒先唐草 C用軒先唐草
本体
軒先唐草
C用軒先唐草
本体
105 25
15
77
130
18
80
90
ケラバ ケラバ包 77
130
18
80
90
本体
ケラバ
ケラバ包
棟包
※下り棟も同様の納まりになります
棟包
端部 本体立ち上げ
貫板15×90
本体
※C用軒先唐草は 既存屋根がカラーベストの場合
軒先をカットせずに施工できます
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壁取り合い ⑤桁側 ⑥妻側
⑦谷
⑧主棟端 ⑨下り棟先端
※雨押えは 桁側・妻側 共用です
15
45
15
80雨押え
136
5020
30
50
700 600
136
5020
30
50
掴み加工が可能な場合
本谷 イナズマ部 で本体を掴む
妻側
掴み加工
掴み加工が無理な場合
本谷 イナズマ部 で本体をカットし 谷アングルを取り付け
本谷 谷アングル
本谷 本谷
棟巴 剣先
桁側 頂部コーキング
頂部コーキング
雨押え 貫板15×90 雨押え
貫板15×90
本体
本体
端部 本体立ち上げ 端部 本体立ち上げ
谷アングル
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製品の破損事故の原因となるおそれがあります。
危険を伴う場合もありますので、厳守のほどお願い致します。
本体表面に火気を近づけると表面塗膜が劣化する場合があります。
火の扱いには十分に注意して下さい。
製品を保管する時は、地面に直接置かないで下さい。
台木に乗せ、シートを必ずかけて下さい。
本体の上を歩くときは、段差や山部をつぶさないように十分注意して下さい。
本体や部材を切断する時、切り屑には十分注意して下さい。
本体表面に付着すると、もらい錆が発生するおそれがあります。
施工可能勾配は2.5寸以上となっております。
2.5寸未満、及び90°以上の屋根面には施工できません。
本体、部材の締結釘は、当社のステンレススクリュー釘を使用して下さい。
製品の搬入、搬出の際は、製品に直接ワイヤーやロープなどかけないようにして下さい。
変形、傷、破損の原因となります。
または美観を損なうような行為はおやめ下さい。
強風時の荷揚げ及び施工はおやめ下さい。風により製品が飛ばされるおそれがあります。
屋根上に荷揚げした製品は長時間放置せず、速やかに施工を行って下さい。
喫煙しながらの作業はおやめ下さい。
作業、休憩終了時には必ず清掃を行い、梱包材や切り屑、飲食物、タバコの吸殻等を
散らかさないようにして下さい。
作業中、休憩中問わず、施主様や近隣の方々の迷惑になるような行動はおやめ下さい。
製品を地面や屋根の上で引きずるような、製品を傷つけたり、変形、破損させるような行為、
5.施工時における注意事項
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